井上荒野のレビュー一覧
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山にまつわるエッセイアンソロジー
誰のページから読もうかとワクワクして買った
まずは、東出昌大さんからに決めた!
次は松永K三蔵さん
続いて角幡唯介さんに長瀬ほのかさん
大好きな作家さん目白押しである
もちろん初読みの作家さんもいて
みなさん面白かった...が
やはり自分に合わない書き手の方はいるもので
古賀及子さんはいままで出たエッセイが苦手で合わないな~と思っていたが、この本でも彼女だけはクソおもろなくて1ページも読めなかった
古賀及子のターンが無かったら★5つなのにな
たぶん前世で親でも殺されたのかもしれん
山なら私も言いたいことはある
きっと全ての人がなにかしらエピソードを持っているんだろうな~ -
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作品紹介・あらすじ
谷川俊太郎、江國香織、川上弘美、角田光代らによる、佐野洋子『100万回生きたねこ』への、13人の作家によるトリビュート短篇集
江國香織「生きる気まんまんだった女の子の話」
岩瀬成子「竹」
くどうなおこ「インタビューあんたねこ」
井上荒野「ある古本屋の妻の話」
角田光代「おかあさんのところにやってきた猫」
町田康「百万円もらった男」
今江祥智「三月十三日の夜」
唯野未歩子「あにいもうと」
山田詠美「100万回殺したいハニー、スウィート ダーリン」
綿矢りさ「黒ねこ」
川上弘美「幕間」
広瀬弦「博士とねこ」
谷川俊太郎「虎白カップル譚」
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佐野洋子「100万回生きたねこ」を読んだ作家・詩人たちによるトリビュート集。
惹かれる作品(江國香織、井上荒野、町田康、今江祥智、川上弘美など)もあれば、そう感じない作品もある。一体どうやってあの「100万回生きたねこ」からこのような作品が生まれたのか、一読ではわからないものもある。「ねこ」がまったく登場しない作品もある。「100万回生きたねこ」というテーマがありながら、内容に一貫性はなく、トリビュート集らしい幅広さがある。
「ねこ」が登場しないので、これは「100万回生きたねこ」とは関係ない作品だ、というレビューもあったけれど、僕はそうは思わない。「100万回生きたねこ」はけっして「ねこ」だけの話ではない、と思っているから。また「100万回生きたねこ」を読んだ人は本書を読まないほうがいい、というレビューもあった。確かに「100万回生きたねこ」の読後感の感動からほど遠い作品も収まっているので、そのレビューにもある意味では賛成できる。ただ「100万回生きたねこ」を読んだことによって、こんなにも幅広いリアクションが誕生した、ということも事実なので、僕は「100万回生きたねこ」を読んだ人にこそ本書を読んでほしい、と思ったりもしている。「ああ、読んで失敗した」と思われても責任は取れないけれど。 -
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ネタバレ【収録作品】
江國香織「コインランドリーの夜」
金原ひとみ「ラストサパーフォーエバー」
角田光代「最後の鰻」
寺地はるな「小曾根幸子の送別会」
原田ひ香「最後に、何を食べたの?」
藤野千夜「もうひとりのねえちゃん」
井上荒野「本当の話」
人生の最後に何を食べるか? をテーマにした、アンソロジー。
「コインランドリーの夜」の弥生子、「小曾根幸子の送別会」の小曾根幸子の生き様は小気味よい。
「最後の鰻」は仲の良い家族の空気が伝わってきてほのぼのとする。
「ラストサパー…」と「もうひとりの…」は年代こそ違うが、シスターフッドのよさをしみじみと感じる。
「最後に、…」は嫌な話にならなくてよかった。
「本当の話」は夫に先立たれた妻の寂しさが身に迫る。
粒ぞろいのアンソロジー。 -
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ネタバレ
『結婚』
