井上荒野のレビュー一覧

  • 最後の晩餐

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    角田さんの「最後の鰻」が一番のお気に入り。情景描写の巧みさ、表現の仕方が好きだからお気に入りになった。この作品を読んで自然と涙が出てくるのは、脳内で情景を詳細にイメージすることができていて、なおかつ感情移入することができるからなのだろう。簡単に小説の世界に入らせてくれる角田さんの文章がすごく好きだ。また、同じ単語を繰り返すことで、人物の感情を深く描くことができるのだと知ることができたことも読んでよかったと感じるポイントの一つ。もっともっと、角田さんの長い文章を読みたくなった。

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    2026年05月21日
  • 最後の晩餐

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    ネタバレ




    『最後の晩餐』



    当代の人気作家7名が究極のテーマに挑んだ
    自由でぜいたくで幸福な「食」小説アンソロジー
    あなたは人生の最後に何を味わいますか?



    なんとも贅沢な読書の時間でした♪
    作家さんのラインナップは 以下の通り♡



    ★江國香織 『コインランドリーの夜』
    ★金原ひとみ 『ラストサパーフォーエバー』
    ★角田光代 『最後の鰻』
    ☆寺地はるな 『小曾根幸子の送別会』
    ☆原田ひ香 『最後に、何を食べたの?』
    ☆藤野千夜

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    2026年05月18日
  • 最後の晩餐

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    豪華作家陣によるフルコース。
    まず、「最後の晩餐」の捉え方がそれぞれで面白い。
    同じテーマで書いても、それぞれの特徴があり、
    こうも違う作品が出来上がるのかと、面白かった。

    そして、最後を考えることは、それまでどう生きてきたか、どういうことを大切にしてきたかを振り返り、さらにこれからについても考えることに繋がっていくのだと感慨深かった。

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    2026年05月15日
  • あちらにいる鬼

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    人は何故愛するのでしょうか?
    何故妻の事をこれほど愛しているのに他の女性と関わってしまうのだろう?
    何故この妻は夫の浮気を知ってもただ夫の情事を静かに眺めている事が出来るのか?
    そして著者は2人の娘なのに何故この小説を書く事にしたのか?そして作中では妻の内心や葛藤や夫の心の様子は全く最後まで謎のままなのである。
    更に言うならば瀬戸内寂聴と井上光晴の妻の視点で描かれた小説である事は映画を観て知っていた。
    しかし小説家である「みはる」の視点では白木との関係が始まって変化してやがて終わるも何某かのものは続いていく。一方「笙子」は二人の関係をつぶさに感じ取りつつもいつも心の内にとどめておく。
    不思議だ

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    2026年05月14日
  • キャベツ炒めに捧ぐ

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    続編が出たので読み始めたのですが、五年前に読んだ本書をきちんと思い出したくなって、続編はとりあえず置いといて、まずはこちらを再読しました。(五年前読んだのは単行本)
    続編を読む前に前作を読み返すことはほとんどないのですが、本書はものすごく大好きな一冊で、あの三人が続編ではどうなっているのか気になり過ぎて完璧に復習しておこうと思ったのです。
    五年前のレビューにはとにかく面白かったという感想をあげているのですが、再読してみて感じ方の違いに自分が一番驚いています。今回は読んでいて切なくて哀しくて……。
    主人公の三人は皆六十歳前後、訳あって今は独身、一人暮らし。吹っ切れないものを抱えながらも、毎日を面

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    2026年04月27日
  • 僕の女を探しているんだ(新潮文庫)

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    本の帯を全く読まず購入。読み終わって「愛の不時着」のオマージュか!と納得。「愛の不時着」を知らなくても楽しめる作品。1つ1つの物語がそれぞれの人達の小さな転機となり、全ストーリー温かい気持ちになれた。

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    2026年02月22日
  • 注文の多い料理小説集

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    柚木麻子さんのお話と出会ったのがこの一冊でした。
    不倫女子が登場する、お鮨屋さんのお話。
    世の中の男性陣がきっと(こうであって欲しい)と思っている女子たちの本音がいい感じに滲み出ていて、大好きなお話です。
    他のお話もよかったけど、このお話が好きで柚木麻子さんのこの話しか記憶にないくらいです。
    気持ちがいい話でした。

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    2026年01月23日
  • ベーコン

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    大人になった今、読んだから、スムーズに理解できた。グレーだらけだもんね大人になったら人間関係も恋愛も。はっきりしないけどあえてはっきりさせようとすることもない。流れに身を任せて、完璧なベストではないけど今考えられる中でこれが最善と思えるならこれでいいか、なんとなく続けられるなら続いていけばいいよ、っていう感じ。若いときに読んだらたぶん全く共感できなかっただろうな、それどころか苛立って途中で放棄したかもしれない笑
    ひとつ前に読んだ桐野夏生さんの疾走感ある作風とは真逆、今いる場所に佇んでじっくり内省して、その場の空気の流れを噛み締めて、時間の流れがゆっくりに感じられる、そんな短編集だった。

    次は

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    2026年01月22日
  • 注文の多い料理小説集

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    「料理」にまつわる、7人の作者のアンソロジー。
    柚木麻子さん「エルゴと不倫鮨」伊吹有喜さん「夏も近づく」柴田よしきさん「どっしりふわふわ」が特に好きだった。
    読むと、どれも丁寧に料理がしたくなる!

