大森望のレビュー一覧

  • 円 劉慈欣短篇集

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    短編のひとつひとつが意外性に富んでいて楽しめた。解説にも書いてあるが、三体のエッセンスが随所に感じ取れる。この短編たちがあの傑作の礎になっているのかと、また違った意味での感慨もあった。

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    2024年02月10日
  • 流浪地球

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    〝呑食者〟と〝山〟も熱いが、やはり出色は〝流浪地球〟〝中国太陽〟。

    宇宙は黒暗森林であっても、我々はなお宇宙を求める。

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    2024年02月04日
  • 白亜紀往事

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    恐竜と蟻を用いて人間にも起こりうる課題を描いている。また、恐竜が絶滅した理由にも繋がりうる内容にもなっていて楽しんで読むことができた。

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    2024年02月03日
  • 老神介護

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    先に読んだ「流浪地球」に負けず劣らず、と言うか上下巻のようなものなので当然ながら、こちらもブッ飛んだ発想のSF短編集。タイトルそのままの表題作とハードボイルド風の後日譚「扶養人類」、恐竜と蟻の共存文化があった別の過去を描く「白亜紀往事」、無重力空間での仮想体験の真相が衝撃的な「彼女の眼を連れて」と姉妹編「地球大砲」。壮大でシュールかつシニカル。言ってみれば小松左京×筒井康隆的世界観で、奔放な想像力に圧倒された。「流浪地球」とあわせて読むべき、「三体」以前の著者の魅力に触れられる一冊。

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    2024年01月31日
  • 白亜紀往事

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    「白亜紀が終わるまで、地球は蟻と恐竜が高度な文明を築いていた」というあまりに突飛な設定にも関わらず、「もしかしたら本当にそうだったのでは?」と思ってしまうまで練り込まれた設定の素晴らしさ、物語の面白さはさすが!

    「老神介護」収録の短編版を読んだときから面白いなと思っていましたが、長編になってここまでの作品になるとは…!ボリュームアップしたことで世界観が一気に広がり、非常に魅力的な作品になったなと感じました。氏が手掛けた三体以外の作品では、球状閃電の次にのめり込んだ作品でした。大満足の一冊です!

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    2024年01月30日
  • 白亜紀往事

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    白亜紀には恐竜と蟻が共生して、高度な文明社会を形成していたという話。
    最初は無理な設定だなと思いつつ読んでいたのだが、最後になって畳み掛けるような展開は、流石に「三体」の著者だなと感心させられた。
    訳者の一人、大森望氏の解説を読んでいると、この本は中国では少年少女向けとして出版されたとなっていて驚いた。漫画風イラスト表紙にふさわしい内容の甘ったるい本で売りまくろうとする日本の出版事情とは大きく異なるみたい。
    巻末の劉慈欣邦訳書リストを見ると、本書は2004年に中国で出版されていて、日本語になっているものの中では二番目になっている。

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    2024年01月21日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    この作者はハズレがない。今回も面白かった。三体の世界に繋がる発想や着眼点をいろいろな短編で楽しめる。空想の設定も科学的な説明で現実的にありそうな気持ちにさせられる。三体のような重厚長大な世界もいいが、短編で少しづつ感じるのもいいと思った。

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    2024年01月13日
  • 白亜紀往事

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    中学生くらいでも理解できそうな、単純で王道的なSF。ドラえもんの映画とかにありそうな世界観。
    設定はおもしろいが、蟻はまだしも恐竜があそこまでの文明を築く姿は、実在していたからこそ想像するのが難しかった。

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    2024年01月05日
  • 白亜紀往事

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    恐竜と蟻がもし思考力を持っていたら

    面白かった!

    恐竜と蟻が思考力を持っていたら、白亜紀はどうなっていた?
    というIFのお話。

    思考力がある恐竜と蟻は、
    お互いの特性を活かして高度な文明を築き、
    話したり、書いたり、お互いがコミュニケーションをとって、共存を図る。

    作者の劉慈欣さんの想像力がすごいです。

    物々交換、貨幣制度、筆記技術、蒸気機関、電気、通信と、
    ある意味人間の歴史を学べるし、恐竜や蟻についても学べる。

    恐竜にしかできないこと、蟻にしかできないこと、をしっかり住み分けして、
    それを、劉慈欣さんらしい科学設定満載のSF要素に落とし込む。

    とにかく面白くてスラスラと読めま

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    2024年01月01日
  • 白亜紀往事

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    2023-11-27
    いやあ面白かった。210ページと短めとはいえ、一気に読んでしまいました。
    ぶっ飛んだ発想でありつつ、割とオーソドックスな展開。恐竜も蟻も人間的すぎると思わなくもないけど、そういう類のSFだからこれで良いのです。

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    2023年11月27日
  • NOVA1【完全版】

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    北野勇作「社員たち」
    小林泰三「忘却の侵略」
    藤田雅矢「エンゼルフレンチ」
    山本弘「七歩跳んだ男」
    田中啓文「ガラスの地球を救え!」
    田中哲弥「隣人」
    斉藤直子「ゴルコンダ」
    牧野修「黎明コンビニ血祭り実話SP」
    円城塔「Beaver Weaver」
    飛浩隆「自生の夢」
    伊藤計劃「屍者の帝国」

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    2023年10月31日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    ご存知「三体」の劉慈欣さんの短編集。
    どれも面白いけど、僕は「地火」と表題作「円」が好き。
    円はキングダム好きにも読んでほしい!

