井上荒野のレビュー一覧

  • 照子と瑠衣

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    2025/3/16

    70になった照子と瑠衣。
    日常からの逃避行。

    良かった!今わたしの読みたい本だった!!
    読み始めは、どこかで読んだような設定に感じたけれど、すごく好きだった。

    老後楽しみになったかも。

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    2025年03月16日
  • 注文の多い料理小説集

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    話題の作家さんたちによる短編小説集。
    テーマが食べ物であるが、時代は江戸や現代など様々。
    あーそんな風に思えるのか…というものや、このシチュエーションでそれきたら〜となるものまで、食べるという事を含めてちょっと考えさせられました。

    短編小説ではあるがなかなか濃い一冊です。

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    2025年03月16日
  • 照子と瑠衣

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    力の限り人生を楽しんで、ちょっとワルでかっこいい70代の女性が主人公の小説って今まであったっけ?
    私が読みたかったのはこういう本だよ!と思いながら読んだ。
    お姉さん達が年による体の不調も笑い飛ばして面白おかしく生きている姿を見るのは本当に励まされる。
    年を重ねるのって悪いことばかりじゃなくて、楽になっていく部分もあるよなぁって心から感じる。
    ポッドキャストover the sunのヘビーリスナーな私としては互助会員全員読んで欲しいと思った。
    二人がお互いのこと大好きすぎるのも最高!!
    いつまでも「あなたってそういう女よね」って言い合いながら、お互いの違いを楽しんで生きていって欲しい。

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    2025年03月15日
  • 猛獣ども

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    「姦通していた男女」が熊に殺された。その別荘地に住む人々の反応や変化を描く。
    「熊」がだんだんと、何か性的な象徴のように思えてくる人、いっそ熊に殺されたらいいのにと思う人、むしろ自分が殺されたかったと思う人。
    そして、男と女は皆すれ違っている(昭和の歌謡曲みたいな言い方ですが)
    ・妻は仕事したい、夫は邪魔したい
    ・夫はしたい、妻はしたくない
    ・おしどり夫婦の、それぞれが胸に秘めた思い
    ・仲良しアピール夫婦の、お互いに対する憎悪
    ・老夫婦の密かな覗き趣味
    それなら、この人たちはどうして一緒に居続けるのだろう。さっさと見切りをつけることを選ぶ人たちだっているのに。
    しかし、絶望しながらも、離れてしまう孤独には耐えられなくて、あるかないかも分からない希望に縋ったりもするのだろう。
    “あそこで選択を間違えたのかもしれない”後からそう思ったりもする。
    そういった内面描写のディテールが見事だと思う。
    クレーマーの扇田夫妻はまた別物で、二人とも幼稚である。この二人がお互いに相手の本性に気付き、憎しみを募らせていくのか、折り合いをつけていくのか、まだ分からない段階にある。
    別荘管理人の、小松原慎一と小林七帆の過去や事情も、だんだんと明かされていく。

    一見普通に暮らしているように見える人たちでも、こうやって内面が描かれると、みんなヤバい人に見えてくる。
    誰がいちばん胸糞ですか?
    私は友郎かなあ・・・キモい
    管理人の小松原にはやや危うい面もあるけれど、料理はできるし気遣いもできるし、人間的にもまだ成長できるような気がします。

    アダムとイブの楽園追放を彷彿とさせる表紙の男女は、追放されてもなお、心の中に獣を飼っている。
    人間は神と似た姿を持つけれど、中身はケダモノ。そう言われている気もする。
    ただ、永遠に生きる神々とは違って、人間は命をつないで行くため、という名目でケダモノになるのです。

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    2025年03月08日
  • 照子と瑠衣

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    いやいや、70代で、そりゃないだろうよー!
    と、ツッコミながら一気読み。
    ロックな2人に脱帽。
    こんな70代だったら楽しいだろうなと笑

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    2025年03月04日
  • ホットプレートと震度四

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    料理や台所の道具にまつわる短編集 物語中は人との関係に対するモヤつきや葛藤が描かれるが、いずれもその後の世界に希望を予感させる終わり方で温かく読み終えた。男性の登場人物はどこかとぼけた人が多い印象。 一番心に残ったのは「水餃子の机」

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    2025年03月01日
  • 100万分の1回のねこ

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    『100万回生きたねこ』からインスパイアされた短編集。色々な作者の思う「ねこ」を感じられた。猫は色っぽくて好き。

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    2025年03月01日
  • 注文の多い料理小説集

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    なんかすっごく満ち足りた。
    “夏も近づく“清涼炭酸水的に澄んでる。

    “どっしりふわふわ“パン食べたいなぁ〜って読み進めてたら「え?!」「んえぇぇ?!」ってフランスパンで殴られたぐらいの衝撃やった!

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    2025年02月08日
  • 静子の日常

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    良かったです。一気に読んでしまいました、インフルエンザに罹った休日に。いい家族ですねぇ。二世帯なんて絶対にやめたほうが良いと皆んなにアドバイスしてましたが。こんなおばぁちゃんなかなかいないでしょうが、このようなお年寄りになりたいです。やっぱり水泳ですね。

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    2024年12月23日
  • キャベツ炒めに捧ぐ

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    「ここ屋」というお惣菜店の経営者とその従業員。
    歳の頃は60代。
    江子と麻津子と郁子の過去と現在を美味しいお料理とともにほのぼのと描かれていました。

    楽しそうなのにどこか寂しげな3人。お米屋さんの進を巻き込んでとても賑やかでした。
    麻津子と旬がめでたくゴールしたのはとても良かった。

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    2024年12月12日
  • 100万分の1回のねこ

