井上荒野のレビュー一覧

  • あちらにいる鬼

    Posted by ブクログ

    しかしなんであんな男がモテるのか、まずもってそれが理解不能。みはるがどうして惹かれたのか、丁寧に描写してある、でも分かんない、それは僕が男だからかも知れない、と納得してしまうような文章の上手さだった。
    いやぁ、小説というか、文章ってすごいなと久しぶりに感心した作品でした。

    0
    2025年12月18日
  • それを愛とまちがえるから

    Posted by ブクログ

    行為は夫婦の第二の会話のようなもの

    パートナーの恋人と仲良くなれるはずない!って思っていたけど、負けないための鎧を着て全員戦っている様が面白い。愛を誓った相手を信じたい、という思いは少なからずお互いにあるんだよね。ラストは男と女の違いがよくわかる。

    解説の精神科の人のコメントが軽かったなー。実際にレスで悩む人を軽視しすぎ。

    0
    2025年12月08日
  • キャベツ炒めに捧ぐ リターンズ

    Posted by ブクログ

    美味しいお惣菜のお店「ここ家」の三人に再び会えました。前作から月日が流れて、別れや新しい出会いがありました。一見いい人に見えるけど···という男性の出現、そして若い女性が修行にきたりと、新たな登場人物が個性的でした。

    三人それぞれ悩みがあり、それを自分の胸に納めるか、皆に話すかを逡巡する様子が、この小説を身近に感じられるひとつかもしれないです。

    そんななかで毎日作るお総菜が本当に美味しそうで、「ここ家」の料理本を出して欲しいくらいです。

    色々ありましたが、この先の「ここ家」が楽しみな終わりかたでした。読後感はスッキリでした。リターンズを読んだばかりなのに、またこの先が楽しみになりました。

    0
    2025年12月05日
  • 注文の多い料理小説集

    Posted by ブクログ

    お料理にまつわる短編集。そしてアンソロジー。
    どれも味があって面白かった。
    エルゴと不倫鮨、夏も近づくが特に面白かったです。

    0
    2025年12月03日
  • キャベツ炒めに捧ぐ リターンズ

    Posted by ブクログ

    60代後半の女性3人組が主人公。まだまだ恋愛沙汰で悩んだりしていて、ちょっとビックリ。でも私も時々フラフラと思うことはあるから、そんなものなのかも?この先お店がどうなるか気になる。シリーズ2冊目らしいけど、これから読んでも問題なし。

    0
    2025年12月01日
  • キャベツ炒めに捧ぐ リターンズ

    Posted by ブクログ

    熟年女性3人がやってる惣菜屋、ここ屋を舞台にした作品。前作に次ぐ物だが、前作を読まなくても読めると思う。何だかこの年齢で思い悩む事とか凄いリアルで驚いた。が、
    新しい希望も垣間見得てやはり井上氏らしく満足した。

    0
    2025年11月30日
  • 注文の多い料理小説集

    Posted by ブクログ

    食べ物や食事にまつわる短編のアンソロジー 読後感はすっきりとして続きを読みたいと思うものから、うーんなんだかモンヤリ⋯というものまで様々。 季節の移ろいを感じられる「夏も近づく」と、形を変えてもパンへの情熱を持ち続けた人生の途中を描いた「どっしりふわふわ」が好み。

    0
    2025年11月28日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

    Posted by ブクログ

    どの作品もさくっと読めるけど、登場人物の人生と重ねて考えられる余韻があった。私はななつ星に誰とどんなときに乗りたいだろうと考えた。

    0
    2025年11月09日
  • その話は今日はやめておきましょう

    Posted by ブクログ

    ドキドキしたーしかも嫌なドキドキ。祈るような気持ちで最悪なことが起きないでくれと読んでいた。
    夫婦間の、あれ言わなきゃ、相談しなきゃ、でも今じゃなくていいか、今じゃないか、で後回しにしてしまうこと、まさにタイトルのような場面はあったりする。特に、相手を不快にさせるかもしれない、自分の知らない相手のネガティブな面を暴いてしまうかもしれないようなセンシティブなものもあったりする。むしろ、それによって自分がどういう人間と思われてしまう、そう思われることが嫌だなぁと感じることもある。で、黙る。言わない。でも態度には出てしまう。相手は黙っていることを察する。で、違う想像をする。ボタンのかけ違いが、ヒリヒ

    0
    2025年10月26日
  • キャベツ炒めに捧ぐ リターンズ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「潮時(しおどき)」という言葉を、やめ時、そろそろ引き上げる時、みたいな意味に思っている人が多いようだけど、それはどちらかというとマイナスの方の意味で。
    良い潮の流れが来た時、船出のチャンス、という前向きな意味もあるのだ。

    ・江子(こうこ)66歳。元夫の白山(しろやま)が急逝して二年
    ・麻津子(まつこ)65歳。夫・旬(しゅん)と五年前に結婚
    ・郁子(いくこ)67歳。「ここ家」で働くようになって五年

    三人で営むお惣菜屋の「ここ家」が入っている建物「スーパー文殊」の老朽化による立ち退き問題が持ち上がる。
    古い建物ゆえの破格の賃貸料だった。この場所が無くなれば、「ここ家」は存続の危機である。

