井上荒野のレビュー一覧

  • キャベツ炒めに捧ぐ リターンズ

    Posted by ブクログ

    >三人がもっと若ければ、もっと早く進んでいるだろう。でも、若くないからといって、進まない、ということはない。

    その日の食材からお惣菜のメニューをわちゃわちゃ考えるのが楽しそう

    0
    2026年06月01日
  • 1+1

    Posted by ブクログ

    美味しい食事は人の気持ちを少しだけ前向きにしてくれる。
    料理と飲み物のペアリングって予想以上に自由だな。
    定番の組み合わせも意外な組み合わせにも、食欲がそそられて真似したくなる。
    《鱚のフライと白ビール》は試すまでもなく美味しいよねえ。
    《出汁巻き玉子と、おりがらみの酒》も《マッコリと蛤のチヂミ》も気になるけど、まずは《メロンパンとコンソメスープ》からやってみようかな。

    0
    2026年05月31日
  • あちらにいる鬼

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    瀬戸内寂聴さんは自分が物心ついた時には僧侶だったので、優しそうで徳を積みまくっている人というイメージだった笑
    出家するまでにこんなに好き放題生きて色々あったなんて、本を読んで驚いた。
    この話は、当事者の娘が親たちをモチーフに書いたというのもびっくり。
    人間関係が面白かった。

    0
    2026年05月25日
  • 1+1

    Posted by ブクログ

    食をテーマにした短編連作集。
    ペアリングをモチーフにしたとあるように、おしゃれなお酒と料理が出てくる。
    雑誌で連載されていたというから、毎号読んだら探して購入、または作ってみようと思ったかも。

    人たらしの拓郎から食を繋いで拡がる様々な縁。
    歳を重ねていくのも悪くないかなと思える楽しさも秘めている。

    0
    2026年05月22日
  • 照子と瑠衣

    Posted by ブクログ

    こんな風に思い切れたらと思う作品

    細かいことは気にせず、2人の生き様を楽しむ

    これからまだまだやりたいことをやればいいんだと勇気づけられました
    最後の方は流れに乗って、あっという間に読み進められました

    0
    2026年05月21日
  • キャベツ炒めに捧ぐ

    Posted by ブクログ

    おいしい描写に食べたくなる
    作りたくなる
    総菜屋で働くのもいいねって思わせる

    3人の60代女性が総菜屋で働く
    それぞれの人生を抱えながら毎日総菜屋に来て働く。しゃべる。食べる。
    総菜屋以外での関係性も相まって素敵な日常を過ごしているのね

    0
    2026年05月20日
  • 1+1

    Posted by ブクログ

    俳句結社「水軍」まわりの人々の群像劇。各話のタイトルが食べ物と飲み物のペアリングになってて眺めてて楽しい。結社のメンバーからその関係者が次々登場するので最後の方には人間関係がこんがらがってくるけど、そこは流して楽しく読みました。結社の中心人物で人たらしの広渡氏という人物が印象的。彼らの恋模様にもほのぼのしました。
    ダイジェスティブビスケットと癖のあるお茶とのペアリングは試してみたい。

    0
    2026年05月23日
  • 1+1

    Posted by ブクログ

    全部が本当に美味しそうすぎるし、出てくる登場人物いやなヤツもいるにはいるんだけど厭味がないというか、憎めないというか。読んでてすごく楽しかったしお腹空いたし、呑みたくなる。食に興味がない人はやはり嫌だな

    0
    2026年05月17日
  • 私たちが轢かなかった鹿

    Posted by ブクログ

    10年前くらいのアメリカドラマ、「アフェア情事の行方」を思い出した。小説でも映画でもみたことがある構成なのかもしれないが、他人を覗き見るという行為を体験できる読書体験ができる小説は最近少ない気がするするので、とても面白かった。NHKあたりで逆に表現を若干柔らかくして、ドラマ化してくれないかな、と思ったりします。

    0
    2026年05月17日
  • 1+1

    Posted by ブクログ

    たまりません。

    装幀に加え、頁を開けば色鮮やかな料理のイラストがドーンと目に飛び込んでくる。

    24編から成る本作は料理と飲み物のペアリングが楽しめる飯テロ本。
    お酒を全く飲まない私だが、ちょっと飲んでみたいと思わせる魅力がある。

    俳句結社「水軍」に関わる人々の日常が連作形式で描かれ、どの話も身近で気づけば物語に没入していた。

    それにしても結社の中心人物、61歳の拓郎さんのモテっぷりときたら。
    料理上手で気配り上手、チャーミングな性格。
    私も句会のメンバーになりたいと思ってしまう。

    味わい深く読後にほのかな余韻が残る一冊。

    0
    2026年05月08日
  • その話は今日はやめておきましょう

    Posted by ブクログ

    定年退職後の趣味のクロスバイクでサイクリングを楽しむ昌平、ゆり子夫婦。ある日昌平が事故で足首を骨折し、クロスバイクがきっかけで知り合った青年一樹に家の手伝いをしてもらうことになる。一樹が来るようになってから、家から貴金属がなくなるように。でも一樹は「いい人」だと思いたい。

    仕事は御役御免になり、身近な人の病気や訃報、子どもたちの独立、体力や性機能の低下などから自分たちの老いに直面する夫婦。対照的にエネルギーに溢れ衝動を持て余している一樹。
    タイトルの「その話は今日はやめておきましょう」
    きっと老夫婦は自分たちの老い、その行く先から目を背けていたかったんだろうなぁ。