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    2023年10月30日
  • ミステリースクール

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    スクールとして開催された既存のマテリアルを編集した(だけの)もので、空白やら行間やら書影やらでページもスカスカなのに、この値段?さすがにちょっとアコギなのでは…。せめて、各アンケートについて、講師それぞれがコメントするとか、何らかの追加があっても良くないか?あと、目次に作品・作家の名は載っていないにも関わらず、巻末にも索引無し…。これは完全に瑕疵です。って文句ばっか言いながら、それなりに高い評価をしているのは、ブックガイド、中でもミステリのものが単純に好きだから。そして気になった作品も多く、下記のごとし。

    福家警部補の挨拶
    あと十五秒で死ぬ
    天使のナイフ
    ロストケア
    坂の途中の家
    希望が死ん

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    2023年10月19日
  • 超新星紀元

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    『三体』の劉慈欣の第一作目の長編が翻訳されるということで、以前から楽しみにしていた。

    地球に超新星爆発による放射線が降り注ぎ、14歳以上の「大人」がすべていなくなり、子どもだけの「超新星紀元」の時代を迎える、と、設定を見ると少し「十五少年漂流記」を思いだした。

    大人たちが全滅するとわかってから子ども世界に向けた準備期間や子ども世界になってからわずかな期間におきた紆余曲折の歴史を描くものとなっており、
    歴史のリアルタイム感を感じられるSFになっていた。

    やっぱり劉慈欣はおもしろい。

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    2023年10月13日
  • 超新星紀元

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    風呂敷ではなく魔法の絨毯だ

     こどもたちだけの世界になる。潤沢な生活が送れる日常からゲームへ、戦争へ。ここまでは多少の眉唾を感じながらも、「こども」の理解が深いことに驚きながら読み進めることができた。「エンダーのゲーム」を思い起こしながら。

     そこからの展開が、まさに風雲急だった。少しダレてきた感じの戦争ゲーム終結からの展開は、風呂敷ならぬ絨毯をひろげたものだった。これには驚いたなぁ。

     その狙いや効果についてあまり理解が追い付かなかったのは事実なんだけれど、着眼点というかゲームの延長としての発想に、純日本人である私は驚愕したわけだな。地や血が知を上回るという島国感情かなぁ。

     ラスト

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    2023年09月30日
  • 超新星紀元

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    ネタバレ

    ようやく読めました、劉慈欣の長編一作目!やはり一作目なので荒削りで、最初の盛り上がりから、途中でお?となり、おお?となって、なんか終わった笑という感じでした。
    14歳未満の子供たち以外が死滅するという設定は超面白いし、それまでに大人たちが必死に子どもたちに何かを残そうとした最初のパートはお涙頂戴のエンタメとしてはぐぐっと読ませる面白さがあった。ただその後の展開としては、超スーパーコンピューター最初だけしか登場しないじゃん…?とか、いくら子供でも戦争途中で止めるんじゃない?とか、こういうことしているうちに大人になっていくわけで、そうしたらやっぱり《西暦時代》と同じような習慣になるんではないか?と

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    2023年09月21日
  • キヴォーキアン先生、あなたに神のお恵みを

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    「わたしはあなたと物の感じかたも考えかたもおなじだ。たとえおおぜいの人は知らん顔でも、あなたが大切に思っていることを、わたしは大切に思っている。あなたはひとりではない」これは、小説を、物語を読む動機の一つだと思う。自分みたいな考えや感じかたを持つ他人が、何を感じ、どう生きているのかに興味がある。

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    2023年09月03日
  • 超新星紀元

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    子どもと大人の違いとは?遊びとはなんだろうか?というテーマがSFの大きなスケールで展開される。親になる自分にとっても楽しめた。

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    2023年08月13日
  • 超新星紀元

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    ネタバレ

    三体シリーズ並みの期待値で読むべからず。デビュー作ということで粗削り感は否めないですが劉慈欣パワーやこの後の作品への進化は感じ取れるので読んで良かった。

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    2023年07月23日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    ネタバレ

    とんでもない大ボラ話を、破綻させずに描き切る腕力がある。ストーリーテリングの巧みさもなかなか。

    「郷村教師」での地と天の落差!感動的な話であると同時に、この上なくバカげた話であるという離れ業。「詩雲」もワイルドな想像力を発揮している。

    「月の光」や「メッセンジャー」みたいな小品もあざやか。

    中国の作家だけあって、「カオスの蝶」や「栄光と夢」など、アメリカに爆撃されたり経済制裁されたりの側から描いている。「地火」や「円円のシャボン玉」も中国人作家ならでは。

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    2023年07月15日