谷崎潤一郎のレビュー一覧

  • 細雪(上)

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    読みやすい。姉妹の会話がテンポ良くて良い。
    それぞれの心理描写が丁寧なおかげで全員に感情移入して読める。

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    2026年06月10日
  • 痴人の愛

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    あらすじには小悪魔ってあったのに、ただの色欲魔じゃんと思っていたら、後半畳み掛けるように小悪魔ムーブ(最早"小"ではない)。
    男を落とすためには①簡単にヤらせないこと②でもワンチャンあるかも、、?と期待値は残してあげること。→これ普遍的すぎ。
    改めて勉強になりましたナオミ姐さんっ...!!

    そしてサレ夫の独白ストーリーだけで読ませる文章力、実体験かと思う解像度、谷崎潤一郎ネ申です。

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    2026年06月04日
  • 陰翳礼讃

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    他の本を読んでいて、この陰翳礼讃に触れられていたので、ふと読んでみたくなっただけだったのだが、大変面白かった。文豪の書いた随筆ということで、もっと真面目な難しいものを想像していたのだが、昭和初期から戦後すぐ位までのものとは思えないほど現代にも通じるものがある。また、厠について一家言あるというかしょっちゅう出てきていて、なんとも面白いというか。あこんな人だったんだなと思った。 オススメ。

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    2026年06月02日
  • 人魚の嘆き・魔術師

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    谷崎潤一郎の、耽美的な短編2作。
    どちらも大正6年(1917年)の作品。
    発表当時の水島爾保布の挿画を完全収載。これが時代色もあり、妖艶な魅力で雰囲気を増しています。

    「人魚の嘆き」
    若くして莫大な財産を相続した主人公の若者は、眉目秀麗で優秀と、何ひとつ不足がなかった。
    その貴公子、当初は仲間と遊蕩にふけったが、数年で飽きてしまった。
    贅沢な屋敷に選り抜きの美女を集めて側室とし、日々その特技を披露させ、それでも退屈してしまう。
    最高に美しいもの、世にも珍しいものを求め続けるのだったが‥
    中国は清朝の時代、最盛期だった乾隆帝の次の皇帝の御世というあたりも、爛熟頽廃の気配を漂わせる設定ですね。
    貴公子は人魚の噂を聞き、魅了されて、ついにオランダ商人から手に入れる。
    この世ならぬ美しさをたたえた顔に長い髪、人ならぬ長い魚の尾。
    憂い悲しむ人魚の望みをかなえるため、最後に‥
    ビアズリー風の挿画は、人魚を曲線的に描いて、思いのほか肉感的でたくましい、野生を感じさせる姿が印象的です。

    「魔術師」
    遊興に気が高ぶり、高台から群衆の上に飛び降りる人までいる街。
    高名な魔術師は中性的な美貌。社交界の貴人も裕福な男女も魅せられて、公園の舞台に熱中し、自ら危険な役割を果たそうとする。
    現実には考えにくいが、だからこそ書いたのか‥
    魔術師の力によって、その場で半羊神となってしまうという。怪奇な変容。
    ほとんど誰も知らなかったような、難しい言葉をちりばめ、東洋西洋の神秘的なモチーフを練り込んでいく。
    こんな作品を当時の人はどう受け止めたのだろうか。

    モチーフは日本的ではないが、ある意味、歌舞伎や文楽の美麗さ残酷さと重なる面があるかも知れません。
    結末には、愛を貫く筋が1本きらっと通っているので、そこが谷崎らしいというか、後味は悪くありませんよ。
    私はエドガー・アラン・ポオが好きなので、その作品と相通じるものも感じました。

    谷崎潤一郎自身は、言葉を選び抜き、とても苦労して書いた作品だが、後に読み返した時には、苦労と後々まで残る作品かどうかは別だと思ったとか。
    耽美系の作品とはどのように生まれて、展開してきたのか、興味がわきました。
    それゆえ、中井英夫の解説も、おおいに勉強になりました。
    (26年5月31日)

