細雪(下)
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細雪(下)

781円 (税込)

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昭和十六年、三十五歳になった雪子は、やっと貴族出の男との縁談がまとまり、結婚式に上京する。他方、バーテンと同棲した妙子は子供を死産してしまい、明暗二様の対比のうちに物語が終る。『源氏物語』の現代語訳をなしとげた著者が、現代の上方文化のなかにその伝統を再現しようと、戦争中の言論統制によって雑誌掲載を禁止されながらも、えいえいとして書き続けた記念碑的大作。

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細雪 のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 細雪(上)
    605円 (税込)
    大阪船場に古いのれんを誇る蒔岡家の四人姉妹、鶴子、幸子、雪子、妙子が織りなす人間模様のなかに、昭和十年代の関西の上流社会の生活のありさまを四季折々に描き込んだ絢爛たる小説絵巻。三女の雪子は姉妹のうちで一番の美人なのだが、縁談がまとまらず、三十をすぎていまだに独身でいる。幸子夫婦は心配して奔走するが、無口な雪子はどの男にも賛成せず、月日がたってゆく。
  • 細雪(中)
    693円 (税込)
    雪子と対照的に末娘の妙子は自由奔放な性格で、男との恋愛事件が絶えず、それを処理するためにも幸子夫婦は飛びまわらざるをえない。そんな中で一家は大水害にみまわれ、姉の鶴子一家は東京に転任になる。時代はシナでの戦争が日ましに拡大していき、生活はしだいに窮屈になっていくが、そうした世間の喧噪をよそに、姉妹たちは花見、螢狩り、月見などの伝統的行事を楽しんでいる。
  • 細雪(下)
    781円 (税込)
    昭和十六年、三十五歳になった雪子は、やっと貴族出の男との縁談がまとまり、結婚式に上京する。他方、バーテンと同棲した妙子は子供を死産してしまい、明暗二様の対比のうちに物語が終る。『源氏物語』の現代語訳をなしとげた著者が、現代の上方文化のなかにその伝統を再現しようと、戦争中の言論統制によって雑誌掲載を禁止されながらも、えいえいとして書き続けた記念碑的大作。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最後まで読んだ人のみ味わえる美しい文章、世界観の極地。

    読むたびに感情移入する人物がかわって、そのたびに世知辛さに苦悶したり、綺麗事ばかりじゃないよなと思ったり。

    0
    2025年04月30日

    Posted by ブクログ

    上・中・下、一気読み。大作。四姉妹の次女幸子の繊細な思惑を中心に描かれ、姉妹だけでなくその他の登場人物のキャラクターがそれぞれ面白い。ずーっと読んでいられる。もう終わってしまったという感じ。家の中の描写も近所やその周辺の有り様もはっきりと思い浮かべることができる。全てにおいて細かな描写がすごい。

    0
    2024年08月01日

    Posted by ブクログ

    すごく長かった分、読み終わると姉妹たちと別れるみたいで寂しかった。出てくる登場人物みんながどうか戦争を生き抜いてますように。

    0
    2023年07月06日

    Posted by ブクログ

    絵巻の最終巻。
    三女雪子と四女妙子のその後の顛末はもちろんの事、雪子の結婚の世話と妙子の奔放な生き方の始末に翻弄し、本家の姉夫婦と板挟みになりながらその間を取り持つ次女幸子とその夫の苦労や尽力も見どころ。
    開戦となる直前でこの絵巻を終わらせているのも、この美しき世界が間もなく一つのピリオドを打つ事を

    0
    2023年04月30日

    Posted by ブクログ

    いわれてみれば源氏物語のような詫び・さび・いとをかしの世界を感じさせるような、登場人物のきめ細やかな心情描写がすばらしい。最後の30頁くらいで事態が一気に急展開した。少し衝撃だった。

    0
    2023年02月25日

    Posted by ブクログ

    三巻本の最終巻。
    良家の男との縁談が決まった三女、バーテンと暮らす四女。
    それぞれの人生模様が繊細な筆致のもとに描き出される。
    そして、すっと息を吐くように小説は幕を閉じる。

    0
    2022年11月03日

    Posted by ブクログ

    細雪。読んでよかった。

    最後まで読んで、ただ仲の良い姉妹というだけでなく、小さなことから事件に至るまで様々な場面での会話や行動を通じて、良いところもそうでないところも知って、イヤだなと思うこともあったけれど、それも全部ひっくるめて彼女たちが好きで、鶴子、幸子、雪子、妙子、みんな幸せになってほしいな

    0
    2022年07月01日

    Posted by ブクログ

    4姉妹が話す言葉は関西弁の中でも船場言葉と呼ばれるものらしい。品があって優雅で本当に素敵な言葉だ〜憧れる〜

    身近な人が死んだり被災したり、かなり辛い出来事が立て続けに起きるのだけど、それに対して登場人物たちが悲しみ苦しむ様子がやけにあっさり書かれているのが印象的だった。花見に着て行く着物を選ぶシー

    0
    2022年06月13日

    Posted by ブクログ

    上巻の雪子のお見合い、中巻の妙子の恋愛、その二つがより大きく激しいものとなって描き出された最終巻。
    これまで家格が下の者とばかりお見合いし、断ってばかりいた雪子側が、冒頭で格上の家との顔合わせで初めて逆の立場に。
    当の雪子よりも、姉妹の内で主だってそれを差配した次女幸子が落ち込む。
    それから間を置か

    0
    2021年01月08日

    Posted by ブクログ

    奔放でいろいろ事件に遭う四女、内向的で見合いをしても煮え切らない三女、2人と仲良しだが苛々させられもする次女、なんとなく厭われて出番も少ない長女。
    関西の上流家庭が花見や芝居見物に行ったり。話の起伏は少ないが、日常の中で姉妹を好きになったり嫌いになったりする描写は、共感してしまうところが多い。

    0
    2025年10月19日

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