井上荒野のレビュー一覧

  • 最後の晩餐

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    食べ物小説が結構好き。本書も食べ物を美味しそうに書く作家陣が揃っており、軽い気持ちで手に取ったが、最後の晩餐というタイトル通り、食だけではなく死に向き合う話でもあったのだ。
    井上荒野さん、初読みだったけどまた読んでみたいな。
    角田さんの鰻の話、なんかうちの親族もこんな感じかもって。
    金原ひとみさんは近々ヤブノナカ読むから、ひとみ節を浴びたのでより楽しみ。
    あと装丁とっても可愛い。文庫は手軽だけど、単行本にしかない良さがあるねえ〜

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    2026年07月28日
  • 最後の晩餐

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    角田作以外は「ランティエ」掲載の短編集。
    最後の晩餐の為にどう生きるか?と言うより、既に故人となった回顧録風なストーリー多数。
    結果的に「あれが最後の晩餐だった」はあっても「これが人生最後の晩餐だ」などと意識して前もって準備するなど無いのだから自分は毎食これが人生最後の食事かも?と意識はする様にしている。

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    2026年07月27日
  • 最後の晩餐

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    色んなタイプの最後の晩餐。
    みんないい。
    金原瞳さんのみたいな仲間も羨ましいし、原田ひ香さんにはハラハラしたし。
    1番リアルで笑ったのは、角田光代さんかな。
    人生後半、そして最後に食べるもの。心豊かに過ごすには何がいるか。考えちゃいますね

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    2026年07月26日
  • そこにはいない男たちについて

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    初めて井上さんの本を読みましたが、描写や文の繊細さを感じられ読みやすいこと読みやすいこと!結婚している(していた)女、それぞれの視点から心情の変化や内省をしていく姿がリアルでした。ドラマ化して欲しい!!

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    2026年07月22日
  • 最後の晩餐

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    このテーマでどうしてここまで個性溢れる作品が集まったのか不思議な程だ。大好きな江國氏と井上荒野氏は言うまでもなく、どれも愛おしい程、何度も読み返したい位だった。なかでも私が好きだったのは「最後の鰻」
    病室の様子が目に浮かんでツボった。

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    2026年07月20日
  • 1+1

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    食と酒と人との繋がりの短編連作。

    食が合わない人とは一緒に暮らすのは難しい、そして食の趣味が一致したら一緒にいることが心地良い。そんな話。

    登場するのは食に対して丁寧な人たち。
    食べることで繋がって、食べることで生き返って明日を見つめる。

    皆、料理をすることにも貪欲で、読み始めは良かったけど読み終わる頃には少々食傷ぎみに。

    食べることに貪欲でいられる人って多分精神的に強い。そして裕福。
    そんな強い人たちの生きてゆく姿はあまりにも圧倒的で弱い自分とはあまりにも違うなと思った。

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    2026年07月11日
  • 1+1

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    おいしい小説。

    出てくるもの、どれも美味しそうで、
    ストーリーは、すいすいと美味しいお酒のように
    読める。

    よく食べることは、よく生きること。
    食の好みは、人と人との相性にも通じる。

    心に残ったのは、
    「家作りは、センスっていうより知性よね」
    という言葉。

    暮らしの全てを知性と愛情で豊かにし
    楽しむこと、その嬉しさが全編に流れていたような
    気がする。

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    2026年07月07日
  • キャベツ炒めに捧ぐ

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    リアルなような、でもまだ遠いような。
    60歳になった自分と環境を想像して、旦那の浮気が原因で別れることになったら、、とそれもまた想像してみる。
    きっと彼女のようになんてことないように電話もできない。かと言って、受け入れることもできるんだろうか?
    読み始めたときは「きゃはははは」という品のない3人と、60になってもこんな会話なの?と引いてしまう自分がいたけれど、一編の話は決して長くなく重すぎず、読むほどに好感度が増してしまった。その年齢になった時に、一緒にいられる友達がいたら、老後も怖くない。今から始めることに遅すぎることはない、と前向きにもなれた。

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    2026年06月22日
  • そこにはいない男たちについて

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    夫は存在しているのに"いない"と感じるまりと、夫の不在に絶望している実日子。立場は真逆のようなものだけど、お互いに自分の方が可哀想に決まっている、と思っているのが面白い。共感するのはもちろん実日子の方。実日子のアシスタントのゆかりと、弟の勇介の姉弟が素敵!こんな料理教室があったら私も行ってみたいなぁ。

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    2026年06月20日
  • 1+1

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    世代ギャップを感じながら読み進めるうち、登場人物たちが皆、繋がりを結んでいくことに魅力を感じていった。
    家族、同僚、恋人、趣味仲間…あの人がこの人と、この人はあの時の人…。その中心に立つのが広渡拓郎だ。
    どこか気障っぽく世渡り上手に見えていた彼が、嫌味のない人当たりの良さで徐々に私を取り込んでいった。
    ギスギスした関係性に潤滑油を差す然りげ無さと、胃袋を掴むことに長けた好感度高い紳士なのでした。