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    100万回生きたねこは、読んだのですが、(割と最近)登録してません。

    そしてこの短編をそれぞれの作家さんが書いています。
    とても面白かったです。せつなかったり、かなしかったり、ひどかったり・・・・

    もういちど100万回…を読まねば…

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    2024年12月04日
  • だめになった僕

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    ネタバレ

    会うこともなく結婚しているのにも関わらず10年以上想い続けられるのはすごいと思った。選ぶ相手が悪すぎる。見る目がなさすぎる。いくら配偶者とはいえ、一度きりの人生で変なやつと一緒にいるよりも、さっさと別れて惹かれる方にいけばよかったのにと思う。

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    2024年12月02日
  • 注文の多い料理小説集

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    タイトルから、美味しそうな食べ物の描写に期待して購入したのだけど。

    どの作品も「なかなか変わった関係」が展開されていて、登場人物たちがどうなっていくのかハラハラしながら、美味しそうな食べ物が出てきてほんわかする、みたいな不思議な気持ちになる一冊だった。

    「エルゴと不倫鮨」

    どういう組み合わせ?と思わせる題名。

    大人の空間に乗り込んでくるワンオペ育児明けママが、とにかく凄まじい。
    高級鮨屋のおススメをモノともせず、自身の経験から鮨に注文をつけて「創作」していく。
    お店の人にとっては迷惑この上ないお客様の暴走っぷりが印象的だった。

    「夏も近づく」

    最初にこの話を読んだ時、続きがあるかな?あるといいな、と探したほどだった。

    居場所探しと釜で炊く飯。

    料理を覚えるということは、一人で生きていく、その質を高めることでもあるのかなと思う。
    でも、葉月という名の少年は、それでも、誰かのためを思って、美味しさを尽くす。
    その姿が健気で、彼が生き生きと成長していってくれる、そんな「続編」を望む。

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    2024年11月09日
  • ホットプレートと震度四

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    ネタバレ

    *“食にまつわる道具”を通して揺れ動く老若男女を描いた短編集。「今年 のゼリーモールド」「ピザカッターは笑う」「コーヒーサーバーの冒険」「あのときの鉄鍋」「水餃子の机」「錆び釘探し」「ホッ トプレートと震度四」「さよなら、アクリルたわし」「焚いてるんだよ、薪ストーブ」の9篇を収録*

    もっと続きが読みたい!と思わせる素敵な物語たち。
    どのお話もどこかしら可愛らしさを含んだ短編集で、ふわりと心が温かくなる読後感が素晴らしい。
    ひとつひとつの題名も秀逸です。

    中でも特に良かったのは、
    かつて青春を過ごした`俺`が息子の青春を目の当たりにする甘酸っぱさ満載の「ピザカッターは笑う」と、
    チルちゃんの小さな冒険が最高に可愛い「コーヒーサーバーの冒険」。
    出てくる人物が全員悶絶レベルでキュート過ぎて、何度読み返しても勝手に笑顔になってしまう破壊力があります。

    井上荒野さんは、老若男女問わず、人の心の機微をすくいとるのが本当にお上手。
    よって、本当はじっくり味わって読みたいのに、早く結末が知りたくてついつい早読みしてしまう…
    既に何度も読み返したけど、忘れた頃に絶対また再読しよう。

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    2024年08月26日
  • ホットプレートと震度四

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    ネタバレ

    ショートがたくさん。

    しみじみ面白い。

    不倫の話は嫌だけど(潔癖のところがある)

    最後の薪ストーブの話が最後だけに一番よかった。

    薪ストーブのシチューはうまそうだ。

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    2024年07月28日
  • ホットプレートと震度四

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    「食にまつわる道具」をめぐる短編集。
    鉄鍋、ピザカッター、ホットプレート…料理道具にスポットが当たっているのが面白い。
    どのお話も最後は胸がぽっと暖かくなった。
    どれも好きだけど、お気に入りは「あのときの鉄鍋」と「水餃子の机」、「焚いてるんだよ、薪ストーブ」!

    井上荒野さんの本を読むと、やっぱり台所に立ちたくなる。料理はちっとも得意じゃないけれど!

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    2024年07月22日
  • 静子の日常

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    照子と瑠衣を先に読んだのです。静子の日常の方がはやくに出てるのですね!しっとりなところもありつつ、スカッとするさわやかなおはなしでした。
    すてきなおばあちゃんになりたいなぁと思うと同時に若い頃のあれやこれやがあって、このように重厚になっていくのかなぁと思ったり。

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    2024年07月14日
  • ホットプレートと震度四

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    キッチングッズをモチーフにした短編集。
    日記をつけていると思うのは、日記にあらためて書きたいと思うような目新しいトピックスはそうそうないということ。
    毎日はほぼ同じルーティンの繰り返し、
    そんなルーティンの繰り返しが自分の暮らしを支えてくれていること、その有難さになかなか気づけない哀しさ。
    読みながらそんなことをしみじみ思ったけど、しばらくしたらそんなこと忘れちゃってるんだろうなあ。

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    2024年07月05日
  • 静子の日常

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    ちょっと前に読んだから何が面白かったか忘れたけど疲れた時に読んだらめちゃ元気に鳴る面白さだった!
    また読み直す

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    2024年07月05日
  • そこにはいない男たちについて

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    夫を亡くした料理研究家 実日子と夫とうまくいってないまり 二人の女性の孤独と冒険の物語

    女性のちょっとした会話などで気持ちが動いていく
    男性ではわからない表現が複雑で面白い

    男は単純でつまらないかもしれないが その分明快で幸せなのかもしれないと感じた

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    2024年06月24日