【感想・ネタバレ】猫と庄造と二人のおんなのレビュー

あらすじ

一匹の猫を中心に、猫を溺愛している愚昧な男、猫に嫉妬し、追い出そうとする女、男への未練から猫を引取って男の心をつなぎとめようとする女の、三者三様の痴態を描く。人間の心に宿る“隷属”への希求を反時代的なヴィジョンとして語り続けた著者が、この作品では、その“隷属”が拒否され、人間が猫のために破滅してゆく姿をのびのびと捉え、ほとんど諷刺画に仕立て上げている。

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感情タグBEST3

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甲斐性なしの庄造と追い出した元妻、心ならずも一緒なった妻の三人の心理戦で話が進むが、そこに飼猫リリーが介在することで自意識に縛られ素直になれない人間たちを風刺する。リリーのオナラの場面笑った^_^

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2024年07月16日

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飼い猫を溺愛している庄造、気性の激しい若妻福子、元夫に未練たっぷりの先妻品子の三人が織りなす大谷崎中期の中編小説。物語の鍵となるのは雌猫のリリー。ペルシャ猫の血が入った彼女の愛らしさと主人公の溺愛っぷりが本書の読みどころの一つである。二人の女のそれぞれの思惑でリリーは品子に譲渡されることに。気風の良い母親おりんと嫉妬深い福子に頭が上がらない庄造は愛猫恋しさに懊悩する。
谷崎特有のマゾヒズムの影も見えつつユーモアに溢れ、猫好きは勿論、犬派やハムスター派にもお勧めの軽やかな一冊。

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2023年04月27日

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akikobbさん、111108さんにおすすめしていただいて。

面白かった!
字が小さい文庫しかないんだよなあと敬遠していた作品だったけれど、文字サイズなんて読み始めてすぐ気にならなくなった。

とにかく猫のリリーが気まぐれさも含めて可愛く、いじらしく、翻弄されてしまうのも無理ないと思うほど。
ュートでワガママな女(今回の場合は主に雌猫)に振り回されたいという谷崎先生のフェチが、本作でも詰め込まれている。

品子も庄造も、人間のごたごたのせいでリリーを振り回してしまっているのをかわいそうに思ううちに、「誰にもまして可哀そうなのは自分ではないか」という思いに駆られるように、猫と比べて人間の滑稽さが際立つ。 

特に庄造。ラストシーン、2人の女から逃げ回って、なんとか猫に遊んでもらおうとする姿は情けなすぎるけれど愛すべき腰抜けという感じで、おすすめいただいた時の「庄造はある意味可愛い」というセリフの意味がわかった(笑)
こういう男に執着しちゃう2人の女の気持ちも分かる。
情念に翻弄される卑俗な姿こそが、人間らしさなのかもしれない。

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2022年08月31日

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猫が一番!女房はそれ以下!!何という男よ。谷崎の短い長編だが、田辺聖子さんか?と思うくらい軽快でユーモア垣間見えるナイスな一冊。小心者でろくでなし男、庄造。策略家で我の強い元妻・品子。小金持ちの娘でふしだらな現妻・福子。こんな三角関係の絶対的トップに君臨するのはリリーちゃん。美しきメス猫。庄造は恋人のようにリリーを愛することから、不穏な元妻と現妻。そんなドタバタ話だが、とにかくリリーが可愛すぎ。猫を飼ったことがない私にも、猫の魅力が存分に伝わる描写が流石。で、ラスト、ここで終わるの!?という唐突さに驚き。

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2019年09月24日

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☆3.5 題名そのまま
 庄造がかはいがってゐたリリーが先妻の品子に奪はれ、猫を送った後妻の福子にはせいせいされるといふ人間模様が書かれてゐる。
 とりたてて起伏のあるといふわけではないが、一匹の猫と単純なストーリーでここまで人間関係をふくらませられる力量と、ほとんど説明描写しかない物語なのに、手を替へ品を替へ文章がすらすらとつづくのは、さすが面白く読めた。
 むかし丸谷才一がほめてゐて、それは『別れの理由』に載ってゐる。
 

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2025年11月05日

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ネタバレ

猫リリーと庄造の関係、庄造と妻福子、前妻品子の関係を細かく描写した小説で、リリーを頂点に、庄造、そして福子と品子という上下関係が明らかになっている。人間の言葉を話せないリリーだが、その可愛らしい姿の為か、庄造からの無償の愛を受けている。それに対し、福子はリリーに嫉妬するという歪な構造となっている。本作は猫をめぐっての三人の関係性が注目どころである。

