井上荒野のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
続編が出たので読み始めたのですが、五年前に読んだ本書をきちんと思い出したくなって、続編はとりあえず置いといて、まずはこちらを再読しました。(五年前読んだのは単行本)
続編を読む前に前作を読み返すことはほとんどないのですが、本書はものすごく大好きな一冊で、あの三人が続編ではどうなっているのか気になり過ぎて完璧に復習しておこうと思ったのです。
五年前のレビューにはとにかく面白かったという感想をあげているのですが、再読してみて感じ方の違いに自分が一番驚いています。今回は読んでいて切なくて哀しくて……。
主人公の三人は皆六十歳前後、訳あって今は独身、一人暮らし。吹っ切れないものを抱えながらも、毎日を面 -
Posted by ブクログ
大人になった今、読んだから、スムーズに理解できた。グレーだらけだもんね大人になったら人間関係も恋愛も。はっきりしないけどあえてはっきりさせようとすることもない。流れに身を任せて、完璧なベストではないけど今考えられる中でこれが最善と思えるならこれでいいか、なんとなく続けられるなら続いていけばいいよ、っていう感じ。若いときに読んだらたぶん全く共感できなかっただろうな、それどころか苛立って途中で放棄したかもしれない笑
ひとつ前に読んだ桐野夏生さんの疾走感ある作風とは真逆、今いる場所に佇んでじっくり内省して、その場の空気の流れを噛み締めて、時間の流れがゆっくりに感じられる、そんな短編集だった。
次は -
Posted by ブクログ
読みはじめてから、ずっと頭のなかのBGMは…
『うちら陽気なかしまし娘〜 誰が呼んだか知らないが〜(以下、省略)』(笑)
にぎにぎしいシニア女性の江子・麻津子・郁子さんたちが営む惣菜店『ここ家』が近所にあったらなぁ〜♡
通いつめるのにぃ〜。
だって…
『たたききゅうりと烏賊と松の実のピリカラあえ』
なんて絶対に家で作らないから
松の実、買ったことないし…(;´∀`)。
話はだいぶ逸れましたが
お仕事小説というより、女の生き様が描かれている小説です
登場してくるお料理は、どれも美味しそうで、お腹すきます(๑´ڡ`๑)←結局、コレに戻るワタシって(笑)
表紙カバー
文庫本のほうが好みだっ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ衝撃のタイトルを見て、読んでみた作品です。
セクハラなどのハラスメントという言葉は、近年よく聞く言葉になっている。
しかし、本当に、心に傷を負った当事者がハラスメントを告発することは心理的にも難しいことだと考える。そのため、告発した主人公のことを私は敬意を表する。
近年では、SNSでのMe Too運動などもある一方で、加害者肯定派のアンチコメントもある。
この話は、性被害という重い問題について改めて考えさせる1冊になっていました。
ちょっと刺激的なシーンもあるので、R-18向けの文学かなと思いますが、性暴力やセクハラについて考えていただくために、是非、読んでいただきたい1冊です! -