大森望のレビュー一覧

  • ブラックアウト

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    西暦2060年の学生3人が第二次世界大戦中の英国にタイムトラベルして、そこで騒動に出くわす物語。何も起こらなければ、大戦中の出来事を実地調査して現代(2060年)に戻るだけの話である。もちろんそれではお話にならないので、タイムトラベル前から突然のスケジュール変更(変更理由は明かされていない)などもあり、何かハプニングが起こることを予感させる。当然だが、過去に送られた3人はそれぞれ想定外の出来事が起こり、現代に戻れない状況に陥る。3人がそれぞれ微妙なすれ違いがあったり、読者をやきもきさせる。「あー、出かけるんじゃなくて、そこで待ってろよ」と何度思ったことか。そんな煮え切らない状況のまま本書は終わ

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    2016年04月21日
  • 50代からのアイドル入門

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    好きなことをとことん!
    素敵なライフスタイル。
    そうです。アイドルは人生を潤すのです。

    ハロ関連以外のところは流し読みましたが…。

    ハロプロ万歳!
    つんく♂万歳!
    ハロヲタ万歳!

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    2016年03月24日
  • 書き下ろし日本SFコレクション NOVA+ 屍者たちの帝国

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    伊藤計劃の「屍者の帝国」は完結しなくても、受け継がれる世界観は生き続ける。従卒トムは思いもつかない展開、いきなり楽しめました。屍者、ゾンビはこれから、ますます存在感を増していくのでしょう。

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    2016年03月12日
  • 書き下ろし日本SFコレクション NOVA+ 屍者たちの帝国

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    屍者の帝国の世界観を元にした短編集。シェアードワールドというらしい。二次創作みたいなもの?
    なかなか良質な小編が多かったなぁ。宮部さんの語りはやはりうまい。山月記やくまのぷーさん、アルジャーノンに花束をなど他作品のネタを混ぜ混むのが流行りなのかお手前なのか?とりあえず好き勝手ぶちこんどけーみたいなノリもある。
    特に好きだったのは「神の御名は黙して唱えよ」と「ジャングルの物語、その他の物語」かなぁ。宗教観や文体・展開など、伊藤先生へのリスペクトの現れ方が好み。
    編集者や円城先生の裏話なんかも楽しく読めた。ノリ的には同人的な、商業性の薄い話だったんだね。そりゃ賛否あるだろうけど、そういう悪巧み的な

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    2016年01月24日
  • トータル・リコール

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    全体的に読みやすい。翻訳がこなれているからだろう。古い作品なのだがどれも古さを感じさせない。元のアイデアが良いからだ。個人的に印象に残ったのは、「出口はどこかへの入口」「地球防衛軍」「訪問者」「世界をわが手に」の4作品。人の良心を試されているかのようなもの作品が多い。

    以下、個別作品の感想。

    ◎トータル・リコール
    同名の映画の原作。主に映画の前半部分が本編である。この作品では記憶を取り戻した後のストーリーが異なる。淡々とした感じではあるが、しっかりとしていて面白い。昔のSFだなと感じるのは、記憶媒体にテープを使っていること。火星に人類が行ける時代になれば、テープは一般的な記憶媒体ではなくな

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    2015年11月26日
  • 書き下ろし日本SFコレクション NOVA+ 屍者たちの帝国

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    「屍者の帝国」の世界観を共有したアンソロジー(シェアードワールドというらしい)。津原泰水、たぶん初読でちょっと苦手。坂永雄一、元ネタへの知識がないせいか入り辛い。この2篇がちょっとオイラには合わなくて、後は割と好きな部類。
    藤井太洋、戊辰戦争と南北戦争をムリヤリつないでる感はあるけど、そこ含め単純に冒険活劇としてノリがいい。
    高野史緒、「カラマーゾフ」を食わず嫌いで読んでないんだけど、他あちこちから拾ったネタをどんどん放り込むスタイルは好きだ。
    仁木稔、伊藤計劃本線の匂いが一番する中央アジアもの。伊藤計劃アンソロジーでウィグルの話書いてたのこの人だっけ?
    北原尚彦、屍者の帝国のキャラを使いつつ

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    2015年11月05日
  • オール・クリア2