    0
    2025年10月26日
  • 私たちが轢かなかった鹿

    Posted by ブクログ

    独創的 文章がとても上手いので読んでいて心地よい。なくはなさそうだけど奇抜なストーリーも面白くて引き込まれた。

    0
    2026年01月12日
  • あちらにいる鬼

    Posted by ブクログ

    前情報なしで読んで、あとがきを読んでびっくり。作者への興味が高まり、この人の作品を手に取ってみたくなった。内容としてはひたすら男女の愛の軌跡が描かれている。しかし、なぜだか飽きずに読めてしまう。男のつかみどころのなさ、どこか夢中になりきれていないのにやめられない女の性。自分にはこんな体験ないのに、所々共感してしまう不思議。言語化の難しい生き苦しさ(決して何が不幸なことがあるわけではなくむしろ幸せなのに)を感じた時に読みたくなるような作品でした。

    0
    2025年10月06日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

    Posted by ブクログ

    5人の小説家の短編と、2人のクリエイティブディレクターのアンソロジー
    テーマは九州の特別列車「ななつ星」に乗り込む乗客の物語だ
    列車はたくさんの人を一度に運ぶけど、乗客の一人一人はそれぞれ特別な想いを持って列車に乗り込む

    5人の作家さんが寄せたとても短い物語には人生という長い長い想いが乗っていることに気が付く
    恩田陸さんの「お姉さん」が仕組んだ、複雑で切ない物語も時間の長さと、生きようとする想いの深さが音楽に乗ってやってくる

    個人的には小山薫堂氏の言葉が圧巻だった
    人から人へ繋ぐ想いが言葉となって、香り高く温かみを持って伝わってくる
    「共感」という到達点はその気持ちを理解しようとする意識の

    0
    2025年09月30日
  • 私たちが轢かなかった鹿

    Posted by ブクログ

    どの短編も読んだ後に残るゾワゾワした感じ。
    5篇の短編どれもが同じ出来事を2人の当事者の視点から描いている。
    同じ出来事の中なのにそれぞれ掛け違っている違和感に読んでいて惹き込まれる。
    表題にもなっている短編『私たちが轢かなかった鹿』。
    22年来の親友(52歳)が息子の恋人という立場になり家に遊びに来ることに。
    そこで夕飯に出てきた薪ストーブで煮込まれたアイリッシュシチューが美味しそうでレシピ検索。
    シグノというワインも気になるし茸のオムレツも食べたくなってきた。
    この短編の最後、鹿肉の表現がそう来るのかとゾワゾワなりました。

    0
    2025年09月19日
  • 私たちが轢かなかった鹿

    Posted by ブクログ

    一作目を読み出したら続きが気になって早々と読み終えました!
    どの話も続きが気になる、続きを考えたくなるお話でした!

    0
    2025年09月14日
  • 私たちが轢かなかった鹿

    Posted by ブクログ

    ひとつの出来事を、異なる二人の視点から描く物語の短編集。
    【私たちが轢かなかった鹿】
    26歳の息子・晴(はる)が自分と同じ52歳の親友・井出真弓と付き合っている。親友も息子も失ったように思う、海堂杏子。
    一方、晴と一緒に杏子の家に来た真弓は、子供のような男と引き換えに親友を失ったように感じ始める。
    連作かと思ったら、一作ずつ別のお話でした。
    この続きがあったら、親友が自分の大切なものを次々と奪っていく〜!となるのでしょうか?
    夕食の料理がすごくおいしそうでした。
    【不幸の****】
    セレブ奥様、ヤケクソの「****!」
    【犬の名前】
    痔だと思ったら、まさかのがん疑惑。世界が自分を捨てようとして

    0
    2025年09月12日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

    Posted by ブクログ

    一度は乗ってみたい豪華列車。ますます乗ってみたくなった。
    各作家さんが描くそれぞれのドラマが、同じ列車内で繰り広げられているんだなぁと思うと、感慨深い。

    0
    2025年09月07日
  • 私たちが轢かなかった鹿

    Posted by ブクログ

    一つの出来事を別々の人物の視点から描いた短編集
    同じ出来事なのに当事者が変われば見方も変わる
    最後のお話『小説みたいなことは起こらない』は、雪で閉ざされた別荘が舞台
    静かな語り口で綴られる物語は、美しくも不気味だ
    井上荒野の世界観は癖になる

    0
    2025年09月05日
  • 私たちが轢かなかった鹿

    Posted by ブクログ

    短編集。容赦なく心をザワつかせてくる、荒野さんらしい短編だと私は思っている。

    『私たちが轢かなかった鹿』
    友達が息子の彼女ってどういう気持ちなんだろう。想像もつかない。でも決して良い気持ちではないと思う。友達の方だって、堂々と自分が彼女だと振る舞いながらもどこか後ろめたいのか、ずっと杏子の機嫌を伺っている感がある。この叫び出したくなりそうな関係性、私だったら逃げ出すだろうな。
    そして、息子の存在も気詰まりだった。まるで杏子も真弓も、息子がこの場にいなければいいのにと心の底では思っているかのようだった。うん、やっぱり私だったら誰の立場だったとしても、この場居たくない。

    『犬の名前』
    もういっ

    0
    2025年08月31日
  • 照子と瑠衣

    Posted by ブクログ

    テレビドラマを観たので深く読みたくなった本です。
    歳を重ねた年輪も泣けて笑えるエピソードも全てパワーに変える2人旅。読み手が次の行き先が気になる楽しい本です

    0
    2025年08月27日