大森望のレビュー一覧
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ネタバレ「オックスフォード史学部・シリーズ」1作目(下)。
タイムトラベル物だけど、SFチックな部分にはあまり焦点が当たってない。
ジェラシックパーク(映画)を見た時、現代に蘇った恐竜が生きて動いてるってどんな風だろうとワクワクしてたら、始まってすぐに恐竜から逃げ惑うばっかりになって、思ってたのと違ったのを思い出した。
ダンワージー先生が迎えに来て、ドラマチックな感動と涙の再会とならないのがリアルだな。
素晴らしい終わり方だったけれど、そこまでが随分長く苦しかったので、帰ってからの話も読んで、ゆっくり安心したい気持ちにもなった。
コリンがMVP。
ベイジンゲームどうしたー!!
てっきり、「旅行 -
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ネタバレ『犬は勘定に入れません』を先に知ったが、シリーズの2作目だったので、まずは1作目を読むことにした。
「オックスフォード史学部・シリーズ」の1作目。
2054年のイギリスが舞台で、過去へのタイムトラベルが可能になった世界だ。
意味が解らない単語も出てくるが、特に説明はされない。
だれもかれもが話したい時にいないし、いても質問に答え(られ)ないから、物語が遅々として進まない。
おかげで、ダンワージーのイライラや不安がよく分かった。
「あらゆる予防措置をとったことはわたしが保証する」なんていえる人間は、必要な予防措置を思いつくことすらできてない。
キヴリンは無事に中世から戻ってこられるか -
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ワンミャオは?ワンミャオどこ行ったの!?
この巻から新しい主人公に切り替わる。
この主人公の妄想やらデート描写がやたら長く、「いったい何を見せられているのか」という感じ。
また、急に世界の命運を背負わされた主人公にまず訪れる「イヤイヤ期」の描写もあり、さっさと話を進めてくれよ…という気持ちになった。
きっとキャラクターの深掘りとして、必要だったとおもえる日が来ることを願う。
二部の上巻の時点で、1000ページを超える文量を読んでるわけで、それだけ読ませるということは面白くないわけではない。でも、これを知り合いにおすすめ出来るかというと、話が長すぎ&一向に進まない点から躊躇してしまう。 -
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ネタバレ過去に何冊か読んだがあまり響かなかったようで、それっきりになっていた。映画『トータル・リコール』を再視聴しようとして序盤も序盤で気力が尽きたので、原作を読んでみることにした。
この選集に掲載された作品はほぼすべて全面核戦争中ないし後を舞台にしている。全面核戦争をテーマにした作品は1950年代にはすでに存在したことになる。
ゾーニングなどない喫煙がシーンに自然にまざっている。
そんな時代の空気を感じながら。
『トータル・リコール』△
邦題『追憶売ります』で発表されたが映画の原作となったことで改題された。寺沢武一の『コブラ』第一話のモチーフとなっているらしいことは聞いていた。その通りかもしれ -
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・劉慈欣「老神介護」(角川文庫)は「流浪地球」と同時に刊行された短編集である。5編を収め、「老神介護」と「扶養人類」、「彼女の眼を連れて」と「地球大砲」が関係あるらしき物語である。3編目の「白亜紀往時」だけは別の物語である。「彼女の眼」が1999年、他は2000年代の作である。習某下ではないからか、政治的な問題はなささうに見える。といふより、さういふことは気にせずに書いたのか もしれない。
・「白亜紀往時」は白亜紀の昔のこととでもいふ意味であらうか。竜蟻戦争の物語である。白亜紀はパンゲア大陸の分裂が進み、恐竜の闊歩した時代である。その代表がティラノザウル スであつた。ここで竜とは恐竜のティラノ -
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監視社会を描いたディストピア小説。序盤は退屈ですが、中盤以降は読むスピードがあがって引き込まれました。しかし、初期作品のせいか、らしさこそあれ雑な仕上がりに感じた作品でした。
あらすじ:
2114年、スレイター大佐による道徳再生運動(モレク)の結果、世界は小型ロボットの監視のみならず、住民が相互に監視しあう管理社会となっていた。人々は道徳的規範を強制され、それに反する言動や行動をすれば、住民集会の名の下に権利が剥奪されるてしまいます。ある日、モラルを促す立場である調査代理店経営のアレン・パーセルは、会社の備品を使って大佐の銅像に”いたずら”をしてしまう。しかもそのときの記憶が欠落しており、何 -
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時間論とか決定論と自由意志とか記憶とか知性とか責任とかとにかく哲学的なテーマを題材としている。それを物語にする技巧は上手いとは思うものの,物語としての完成度はどうなんだろう。描写という意味では一般文学とは違う気がする。
普段,上記の哲学的テーマを哲学的に考えることに慣れすぎているので,深掘りが足りないように思う。エンターテイメントで哲学的問題に気付くきっかけになるという意味では意義はあるのかもしれないけれど,その問題それ自体を考えている人には物足りないのではなかろうか。
これが当代最高の短編SFなのだとすれば,SFの楽しみは哲学的テーマ以外に見いださねばならないのではないかと。
兼業作家である -
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ネタバレ超新星紀元を読んだ。これは劉慈欣の最初の長編ということで内容が初々しい感じがした。
だいぶ多くの劉慈欣の作品を読んできたので、その1つとして楽しむことが出来た。
この本の内容としては、大人が一度に死滅して、子どもたちが中心の世界になるとどのような社会になるのかを思考実験するという本だった。
最初の大人たちが子どもたちの将来のためにいろいろなことを教えて準備していくパートは、文化祭の準備のように一つ一つ課題を進めていくという点で、ワクワクして面白かった。
また、この準備がそのまま子どもたちのためにはならないという点が、作者の皮肉が効いていて良かったと思う。
中盤以降は子どもたちの