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2025年08月10日

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初めての谷崎潤一郎作品。猫と生きたことがある人には、たまらない。リリーちゃんが文字の上で生きていた。こんなに短い文章なのに、リリーちゃんと共に生きたようだった。心が荒んだ時、猫に慰められたこと。時折五月蝿く鳴く猫が鬱陶しいと思ったこと。猫が見当たらず寂しいと思ったこと。何度も感じた想いが蘇る。これは庄造と福子と品子の物語ではなく、リリーちゃんを魅せてくれる一冊。ヒトという生物に飼い慣らされたフリをしてくれていて、猫は素直じゃないから可愛いだとか、猫は嬉しいと喉を鳴らすのだと判ったような顔をされながら、実はヒトを飼い慣らしているという、恐ろしくも愛らしい獣を描いた至極の一冊。
とにかく、猫に会いたいと思う。触れたくなる。触れていたあの瞬間を思い出す。
触れたいと思うと触れられず、きっと来ないと諦めると、ふとそばに寄って来る。彼女たちは宇宙が与えた、小さく恐ろしい悪魔。ああ、永遠に人間は、この悪魔の虜なのだろうと心底感じた。
それに終わり方が秀逸だった。結局は、猫を描く気しかないというわかりやすさに妙に心奪われた。
未だに死んでしまった飼い猫を忘れられない私の、記憶を呼び起こすツールをもう一つ見つけてしまった。

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2025年05月12日

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女よりも牝猫を愛する男。
牝猫に嫉妬する二人の女(前妻と現妻)。
二人の女よりも牝猫を愛する庄造の気持ちが、だんだんと分かってくる。
他愛もない題材で、男女の関係の機微をユーモア込めて描き切る、文豪谷崎恐るべし。

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2025年03月12日

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多かれ少なかれ人間なんて所詮、愛の奴隷なのだなぁ。未練がましくあたふたとする人間たちを横目に、気ままに暮らす猫の姿のなんと対照的なこと。アイロニーたっぷりで読みやすい作品でした。

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2024年11月10日

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読みやすい本だった。猫を中心に嫉妬の感情がよく見られていたり人間の遠回しに何か行動をする様が面白かった。3人の大人達が色々と考えているところ猫のリーはいつも呑気に過ごしているのがすごくよい。

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2024年08月14日

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めちゃくちゃ面白かった。谷崎やっぱりすごい。解説で「愛とは他ならぬ”隷属”であり、幸福とは”隷属の幸福”以外にありえない」という表現があったが、まさに谷崎文学の本質の一つだという感じですし、やっぱり人はみな猫の可愛さの前では奴隷になるしかないのですよ。

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2024年07月27日

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某所で紹介されてて興味を持ったので読みました。
出てくる人が皆、猫に翻弄されてて「猫飼いってこうなるよね〜」って思いながらの読書になりました。
庄造さんの可愛がりっぷりは読んでてちょっと引いたけど、猫ってかわいいから溺愛するのもわかる!

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2024年02月25日

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谷崎の作品を読んだのはこれが初めてだと思うが、筆力にうならされた。ある読書会が課題本として挙げていたので読んでみたのだが、粗筋をみてそのストーリーの小ささに、果たして読み通せるだろうかと危惧していた。しかし、それぞれの登場人物にとっての道理、そして人情のゆれが描かれ、飽きさせない。現代人の生活に、同じような密な道理や人情が働いているのかは疑問としても、自分のなかにあるものを描いてくれていると思う。

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2023年05月05日

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ネタバレ

別れた女房から請われて愛猫を引き渡した男が、居場所のなさのあまりに現妻と元妻の目を盗んで愛猫に会いに行くという物語。大きな事件は起きないけれど、それぞれの登場人物の思惑と心の動きが描かれていて読まされる作品だった。

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2022年04月29日

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河合隼雄のねこだましいから入りました。
河合隼雄の考察が先行していたんですが、予想以上によかったです。

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2021年07月29日

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ネタバレ

猫、という題材一つで、ここまで男女の駆け引きを書けるのか。流石、文豪と言ったところ。
だけど、文章は読みやすく、初めて谷崎潤一郎を読むのには丁度いいかも知れない。
いつの時代も、人は可愛い猫に、弱いものなんだろう。

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2021年07月25日

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ぱってページを見たときは、うわ…読めるかな…って気持ちになるのだけれど、この上なく読みやすい。
セレクトされてることば言葉が、これしかない気がする。
正直、登場する人物たちの心情とかは、ひとつも(わたしの経験と共感てきに)分からなかったのだけれど、それでもすいすいと言葉が入ってきた。
登場人物たちの、いろんなものにふりまわされて生きている感じがとても滑稽でおもしろかった。
あとは、出てくる今はほとんどお目にかからない大和言葉たちを知れるのが楽しい。