    数ページに渡る巻頭のイラスト集は、編集部の想いありきだろう。掌編フルコースが美味である事を、なにより表紙が物語っている。

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    2026年06月05日
  • キャベツ炒めに捧ぐ リターンズ

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    >三人がもっと若ければ、もっと早く進んでいるだろう。でも、若くないからといって、進まない、ということはない。

    その日の食材からお惣菜のメニューをわちゃわちゃ考えるのが楽しそう

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    2026年06月01日
  • 1+1

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    美味しい食事は人の気持ちを少しだけ前向きにしてくれる。
    料理と飲み物のペアリングって予想以上に自由だな。
    定番の組み合わせも意外な組み合わせにも、食欲がそそられて真似したくなる。
    《鱚のフライと白ビール》は試すまでもなく美味しいよねえ。
    《出汁巻き玉子と、おりがらみの酒》も《マッコリと蛤のチヂミ》も気になるけど、まずは《メロンパンとコンソメスープ》からやってみようかな。

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    2026年05月31日
  • あちらにいる鬼

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    ネタバレ

    瀬戸内寂聴さんは自分が物心ついた時には僧侶だったので、優しそうで徳を積みまくっている人というイメージだった笑
    出家するまでにこんなに好き放題生きて色々あったなんて、本を読んで驚いた。
    この話は、当事者の娘が親たちをモチーフに書いたというのもびっくり。
    人間関係が面白かった。

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    2026年05月25日
  • 1+1

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    食をテーマにした短編連作集。
    ペアリングをモチーフにしたとあるように、おしゃれなお酒と料理が出てくる。
    雑誌で連載されていたというから、毎号読んだら探して購入、または作ってみようと思ったかも。

    人たらしの拓郎から食を繋いで拡がる様々な縁。
    歳を重ねていくのも悪くないかなと思える楽しさも秘めている。

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    2026年05月22日
  • 照子と瑠衣

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    こんな風に思い切れたらと思う作品

    細かいことは気にせず、2人の生き様を楽しむ

    これからまだまだやりたいことをやればいいんだと勇気づけられました
    最後の方は流れに乗って、あっという間に読み進められました

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    2026年05月21日
  • キャベツ炒めに捧ぐ

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    おいしい描写に食べたくなる
    作りたくなる
    総菜屋で働くのもいいねって思わせる

    3人の60代女性が総菜屋で働く
    それぞれの人生を抱えながら毎日総菜屋に来て働く。しゃべる。食べる。
    総菜屋以外での関係性も相まって素敵な日常を過ごしているのね

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    2026年05月20日
  • 1+1

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    俳句結社「水軍」まわりの人々の群像劇。各話のタイトルが食べ物と飲み物のペアリングになってて眺めてて楽しい。結社のメンバーからその関係者が次々登場するので最後の方には人間関係がこんがらがってくるけど、そこは流して楽しく読みました。結社の中心人物で人たらしの広渡氏という人物が印象的。彼らの恋模様にもほのぼのしました。
    ダイジェスティブビスケットと癖のあるお茶とのペアリングは試してみたい。

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    2026年05月23日
  • 1+1

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    全部が本当に美味しそうすぎるし、出てくる登場人物いやなヤツもいるにはいるんだけど厭味がないというか、憎めないというか。読んでてすごく楽しかったしお腹空いたし、呑みたくなる。食に興味がない人はやはり嫌だな

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    2026年05月17日
  • 私たちが轢かなかった鹿

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    10年前くらいのアメリカドラマ、「アフェア情事の行方」を思い出した。小説でも映画でもみたことがある構成なのかもしれないが、他人を覗き見るという行為を体験できる読書体験ができる小説は最近少ない気がするするので、とても面白かった。NHKあたりで逆に表現を若干柔らかくして、ドラマ化してくれないかな、と思ったりします。

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    2026年05月17日
  • 1+1

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    たまりません。

    装幀に加え、頁を開けば色鮮やかな料理のイラストがドーンと目に飛び込んでくる。

    24編から成る本作は料理と飲み物のペアリングが楽しめる飯テロ本。
    お酒を全く飲まない私だが、ちょっと飲んでみたいと思わせる魅力がある。

    俳句結社「水軍」に関わる人々の日常が連作形式で描かれ、どの話も身近で気づけば物語に没入していた。

    それにしても結社の中心人物、61歳の拓郎さんのモテっぷりときたら。
    料理上手で気配り上手、チャーミングな性格。
    私も句会のメンバーになりたいと思ってしまう。

    味わい深く読後にほのかな余韻が残る一冊。

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    2026年05月08日