谷崎潤一郎のレビュー一覧

  • 卍(まんじ)

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    いやはや恐ろしい女よ光子は。これはこれは全員光子の沼にハマっていく様子が面白かったわぁ
    4人全員の絡み合いを描いた作品の題名が卍って谷崎潤一郎のセンスの良さひかりすぎている。最後にかけて本当にページを捲る手がとまらなくなった。そんで持って夫まで死ぬんかい!!で園子は生き残るかい!!驚愕のラストでした。夫が園子といた時は恋愛を分からなかったけど光子としてからは恋をしたことに気づくのが好き。これの実写化はハードル高そう〜

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    2023年11月09日
  • 魔術師(乙女の本棚)

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    現代語訳で絵まであり、絵は有名なデザイナーさんが描かれていて美しいです。最初は不思議な国に迷い込んだような不思議な感覚から最後は愛の物語だと受け取りました。

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    2023年10月29日
  • 痴人の愛 アニメカバー版

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    ナオミの魔力に溺れていく譲治。
    美しさを自分のものにするならば、どんなに自分が堕ちようとも、堕ちたことに気づこうともそれさえ快楽となる。

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    2023年10月19日
  • 痴人の愛 アニメカバー版

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    ナオミには呆れたけれど面白かった。
    最後の方は譲治が可哀想になってくる。
    けれど譲治はナオミがいれば幸せなんだろうな。

    ナオミの言葉遣いの酷さが女として「無いな」と。
    ダンスに行き出した頃から、ナオミはもう何をしても譲治は自分を捨てられないと悟っていたんだと思う。

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    2023年10月17日
  • 新装版 細雪 上

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    当時の風習や時代背景の雰囲気を感じることが出来る素敵な作品です。
    内容は3女の雪子の縁談についての話なのですが破談ばかりで上手くいかないという内容です。
    御大家であった昔の格式に囚われて縁談が破断したり、自分の家柄に合う人を探すばかり周りが呆れてしまう。
    義兄が進めた婚約を断ってしまい、仕事関係でギクシャクさせ、兄はその後婚約の話をしなくなったりなど。
    縁談は今では馴染みがないので読んでいて複雑なのだなと感じることが出来ました。
    また民俗学的な興味深い話も多かったです
    ・丙午は関東では忌み嫌われる。迷信が多い
    ・未年では関西は嫌われる。縁遠いなど
    ・興信所→ 企業や個人の信用や所在、行動等につ

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    2023年10月01日
  • 痴人の愛 アニメカバー版

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    初めて読んだ谷崎作品。読みやすくてびっくりしたのと、とにかく変態に尽きる。女性の身体描写が妙にエロティック。風呂上がりのシワがなくなっていき、陶器のように透き通るらへんの文章とかナオミの妖艶っぷりをよくあんなに描けるなと。ラストの文章で開き直った変態ほど怖いものはないと確信した笑。ナオミのモテテクニック研究したいぜよ。

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    2023年09月15日
  • 台所太平記

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    谷崎はエッセイが本当におもしろい 「読者に一切苦痛を生じさせず文章を読ませる」技術がとにかく卓越してる

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    2023年09月11日
  • 刺青(乙女の本棚)

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    ネタバレ

     乙女の本棚シリーズから、谷崎潤一郎さんと夜汽車さんのコラボ作品「刺青」です。夜汽車さんのイラストは、息をのむような甘美な世界を醸し出してくれます。

     凄腕の刺青師清吉には、光輝ある美女の肌を得て、それへ己れの魂を彫りこむという夢があった…。なかなか、理想とする女性が見つからず悶々としていたが、ようやくその女性が現れた…。その女性を眠らせ、背中に蜘蛛の刺青を彫りこんでしまうのだが…激しい痛みに耐え抜いた女性は、清吉が求めた真の強さと美しさを身に纏ったのだった…。「お前さんの命を貰った代りに、私はさぞ美しくなったろうねえ」

     なんともいえない妖艶な世界でした…。刺青についてこれまであんまり知

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    2023年07月23日
  • 刺青・秘密

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    刺青と秘密しか読んでない。が、美しい。眼窩に映るただひたすらに美しい刹那。色の魔術師って呼んでもいい?嫌いなのに好きな谷崎

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    2023年07月15日
  • 春琴抄

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    恥ずかしながら初めて読んだ。文体が独特でしたが、だからこそ流れるように入ってきた。個人的に谷崎のマゾヒズムと美が好きなので、良かった。春琴に対して勝手に柔らかく優しい印象を持っていたので、裏切られて良かった。盲目は真っ暗ではないという感覚を生かした、2人の世界の完成だと思う。映画化されているが、若干映像化された春琴抄を見たくない気もする。