    0
    2026年05月06日
  • キャベツ炒めに捧ぐ リターンズ

    Posted by ブクログ

    前作から五年後の設定のリターンズ。
    前作はなんだか切ない印象が強かったのですが、今作はとても楽しかった!
    六十五歳前後の三人。それぞれ心に抱えているものはあるけれど、そこから目を逸らすわけでもなく、うまいこと飼い慣らすことができるようになってきた感じがします。大人だなぁ、と憧れてしまいます。そんな自分も、そんな友だちも受け止めてうまくやっていて、さすが年の功。
    自分の心の中の不安や愚痴を全て友だちにぶちまけるわけではないけれど、いざって時には受け止めてあげる懐の深さもあって、やっぱり楽しくて素敵な三人だったなぁ。
    ラストも良かった!こんな友だちに巡り会えた江子、麻津子、郁子の三人。とっても羨ましい。
    また何年か後にこの三人のその後を読めたらいいな、と思います。

    0
    2026年05月01日
  • キャベツ炒めに捧ぐ リターンズ

    Posted by ブクログ

    シニア世代の訳あり人生の諸々な出来事の中から、それでも"進化"して生活していこうという気になれた一冊でした。

    0
    2026年04月20日
  • 注文の多い料理小説集

    Posted by ブクログ

    それぞれ全く違う味わいの作品ですがそれそれ大変、力作ぞろいで私はかなり好きですね

    概要

    「料理」をめぐる極上の7つの物語

    うまいものは、本気で作ってあるものだよ――
    最高級の鮨&ワイン、鮪の山かけと蕗の薹の味噌汁、カリッカリに焼いたベーコンにロシア風ピクルス……
    おやつに金平糖はいかがですか?
    物語の扉をそっと開ければ、今まで味わった事のない世界が広がります。

    小説の名手たちが「料理」をテーマに紡いだ
    とびきり美味しいアンソロジー。

    【本書登場の逸品たち】

    塩むすびと冷たい緑茶
    ハルピンのイチゴ水
    全粒粉のカンパーニュに具を挟んだ
    サンドイッチ
    きときとの富山の海の幸・ゲンゲ汁
    生クリームと栗の甘煮のパンとアイスコーヒー
    食堂のカレーライスと福神漬
    星屑のような白い金平糖

    0
    2026年04月17日
  • 照子と瑠衣

    Posted by ブクログ

    照子も瑠衣も素敵で、二人の暮らしぶりも楽しく、あっという間に読み終わった。気楽に読める分、ツッコミどころも多いけど、二人の間にある信頼や友愛が爽やかで憧れる。
    照子のつくる料理が美味しそうなのもよかった。
    瑠衣って70代にしては今どきの名前だなと思ったけど、テルマ&ルイーズからきていたのだとここで知りました。

    0
    2026年04月14日
  • つやのよる

    Posted by ブクログ

    男狂いの魔性の女、艶が危篤となった。夫の松生は艶が過去に関係を持った男たちに危篤を知らせる。
    艶と関係した男たち、の、周囲の女性視点で物語が展開。
    最後まで艶がどんな人間なのか鮮明には見えてこない、だからこそ想像が掻き立てられる。

    0
    2026年04月12日
  • ママナラナイ

    Posted by ブクログ

    からだの変化と、人間ドラマ。
    思春期や更年期といった生理的変化から、認知機能の低下やCOPDなどの疾患まで、変化をめぐる戸惑いと適応が丁寧に描かれていました。

    0
    2026年04月04日
  • あちらにいる鬼

    Posted by ブクログ

    一人の男とその愛人とその妻の話。
    モデルは自明で瀬戸内寂聴。ただしどこまで事実なのかは不明。
    これを書いたのが当の男の娘というのも衝撃。
    妻と愛人という、普通であれば憎み合ったり争ったりになる関係であるが、ひとりの男への愛情という点である種戦友のようになっているのが興味深かった。
    男に振り回される人生は決して平安ではないだろうが、それだけ好きになれる人に出会えることを羨ましくも感じた。

    また、著者の文章が非常に上手く、淡々としながらも女たちの心の動きがリアルに感じられた。

    0
    2026年04月04日
  • 私たちが轢かなかった鹿

    Posted by ブクログ

    表題作と、最後の「小説みたいなことは起こらない」が面白かった。
    どの小説もこんな風に登場人物それぞれの視点で書かれていると分かりやすいのに。
    男共が皆どうしようもない。

    0
    2026年03月22日
  • キャベツ炒めに捧ぐ リターンズ

    Posted by ブクログ

    60代後半になった3人の事情も少しずつ変化していく。
    江子の元夫は亡くなり、麻津子は旬と結婚して5年目になり、愛犬(モハメド)も飼っている。
    郁子は、亡き夫や早くに亡くした息子(当時2歳)のことも忘れることはなくても、ひとりでの暮らしを楽しめるようになってきた。

    今回は、古くなったお店の立ち退き話があったり、勅使河原というジェントルマン風が、ほんとうに怪しく謎だったり…で。

    年齢もあるが、第◯の人生というか、新たな始まりを決断した3人を応援したいと感じた。

    いろいろありながらも前を向いていく姿を見て、自分もそうありたいと思った。



    0
    2026年03月15日