谷崎潤一郎のレビュー一覧

  • 細雪(中)

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    この本は本当に、登場人物たちが発する上品で小気味良い関西弁の台詞が楽しい
    当時の上流階級が贔屓にしていただろう実在の名店が色々登場するのも楽しい
    谷崎が描写する食べ物の、なんて美しくて美味しそうなことか、、

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    2022年02月07日
  • 秘密(乙女の本棚)

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    幾つもの「秘密」で美しく編まれた世界とその結末。
    それに官能的で耽美、豪華絢爛なイラストが添えられています。文章でもイラストでも眼福な一冊。

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    2022年01月08日
  • 細雪(上)

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    あらすじ
    1936年(昭和11年)秋から1941年(昭和16年)
    春までの大阪の旧家を舞台に、4姉妹の日常生活の悲喜こもごもを綴った作品。阪神間モダニズム時代の阪神間の生活文化を描いた作品としても知られ、全編の会話が船場言葉で書かれている。上流の大阪人の生活を描き絢爛でありながら、それゆえに第二次世界大戦前の崩壊寸前の滅びの美を内包し、挽歌的な切なさをも醸し出している。作品の主な舞台は職住分離が進んだため住居のある阪神間(職場は船場)であるが、大阪(船場)文化の崩壊過程を描いている。
    感想
    没落商家の四姉妹、ある人からフランス語で発行された本をよんで描写が良かったと言われ日本語版を読んでみた。時代背景が違いすぎるが今も昔も
    姉妹は変わらないかなって思う。

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    2021年08月27日
  • 秘密(乙女の本棚)

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    <乙女の本棚>シリーズに谷崎潤一郎がついに登場。これまで登場してこなかったのが不思議だ。そして絵師は、これまたシリーズ初登場のマツオヒロミ。美麗かつ妖艶。文章も絵も、耽美でデカダン。
     「本」としての出来栄えは秀逸すぎる。ただ、お値段が高い。オールカーラーで判型も特殊だからしょうがない。

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    2021年05月09日
  • 陰翳礼讃

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    1933年に出版された書
    建築、インテリア、照明を専門とする者においては今なおバイブル的な存在である
    日本的な美のあり方を陰翳を軸に語られている
    改行が少なく読みにくい文体ではあるが丁寧に読み進めると、文章の美しさから情景が浮かび上がってくる

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    2021年04月23日
  • 陰翳礼讃

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    インテリアや照明に携わる職業の方々に幅広く読まれている本書。日本家屋についてだけではなく、すぐれた日本人論としても読める珠玉の一冊。

    日本人が好む美しさとは、省略の美であるということ。空白を持って画面を構成する日本画もそうであるし、無駄な言葉や描写のない小津安二郎、北野武の映画も実に日本的な美と言える。宮崎駿さんが「アニメーションは三歩あるいて十歩あるいたように見せなければ意味がない」というような主旨のことを何処かて語っておられたが、それも日本の美なんだなあと強く思った。また、世界で評価されているのはまさにそれら省略の美そのものなのだ。

    その点では若者の流行言葉の略語なども日本独自の文化なのだと思う。一から十まで説明過剰というのは西欧文化なのだろう。しかし、現在の日本では行き届いたサービスや過剰な説明などが多くなり、かなり文化は変化してきている。もちろん外国文化を取り入れることで快適になり、発展するのはうれしいことだ。一概に善し悪しを言えることではないが…。比較文化論としても興味深い内容だった。もっと谷崎を読んでみたい。

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    2021年04月18日
  • 秘密(乙女の本棚)

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    女装が美しい男の人は、ちょっと憧れる。
    昔に付き合った美しい女性と再会して少し嬉しくなったのだろうと思う。
    美しい人同士の恋愛。
    良いけど、
    不倫ってこと?
    秘密はそのままにできない魔力があるのかも。
    好きで知りたかったから行動したのか?
    仕方がないと思う。
    辛いけどさようなら。

