谷崎潤一郎のレビュー一覧

  • 陰翳礼讃

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    陰翳礼讃
    著:谷崎 潤一郎
    出版社:KADOKAWA
    角川ソフィア文庫 L 203 1

    戦後間もない時期に書かれた随筆、日本人であることを意識させられるような内容である
    木と和紙によって和らいだ夜の灯りを、谷崎潤一郎は、陰翳と表現しています。
    あゝ、日本人は、いつからか、そのような陰翳のある世界から、乾ききった、ゼロ・イチの世界に迷い込んだのか。

    気になったのは、以下です。

    われわれは西洋紙に対すると、単なる実用品という以外に何の感じも起こらないけれど、唐紙や和紙の肌理を見ると、そこに一種の温かみを感じ、心が落ち着くようになる

    日本の漆器の美しさは、そういうぼんやりした薄明りの中におい

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    2025年08月16日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    豪華すぎやろがい。この一冊でいろんな文豪の文章に触れられて楽しかった〜!百年ぶりに読んだ谷崎潤一郎が良すぎて大興奮。そしてはじめて読んだ泉鏡花が激ムズすぎてひっくり返った。文章が独特でわけわからんくなりながら、描写がきれいなことだけは伝わってくるのが不思議でなおさらわけわからんくなっていたような。いや、でも、でも、やっぱり江戸川乱歩すきですァ〜!しかも「芋虫」って。何回読んでもウワァ…ってなる。たまらない。

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    2025年08月12日
  • 痴人の愛(分冊版) 【第1話】

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    見た目ドストライクやったんだろうね。
    学費や生活費の支援してあげて、それまで彼がどうやって暮らしてきたか見なかったんだね。
    わからなくもない。
    想いが通じるといいね。

    #切ない #胸キュン

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    2025年07月19日
  • 痴人の愛(分冊版) 【第1話】

    匿名

    購入済み

    絵がめっちゃ綺麗、、雰囲気独特過ぎて見入っちゃう
    受けの子不思議な青年って感じ、色々気になる事多くて続き気になります!

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    2025年07月09日
  • 細雪(中)

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    ネタバレ

    細雪、全然事件起きないし日常〜って感じだと思ってたんだけど、中巻めっっっちゃ色んな事件起きた。上巻は雪子ちゃんの話だったけど中巻はこいさん中心の話だったな…。水害事件ではこいさんを心配に思って幸子姉ちゃんが泣き出すところでわたしももらい泣き…。そして最後は板倉までも…死ぬとは思わなかった…うそでしょ…。
    「予想もしなかった自然的方法で、自分に都合よく解決しそうになったことを思うと、正直のところ、有難い、と云う気持が先に立つのを如何とも制しようがなかった。人の死を希うような心が、自分の胸の奥の何処かに潜んでいると考えることは、不愉快でもあり浅ましくもあるけれども、どうやらそれは事実なのである。」

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    2025年06月25日
  • 陰翳礼讃

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    オーディオブックで。
    語りで聴くと、日本語の美しさが沁みる。
    このエッセイ、学生時代に試験の問題文で出たけど、その時「面白いー」と思ってそのままでした。
    今読んで(聴いて)も面白い。
    建物が明るくなっていくことの味気なさを嘆いているのも面白いけで、やっぱりエロティックな眼差しを書かせたら天下一品です。
    日本女性の体型ぺったんこ理論も笑った。
    文豪って精神奥深くかつ俗っぽさも滲みでるのが楽しいな。

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    2025年06月22日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    谷崎先生の書く女性の描写は本当に好き。(個人差が含まれます)

    初めて谷崎作品に手を出すのなら、このお話は本当に良いと思う。

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    2025年06月22日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    文中に出てきた「ビアズレエ」というのが何なのか分からず調べてみた。ヨハネの首を持ったサロメの絵が出てきた。オーブリー・ビアズリーという若くして亡くなった男性が描いた、オスカーワイルド著サロメの挿絵になったらしい。サロメは美しくも恐ろしい魔性の女として語られているし、フランス語で「お前の口に口づけしたよ」という言葉が記されていて、人魚の描写にはこれ以上ないくらいぴったりだと思った。終わり方が想像に任せる美しい締めで、この後貴公子と人魚がどうなったのか本当に最後まで知りたかった。この絵を知った後では口づけはしたのではないかと思った。商人の男が「気の毒に」と心配して去ったように、幸せとは言えないよう

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    2025年06月20日
  • 新装版 細雪 上

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    すごい昔に読んだので詳細は覚えていませんが、雪や桜の花が舞ってキラキラ輝いているような小説だったことは覚えています

    I read it so long ago that I don’t remember the details, but I recall it was a novel as if snow and cherry blossoms danced and sparkled.

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    2025年06月11日
  • 新装版 細雪 中

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    すごい昔に読んだので詳細は覚えていませんが、雪や桜の花が舞ってキラキラ輝いているような小説だったことは覚えています

    I read it so long ago that I don’t remember the details, but I recall it was a novel as if snow and cherry blossoms danced and sparkled.

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    2025年06月11日
  • 新装版 細雪 下

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    すごい昔に読んだので詳細は覚えていませんが、雪や桜の花が舞ってキラキラ輝いているような小説だったことは覚えています

    I read it so long ago that I don’t remember the details, but I recall it was a novel as if snow and cherry blossoms danced and sparkled.

