あらすじ
ヴォネガット、最後の短編集!冷蔵庫型の彼女と旅する天才科学者、殺人犯からメッセージを受けた女性事務員、消えた聖人像事件に遭遇した新聞記者……没後に初公開された珠玉の短編16篇。
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Posted by ブクログ
シニカルな表現に、ブラックなオチを予想するのに、物語は全部とても優しい。
憤り悲しむのは、人が持つ優しさ、純粋さ、繊細さを愛おしみ信じているからこそなのだろうと思う。
怒りんぼやニヒリストが実は誰よりモラリストだったりロマンチストだったりするのと同じですね。
Posted by ブクログ
好きだったのは「ジェニー」と「ミスターZ」「ペテン師たち」かな。短編集であること、初期の作品の為か難解さもなく、素直な感じ。なんとなくカート・ヴォネガットって皮肉っぽいイメージがあったんだけど、そんなこともなく読みやすくて良かった
Posted by ブクログ
ヴォネガット初期作品集。結構好きなのは、「ペテン師たち」だろうか。のちのヴォネガットの複雑な陰影に富んだ内容とは趣を異にするかもしれないが、いずれも粒ぞろいの短編集だと思う。
Posted by ブクログ
この短編よかったなぁ。ぼくは「フルスロットル」が好きだ。母ちゃん最高!
ユーモアがあり皮肉が効いてて。こういう啓蒙主義的な小説って今はもう書かれないというか、書けなくなってきているのだろうから、貴重な作品だと思う。