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    2021年04月13日
  • 細雪(中)

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    ネタバレ

    四女の妙子の出番が多い巻でした。

    妙子は奥畑という「船場の坊」と駆け落ちしようとしたことがありますが、今度は阪神間に記録的な水害が起こり、川の氾濫で今にも溺れ死にそうなところに駆けつけてくれた、板倉という丁稚上がりの写真家と恋仲になります。
    そして妙子は今までやっていた人形作りをやめて、洋裁の道に進み、洋行してあちらで手に職をつけたいと望むようになります。

    幸子らは反対して、欧州の動乱により洋行は中止になります。
    そして、板倉は耳の病気が元で細菌が体に回り、片脚を切断され、しばらくして亡くなってしまいます。

    神戸の鮨屋の「与兵」に幸子、夫の貞之助、雪子、妙子で食事にいく場面の新鮮なお鮨のネタの描写がなんともいえず美味しそうでした。

    コロナが収束したら、久しぶりに回る方のお鮨でもいいから食べに行きたいと思いました。
    この小説は、こういった上流中流階級の家族のやることの描写を楽しむ小説でもあるのだなと思いました。

    今まで読んだ小説の中でも文章の美しさが大変際立っていると思いました。

    下巻に続く。

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    2021年02月25日
  • 春琴抄

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    ネタバレ

    耽美的な春琴の美しさが素晴らしい。
    結局、佐助は春琴のために盲となり、佐助の中で春琴は永遠に美しいままとなる。
    佐助の中で、すべてが完結する。
    誰にも邪魔されぬことはない、誰にも壊されることのない、もっとも幸せな在り方ではないかと思わされる。

    続けざまに三味線を操るのを辞めぬような語り口、圧倒的な文章力によって、こちらの考えをやさしく侵蝕してくる……

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    2021年02月14日
  • 春琴抄

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    知人にすすめられて。ずっと読みたいと思っていたものの、長らく積読になっていたので消化できて良い機会だった。
    句読点のすくない文章は読みにくいなんてことは全く無く、無駄が削ぎ落とされていて張り詰めた高揚感をもたらしてくれた。

    盲目の鵙屋琴(春琴)と、彼女に献身的に仕える温井佐助。
    二人の主従関係は周囲の人間の理解からは遥か手の届かないところにあって、でもその倒錯した愛はたまらないほど耽美でため息がもれる。ただ二人だけのための二人きりですべてが満たされ完結する世界。
    わりに私も己の観念のみで人を愛せるタイプなので、春琴の身に起きた悲劇を追うように全盲となってからの佐助の胸中は痛切に感じた。
    こんなふうに愛されてみたい。でもきっと重いんだろうけど。

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    2021年02月03日
  • 秘密(乙女の本棚)

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    序盤は、文字間隔や背景の色などで読みにくいのが気になった。
    でもこの文章も装丁の内であって、文章だけちゃんと読みたい人は普通の小説を読めば良い訳だから、と自分に言い聞かせながらページをめくっていく内に、マツオヒロミさんの絵にすっかり魅了されてしまった。
    これは絵本の域を超えていると思う。漫画、小説、映画など、一つの作品を味わうのに色々なジャンルがあるけれど、まだ名前のない新たなジャンルを体験しているのではないかという気がした。
    お話の方はすごく谷崎らしいのだけれど、今まで主人公を谷崎の顔で想像してしまっていたのがこのイラストに挿し変わるだけで、こんなに世界が変わるのか、と思ってしまった。

    素晴らしいコラボで両者の魅力を再認識させられた。

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    2020年11月10日
  • 細雪(中)

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    上巻では旧家の姉妹たちのはんなりとした暮らしぶりが淡々と語られるに終始していたが、中巻になると雪子の縁談の難航や、幸子の身に悲しい出来事が起きたり、妙子が水害に見舞われるなどが語られ、ゆるゆる続くかと思われた物語に起伏が生じる。
    これらが蒔岡家の行末の暗さを象徴するように感じられ、上巻から続く季節や姉妹の美しい描写に切なさが帯びてくる。

