井上荒野のレビュー一覧

  • 森のなかのママ

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    自由なママ。「のほほん」で「無」…。
    パパの困った死 を知った時も取り乱すことなく、
    取り仕切った後、ひたすら眠っていたママ。

    買い物好きで、パパの絵をすぐ売っちゃうし、
    美術館に出入りする取り巻きおじ様たちとデートしちゃうし…。
    頑固でナイーブな娘のいずみは、
    そんなママの行動にいらつき、呆れ、反発しています。
    しかも、大好きな伏見さんは、ママに夢中だし
    ママの感情は、あやふやなままですが、
    なんとなく共感できる気がします。

    いずみが、そこを推し量りながら柔らかくなっていくところが
    いいなーと思いました。

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    2010年02月14日
  • 森のなかのママ

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    井上さんの諸作品とは毛色が違って、コミカルで緩い感じが心地いいです。ママやいずみをはじめ、登場人物みんなに愛すべき点があって、可愛い話です。

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    2009年11月05日
  • しかたのない水

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    こういう作品はすごく好み。
    短編小説は基本的に好きじゃないんだけど、
    この焦燥感や無力感をすごく求めていた。
    性的な描写が多めにはなるけど、
    淡々として緩やかな流れは他の作家にはないと思う。

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    2009年10月04日
  • 森のなかのママ

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     面白かったー。おかしな登場人物たちのゆるゆるな感じに、ゆるゆると救われていく主人公のいずみちゃん。ともすると無神経なムカつく女になりそうなママを、伏見さん達おじさま軍団が無条件に容認していて、なんとなく許されてしまう。何せシブかっこいい伏見さんの想い人がママなのだ。素敵な人の好きな人がイヤな女なはずないじゃない。

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    2009年11月12日
  • 最後の晩餐

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    金原ひとみさんは、さすがという感じの文章で面白かった。
    寺地はるなさんの話が個人的には一番好きだった。
    これをきっかけに今まで読んだことない作家の本をさらに読む楽しみができた。

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    2026年08月23日
  • 生皮 あるセクシャルハラスメントの光景

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    有名な小説講座の人気講師が、教え子への性加害を告発された。
    「よい小説のために必要なこと」と正当化する講師と、「あれはレイプなんかじゃない」と思い込もうとする被害者。そして被害者と加害者それぞれに加担し非難する第三者たち。
    「ホテルについて行った女も悪い」と簡単には言えない事情もあるのかもしれない。性加害事件が頻繁する現代、1度読むか読まないかで事件の見方が少し変わるかもしれない、と思った。

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    2026年08月23日
  • 山なら言いたいことがある

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    山にまつわるエッセイアンソロジー
    誰のページから読もうかとワクワクして買った
    まずは、東出昌大さんからに決めた!
    次は松永K三蔵さん
    続いて角幡唯介さんに長瀬ほのかさん
    大好きな作家さん目白押しである

    もちろん初読みの作家さんもいて
    みなさん面白かった...が
    やはり自分に合わない書き手の方はいるもので
    古賀及子さんはいままで出たエッセイが苦手で合わないな~と思っていたが、この本でも彼女だけはクソおもろなくて1ページも読めなかった
    古賀及子のターンが無かったら★5つなのにな
    たぶん前世で親でも殺されたのかもしれん

    山なら私も言いたいことはある
    きっと全ての人がなにかしらエピソードを持ってい

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    2026年08月23日
  • 最後の晩餐

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    人生の最後に何を味わう?
    豪華な作家陣の「食」小説アンソロジー。

    個人的には角田光代さんと井上荒野さんの話が良かったです。ものすごく幸せな家族の物語でした。

    江國さんの独特な世界観はやっぱり好きだな〜と思ったし、小曾根さんはカッコよかった!

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    2026年08月22日
  • 100万分の1回のねこ

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    作品紹介・あらすじ

    谷川俊太郎、江國香織、川上弘美、角田光代らによる、佐野洋子『100万回生きたねこ』への、13人の作家によるトリビュート短篇集

    江國香織「生きる気まんまんだった女の子の話」
    岩瀬成子「竹」
    くどうなおこ「インタビューあんたねこ」
    井上荒野「ある古本屋の妻の話」
    角田光代「おかあさんのところにやってきた猫」
    町田康「百万円もらった男」
    今江祥智「三月十三日の夜」
    唯野未歩子「あにいもうと」
    山田詠美「100万回殺したいハニー、スウィート ダーリン」
    綿矢りさ「黒ねこ」
    川上弘美「幕間」
    広瀬弦「博士とねこ」
    谷川俊太郎「虎白カップル譚」

    *****

    佐野洋子「100万回

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    2026年08月20日
  • アクリル

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    物語ねぇ。役者だと思わなきゃいけない人生なんて辛いじゃないの。そうやって納得するしかないということだものね。面白かったけど、夫婦どちらも共感ゼロ。