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    点在していたポリー達の存在していた時空が繋がって流れの中に存在しているようになって行く。少しずつ希望が見えてきて安心して読めた。彼は残念だったけどそれぞれが悔いのない生き方をしていたと思える。

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    2015年10月26日
  • 書き下ろし日本SFコレクション NOVA+ 屍者たちの帝国

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    ネタバレ

    屍者の帝国の世界観で、8人の作家陣が新作短編を競作する書き下ろしアンソロジー。

    様々なジャンルで屍者の物語を紡がれている。

    ほとんどの作品で感じられるのは、屍者を運用しているのが当たり前の世界となっていて、現代のロボットが日常に広がっていく感じとダブって面白い。

    皆んなそうだろうが、中でもやっぱり北原尚彦の「屍者狩り大佐」がワトソンたち一行が出てくる物語でテンション上がる。

    他にも宮部みゆきや山田正紀らベテラン陣も執筆していてどれも一読の価値あり。

    最後に円城塔の「屍者の帝国」を完成させた時のインタビュー記事も載っていて、もちろん本当は違うのだろうが、「必要以上に思い入れることなく程

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    2015年10月17日
  • 書き下ろし日本SFコレクション NOVA+ 屍者たちの帝国

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    円城搭のインタビューが興味深かったなぁ。宮部みゆきの意外なアプローチが面白かったし、従卒トムが好きな感じ。

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    2015年10月17日
  • ドゥームズデイ・ブック(上)

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    久々に小説を読んだ。

    続編の方が先に目が入りシリーズの最初ということで
    手に取ってみたけれど、さてこれからどうなるかな。
    導入部がなかなか動きがなくてじれったかったけれど
    予測通りの展開でもあったけれど、久々に小説読んだという気がしたのでオッケー。

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    2015年08月30日
  • 人間以前 ディック短篇傑作選

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    久しぶりのF.K.ディック。短編集。
    しかもPSYCHO-PASSを読んだ後での「シビュラの目」はなかなか運命的な出会いと言わざるをえない。

    「地図にない町」は三崎亜記を彷彿とさせるテーマ。地図にない町に住んでいるという乗客から、世界の境目が次第に揺らいでゆく。

    「新世代」「ナニー」のような、ロボットを用いたシニカルなSFも面白い。
    子供の教育を完全にロボットに任せ、それが最善と信じて疑わない社会。そんなバカな、と当時の読者が思った以上にはリアルに近付いている。

    またタイトル「人間以前」も衝撃的。
    人口増加率をゼロにするためにとられた積極策。それが12歳以下の魂のない子供を「人間以前」と

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    2015年08月18日
  • オール・クリア1

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    イライラは募る一方ですな。同じ空襲でも、本作のロンドン空襲と、例えば『ガラスのうさぎ』で描かれた東京大空襲、『ものすごくうるさくてありえないほど近い』のドレスデン大空襲とは、えらくイメージが違う。戦勝国と敗戦国の差か。勿論SFと実録ものの差もあるだろうが。ダグラスとメアリ・ケントの正体は判明。残るはアーネストだ。2でわかるよね。

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    2015年08月16日
  • オール・クリア1

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    2060年から来た史学生3人(ポリー、マイク、アイリーン)が、第二次世界大戦下のロンドンに取り残され、未来に戻る手段が見つからない。
    何が起こっているのかはわかってきたが、なぜそのようなことになったのかはまだわからない。

    未来から来た人間が過去に介入することによって歴史を変えることが許されない。
    しかし戦時中、何がどう転んで人を死に追いやったり、または失われるはずだった命を助けてしまうかわからない。
    また、自分自身が死んでしまうことももちろん避けねばならない。

    そのためには一刻も早く未来にも出らなければならないのに、手掛かりが見つかったかと思うと、勘違いだったりすれ違いだったりして、思うに

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    2015年04月08日
  • 人間以前 ディック短篇傑作選

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    表題作が興味深いのだが、巻末収録短編のタイトルが「シビュラの目」である…
    私はSFを完全に誤解していたなぁ、だから手を出さなかったんだろう、SFは全てにおいて「無機質なもの」と思い込んでいた。人間の在り方も科学的に進んでしまう事で精査され、人間味が薄れ、設定の奇抜さを楽しむもんだと思い込んでた。設定の奇抜さで競う、と言うのはBLにもある側面だ。
    収録作の『ナニー』に差し掛かっているが、ほぼ球体のアンドロイド家政婦ロボットの話。旧式は新式と対決すると、性能の差、と言う絶対値を打ち破る事は出来ない。人間の様に「火事場のクソ力」なんてものはスペックになければ出すことが出来ない。旧式のロボットは修理す