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    2026年05月31日
  • 痴人の愛

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    歳上の男性の「自ら騙されにいく」姿勢が嫌いになれない、
    男の器、と言うと違うかもしれないがそれを良いと感じてしまう自分が少し恥ずかしいなと感じた。
    初めて読んだ谷崎潤一郎作品でした。

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    2026年05月26日
  • 痴人の愛

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    男の浅はかさと愚かさばかりが物語が進むにつれて大きくなっていったな。ナオミの魅力がどこにあるのかは女性には全くわからなくって不潔感すら感じるのに、まぁおそらくその妖艶な身体の為なのか、結局男性は性欲からは逃れられない生物なんだなぁとまざまざと感じた。
    裕福な男と時代背景もあってこそ成り立つおままごと恋愛ではあるけれど、それを描くのが非常にうまい谷崎さすが。

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    2026年05月23日
  • 痴人の愛

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    後半に進むにつれて面白くなった!
    男性目線から見る女性ってたまに女性目線のそれをはるかに超えてることがあるんだろうなーと思った

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    2026年05月19日
  • 陰翳礼讃

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    「むかしは良かった」みたいな話かなぁ?と思って読み始めたら、まさにその通りだったので笑った。電灯の普及により明るすぎる座敷、無粋な家電のコード、白く無機質な西洋トイレ…。清潔で効率よく便利なのは確かだが、そのために失われていく暮らしの中の風雅や花鳥風月を、谷崎は縷々嘆くのである。
     しかし、それだけで終わらないのは、さすが文豪である。京都の料亭「わらんじや」が登場するあたりからグッと文章がノッてきて、暗い座敷における吸い物椀について語る時などはこうである。

     ──まずその蓋を取って、口に持っていくまでの間、暗い奥深い底の方に、容器の色とほとんど違わない液体が音もなく澱んでいるのを眺めた瞬間の気持ちである。人は、その椀の中の闇に何があるかを見分けることは出来ないが、汁がゆるやかに動揺するのを手の上に感じ、椀の縁がほんのり汗を掻いているので、そこから湯気が立ち昇りつつあることを知り、その湯気が運ぶ匂いによって口にふくむ前にぼんやり味わいを余覚する。──

    吸い物を食する体験ってこういうことだったんだ!って、ちょっと興奮してしまった。すごい表現力。

     建築物の陰影についても書かれている(というより、こっちが主なのだろう)。わたし自身、京都のとある塔頭で陰翳礼讃したくなるようなものを見たことがある。仏間の奥にある小さな座敷で、あまり日が差さず薄暗いところだったのだが、襖の水墨画に蒔かれた金砂子がぼうっと鈍い光を放っていて、描かれた風景が幻想的に浮かび上がってきたのだ。
     あれは美術館の展示ケースの中では決して観ることのできないものだった。谷崎が後半生を関西で過ごした気持ちも、ちょっとだけ分かるような気がする。

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    2026年05月16日
  • 春琴抄

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    佐助。男。家は貧しく、9歳のときから裕福な商家で奉公人(使用人)。奉公先の商家の娘・春琴(しゅんきん)。盲目の美少女。「端麗にして高雅」。佐助は春琴の世話係になる。春琴は気位が高く、神経質、他人に弱みを見せない。春琴は佐助が些細な失敗をすると激しく叱責、暴力を振るう。美貌・未婚・資産家の娘。盲目の美少女から”ムチ”うたれる不思議な快感。佐助は春琴を崇拝するように。しかし、ある日、春琴は寝込みを襲われ、顔に熱湯を浴びせられて重い火傷を負う。春琴の顔の皮膚は焼爛(ただ)れ、醜悪な姿に。春琴「見てはならぬ」。佐助は春琴の変わり果てた姿を見る前に、自分の両眼を縫い針で刺し、自ら盲目となる。これで春琴は美しいまま。いや、以前よりも美しい。佐助は「現実に眼を閉じ、永劫不変の観念の世界へ飛躍」する。谷崎潤一郎『春琴抄(しゅんきんしょう)』1933★
    *句点が少ない。会話と地の文が滑らかにつながる。
    *第三者が資料を調べて再構成した体。距離を置く。美しい虚構。近すぎる現実は美を壊す。

