井上荒野のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ衝撃のタイトルを見て、読んでみた作品です。
セクハラなどのハラスメントという言葉は、近年よく聞く言葉になっている。
しかし、本当に、心に傷を負った当事者がハラスメントを告発することは心理的にも難しいことだと考える。そのため、告発した主人公のことを私は敬意を表する。
近年では、SNSでのMe Too運動などもある一方で、加害者肯定派のアンチコメントもある。
この話は、性被害という重い問題について改めて考えさせる1冊になっていました。
ちょっと刺激的なシーンもあるので、R-18向けの文学かなと思いますが、性暴力やセクハラについて考えていただくために、是非、読んでいただきたい1冊です! -
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Posted by ブクログ
力の限り人生を楽しんで、ちょっとワルでかっこいい70代の女性が主人公の小説って今まであったっけ?
私が読みたかったのはこういう本だよ!と思いながら読んだ。
お姉さん達が年による体の不調も笑い飛ばして面白おかしく生きている姿を見るのは本当に励まされる。
年を重ねるのって悪いことばかりじゃなくて、楽になっていく部分もあるよなぁって心から感じる。
ポッドキャストover the sunのヘビーリスナーな私としては互助会員全員読んで欲しいと思った。
二人がお互いのこと大好きすぎるのも最高!!
いつまでも「あなたってそういう女よね」って言い合いながら、お互いの違いを楽しんで生きていって欲しい。 -
Posted by ブクログ
「姦通していた男女」が熊に殺された。その別荘地に住む人々の反応や変化を描く。
「熊」がだんだんと、何か性的な象徴のように思えてくる人、いっそ熊に殺されたらいいのにと思う人、むしろ自分が殺されたかったと思う人。
そして、男と女は皆すれ違っている(昭和の歌謡曲みたいな言い方ですが)
・妻は仕事したい、夫は邪魔したい
・夫はしたい、妻はしたくない
・おしどり夫婦の、それぞれが胸に秘めた思い
・仲良しアピール夫婦の、お互いに対する憎悪
・老夫婦の密かな覗き趣味
それなら、この人たちはどうして一緒に居続けるのだろう。さっさと見切りをつけることを選ぶ人たちだっているのに。
しかし、絶望しながらも、離れてし -
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Posted by ブクログ
大好きな作家の一人である井上荒野の23年ぶりの新作恋愛小説。
もの哀しくて美しくて一気に読むことが出来た。
物語は現在から少しずつ過去に戻っていく。
主人公の音村綾が、14歳年上の祥川涼と、どのような出会い方をしたのかに、向かって。
現在はサイン会を開くまでになった
漫画家の綾とアルコール依存症になってしまい幻覚の末、サイン会で綾をキャンバスバッグで殴ってしまう涼。
めちゃくちゃなのに涼は、とても魅力的だ。
こんな恋愛をしてしまうと現在、どんな生活をしていても絶対に相手のことを忘れずに生きていくことは不可能なんじゃないかと思ってしまう。
僕にかかわった者たちはみんな死んでしまう。女も男もー。
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