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    2026年01月11日
  • キャベツ炒めに捧ぐ

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    読みはじめてから、ずっと頭のなかのBGMは…
    『うちら陽気なかしまし娘〜 誰が呼んだか知らないが〜(以下、省略)』(笑)


    にぎにぎしいシニア女性の江子・麻津子・郁子さんたちが営む惣菜店『ここ家』が近所にあったらなぁ〜♡
    通いつめるのにぃ〜。
    だって…
    『たたききゅうりと烏賊と松の実のピリカラあえ』
    なんて絶対に家で作らないから
    松の実、買ったことないし…(;´∀`)。

    話はだいぶ逸れましたが
    お仕事小説というより、女の生き様が描かれている小説です

    登場してくるお料理は、どれも美味しそうで、お腹すきます(๑´ڡ`๑)←結局、コレに戻るワタシって(笑)

    表紙カバー
    文庫本のほうが好みだっ

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    2025年12月06日
  • しずかなパレード

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    人が突然いなくなるということは、関わっている人に大きな穴をあけるんだなと思う。
    気にしてないようで、人は人のことを覚えてるんだな。

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    2025年09月13日
  • キャベツ炒めに捧ぐ

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    面白かった。
    しっかり面白い、そして美味しそうな惣菜、丁寧な料理、切ない三人の身の上話、温かい『ここ屋』など、「求めていた描写」が詰まっていて「これだ!」となった。
    井上荒野さんは時々外れはあるものの、基本的にどれも読みやすくて心情が丁寧で好み。

    家庭的で素朴な惣菜、だけどやっぱり惹かれる。
    アラ還にもなると憂いのない人生の方が稀な気がする。

    それぞれが新しい方向を向けたようで良かった。

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    2025年08月11日
  • 照子と瑠衣

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    はちゃめちゃに良かった。
    2025年に読んだ本自分的ベストかも。
    荒野さんの描く老女たち、好きすぎる。
    江國さんとこういう関係になりたいと語ってるのも素敵。推し✖️推し

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    2025年07月09日
  • しずかなパレード

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    ズバリ、キーパーソンはカンフーマンでしょう。誰もかれもが静かに腹に一物持っているような人物のなかで唯一「怪しい」明白な特性。本作のこの胡乱な空気感の象徴として冒頭から登場することにより「なんかやばそうだ」という印象をバッチシ根付かせている。カンフーマン自体は脇役なのに効果的だなぁと感心した。和菓子屋の若女将の失踪事件。周囲の心にわだかまりを残したまま消えた人。しかし誰かがいなくなっても日常は消えない。諸行無常を受け入れる。真相を知ると少し悲しい。九州弁も井上作品にしては珍しく、作中のアクセントになった。

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    2025年07月07日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    この小説を読んで、YouTubeで動画見ました!
    素敵な寝台列車でした!
    私もいつか未来の旦那さんと泊まってみたいなと思いました!

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    2025年06月13日
  • 照子と瑠衣

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    ネタバレ

    照子と瑠衣は70歳。40年来の友達だ。
    照子はその瑠衣から助けを求められ、45年連れ添った横暴な夫に『別離』して瑠衣と一緒に長野に向かった。
    『家出』ではなく『別離』というのが照子のこだわりらしい。
    大胆な二人は実に楽しそうに暮らしていく。
    なんだか羨ましい。
    話しの中に前に読んだ『静子の日常』の静子さんもかっこよく登場!なんだか嬉しい。
    70歳でもいきいきしている二人の話しを読むのはとても楽しかった。

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    2025年05月28日
  • 小説家の一日

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    不倫する人と物書きの人ばっかり出てくる。この辺の描写の感覚が結構若い人な感じあるので、3,40代の作家さんだとばっかり思ってたのだよね。

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    2025年05月06日
  • 照子と瑠衣

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    こういう疾走感溢れる小説家、大好き〜! 中学の同級生で同窓会で再開して、そっから人生のバディになるって最高。70歳になっても無茶苦茶したいよね。

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    2025年05月06日
  • 錠剤F

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    井上荒野って呼んでも気分が晴れるわけじゃないのに読みたくなって、それでも読んで気分は沈む……みたいな。そんなところが癖になるんだろうか。お気に入りはドクターFから怪しい薬買う表題作「錠剤F」と、夫の20年ごしの秘密が明るみに出てしまった刺繍家の「刺繍の本棚」。

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    2025年05月06日
  • 100万分の1回のねこ

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    有名作家による絵本「100万回いきた猫」のトリビュート作品集。
    人それぞれの作品が詰まっていて面白い。
    一冊の絵本からこんなに物語が生まれるんだなぁと感心。

    この本から一人の気になる作家さんとの出会いがありました。
    井上荒野さん。
    他の作品も読んでみたくなりました。
    トリビュート作品って、こういう出会いがあるのも魅力ですね。

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    2025年05月05日