大森望のレビュー一覧
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ネタバレ小さな黒い箱
「アンドロイドは…」に出てくるエンパシーボックスが宗教として駆け出しの頃の話。まだ信者も少なく、小さなカルトでしか無いが、「アンドロイドは…」では太陽系全域に信者を持つ大宗教になっている(キリスト教かよ)。
「アンドロイドは…」では謎の老人は売れない役者だと暴かれていたが(メディアの嘘かもしれんが)、それよりも着目すべきは箱を送りつけてる組織だろう。
共感中の怪我まで「共感」できる道具を家庭用品から作れるとあるが、これはどんな宗教への入信も自分の家からできますよって感じのメタファーかな?
輪廻の車
やったんだろ?17歳の子と。やらせてもらったんだろ?抗生物質だけじゃなくて、やらせてもらったんだろ?このスケベ!!
ラウタヴァーラ事件
臨死体験中に見る悪夢ってマジ最悪だね。怖すぎだし救いもないし。かわいそう。
待機員
人が真面目に生きてない世界で、大事な事は機械が決めて人はそれに従う。そうなれば優秀な人材は機械から離れた位置で仕事をする。だからバックアップ大統領選をアホの田舎者に選出したのかな?優秀な人材をバックアップとして持っているのは勿体無いもんね。
ラグランド・パークをどうする?
歌った事が現実になる能力、ドラえもんの「ウソ800」に少し似てるけど、それよりすごい。
神の力にも匹敵する力だけど、それほどの力を1人の人間が握るのは怖いね。自分の能力に自覚してたら本当に神になれたのに、自己をもっと上手く認識研究する事ができたらよかったのにね。
聖なる戦い
ドラえもんの「バイバイン」がかけられたガムが自販機で売られる。それに気づいたスパコンが核攻撃を試みる、事に気づいた人間が止める。止めてる間に攻撃の根拠をスパコンに聞くが要領を得ない←ココが人類敗北の原因やろ。スパコンとのコミュニケーションをしっかりしとけば負けなかった。何事にもおいてもコミュニケーションを怠ると負けると言う教訓。
運のないゲーム
マッチポンプ詐欺師サーカス団。小さいロボに働かせた方が生産性高くないんか?罠で捕まえたロボは回収すんのかな?
傍観者
好きに生きさせてくれ、人に迷惑かけない限り。生き方を強制しないで。学校の校則とかも生き方の強制だよね。
ジェイムズPクロウ
人だけの社会になったらまたどうせ戦争するんでしょ?共生できないのが人間っぽいよね。
水蜘蛛計画
面白い。SF作家が予知能力者だと誤解して誘拐するとか。しかも後々作家はみんな処刑されるのかいな。作者自身の作品名も出てくるし、少し複雑だった。過去を変えたせいで今が変わったが、変わったのは人の記憶だけなのかな?最後のメモはオークションでフィリップが落札して、この話を執筆したって感じかな?
時間飛行士へのささやかな贈り物
永遠の命なんてささやかでもなんでもねえ!つらすぎる! -
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作品紹介・あらすじ
北京五輪の開会式を彼女と見たあの日から、世界はあまりにも変わってしまった――『三体X』の著者・宝樹が、中国の歴史とある男女の運命を重ね合わせた表題作、『三体』の劉慈欣が描く環境SFの佳品「月の光」、春節シーズンに突如消えた列車の謎を追う「折りたたみ北京」著者の郝景芳による「正月列車」など、14作家による中国SF16篇を収録。ケン・リュウ編による綺羅星のごときアンソロジー第2弾。解説/立原透耶 本書は新☆ハヤカワ・SF・シリーズ『月の光 現代中国SFアンソロジー』を改題・文庫化したものです。
〈収録作品〉
序文
ケン・リュウ
夏笳(シアジア)「おやすみなさい、メランコリー」
劉慈欣(リウ・ツーシン)「月の光」
糖匪(タンフェイ)「壊れた星」
韓松(ハン・ソン)「潜水艇」「サリンジャーと朝鮮人」
程婧波(チョン・ジンボー)「さかさまの空」
宝樹(バオシュー)「金色昔日」
郝景芳(ハオ・ジンファン)「正月列車」
飛氘(フェイダオ)「ほら吹きロボット」
張冉(ジャン・ラン)「晋陽の雪」
吴霜(アンナ・ウー)「宇宙の果てのレストラン――臘八粥」
馬伯庸(マー・ボーヨン)「始皇帝の休日」
顧適(グー・シー)「鏡」
王侃瑜(レジーナ・カンユー・ワン)「ブレインボックス」
陳楸帆(チェン・チウファン)「開光」「未来病史」
エッセイ 王侃瑜/宋明煒(ソン・ミンウェイ)/飛氘
