そこにはいない男たちについて

そこにはいない男たちについて

726円 (税込)

3pt

愛する夫を喪った女と、夫が大嫌いになった女──夫を突然亡くし、しばらく料理教室をお休みにしていた実日子(三十八歳)。ようやく再開した教室に、女友達に紹介されて初めて参加したまり(三十八歳)は、 夫とうまくいっていないのだと皆の前でいうが──料理教室を舞台にしたふたりの「妻」の孤独と冒険の物語。各メディアで絶賛され続々重版した長編小説、待望の文庫化。(解説・原田ひ香)

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そこにはいない男たちについて のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年07月31日

    人間寂しいとおかしな行動を取ってしまうとどこかで呼んだのを思い出した。もういない人には期待できないけど、一緒に住んでいると期待してしまうから、その分孤独に感じると思った。

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月09日

    ざわざわして、わーと読んでしまった。
    通り過ぎると、もどれない。
    いないけどいるは、苦しい
    こころが落ち着いたころに、また読みたい。

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    Posted by ブクログ 2023年01月09日

    「あちらにいる鬼」と同じく女2人それぞれの視点から語られていて、お互いが相容れない関係ながら必要な存在でもあったのかな、と感じた。
    料理がどれも美味しそうで、こういう料理教室なら通ってみたいな。

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    Posted by ブクログ 2023年06月29日

    まりと実日子の話。
    どちらも存在しない夫。どっちが幸せか、、みたいなテーマだけどどっちも同じタイプの自己中心的なイヤな女でシチュエーションが違うだけであまり対比になってないかも。

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    Posted by ブクログ 2023年06月22日

    そこにいないのに「いる」、いるのに「いない」
    そう感じることは度々あってそういうときは共通して寂しいし辛い
    人と人はそうやって少しずつすれ違うけど、そこを繋ぎ止めようとするその空間に愛らしさと美しさを感じる
    「ちょっとずつ違う」というのを大切にする
    でもその差が広がらないように沿っていくこと、
    に意...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月26日


    夫への愛情を失ってしまったまりと、夫を亡くしてしまった実日子。

    まりの、自分勝手な不安定さはなんだか少し分かるような気がする。
    どうしようもない。




    あたたかい光が灯ったマンションの一部屋一部屋。そのすべてが幸せで満ちているとは限らないのだ。

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    Posted by ブクログ 2022年12月31日

    結婚後夫に関心を持たれない女性と、夫を亡くした女性。

    空いた心の穴と同じかそれより大きな物で埋めてくれる人と出会えるように自分が変わっていくしか方法はなくて、その過程の物語を2組の女性の主人公と比較しなが進んでいった物語だった。

    私はより悲しい方は死別した方だと思う。
    相手がまだ生きていたら、最...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月24日

    めちゃくちゃ面白かった。
    ふたりの対照的な女の話。

    どっちの方が可哀想なのか?
    2人とも自分だと思っている。
    そこにはいない男との
    夫婦生活の詳細が語られる。
    ひとりは全てが眩しい程の
    思い出として語られ
    もうひとりは、嫌いなのだからと
    距離を置いて暮らす理由と詳細が。
    女々しさ満載のあるあるな女...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月29日

    前半、期待外れだったかなぁなんて思ったけど、全てを読み終えたら面白かったと言える。
    料理の描写はとにかく毎回美味しそう。
    主人公の気持ちになると、何だか切なくて虚しくて胸が苦しくなる瞬間が何度もあった。

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月07日

    そこには夫はいない

    と感じる2人の女性の視点を比べて進む様は、共通点として新鮮でした。

    料理は声に出して音読してみたくなるワードばかりで圧巻でした。

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