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2021年04月30日

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 猫のリリーの、何と妖艶なこと。

 谷崎潤一郎は、女の魅力をテーマに据えることが多いが、今回の「女の魅力を持つ女」は、主人公の妻でもなく元妻でもなく、リリーただ一匹。

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2020年12月26日

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品子の目線からの猫の描写がとにかく愛おしく、何度も読み返してしまった。福子と品子の庄造へのいらだちと隠しきれない愛情(や未練)の描写が、いい意味で"男性が描く女性"らしくて良かった

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2020年11月03日

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ネタバレ

猫と庄造と二人のおんな
(和書)2010年02月12日 19:23
1951 新潮社 谷崎 潤一郎


最近、谷崎潤一郎が好きになって猫も大好きなので楽しみにしていました。

猫との関係がとても面白い。

良かったです。

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2020年09月25日

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深謀遠慮、権謀術策、邪推の果て。

ふたりの女という題名が生々しさを際立たせる。

およそ愛玩動物、ペットは飼い主をはじめとしたヒトの感情、無意識に抑圧された欲求・願望・葛藤を投影させる。

その意味では、現実と心性の中間領域たる存在だろうと思う。

正造とふたりの女、都合3名だがそれぞれ、猫のリリーに自身の感情を投影させる。

嫉妬心、愛して欲しいという欲求、自由でいさせてほしいという葛藤がこの物語では投影される。

個人の感情を投影する対象として、リリーは機能しているようだ。

他方で、ある場合には愛玩動物は夫婦仲を取り持つ機能を果たす。

夫婦とはいえ、別々の個人、主観をもつヒトであるから真に一体化することはでき得ない。

愛玩動物を通して、どういう愛し方をするか、どんなお世話をするか、仕草や鳴き声などなにを愛しいと感じ、糞便や餌付け散歩その他なにが鬱陶しいと感じるかを知ることもできる。

従って、主観と主観の中間領域としても愛玩動物は機能しうる。

ところが、この3人(正造ママも含めれば3人)はそれぞれの願望、欲求、そして葛藤を投影させるのみで歩み寄りは叶わなかった。

ここがこの一家の、この4人の病理の深さだと感じる。

やがて互いの思惑、深謀遠慮、邪推の果てに、歩み寄りの要石となるであろうリリーも年老いてゆく。

この物語からなにを得られるだろうか。

ひとのこころの歩み寄ることの困難さだろうか。愛することの困難さだろうか。

いちばんの被害者はリリーだろうか。

それぞれがそれぞれ好きなように扱われ、揺れ動く他ない高貴な名を持つ猫こそ被害者か、或いはヒトを翻弄させた加害者か。

解説は、いわゆる保守本流正統派の谷崎潤一郎解釈だ。

およそこれに異論をぶつけるだけの高邁な読書力など露ほども持ち合わせないけれど、あえて自分の感想を残しても怒られない・・と思いたい。

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2020年07月13日

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猫派ではないので、題名は知っていたものの読み残していた本書だが、〈愛猫家必読〉、「男に愛され女に憎まれたリリーの運命や如何に……?」等のオビが巻かれていたので、つい手に取ってしまい、読むことになった。

先ずは大阪弁のやり取りが読んでいてとても心地良く、さすがに大谷崎の文章と、改めて感じ入った次第。

そして、リリーを巡って繰り広げられる庄造と先妻、後妻との間の嫉妬や愛憎を混じえたやり取りが面白い。

何か底意があることを窺わせる、先妻から後妻宛ての猫を譲って欲しいとの手紙で読者の興味を引きつけると、庄造が飼い猫リリーに小鯵の二杯酢を与える描写が続くが、愛猫家でなくとも、可愛がるとはこういうことかと納得させられてしまう。

また、リリーを譲り受けた先妻品子とリリーとの関係が徐々に作られていくところも、人間に対して示す表情や動作の描写が実にうまいなあと感心してしまう。


ペットを家族の一員と思う現代だからこそ、身に沁みて読める一冊だと思う。

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2020年06月28日

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題名の通り、主な登場人物は3人と1匹だが、この物語の主人公はリリー(猫)と言ってとよいかもしれない。読んでいると分かるが、リリーはただ平凡な毎日を過ごしたいだけなのに、周りがそれぞれの事情で色々騒ぎ立て、本来関係のないリリーも巻き込まれるのだから冗談じゃないと思う。
自分が猫を飼っているから、猫特有の描写についてはあるあるの内容が多く、何度もその可愛い姿が浮かんだものである。