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    2023年07月13日
  • 谷崎潤一郎犯罪小説集

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    乱歩が谷崎を日本のエドガー・アラン・ポーと高く評価したのも納得。『私』が書かれたのがクリスティの『アクロイド殺人事件』の5年前というから驚き。まさしく日本のミステリー小説の先駆者と言っていい。

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    2023年07月10日
  • 細雪(下)

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    すごく長かった分、読み終わると姉妹たちと別れるみたいで寂しかった。出てくる登場人物みんながどうか戦争を生き抜いてますように。

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    2023年07月06日
  • 盲目物語 他三篇

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    歴史小説は久しぶりに読みました。註解と本文との往復が大変でしたが、面白かったです。戦国時代、安土桃山時代が好きな人はぜひ読んで下さい。

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    2023年06月19日
  • 刺青・秘密

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    少女漫画読んでいたのですが飽き足らず、谷崎潤一郎に戻ってきました(?)
    ゾクゾクして大満足です。独特な世界観最高〜
    でもちょっと痛い

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    2023年05月23日
  • 鍵・瘋癲老人日記

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    夫と妻の日記が交互に綴られ、互いの日記を盗み見ることで起こる夫婦間の心理戦が面白い。特に終盤、一枚上手だった妻が、夫の日記を読みながらする告白はあたかもミステリーの伏線回収、答え合わせを読んでいるかのようだった。

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    2023年05月21日
  • 秘密(乙女の本棚)

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    夜な夜な女装をして出歩く「私」は、ある夜、昔の女と再会する。
    そして彼女との秘密の逢い引きが始まった。

    秘密に淡い快感を覚える特殊性癖をもつ「私」を繋ぎ止めるため「夢の中の女」を保とうと努める女。ある意味健気。
    マツオヒロミさんの挿絵がとても素敵で物語に彩りを加えていた。

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    2023年05月18日
  • 少将滋幹の母

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    少将滋幹は大納言藤原国経の息子。母は業平の孫。
    この2人50歳の歳の差がある。70代の国経が大事に大事にしていた美しく若き妻は20代。
    おいらくの恋にも程がある。本当に国経の子だろうか?
    この若くて美しい妻の噂を聞きつけ、国経の甥である藤原時平に奪われてしまう。
    その時国経の元に残された子供が滋幹である。

    話はまだ、若き夫人が国経の元にいた頃、平中が夫人のところに通うところから始まる。
    噂を聞いた時平が平中を呼び夫人のことを聞き出す。2人のやりとりが面白いし、時平にしてやられる平中が不憫すぎて笑える。

    以前読んだ小説「時平の桜、菅公の梅」ではこの滋幹は時平が夫人の元に忍び込んで、その時の子

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    2023年04月30日
  • 細雪(下)

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    絵巻の最終巻。
    三女雪子と四女妙子のその後の顛末はもちろんの事、雪子の結婚の世話と妙子の奔放な生き方の始末に翻弄し、本家の姉夫婦と板挟みになりながらその間を取り持つ次女幸子とその夫の苦労や尽力も見どころ。
    開戦となる直前でこの絵巻を終わらせているのも、この美しき世界が間もなく一つのピリオドを打つ事を文字なき文字で伝えている気がして物哀しい。
    読み終える頃には、谷崎潤一郎の流麗な文章の世界にどっぷり浸かっていた。とても良かった。日本文学って素晴らしい。

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    2023年04月30日
  • 刺青(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    理想の魔性の女に自分の魂を彫りたいという欲望があまり理解できないけど(理想の対象にわたしだったら傷をつけたくない)、ぞくぞくした。
    理想の対象に魅了されるのはいいな。そんな相手に出会ってみたい。

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    2023年04月27日
  • 猫と庄造と二人のおんな

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    飼い猫を溺愛している庄造、気性の激しい若妻福子、元夫に未練たっぷりの先妻品子の三人が織りなす大谷崎中期の中編小説。物語の鍵となるのは雌猫のリリー。ペルシャ猫の血が入った彼女の愛らしさと主人公の溺愛っぷりが本書の読みどころの一つである。二人の女のそれぞれの思惑でリリーは品子に譲渡されることに。気風の良い母親おりんと嫉妬深い福子に頭が上がらない庄造は愛猫恋しさに懊悩する。
    谷崎特有のマゾヒズムの影も見えつつユーモアに溢れ、猫好きは勿論、犬派やハムスター派にもお勧めの軽やかな一冊。

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    2023年04月27日