またまた 荒野さん♪
これは【結婚詐欺】のお話。
詐欺の被害者の 名前・職業・場所 といった
感じで章立てされている。
〈例〉
1 柊 亜佐子 学習塾事務員 東京
って、感じでね( ಠдಠ)
全部で10章…。
読んでいて…ちょっと嫌な気分になるの( ・᷄-・᷅ )
こういう話って きっと あるんだろうな〜……
ってね 思っちゃった( ・᷄ ᴗ・᷅ )ゝ
これは このお話は そもそも小説だから……
【詐欺師】がそもそも スマートに 描かれているの。
実際は胡散臭さがプンプンしてると思うのだけど…
植物に詳しい被害者との会話で…
「植物、お詳しいんですか」
「詳しくはないけど、好きなんです」
鈴子は恥ずかしそうに俯いた。可愛い、と
古海は思った。女をだますときにはいつでも
そこからはじまるのだった。
って……
自分の心が弱っていたり、何も起こらない日常に嫌気がさしてたり、変化を望んでたりってときに…詐欺師の古海は上手に入り込む。
井上荒野の描写がまた 上手いんだよなぁ…♥
母親はまた、あの表情を浮かべた。無表情、というのがいちばん適切に思えるにもかかわらず、紙魚みたいにこちらの心に潜り込んでくるあの顔。
…ってのがあって、【紙魚】が理解できずにスマホで調べたところ…( ・᷄-・᷅ )
【紙魚】 シミ 昆虫なんですね (▭-▭)✨
体形が魚に似ていて紙を食べる夜行性の謎の虫
って、ゾワッてします:(´◦ω◦`):
あとね…
投稿エッセイを添削する。きれいごとの向こうにあるものを引きずり出す。この手の文章を守っている嘘は卵の殻みたいに脆いから、ちょっとつつけば事実がとろりとこぼれ出てくる。
って、描写…素敵だなぁと思います。
被害者が警察に行くか行かないか で考えてるときには……
警察へ行ったら、と鳩子は胸の中でバーテンダーに言った。私に離婚させ仕事を辞めさせた男が詐欺師であるということが一瞬で事実になってしまうのよ。
…と、ある。
プライドもそうだし、好きになった男をまだ
どっかで詐欺師と認めてないのか……
詐欺師に引っかかった女というのが嫌なのか
鬱屈した感情がわからなくもなくって…
読んでるこっちまで暗〜い渦の中にいる気分。
でも…弱ってるときに優しい声掛けられたら
騙されちゃうかもなぁ( ↂ⃙⃚⃛ ωↂ⃙⃚⃛)
騙される まで いかなくても
いい人♡って思っちゃうのは確かだなぁ♥
荒野さんの上手さが際立つも…
終始 ( ゚д゚)クソガッッッ! でした…
えっ(;゚Д゚)!
感情移入?
荒野さんの勝ち?
もう お見事かもしれない( ͡ ͜ ͡ )
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いろいろな作家さんの話が読めるので、短編集はさくさく読めてしまいます。今回は、『最後の晩餐』をテーマに7編が収録されていました。『最後の晩餐』というと、イメージとしては悲しかったり、切なかったりというマイナスな感情が先にたっていたけれど、どの話も前向きな話で自分の『最後の晩餐』についても考えてみたくなった。
どの作家さんの話も好きだったけど、個人的には金原ひとみさんの話が好きでした。コンプラが叫ばれる社会でこんな集まりがあって、ひたすら高カロリーな物を食べまくる…素敵な最後の晩餐だなぁと羨ましくなった。ちょっと学生時代を思い出した。
井上荒野さんの「本当の話」も心がじんわり温かくなる素敵な話でした。 -
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リアルなような、でもまだ遠いような。
60歳になった自分と環境を想像して、旦那の浮気が原因で別れることになったら、、とそれもまた想像してみる。
きっと彼女のようになんてことないように電話もできない。かと言って、受け入れることもできるんだろうか?
読み始めたときは「きゃはははは」という品のない3人と、60になってもこんな会話なの?と引いてしまう自分がいたけれど、一編の話は決して長くなく重すぎず、読むほどに好感度が増してしまった。その年齢になった時に、一緒にいられる友達がいたら、老後も怖くない。今から始めることに遅すぎることはない、と前向きにもなれた。