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    2020年08月09日
  • 陰翳礼讃

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    文章が美しく、正に声に出して読みたい日本語という感じ。陰翳礼讃は、闇や暗がり、影と言った、通常好まれないものに対する別の見方を与えてくれる。特に、漆器や黄金の闇との調和から見た美しさ、日本人の肌の色から生じた微妙な影から来る独特の美しさなどの記述は、それ自身が美しい。
    懶惰の説、旅のいろいろ、ねこ、なども谷崎のノスタルジックな見方を伝えてくれる。内容もさることながら、文章そのものの美しさが心地よく、何度も読んでしまう。

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    2020年07月19日
  • 少将滋幹の母

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    この話の始まりは、色好みの平中こと兵衛佐平定文の色ごとからなる。
    時の左大臣は、政敵菅原道真を追い落とした藤原時平(通称しへい)。時平は年老いた叔父国経の若く美貌の北の方に目を付け、自分のものにしようとしていた。かの北の方は、かつて平中も国経の目を盗み忍んだ相手だ。
    時平は、国経を持ち上げ追い込み、ついには「我が宝」と呼ぶその北の方を堂々と連れ去ってしまう。
    その様子を平中は苦々しく思っていた。平中は色を好むが、相手につれなくされれば燃え上がり、泣き真似が読まれていたり相手の汚物を手に入れようなどとユーモラスかつ粋な恋の駆け引きを楽しむ。そんな彼にとって、見せつけるようにしてその妻を奪うというのは美意識に反したのだ、しかも相手は自分のかつての恋人で、さらに自分の艶話が時平を焚き付けたとあってはなおさらだ。
    しかし名うての色事師平中は、時平の目を盗み北の方との文通を続ける。それは北の方と国経との間の男児、後の少将滋幹の腕に手紙を書き付けて北の方と文通をするというやり方だった。
    やがて成長した滋幹は、父ではない男の妻となった母の元へ通うことは叶わなくなる。平中の恋も終わる。
    だが滋幹にとって母の面影は増すばかりだった。
    母への妄執を断ち切ろうとしつつもそれができずに衰えてゆく父を見て、そして父違いの弟を遠くから密かに親しみを感じて、それでも母に会うことはなく四十年の日々が過ぎた。
    ある時滋幹は、尼庵の近くに佇む尼僧の姿を認める。
    それこそ母だったのだ。幼い頃から母の面影を求め続けた滋幹は、ただただ老いた母の膝下にすがるのだった。


    ===
    古典文学で出てくる人々を数々の資料から再構築したお話。
    古典文学では菅原道真の祟りで死んだとされる藤原時平をはじめとするその一族たちの政治的手腕を書き、平中の懲りない色事をユーモラスかつ真摯に書き、美しい妻に去られた老人の諦めきれない諦めの心境を書く。
    そして、幼い頃から大人の色恋沙汰に振り回され、中年になってもただ母を慕う滋幹の心境を掘り下げ掘り下げてゆく。 
    貴族たちの恋愛や政治駆け引きは華やかさとおかし味があり、北の方に去られた国経が妻を忘れようと美女の死骸や骸骨に触れてそれでも断ち切れない様相は人の業の深さがある。
    谷崎潤一郎の美意識は、汚いもの、おかしいものと表裏一体なのでしょうか。流れるような筆捌きです。
    人間模様の織りなす王朝絵巻。

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    2019年12月29日
  • 谷崎潤一郎フェティシズム小説集

