【感想・ネタバレ】新装版 細雪 中のレビュー

あらすじ

奔放な四女・妙子は神戸の大洪水に遭うも一命をとりとめた。しかしさらなる悲劇が妙子を襲う。三女・雪子は、縁談を期待して東京の本家に移り住むことになるが、都会の空気になじめず――。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved

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Posted by ブクログ

すごい昔に読んだので詳細は覚えていませんが、雪や桜の花が舞ってキラキラ輝いているような小説だったことは覚えています

I read it so long ago that I don’t remember the details, but I recall it was a novel as if snow and cherry blossoms danced and sparkled.

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2025年06月11日

Posted by ブクログ

四姉妹それぞれ個性豊かだけれど、皆とても性格が良いように思う。姉や妹をお互いに想い、できるだけ好きなようにさせてあげたいと思う姉妹愛に心打たれる。
登場人物のなかでは、私は幸子の夫の貞四郎が好き。優しくて飄々としていて、結構男気もある。そして現代的な考えも持っていて、この人が四姉妹の仲をうまく取り持っているんじゃないかな。
続きが楽しみ。

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2025年10月14日

Posted by ブクログ

周りがしきたりを気にして自由に恋愛できない妙子が可哀想なのと、その度虐げられる板倉の最後が悲しい。
ロシア人見送りの際お寿司を食べる場面はホッとする。

芦屋の家での妙子の舞、神戸の災害と板倉写真師の妙子の救助、隣人ドイツ人の東京行き、幸子雪子悦子の東京見送りと嵐、妙子と板倉の接近、結婚の約束、本家からの妙子の洋行謝絶、人形教室生徒ロシア人の東京行き、悦子の病気、回復、悦子と幸子の東京行き、板倉の手術失敗と死。

表紙のあらすじに板倉の死まで書かないでほしい。

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2025年04月12日

Posted by ブクログ

奔放な四女・妙子の身分違いの恋を中心に話が展開する本巻。その絶妙な語り口に思わず引き込まれる。豪雨による水害場面の写実的な描写には些かの驚き。これまで私の中では谷崎=耽美派と云う位置付けだったが認識を改める必要有り

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2024年11月06日

Posted by ブクログ

百年くらい前の話なのに、蒔岡姉妹の日常に起こる珍事件の数々が面白過ぎてスイスイ読めちゃう。
谷崎潤一郎、すごいなあ
下を読むのも楽しみ

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2022年03月23日

Posted by ブクログ

よく京都の人は(「ぶぶ漬けどうどす?」のエピソードに代表されるように)本音を出さないとか言葉に裏があるとか言われるけど、「細雪」を読んで思うのは、こうした傾向はもともとは京都に限らず関西の上流社会一般にみられたもので、京都人がそうした戦前の関西上流社会の雰囲気を色濃く残している一方、大阪神戸その他の地域ではこうした気質が失われてしまったのに過ぎないのではないかと思ったりしたのだが違うかな。

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2020年06月14日

Posted by ブクログ

体面ばかり気にする旧家の人々の行動や言動が理解出来ずにイライラするのだが、続きが気になって読み進めてしまうのは何故だろう。

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2021年05月15日

Posted by ブクログ

中巻は災害と四女妙子の恋愛が中心。過去の情景を詳細に語るとき、句読点を少なく次々に繋いでいくところとか現代の作家にも多大な影響を与えていると感じた。表現の豊かさ、ボキャブラリーのセンスが素晴らしくて、読んでいて本当に心地良い。

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2020年02月24日

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