    ***

    谷崎潤一郎『痴人の愛』1924

    日本人の美意識は光の当たらない暗い部分にある。扇風機や電気ストーブは座敷に似合わない。白い西洋式のトイレは不浄を排除する意識しか感じられず、風情がない。谷崎潤一郎『陰翳いんえい礼賛』1939

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    2026年05月15日
  • 陰翳礼讃

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    生まれたときからピッカピカに照らされた家で育ったため(父が蛍光灯好き)、光にも影にも鈍感なようで、谷崎さんが語る陰翳は私の生活からはかなり遠い存在。
    古い建物を訪ねるのは好きで、この部屋でどのように暮らしていたのだろうかと想像してみる。雨の日に、窓を閉めてしまうと家の中は真っ暗なのだろうか。夜にお手洗いに行く途中、廊下に人が立っていたらさぞかし恐ろしいだろう、なんて思うのだが、上手に思い描くことができない。暗い家で暮らしたことがないからかしら。
    当たり前に思っている私の感覚はひと昔前の日本人のそれとはおそらく全く違うのだろう。

    谷崎潤一郎=文豪
    かなり前に生きた人と思っていたのに、戦前、戦中、戦後を生きて、昭和40年に亡くなられたそうです。
    ほんのちょっとまえじゃん!!と驚きました。

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    2026年05月13日
  • 刺青(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    前提条件としてこの物語は、美しい者=強い者という世界である。
    彫り師が最初は、美を作り、支配していた。
    しかし理想的な美女に、刺青を施した瞬間に、変貌を遂げて、こちら側が彫り師を支配するという主従逆転が発生。

    美とは、いわば刺青のことであり、鎧でもあり、力でもあり、同時に人を変質されるものである。

    また、刺青は彼女の中に眠っていた、支配性や妖艶さを目覚めさせただけである。

    刺青をしたら異性から好かれるとかそういった話ではない。自分の中に眠っている気質(本質)は何かに気付き、引き出せるかが、美しくあるために大切なことではないかと感じた。

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    2026年05月05日
  • 春琴抄

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    ネタバレ

    美しい。

    谷崎ならではの色彩豊かな美しい文章表現や魅力的な女性キャラは健在で、そのうえで狂気的ではありつつも恋の真理が描かれていた。

    相手の見ている世界を知りたいと願うのが恋で、同じ世界を見ることができたのであれば、盲目になったことなど災いどころか幸福であるという佐助の考え方は真理ではないか。
    文中の「佐助は今こそげかいの眼を失った代りに内界の目が開けたのを知り嗚呼此れが本当にお師匠様の住んでいらっしゃる世界なのだ此れで漸うお師匠様と同じ世界に住むことが出来たと思った」「誰しも眼が潰れることは不仕合せだと思うであろうが自分は盲目になってからそう云う感情を味わったことがない 寧ろ反対に此の世が極楽浄土にでもなったように思われお師匠様と唯二人生きながら蓮の台の上に住んでいるような心地がした」は至言。

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    2026年04月24日
  • 刺青・秘密

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    刺青がとても短くて、純文学を読むのには
    まだわかりやすかった。
    谷崎潤一郎のフェティシズムが溢れている気がして面白いと思った。

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    2026年03月30日
  • 卍(まんじ)

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    文体が関西の言葉で書かれていて最初読みづらいなと思ってたけど読んでうちにリズムが出てきてそれが心地良くなってきたのは不思議。
    題名でもある卍が淫婦である光子を中心に綿貫、園子、園子の夫が絡み合う情事を表している。全てを従えたい園子に翻弄される3人だが文体も相待ってドロドロした人間関係がわかりやすかった。同性である園子のことを妊娠したと嘘ついてまで自分の虜にする光子の執念がすごい。綿貫の男でありながら幼児期のおたふく感染で不具者になり女性のようにねちっこい性格が谷崎文学の象徴みたい。最後光子、園子、園子の夫が心中を図るも園子だけ生き残るのがなんとも残酷。

