谷崎潤一郎のレビュー一覧

  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    文中に出てきた「ビアズレエ」というのが何なのか分からず調べてみた。ヨハネの首を持ったサロメの絵が出てきた。オーブリー・ビアズリーという若くして亡くなった男性が描いた、オスカーワイルド著サロメの挿絵になったらしい。サロメは美しくも恐ろしい魔性の女として語られているし、フランス語で「お前の口に口づけしたよ」という言葉が記されていて、人魚の描写にはこれ以上ないくらいぴったりだと思った。終わり方が想像に任せる美しい締めで、この後貴公子と人魚がどうなったのか本当に最後まで知りたかった。この絵を知った後では口づけはしたのではないかと思った。商人の男が「気の毒に」と心配して去ったように、幸せとは言えないよう

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    2025年06月20日
  • 新装版 細雪 上

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    すごい昔に読んだので詳細は覚えていませんが、雪や桜の花が舞ってキラキラ輝いているような小説だったことは覚えています

    I read it so long ago that I don’t remember the details, but I recall it was a novel as if snow and cherry blossoms danced and sparkled.

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    2025年06月11日
  • 新装版 細雪 中

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    すごい昔に読んだので詳細は覚えていませんが、雪や桜の花が舞ってキラキラ輝いているような小説だったことは覚えています

    I read it so long ago that I don’t remember the details, but I recall it was a novel as if snow and cherry blossoms danced and sparkled.

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    2025年06月11日
  • 新装版 細雪 下

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    すごい昔に読んだので詳細は覚えていませんが、雪や桜の花が舞ってキラキラ輝いているような小説だったことは覚えています

    I read it so long ago that I don’t remember the details, but I recall it was a novel as if snow and cherry blossoms danced and sparkled.

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    2025年06月11日
  • 痴人の愛

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    大人向けの本。割と読みやすいと感じた。

    三島と同じく読みやすい。高校生なら読めると思う。
    高校生が読んだらおもろいと思う。
    高校生以上の大人なら楽しめる本だと思うので、手に取ってみてはいかがだろうか。
    分からない単語が出てきた時はGoogle先生に聞いて頂くといい。
    まず、
    痴人って何だ?と思う人は、そこから調べてもよい。

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    2025年06月02日
  • 谷崎潤一郎 電子全集8

    000

    購入済み

    台所太平記

    体験談に基づく随筆風小説。
    単一版全集には載ってません。
    惜しむらくはイラストが添付されていないこと、
    中公版ではイラスト付きで、谷崎先生モデルの作家さんが何故かうさ耳の被り物をしている。
    谷崎先生はウサギ歳ではない、聞き耳を立ててる様をうさ耳に表してる。
    テキストはとても楽しい話、鹿児島県の西側を走りたくなる、
    最南端は東側なので、東側は走ったことあるけど
    007のロケ地とかあって風光明媚なのは西側らしい。
    食い物もうまいそうです。
    お好みで。

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    2025年05月31日
  • 痴人の愛

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    ナオミかわいすぎる!!「よう!よう!」←これかわいーーー後半ナオミこわすぎる!!主人公は一貫してキモくて好き 英語のシーンの怒り方ダルすぎる
    ジョージとナオミのイチャイチャシーン、カップル垢見てるみたいなリアルな居たたまれなさと愛らしさがあって表現うますぎ

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    2025年05月28日
  • 新装版 細雪 下

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    同性愛やマゾヒズムを扱った倒錯的作品の印象の強い代表作の中で本作は「らしくない」と感じる人も多いだろうが、その芸術性の高さでは『春琴抄』と一二を争う作品と思う。戦況の悪くなる一方の暗い情勢の中でよくそれを微塵も感じさせない耽美的作品を書いたものだ。

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    2025年05月17日
  • 細雪(下)

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    最後まで読んだ人のみ味わえる美しい文章、世界観の極地。

    読むたびに感情移入する人物がかわって、そのたびに世知辛さに苦悶したり、綺麗事ばかりじゃないよなと思ったり。

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    2025年04月30日
  • 魔術師(乙女の本棚)

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    谷崎潤一郎の『魔術師』と素敵なイラストがコラボする、乙女の本棚シリーズ17巻です。
    ヨーロッパから遠く離れたどこか…東京のような都で仲良く歩く「私」と恋人でしたが、恋人が公園へのデートを提案したことで物語の歯車が回り始めます。
    「私」は町に公園があることを知りませんでしたが、そこに人々を魅了する「魔術師」がいることを恋人が語りだします。
    広場を抜けて魔術師の幻惑を求める群衆が集まる小屋へ入る二人。
    生きた蛇の冠を頭に巻き、ローマ時代のトーガを身に着け、黄金のサンダルを穿いた魔術師がそこにいました。
    男性なのか女性なのかわからない、両性の美しさを持つ魔術師に「私」は…。
    不可思議で美しい純文学を

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    2025年04月29日
  • 台所太平記

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    ただただ様々な女中の人生の一時が描かれてるだけなのに

    そこには色々な女の機微があり、週刊誌のゴシップを読んでるような面白さがある。

    女中と呼ばれるのがあった時代はどうも時間がのんびりと、それでいて上品で豊かな雰囲気が流れてるようで羨ましく、好きな時代である。女中系がとにかく好きだと再認識した。