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    2026年08月22日
  • アクリル

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    井上作品から真っ先に思い浮かぶのは不穏の文字。

    本作で描かれるのは、推しのアクリルスタンドをあらゆる場所へ持ち歩き、撮影する〈推し活〉に没頭する女性。

    一見するとポップで軽やかな物語のようだが、根底にはそこはかとない不穏な空気が流れていた。

    30代前半で結婚し妊活を始めた矢先に夫の無精子症が発覚する。
    子どもを持てない孤独を埋めるように推し活へ傾斜していく姿は、次第に常軌を逸していく。

    だが、彼女の行動に疑問を抱いていた夫までもが、やがて奇妙な変化を見せ始める。

    推し活を通して現代人の孤独と幸せの形を考えさせられた。

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    2026年08月15日
  • 最後の晩餐

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    ネタバレ

    【収録作品】
    江國香織「コインランドリーの夜」
    金原ひとみ「ラストサパーフォーエバー」
    角田光代「最後の鰻」
    寺地はるな「小曾根幸子の送別会」
    原田ひ香「最後に、何を食べたの?」
    藤野千夜「もうひとりのねえちゃん」
    井上荒野「本当の話」

    人生の最後に何を食べるか? をテーマにした、アンソロジー。
    「コインランドリーの夜」の弥生子、「小曾根幸子の送別会」の小曾根幸子の生き様は小気味よい。
    「最後の鰻」は仲の良い家族の空気が伝わってきてほのぼのとする。
    「ラストサパー…」と「もうひとりの…」は年代こそ違うが、シスターフッドのよさをしみじみと感じる。
    「最後に、…」は嫌な話にならなくてよかった。

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    2026年08月14日
  • 結婚

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    ネタバレ



    『結婚』



    またまた 荒野さん♪



    これは【結婚詐欺】のお話。
    詐欺の被害者の 名前・職業・場所 といった
    感じで章立てされている。
    〈例〉
    1 柊 亜佐子 学習塾事務員 東京

    って、感じでね( ಠдಠ)


    全部で10章…。
    読んでいて…ちょっと嫌な気分になるの( ・᷄-・᷅ )
    こういう話って きっと あるんだろうな〜……
    ってね 思っちゃった‪(  

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    2026年08月05日
  • アクリル

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    妻への愛情、そのために揺るがない(合間にあきれ、あきらめ、憤怒、哀愁ありますが)かたち。
    変な啓発本よりこれこそよね。

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    2026年07月29日
  • 最後の晩餐

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    いろいろな作家さんの話が読めるので、短編集はさくさく読めてしまいます。今回は、『最後の晩餐』をテーマに7編が収録されていました。『最後の晩餐』というと、イメージとしては悲しかったり、切なかったりというマイナスな感情が先にたっていたけれど、どの話も前向きな話で自分の『最後の晩餐』についても考えてみたくなった。
    どの作家さんの話も好きだったけど、個人的には金原ひとみさんの話が好きでした。コンプラが叫ばれる社会でこんな集まりがあって、ひたすら高カロリーな物を食べまくる…素敵な最後の晩餐だなぁと羨ましくなった。ちょっと学生時代を思い出した。
    井上荒野さんの「本当の話」も心がじんわり温かくなる素敵な話で

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    2026年07月29日
  • その話は今日はやめておきましょう

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    70代定年後の悠々自適な生活を送る夫婦と、20代のウダツが上がらない若者。2組のそれぞれの心理が上手く表現されている。
    怪しいと思いながらも、信じたい気持ちが先行し、眼をつぶってしまう心理。
    最後のハラハラさせる感じが、一気に読み進めさせました。

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    2026年07月28日
  • 最後の晩餐

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    食べ物小説が結構好き。本書も食べ物を美味しそうに書く作家陣が揃っており、軽い気持ちで手に取ったが、最後の晩餐というタイトル通り、食だけではなく死に向き合う話でもあったのだ。
    井上荒野さん、初読みだったけどまた読んでみたいな。
    角田さんの鰻の話、なんかうちの親族もこんな感じかもって。
    金原ひとみさんは近々ヤブノナカ読むから、ひとみ節を浴びたのでより楽しみ。
    あと装丁とっても可愛い。文庫は手軽だけど、単行本にしかない良さがあるねえ〜

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    2026年07月28日
  • 最後の晩餐

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    角田作以外は「ランティエ」掲載の短編集。
    最後の晩餐の為にどう生きるか?と言うより、既に故人となった回顧録風なストーリー多数。
    結果的に「あれが最後の晩餐だった」はあっても「これが人生最後の晩餐だ」などと意識して前もって準備するなど無いのだから自分は毎食これが人生最後の食事かも?と意識はする様にしている。

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    2026年07月27日
  • 最後の晩餐

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    色んなタイプの最後の晩餐。
    みんないい。
    金原瞳さんのみたいな仲間も羨ましいし、原田ひ香さんにはハラハラしたし。
    1番リアルで笑ったのは、角田光代さんかな。
    人生後半、そして最後に食べるもの。心豊かに過ごすには何がいるか。考えちゃいますね

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    2026年07月26日
  • そこにはいない男たちについて

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    初めて井上さんの本を読みましたが、描写や文の繊細さを感じられ読みやすいこと読みやすいこと!結婚している(していた)女、それぞれの視点から心情の変化や内省をしていく姿がリアルでした。ドラマ化して欲しい!!

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    2026年07月22日