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    2025年06月11日
  • 谷崎潤一郎 電子全集8

    000

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    台所太平記

    体験談に基づく随筆風小説。
    単一版全集には載ってません。
    惜しむらくはイラストが添付されていないこと、
    中公版ではイラスト付きで、谷崎先生モデルの作家さんが何故かうさ耳の被り物をしている。
    谷崎先生はウサギ歳ではない、聞き耳を立ててる様をうさ耳に表してる。
    テキストはとても楽しい話、鹿児島県の西側を走りたくなる、
    最南端は東側なので、東側は走ったことあるけど
    007のロケ地とかあって風光明媚なのは西側らしい。
    食い物もうまいそうです。
    お好みで。

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    2025年05月31日
  • 新装版 細雪 下

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    同性愛やマゾヒズムを扱った倒錯的作品の印象の強い代表作の中で本作は「らしくない」と感じる人も多いだろうが、その芸術性の高さでは『春琴抄』と一二を争う作品と思う。戦況の悪くなる一方の暗い情勢の中でよくそれを微塵も感じさせない耽美的作品を書いたものだ。

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    2025年05月17日
  • 細雪(下)

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    最後まで読んだ人のみ味わえる美しい文章、世界観の極地。

    読むたびに感情移入する人物がかわって、そのたびに世知辛さに苦悶したり、綺麗事ばかりじゃないよなと思ったり。

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    2025年04月30日
  • 魔術師(乙女の本棚)

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    谷崎潤一郎の『魔術師』と素敵なイラストがコラボする、乙女の本棚シリーズ17巻です。
    ヨーロッパから遠く離れたどこか…東京のような都で仲良く歩く「私」と恋人でしたが、恋人が公園へのデートを提案したことで物語の歯車が回り始めます。
    「私」は町に公園があることを知りませんでしたが、そこに人々を魅了する「魔術師」がいることを恋人が語りだします。
    広場を抜けて魔術師の幻惑を求める群衆が集まる小屋へ入る二人。
    生きた蛇の冠を頭に巻き、ローマ時代のトーガを身に着け、黄金のサンダルを穿いた魔術師がそこにいました。
    男性なのか女性なのかわからない、両性の美しさを持つ魔術師に「私」は…。
    不可思議で美しい純文学を

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    2025年04月29日
  • 台所太平記

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    ただただ様々な女中の人生の一時が描かれてるだけなのに

    そこには色々な女の機微があり、週刊誌のゴシップを読んでるような面白さがある。

    女中と呼ばれるのがあった時代はどうも時間がのんびりと、それでいて上品で豊かな雰囲気が流れてるようで羨ましく、好きな時代である。女中系がとにかく好きだと再認識した。

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    2025年04月29日
  • 陰翳礼讃

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     原研哉さんの『白』という本を読んでいて出てきたので、気になって読んでみた。私には難しいかもしれないと危惧して、理解を助けてくれそうな大川裕弘さんの写真が随所に載っている、パイインターナショナルの版を選んだ。

     個人的には、物心ついた時からヨーロッパが好きで、見るのは古い洋画ばかり、家具など、洋風のものが大好きだった。和風のものは、それなりに好きではあるが、洋風のものほどドキドキはしてこなかった。

     この本は、日本人が、暗さの中で、全部を赤々と灯さず、明るめの清潔感が溢れる白に塗り固めず、暗さの中に少し障子から漏れる光によって作られる陰翳をいかに上手に捉えて情緒的に暮らしてきたか、文化を築

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    2025年04月20日
  • 谷崎潤一郎 電子全集1

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    映画化された以外の作品もいい

    「痴人の愛」「春琴抄」そして「卍lと谷川作品は映画化された作品も多いのですが、それだけじゃないのがよく分かりました。どれも引き込まれますから。この値段でたくさん読めるのは感謝しかないです。

    #エモい #アツい

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    2025年04月14日
  • 吉野葛・盲目物語

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    ネタバレ

    ⬛︎吉野葛
    死別した母への愛慕から、母の郷里である奥吉野・国栖を訪ねるという津村に同行し、「私」は小説の材料を探して一帯を彷徨する。津村が母や吉野に対して寄せる思いについては、いくつかの印象的なモチーフ-狐・鼓・琴・紙漉きーを伴った伝聞として叙述される。津村は国栖で出会った遠戚の娘に母の面影を見出し、嫁に迎える決心をする。「私」の方は、結局小説を書けずじまいに終わる。

    ⬛︎盲目物語
    織田信長の妹・お市の波乱の生涯を、盲目の奉公人による口述という形で描く。まず目を引くのは、ひらがなを多用した文体である。冒頭から「たんじょうは天文じゅう一ねん」というような表記があり、また同じ熟語について漢字表記

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    2025年02月15日
  • 少将滋幹の母

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    ネタバレ

    国経と平中の気持ちはとてもわかるんだけど、時平
    だけ役回り的に嫌なやつにしか見えないw
    あの年齢になってやっと対面できた滋幹も良かった。
    平中の滑稽さ、国経の哀愁(妄執とも言える)、滋幹の美しい終わり方。
    完璧な史実と創作の融合でした。

    時平が北の方を奪い取る時の谷崎潤一郎の癖が滲み出ている文体の迫力、凄すぎ。

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    2025年02月06日