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中国SF短篇集で「折りたたみ北京」に続く第2弾とのこと。
色々なタイプの作品が収められているので玉石混交なのだけれど、僕にとっては玉の方が多かった。
「折りたたみ北京」は積読状態だし「三体」は長編過ぎて読むのを躊躇しているのだけれど、俄然読みたくなってきた。
ただ700頁を超える文庫なので、上下巻に分けても良かったような気がする。
読んでいてちょっと手が疲れてしまった(体力付けろ! ってことだろうか)。 -
Posted by ブクログ
暴君の上司にこき使われて休む暇のない主人公が、ひょんなことから現代に持ち帰られてしまった猫ちゃんをヴィクトリア朝時代に戻しに行ったけど…という話。
題名からもわかる通り、「ボートの3人男」が話に絡んでくる。私はこの話が大好きなので、じゃあ読まねばならん!ということで購入。読み始めはそんなに「3人男」は出てこないし、「3人男」みたいに笑えるわけでもないし、個人的に主人公のように(は言い過ぎか)仕事がハードだったりして、そんなに読み進められなかったけど、後半、ある貴族の家を訪ねたあたりから笑いも出てきて楽しく読めた。と同時に、猫が持ち帰られたことで起きそうになっている歴史の齟齬はこの後どうなるのか、暴君上司からの無理難題の品は果たして見つけられるのか、そして主人公は休めるのか、などなど、後半に向けて楽しみなところも出てきた。続きも読みます。 -
50代からのアイドル入門
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
ネタバレ自己中心的・独善的おしゃべりで押しの強い登場人物たちが
倍増させるテレパシーをからめたドタバタ劇
新型携帯電話(スマートフォン)開発競争をめぐる産業スパイモノ
そしてほのかに漂い続けるロマンスの香りとそれを打ち消さんとする疑惑
SF,ミステリー,ラブコメ が最終盤に向けて一気にクロストーク
ポルシェ男は終始ガッカリくんで何で女性主人公が彼と繋がろうと思ったのか
当初からさっぱりわからなかったが最後までわからなかった
CBが終始好漢、ヒーロー過ぎて それを疑う女性主人公の思考を疑ったくらい
カラッと明るく最終的にハッピーなSFチックコメディーエンターテインメント -
Posted by ブクログ
本を読んだ時の印象はその時の自分の置かれている状況や精神状態で変わるから面白い。
組織に所属していて人間関係に悩んでいれば、信じられる人は誰なのか?といったことが常に気に掛かっているかと思えば、自然の中で働いていたり遊んだリしているときはその迫力に圧倒されて人間関係の悩みなんかは小さなものに思えてしまう。
今は自然の中で働いているから、自然の迫力に圧倒されていてフィクションが作りもの染みて見えて魅力半減となるタイミングだ。そんな時にディックを読んでしまったから、かなり偏った感想にもなる。さすがのディックの問題提起も心に響きにくかったけれど、これは本の感想というより自己診断テストの結果だな。これもある意味ディック的か。
また別の機会に読み返してみよう。 -
Posted by ブクログ
不肖鴨、毎年春先はいつもディックを読んでいるような気がするヽ( ´ー`)ノ
数多あるディックの短編の中でも、政治/社会/宗教をテーマにした作品を集めた短編集・・・と、なかなか重たそうですが、実際に読んでみるとメッセージ性が明快な作品が多く、後期のディック作品にしては比較的わかりやすい印象です。
テーマの重さを中和するためか、ユーモラスで軽妙な筆致で描かれている作品が多いことも、特徴の一つ。実は守備範囲の広い”通俗”作家だったディックの一面が垣間見れます。登場人物がどいつもこいつも頭のネジが一本抜けている感じなのも、親近感アップに一役買ってますね。
しかし、ラストの一作、「時間飛行士へのささやかな贈物」、これは心底重い・・・。
重さの理由が、外的要因ではなく、ただひたすらに主人公の内的要因によるという救いようのなさが、また極めてディック的。生身のディック自身がリアルに感じていた、当時のアメリカ社会の閉塞感が反映されているのでしょうか。この重たさがねぇ、ディック作品を読み慣れると癖になっちゃうんですよねー。
ディックの短編集はまだまだたくさんありますので、少しづつ読み進めたいと思います。春先に。