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Posted by ブクログ 2024年02月25日
2024年になっても新鮮な読み心地と生々しい迫力を備えている。時代を超えて読み継がれるとともに、実現可能な時代になりつつあることの恐怖も沸き起こる短編集。以下は個々の作品の備忘録
・トータルリコール
経験の記憶を販売する会社で記憶の植え付け施術失敗と思いきや、政府の要人というか機密を持っている重...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月14日
本書はフィリップ・K・ディック短編傑作集ですが、有名なところではトータル・リコール、そしてマイノリティ・レポートが掲載されています。もちろんこれらの有名な話も面白いですが、私はむしろそれ以外の短編を堪能しました。
ネタバレになりますので深く書きませんが、「地球防衛軍」「訪問者」は立場の逆転という視...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月21日
フィリップ・K・ディックは20世紀中盤に活躍したSF作家で、この短編集は、有名な二つの映画化作品をベースに、21世紀に入って日本で再編されたもの。
いずれも切れ味抜群の結末と個性ある世界観で、「傑作短編集」の名に恥じないものばかり。
同じ作家の少し難解な長編「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」に比...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月03日
表題の『トータル・リコール』を含むSF短編を収録した本。
表題の『トータル・リコール』は、何の変哲もない主人公が、火星にどうしても行きたくて「火星に行ったという記憶を自分に植え付ける」サービスを受ける話。
もしかしたら主人公のようなことが自分にもあるのかもしれないと思うと楽しい作品だった。
ディ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年07月01日
■トータルリコール
「自分の記憶は本物なのか」誰もが一度は考えたことがあるようなことが設定となっている話。
何が本物で偽物か?フィリップ・K・ディック作品に通ずるテーマが本書にも埋め込まれています。
■出口はどこかへの入り口
自分の夢を、正しいことをせず、ただ権力に従う。その結果としての評価が「い...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月01日
映画化された「トータルリコール」、「マイノリティー・リポート」含む10篇の傑作短編集。
ディックの映画化されたものは「ブレードランナー」を除いてつまらないので、この短編集も期待しないで読み始めたのですが・・・
やるではないですか!ディックにサイエンスは期待しませんが、人間(自分)は何をもってして...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月25日
やはりディックはいい。どれもすれた雰囲気がただよう作品ばかりではあるが、単なるオールドSFではなく、どの時代でも通じる社会の根本的、根源的なものの皮肉などがきゅっとコンパクトに畳み込まれている感じがして良い。
そして、短編集のなかでは、トータル・リコールとマイノリティ・リポートのできが頭ひとつ飛び抜...続きを読む
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