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    ネタバレ

    谷崎潤一郎のフェティシズムをテーマにした短編集。

    時には残酷に時にはマゾになる登場人物たちが魅力的。
    この作品を読んでいるとサドとマゾは表裏一体なのだなと思わせられる。

    そして、女性の体の「そんなところまでみているのか」と逆に感心させられてしまうほどの執拗な描写は谷崎のこだわりを感じさせられる。

    やらしいのにやらしく感じさせないのが素晴らしい。

    特に、「富美子の足」などは足の描写だけでよく、こんなにもページをさけたな!と思えるほど
    谷崎が足フェチを炸裂させている。

    登場する女性たちもみんな無自覚小悪魔といった感じで「ふーん、なるほど谷崎はこんなタイプが好きなのか」
    とニヤリとしながら読んだ。

    一言でフェチって言っても、そんな浅い世界じゃないんだぞ!と
    谷崎にえんえんと語られているような錯覚に陥ってしまうそんな作品。

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    2019年11月09日
  • 猫と庄造と二人のおんな

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    猫が一番!女房はそれ以下!!何という男よ。谷崎の短い長編だが、田辺聖子さんか?と思うくらい軽快でユーモア垣間見えるナイスな一冊。小心者でろくでなし男、庄造。策略家で我の強い元妻・品子。小金持ちの娘でふしだらな現妻・福子。こんな三角関係の絶対的トップに君臨するのはリリーちゃん。美しきメス猫。庄造は恋人のようにリリーを愛することから、不穏な元妻と現妻。そんなドタバタ話だが、とにかくリリーが可愛すぎ。猫を飼ったことがない私にも、猫の魅力が存分に伝わる描写が流石。で、ラスト、ここで終わるの!?という唐突さに驚き。

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    2019年09月24日
  • 細雪(中)

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    鶴子一家は東京へ栄転する、台風大水の被害で建物は被害を受ける、おさく師匠は亡くなる、隣人家族は独逸へ帰る、四季折々と仲の良い姉妹はそのままに、時勢と併せて彼女たちを取り巻く状況は変化していく。
    結局、雪子と妙子のお嫁騒動の話題しか書かれてないのだけれど。展開も面白いし、日本の文化情緒と時代性を捉えつつ言葉遣いも巧みで流れるように読める名文。

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    2019年07月06日
  • 猫と庄造と二人のをんな

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     猫リリーと庄造と品子(前妻)と福子(後妻)。それに庄造の母おりんが絡むのだが、猫の動きの描写が実に素晴らしい。隷属を好まずしかし愛玩される猫の振る舞いの数々、愛猫家にはたまらない一冊であろう。甲斐性なしの庄造の愛情が人間の妻よりもはるかに猫にばっかり向いていることを、2人のおんなそれぞれが嫉妬したため、前婚も後婚もうまくいっていないのだが、それでもなお猫に振り回される庄造と、そして嫌っていたはずなのにいつの間にか猫を大好きになってしまった前妻と、相変わらず癇癪もちで夫に厳しくあたる後妻の、それぞれが織りなす関西弁がユーモラス。
     登場人物に谷崎特有の色気は全くなく、専ら猫に色気が集中しているこの筆力。なおタイトルは登場人物の序列をあらわしているとのことだが、それなら猫>福子>品子>庄造かな。これから1時間ドラマつくるならこういう傑作をとりあげなくちゃ。なお未完のドリスも収録されてたがこれは駄作でした。

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    2019年07月05日
  • 谷崎潤一郎犯罪小説集

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    期待以上の面白さ!谷崎文学らしい艶かしさもあるし、ミステリー要素もばっちり体験できる。うーん、好きだ。

    全作品魅力的だけど、しいて一番を選ぶなら『私』かな。
    一言で言ってしまえは、読者=私=…なところにトリック要素があるんだけどそのプロットがさらに狂気を醸し出してる。昭和の文学だけど、文章も読みやすいし。次は長編に再チャレンジしようかな。。

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    2019年03月17日
  • 夢の浮橋

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    テイストは、『鍵』や『老人瘋癲日記』に近い。いかにも谷崎すぎて、ちょっとやりすぎでは、とも思うが、谷崎的なものを求めて読み始めた者にとっては、期待を裏切らない作品である。

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    2019年02月25日