そこにはいない男たちについて

そこにはいない男たちについて

726円 (税込)

3pt

愛する夫を喪った女と、夫が大嫌いになった女──夫を突然亡くし、しばらく料理教室をお休みにしていた実日子(三十八歳)。ようやく再開した教室に、女友達に紹介されて初めて参加したまり(三十八歳)は、 夫とうまくいっていないのだと皆の前でいうが──料理教室を舞台にしたふたりの「妻」の孤独と冒険の物語。各メディアで絶賛され続々重版した長編小説、待望の文庫化。(解説・原田ひ香)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

そこにはいない男たちについて のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    夫を亡くした料理研究家 実日子と夫とうまくいってないまり 二人の女性の孤独と冒険の物語

    女性のちょっとした会話などで気持ちが動いていく
    男性ではわからない表現が複雑で面白い

    男は単純でつまらないかもしれないが その分明快で幸せなのかもしれないと感じた

    0
    2024年06月24日

    Posted by ブクログ

    ほんとうにひさしぶりにノンフィクションやエッセイでないものを読んだ。アラフォーになって、急に物語を読むのが億劫になったのだ。
    なんとなしに、ネットサーフィンしてたら見つけて、読みたくなり読んだ一冊。
    料理描写、もうなんだろう、いちいち、洒落ていて、作りたい欲ふつふつ、もちろん食べたい欲も。
    直接的な

    0
    2024年05月17日

    Posted by ブクログ

    人間寂しいとおかしな行動を取ってしまうとどこかで呼んだのを思い出した。もういない人には期待できないけど、一緒に住んでいると期待してしまうから、その分孤独に感じると思った。

    0
    2023年07月31日

    Posted by ブクログ

    ざわざわして、わーと読んでしまった。
    通り過ぎると、もどれない。
    いないけどいるは、苦しい
    こころが落ち着いたころに、また読みたい。

    0
    2022年10月09日

    Posted by ブクログ

    現実的に「いない」者と、「いない」ものとしている実在。果たしてどちらが可哀想で、救われるべきなのか。
    タイトル通りの、そこにはいない男たちについて。

    人を通じての思い出というのは、その人の存在の有無関係なしに脳内にこびりついていて、その影は日常に散漫している。

    それを良きものとするか、鬱陶しく思

    0
    2025年04月17日

    Posted by ブクログ

    究極の選択というと倫理に悖るかもしれませんが、愛していた夫を亡くした女性と、関係が冷え切った夫を持つ女性との対比が描かれている。
    どちらも「不在」を感じていて、前者は字義通り亡くした夫の不在を、後者は夫の心や愛の不在を感じている。
    どちらがマシかと比べることは倫理的かどうかという以前に、不可能だと思

    0
    2025年03月24日

    Posted by ブクログ

    「あちらにいる鬼」と同じく女2人それぞれの視点から語られていて、お互いが相容れない関係ながら必要な存在でもあったのかな、と感じた。
    料理がどれも美味しそうで、こういう料理教室なら通ってみたいな。

    0
    2023年01月09日

    Posted by ブクログ

    まりの用意した食卓を見て「うわ」って言うところとか、嫌な夫感に共感。この夫を大嫌いになるのがわかる分、まりの家庭の最後はやるせなかった。リアルだけど、、。

    0
    2025年04月09日

    Posted by ブクログ

    大好きだったけど、もうここにいない男
    大嫌い故に、ここにいる実感のない男
    そこにはいない男たちについての話。
    すごいわかる。いや、わかりすぎるから痛さを通り越して笑える。
    でも、果たして私(女)はそこにいたのでしょうか?

    0
    2025年01月19日

    Posted by ブクログ

    いるけどいない夫(不仲)、いないけどいる夫(未亡人)を持つ二人の女性が主人公。前者の取り返しが付かない家庭内別居状態の描写がリアルだった…どちらが決定的に悪いでもなく。嫌っていたいから別れないでいた=いるけどいないのではなくずっといたじゃないかと思う。なのに、拗れると歩み寄ることは本当に難しい。当て

    0
    2024年09月12日

そこにはいない男たちについて の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ハルキ文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

井上荒野 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す