大森望のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「犬は勘定に入れません」を既読なので、
すんなりと入って行けた。
いやー、面白い。
分厚いが面白い。
タイムトラベルものだが、
小難しい理論は一切無いので、
人間ドラマを描いた冒険小説として楽しめる。
まだ続きが 2 冊ある。
リアルタイム読者は 8 ヶ月以上待たされることになる。
2010 年 ネビュラ賞長編小説部門受賞作品(ブラックアウト / オール・クリア)。
2011 年 ヒューゴー賞長編小説部門受賞作品(ブラックアウト / オール・クリア)。
2011 年 ローカス賞 SF 長篇部門受賞作品(ブラックアウト / オール・クリア)。 -
Posted by ブクログ
やっと完結・・・。待ち遠しかった・・・。
長編は読みごたえがあってとてもうれしいのだけれど、待つのはつらかった!ブラックアウト、オールクリア1、と、もう、なんでここで終わる~~、というかんじだったので。
でも、待ったかいがありました。やっぱり面白かった!
読み始める時は、こんな長いの読めるだろうか・・・という不安があるのですが、読み始めるともう止まりません!!
後半は、これまでの謎がどんどんと明らかになってゆくので、ノンストップで一気読み!
「ドゥームズデイ・ブック」「犬は勘定に入れません」ときて、このシリーズの中では一番のめりこんだし、登場人物もみんな好きでした。楽しくて切なくて、読み終わっ -
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Posted by ブクログ
短編SFのアンソロジー。新人作家よりも癖があって尖ったのが多い。というか遊んでる。
良かったのは飛浩隆「自生の夢」くらい。あとは藤田雅矢「エンゼルフレンチ」、山本弘「七歩跳んだ男」と斉藤直子「ゴルコンダ」が普通に読めたくらいで、残りはご勝手にという感じ(ただし伊藤計劃「屍者の帝国」冒頭は除外)。
「自生の夢」は、多くの殺人を犯して収監されていた間宮潤堂と、高度情報社会に生じた事件”忌字禍”をめぐる物語。ややとっつきにくいけれど、比較的理解しやすい。拡散していく展開と、間宮と”インタビュアー”との緊迫したやり取りに気を取られている間に、ふっと足をすくわれて言語の世界へと引きこまれてしまう。想