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    2026年03月28日
  • 春琴抄

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    難しい語彙が多い、青空文庫で読んだが句読点がついたりついていなかったりで待ち時間で読むには苦労した、それでも終盤は読むてが止まらない感覚を覚えた
    書き手も春琴の見た目を「伝」から想像せざるを得ない、そこに想像の世界、伝聞の世界の美的可能性が込められている
    何かが閉じることでその他の感覚が底上げされる現象、スキルポイント仮説とでも呼ぼうか

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    2026年03月27日
  • 卍(まんじ)

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    『細雪』のような物語を期待して読んだら、何とも不思議な世界に連れて行かれた。

    みんなが虜になってしまう魔性の女・光子。

    みんなが光子に依存していく様子が怖い。
    光子のいったい何がそんなに人を惹きつけるのか。

    思わぬ方向へ転がっていく展開も面白い。
    「え、そうなるの?」と何度も驚いた。

    おかしいとわかっているのに、抜けられなくなっていく…。

    園子の語りだけで進んでいく物語なので、どこまでが本当なのかわからない。
    光子目線の語りも気になるけど、あえて語られないことで想像がふくらむ。
    Audibleにて。

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    2026年03月22日
  • 春琴抄

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    感想を書くのが難しい、ある愛の世界を見た。静かに流れていく物語が、突然激しさを増して、俯瞰で眺めていたつもりの物語が、
    突如自分の手に針を握らせて黒目に向けさせてくる、恐ろしい体験でもありました。
    注解がなければ難しく、短い話ではありますが読むのに時間がかかりましたが、自ら読むことが出来て嬉しいです。
    確かに、もう二度と忘れられない2人になってしまったと思います。いや、春琴の事を忘れたとしても、佐助の事だけは忘れられない。

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    2026年03月21日
  • 春琴抄

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    昔の表現が多くて読むのになかなか苦労する。
    師弟であり、主従であり、夫婦もどきでもあるような2人の関係はぶっ飛びすぎていて現代の価値観で完全に理解するのも難しい。
    純愛とも言えるし、究極のマゾとも言える誠に不思議な関係である。
    私も大きな傷跡が手の甲にあるので同情する部分はあるが、春琴ってなかなか嫌な女だなとは思う。
    なかなかここまでの我儘な人間はいないのも思うも、現実はともかくXとかのSNSだとそれ以上の我儘投稿者やインフルエンサーとかいるなと思う。

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    2026年02月19日
  • 卍(まんじ)他二篇

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    大阪弁による一人称の告白体という独特の語り口が、読者を否応なく物語の渦中へ引き込む。語り手・園子の言葉を通じて浮かび上がるのは、愛と嫉妬、支配と従属が幾重にも絡み合う人間関係の迷宮である。

    二者関係と思いきや三者、四者へと膨れ上がる構図は予測を裏切り続け、登場人物たちの心理の機微——自己欺瞞、執着、虚栄——が関西弁の柔らかな響きの中でかえって生々しく立ち上がる。語りの信頼性そのものを揺さぶる構造も含め、人間の業の深さを描き切った作品。​​​​​​

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    2026年02月16日
  • 谷崎潤一郎マゾヒズム小説集

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    マゾヒズムというほどマゾみは感じなかったけど、どれも趣向が異なっていて面白かった。
    特に、魔術師と一と房の髪が好きだった。

    谷崎作品を読んでると、極彩色なイメージが浮かんでくる。前述2作品も、カラフルでキラキラした感じで。
    内容が内容だけども、主人公たちからしたらハッピーエンドで、陰鬱さがないのがあえて、良いなあと思う。

    谷崎好きじゃないと思ってたけど、読めば読むほどなんか気になって、色んな作品読みたいと思ってしまう。
    まだ好きとは言えないけど…とにかく気になってしまう作家。

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    2026年02月16日