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    2016年07月24日
  • ブラックアウト

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    『ドゥームズデイ・ブック』『犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎』に続く、オックスフォード大学史学部タイムトラベル・シリーズ第三弾。

    今回は三人の史学生がほぼ同時に第二次大戦中のロンドンへ降下する。
    タイムトラベルといっても過去へ行くことしかできず、時間旅行者が歴史に影響を与えることはできない。時間旅行も、大学が研究目的で時間遡行装置を管理しているので、誰でもが簡単にいくことはできない。
    当時の人たち(時代人)の中で生活をしながら、歴史的事実を見学するだけなのだ。

    ポリーは、ロンドンのデパートで働きながら、ロンドン大空襲下の日常生活を体験する。
    マイクルは、アメリカ

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    2015年03月27日
  • トータル・リコール

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    ディックの短篇は、長篇に比べて読みやすくて解りやすい。そして、とっても面白い!
    本書は、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の「トータル・リコール」(最近はリメイクもされました)やスティーブン・スピルバーグ監督により映画化された「マイノリティ・リポート」の原作を含む全10篇収録の短篇集です。

    地下に潜った人類に代わって、ロボットが地上で戦争を繰り広げる「地球防衛軍」やテレパス(精神感応者)による監視社会を描く「フード・メーカー」、地球外生命体の侵略物として非常にサスペンスフルな「吊るされたよそ者」、そして、プレコグ(予知能力者)により犯罪を未然に防ぐ社会を題材とする「マイノリティ・リポート」

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    2015年03月22日
  • vN

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    これは、「ブレード・ランナー」その後ですね。

    タイトルのvNは現在の主なコンピューターの基礎理論を確立したフォン・ノイマンからきています。
    主人公はフォン・ノイマン式自己複製ヒューマノイドの女の子。果たして、脳がフォン・ノイマン式どおり逐次処理を行っているのか?等、科学的な突っ込みどころは満載。ディックの原作からブレード・ランナーという映画になっても流れていた人間とは?といった思索をめぐらせるようなテーマを持っているわけではなく、スプラッター&アクション&ラノベ的ラブの連続。でも面白い。ところどころ、何を描写しているのかわかりにくいところもありますが、これがデビュー作とは。すごいなぁ。

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    2015年01月10日
  • 犬は勘定に入れません(下) あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

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    長さを抜きにすれば、お気楽に読めるけど、
    あちらこちらに散りばめられたヒントや、
    複雑にしようとしていると思える仕掛けに
    気づいて楽しむには、人物たちに惹きこまれて
    じっくり読むのが一番。
    引用を多用するテレンスも気取り屋ではなく
    夢見がちで嫌味のないイイヤツだし。
    19世紀の謎は、早くにわかるけど、
    「そこと、掛かっていたいたか!」と。
    イングランドの建築や美術、古典や詩だけではなく、
    推理小説も知っているとより楽しめるのだろうが、
    知らなくても、この世界を楽しめる。

    前作に続きフィンチ君、抜群の安定感、癒し系。
    天職を見つけます。

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    2014年12月26日
  • 犬は勘定に入れません(上) あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

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    『航路』『ドゥームズデイ・ブック 』の
    シリアス路線とは一味違うコメディ。
    語り手、主人公が疲労困憊で混乱気味なので
    最初の方は混乱に付き合わされて読みにくいが、
    周りの見えないマイペースな登場人物、
    当初自分すら見失っている主人公、愛すべき動物
    に魅力的なヒロイン。ドタバタコメディラブロマンス
    にならない方がおかしい、娯楽作の要素たっぷり。
    数多く繰り返される引用、ヴィクトリア朝、
    知らないことに興味をひかれて調べるのも副作用。

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    2014年12月18日
  • 航路(下)

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    こんなことになるなんて…
    どうしてウィリス作品の登場人物たちは人の話を聞かないんだろうか
    どんでん返しがいつくるかないつくるかなと淡い期待をして辛いけど最期まで読んだ
    喪失感
    はあ…

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    2014年10月17日