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    2025年04月29日
  • 痴人の愛

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    色欲による清々しいほどの堕落と情けなさ。
    どこまでも哀れな譲治に、しかしどこか憧れもある。
    美の前に屈服してこそ男性性を全うしたと言えるのかもしれない。

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    2025年10月17日
  • 陰翳礼讃

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     原研哉さんの『白』という本を読んでいて出てきたので、気になって読んでみた。私には難しいかもしれないと危惧して、理解を助けてくれそうな大川裕弘さんの写真が随所に載っている、パイインターナショナルの版を選んだ。

     個人的には、物心ついた時からヨーロッパが好きで、見るのは古い洋画ばかり、家具など、洋風のものが大好きだった。和風のものは、それなりに好きではあるが、洋風のものほどドキドキはしてこなかった。

     この本は、日本人が、暗さの中で、全部を赤々と灯さず、明るめの清潔感が溢れる白に塗り固めず、暗さの中に少し障子から漏れる光によって作られる陰翳をいかに上手に捉えて情緒的に暮らしてきたか、文化を築

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    2025年04月20日
  • 谷崎潤一郎 電子全集1

    購入済み

    映画化された以外の作品もいい

    「痴人の愛」「春琴抄」そして「卍lと谷川作品は映画化された作品も多いのですが、それだけじゃないのがよく分かりました。どれも引き込まれますから。この値段でたくさん読めるのは感謝しかないです。

    #アツい #エモい

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    2025年04月14日
  • 春琴抄

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    以前に刺青を読んで他の谷崎作品が気になっていたものの、当時の体調と文体の相性が良くなく断念していたものを、機会あってようやく読んだ。
    全体として読点句読点がほとんどなく、何処で文章が切れるのかよくわからない部分も多く、読むのにやや苦労したが、記憶とは違い極度に漢文調になっているということもなく、先述の点での骨折りがあった他はすらすらと読めた。
    刺青にあった艶めかしく暗い妖しさはこの作品にはなく、読んでいる最中はずっと「いつこれが暗転するのだろう」と思っていたが、とうとう刺青のような薄暗い情念のようなものは表れずに終わり、少し呆気に取られたのだが、読み終わって暫くの後、上手く言い表せないが胸の内

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    2025年04月10日
  • 吉野葛・盲目物語

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    ネタバレ

    ⬛︎吉野葛
    死別した母への愛慕から、母の郷里である奥吉野・国栖を訪ねるという津村に同行し、「私」は小説の材料を探して一帯を彷徨する。津村が母や吉野に対して寄せる思いについては、いくつかの印象的なモチーフ-狐・鼓・琴・紙漉きーを伴った伝聞として叙述される。津村は国栖で出会った遠戚の娘に母の面影を見出し、嫁に迎える決心をする。「私」の方は、結局小説を書けずじまいに終わる。

    ⬛︎盲目物語
    織田信長の妹・お市の波乱の生涯を、盲目の奉公人による口述という形で描く。まず目を引くのは、ひらがなを多用した文体である。冒頭から「たんじょうは天文じゅう一ねん」というような表記があり、また同じ熟語について漢字表記

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    2025年02月15日
  • 少将滋幹の母

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    ネタバレ

    国経と平中の気持ちはとてもわかるんだけど、時平
    だけ役回り的に嫌なやつにしか見えないw
    あの年齢になってやっと対面できた滋幹も良かった。
    平中の滑稽さ、国経の哀愁(妄執とも言える)、滋幹の美しい終わり方。
    完璧な史実と創作の融合でした。

    時平が北の方を奪い取る時の谷崎潤一郎の癖が滲み出ている文体の迫力、凄すぎ。

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    2025年02月06日
  • 少将滋幹の母

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    おもな登場人物
    平中 女好きで有名な貴族。30歳くらい?
    藤原時平 貴族の中でも最高の権力者。33歳くらい。
    藤原国経 時平の叔父。78歳くらい
    藤原滋幹 国経の息子。5歳
    滋幹の母 国経の妻。20代前半の美女。

    とても読み応えがあり、楽しめた。
    人妻をめぐる滑稽なやりとりや、
    妻を失った男の哀切きわまる凄まじい姿が脳裏に焼きついた。最後の場面のせつなさ美しさも忘れられない。

    この物語の主人公は「滋幹の母」なのか?
    私には国経か滋幹におもえる。

    何年か後にまた読みたいと思った。

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    2025年01月24日
  • 作家と猫

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    作家さん方が各々書かれた猫についてのエッセイ、漫画などを集めた本。
    様々な猫論(?)が読めて面白かった。

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    2025年01月19日
  • 台所太平記

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    山口晃画伯の挿画に惹かれて手に取った一冊だが、その挿画の素晴らしさは本編の面白さあってこそだと納得。
    千鳥磊吉という作家の体験を基にした小説の体を取っているが、いうまでもなくこれは谷崎とその家族が邂逅した『女中』達の物語。
    『あとがき』で触れられているように、今の感覚ではキビしい内容もあるのは確か。それでも単に小説とか谷崎の体験談としてだけでなく、当時の風俗も感じられる一冊のように感じた。

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    2025年01月14日