谷崎潤一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近の文学だけではなく、幅広く文学を…と思い手に取った本作。
大江健三郎さんに引き続き、次は谷崎潤一郎さんの作品。
いやーーー、本作面白かったーーー( ̄▽ ̄)
谷崎潤一郎作品、「耽美派」、「性的」、「フェティシズム」なんて様々にご立派な言葉で表現されてきていますが…
いや、なんというか格式高いロリコンドMエロ小説(こんなこと言うと怒られるのかもしれませんが…)ですね、まどろっこしい言い方してんじゃないよと(笑)
端的に言うと「美女にめちゃくちゃにされたい願望」っていう…
いやー、でもコレがとっても面白い(´∀`)
文章がとても綺麗なので、ただのエロってだけでは無く、完成度の高い文学と -
Posted by ブクログ
慣れない文体なので入り込むまで時間がかかったけど、慣れたら読めるし情景がすごくしっかり思い浮かぶ描写だった。
雲雀を見上げる2人の姿とか、絵に描いたように見えたし、知らないはずなのに春琴の姿も佐助の姿も思い浮かんでいた。
わがままで高飛車で、潔癖で気難しくて暴力的、勝ち気で決して本音は話さない、そんな美女が自分だけに心を開く快感みたいなのは、たしかにわかるし、一度入ったら抜けられない沼だなと思う。
私がいなくちゃこの人生きていけない!とも思うだろうし。
いつから佐助は夢を見ていたのか、
きっと春琴は佐助の記憶よりももっとしおらしくて女性らしい人だったんだともおもうけど。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ解説によると、新しい思想、文化の出現、私生活での千代夫人をめぐるトラブルなど、谷崎にとって大正期(関東大震災まで)は試行錯誤の時期だった。
理想の芸術の実現を目指す「金色の死」、撮った覚えのない映画にまつわる「人面疽」、学級を支配する生徒についての政治的な「小さな王国」、6ページに及ぶ足の描写にあっけにとられる美脚賛歌「富美子の足」、探偵との会話によって次第に真相が明らかになる「途上」など、いろいろなタイプの作品が収録されているが、どれも後の作品に通じる要素を含んでいる。(一見まじめに思える人物が、急に変貌する(正体を現す)というのもそのひとつ) -
Posted by ブクログ
ネタバレ下巻は、雪子の二度の見合いと、妙子の赤痢と妊娠と死産が中心。控えめな雪子と行動的な妙子が対照的に描かれ、幸子はそれぞれに頭を悩ませる。子爵の一族に嫁いでいく雪子と、バーテンダーと夫婦生活を始める妙子の結末も対照的。
大垣の親戚家族との蛍狩りのシーンが幻想的。
見合いの世話をする井谷、丹生の両夫人の会話がテンポよく、見合い相手の橋寺、御牧との掛け合いも面白い。
巻末の回顧では、刻々と変わる時勢のなか、自動車や列車の料金や芝居の場所や演目、映画のタイトル、大水害の様子などを調査し、あらかじめ時系列にあらすじをまとめ、だいたい予定どおりにいったと書いている。また、頽廃的な面が書ききれなかったが
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