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2020年04月26日

Posted by ブクログ

「梟書茶房」の、猫をテーマとした袋綴じ本をプレゼントで貰ったので読んだ。

谷崎のことをよく知らないんだけれど、「陰翳礼讃」「痴人の愛」等の作品から、美学の人だというイメージだったので、こういう大衆小説みたいなものも書いていたんですね、という感想。

猫をめぐる人間関係、ちょっと面白かったけど、少し感傷に浸ったところで、結局何も変わらないんだろうなこの人たちは。
リリーがいなかったとしても、結局は我が身はあんまり振り返らず、何となく流されて、人生の後半戦をふわっとそれなりに諦めながら生きていくんだろうな、と思った。

星としては3.8くらい。

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2025年06月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

関西弁の会話が心地いい。
猫のリリーにデレデレの庄造と、それに振り回されながら庄造を取り合う品子と福子のお話。
もとはと言えば庄造のダメ男っぷりが根元なのだけれど、庄造って人は、何故か憎めない、のらりくらりの愛すべきへなちょこ 笑
品子の言葉を借りれば、
「子供を一人歩きさせているような、心許ない、可哀そうな感じ」
「そしてもともと、そう云う点にへんな可愛気のある人」
「妙にあたりの柔かい、優しい肌合があるものだから、だんだんそれに絆されて…」
なのだ。

作品冒頭にある手紙作戦が功を奏し、まずはリリーを手元に呼び戻すことに成功した品子。
これに釣られて庄造も呼び戻す算段だったけれど、リリーの世話をするうちに情が湧き、己を省みることになる。
「誰が悪かったのでもない、みんな自分が至らなかったのだ」
それでもやっぱりいつかは庄造とリリーと三人で暮らしたいと願っている品子。

リリーの様子が丁寧に描写されているからか、いつのまにやら私もリリーを可愛らしく感じながら読み進めた。
まったく、あっちへ行ったり連れ戻されたり、落ち着かないよねぇ、リリー。

リリーを中心に、福子も庄造もまた、様々な思いを心に巡らす。
ただ、庄造、品子、福子には意地やプライドもあって、皆共に素直になれないんだな。
こうなってくると他の周りの人でさえ信用ならなくなってくる。
作中、「どっちだす?なあ、どっちだすいな。」と問いただす似たようなセリフが、福子からも庄造からも発せられるのが印象的だ。
「○○と私、どっちが大事なのよ!」って、今も昔も変わらずよく聞くセリフ。
一匹の猫に振り回される人間を三者三様に描いていて、その様には面白味を含んだ悲哀さえ感じる。
ホントしょーがないなぁ。。。
この三人のドタバタは、この後も続いていきそうだ。



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2024年11月24日

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ネタバレ

昔の作家だし、難しいイメージを持っていたが、意外と文章自体は読みやすい。
解説によると、人間は何かに隷属したがるということだった。確かに登場人物たちは何かしらに執着していることが書かれている。
第三者視点での心理描写が読みやすいしわかりやすい。割と好き。井上靖も第三者視点だ。客観的に書かれる文章が好きなのかもしれない。
谷崎潤一郎の本はこれが初なのでまだ理解しきれてない部分が多い気がする。また機会があれば別の本も読んでみようと思った。

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2024年04月13日

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飼い猫リリーをめぐって、猫を可愛がる庄造と、猫を利用して庄造の心を惹こうとする前妻と後妻。前妻の品子は庄造と復縁するときのための保険として好きでもない猫を引き取るが、次第に愛着を持ち、猫も品子に気を許すようになる。こっそり会いに来た庄造には一瞥をくれただけだった。

猫のために駆け回る庄造の姿は滑稽で風刺的。猫は人間の言葉を解さないだけにより崇高で、タイトルの順はそのまま価値の順で、そのまま崇拝、隷属の対象になっている、と解説より。

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2022年08月18日

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一人の男の取り合いをする二人の女。でも男は全然幸せではない。むしろ食傷気味である。男は感情が純粋に思える猫に首ったけ。懐いている時は良かったが、ついには猫にとってどうでもいい存在になりあたふたしている。居場所の失った男はこれからどうするのだろう。2022.6.18

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2022年06月18日

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いつの時代も猫は正義笑
本人達はいたって真面目だけど、側から見ると滑稽な様子が面白い。谷崎潤一郎の文章はやっぱり読みやすくて好きだ。

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2020年09月12日

Posted by ブクログ

最後、猫と庄造の立場が逆転してるのが怖かった。わたしたちが猫に飼われてるのはわかるな〜、猫ちゃんには勝てないよな〜、、

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2020年04月17日

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