谷崎潤一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
谷崎潤一郎文学忌、谷崎忌
1911年の作品
去年も文庫でレビューしてましたね
また読んでしまいました
男は気まぐれな考えから 今までの生活から離れて人生のかくれんぼ
秘密の遊戯の数々
嘘と秘密に見る儚い夢
「男」を秘密にして優雅で古風な女として街に出る
木原音瀬さんで似たようなシチュがありましたね
昔 秘密の関係を持った女に出会う
その妖しさに男は男に戻る
目隠しで秘密にされた女の在りか
その秘密を暴いてしまった男
そこにすでに甘美はない
マツオヒロミさんとのコラボ
このコラボは、とっても良い
美しく妖しく欲情的
アレステッド アット ラスト
見つけたわよ て感じかしら
転じて 逃がさ -
Posted by ブクログ
ネタバレ夜汽車の絵が美してすごく好きだ。綺麗で可愛らしくて神々しい稚児の瑠璃光丸と千手丸が、目映いばかりに神秘的に描かれている。
生まれてこの方、ずっと俗世を離れて比叡山で共に暮らしてきた稚児の千手丸と瑠璃光丸。美しい容姿を持つ点は共通しているけれども、千手丸は2つ年上、瑠璃光丸は血筋が高貴という点で違いがあった。
似たような境遇の二人が、異なる選択の末、全く違う人生を歩んでいくことになるのだが、幻想的な美しさに加えて、人の生き方をも考えさせる良書だと思った。
俗世を何も知らずに仏閣で暮らせるなんて素晴らしいと、二人は俗世を知る人々から言われ続けていたが、本当にそうだろうか。比較する対象を知ってい -
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被虐趣味という言葉で称されることが多い本ストーリーだが、今日の関係性でいえば、そこまで逸脱した関係性と思えない…というのが正直な感想だった。
どちらかというと…伝聞調で記される2人の間の出来事には、主観や心の機微が意識的に記載を避けられている。そのため、あまり直情的に訴えるものがないのではないか。一方で、伝聞調による行間があるからこそ、色々な経験を積んだ人には感ぜられるものが多い…甘酸っぱかったり、苦々しかったり、憧れたり…描写されていない2人の行間を人によりさまざまに味わうことができる。ここが本書の良書たる所以であり、今日に至るまで愛される作品となってる理由なのではないか。 -
Posted by ブクログ
春琴抄がとても良かったので、谷崎文学に触れたくて、書影が妖しく美しい本作を手に取った。
古風な関西弁の一人語り。セリフが、改行無しで羅列される独特の文章。
な、な、何だ?これは?面食らう。こんな文体、有りなの?谷崎文学の2作目として選んだのは失敗だったかな、と思いきや、中盤から不可思議な展開に目が離せなくなってしまった。
人妻園子と美しく魅力的な娘、光子。惹かれ合うが、光子には男が居た。
園子の語りでいろいろな事が明かされていく。
女同士、光子への止まらない愛。
園子、光子、光子の男綿貫、そして…。
美しい光子に狂わされていく。
人間関係が絡み合い、正に卍(まんじ)となった時、表題とのシンク -
Posted by ブクログ
ネタバレ◾︎刺青
耽美派と言われてイメージする作風そのもので,知識人のいう「純文学の味わい」とはかくなるかという印象を受けた.
あるファッションモデルが服を着ることで魂をインストールするといった旨のことをどこかで書いていた気がするが,そういった描写をこんなにも艶かしく描けるものかと.
◾︎少年
個人的に最も谷崎らしいといった感想.
各々の描写は汚く,眉を顰めざるを得ないところが多々あるものの,流麗な文体ゆえに何故か美しさも感じる.生々しいのに,一枚薄布が張ってあるような感覚.
秀逸だと思うのは,最後に少年の姉が関係内に置いて覇権をとり,宛ら女王の振る舞いになり,少年らを蹂躙するシーンがあるのだが,直 -
Posted by ブクログ
▼かなり以前に読んだんですがその時に感想を書き忘れたもの。だいぶ忘れていますが。
▼平安時代、初老の中級貴族?が、歳の差婚の若妻を、権力者の藤原ナントカさんに、奪われるんです。でこの若妻は当然評判の美人である。初老貴族は屈辱に震えます。悔しい。惨め。この若妻との間に子供がいて、これがのちの少将滋幹なんです。つまり少将滋幹にとって、幼年期にそんな形で生き別れになっちゃった、お母さん。少将滋幹の母。
▼この顛末と、母恋の思い。これが実に心理劇で映画「羅生門」の如きサスペンスフル。な、だけではなくて。それに加えてなんだか禁断な恥ずかしさ。身悶えするほどの気はづかしさ。そしてなんだかエグくて儚くて
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