井上荒野のレビュー一覧

  • 1+1

    Posted by ブクログ

    全部が本当に美味しそうすぎるし、出てくる登場人物いやなヤツもいるにはいるんだけど厭味がないというか、憎めないというか。読んでてすごく楽しかったしお腹空いたし、呑みたくなる。食に興味がない人はやはり嫌だな

    0
    2026年05月17日
  • 1+1

    Posted by ブクログ

    たまりません。

    装幀に加え、頁を開けば色鮮やかな料理のイラストがドーンと目に飛び込んでくる。

    24編から成る本作は料理と飲み物のペアリングが楽しめる飯テロ本。
    お酒を全く飲まない私だが、ちょっと飲んでみたいと思わせる魅力がある。

    俳句結社「水軍」に関わる人々の日常が連作形式で描かれ、どの話も身近で気づけば物語に没入していた。

    それにしても結社の中心人物、61歳の拓郎さんのモテっぷりときたら。
    料理上手で気配り上手、チャーミングな性格。
    私も句会のメンバーになりたいと思ってしまう。

    味わい深く読後にほのかな余韻が残る一冊。

    0
    2026年05月08日
  • その話は今日はやめておきましょう

    Posted by ブクログ

    定年退職後の趣味のクロスバイクでサイクリングを楽しむ昌平、ゆり子夫婦。ある日昌平が事故で足首を骨折し、クロスバイクがきっかけで知り合った青年一樹に家の手伝いをしてもらうことになる。一樹が来るようになってから、家から貴金属がなくなるように。でも一樹は「いい人」だと思いたい。

    仕事は御役御免になり、身近な人の病気や訃報、子どもたちの独立、体力や性機能の低下などから自分たちの老いに直面する夫婦。対照的にエネルギーに溢れ衝動を持て余している一樹。
    タイトルの「その話は今日はやめておきましょう」
    きっと老夫婦は自分たちの老い、その行く先から目を背けていたかったんだろうなぁ。

    0
    2026年05月06日
  • キャベツ炒めに捧ぐ リターンズ

    Posted by ブクログ

    前作から五年後の設定のリターンズ。
    前作はなんだか切ない印象が強かったのですが、今作はとても楽しかった!
    六十五歳前後の三人。それぞれ心に抱えているものはあるけれど、そこから目を逸らすわけでもなく、うまいこと飼い慣らすことができるようになってきた感じがします。大人だなぁ、と憧れてしまいます。そんな自分も、そんな友だちも受け止めてうまくやっていて、さすが年の功。
    自分の心の中の不安や愚痴を全て友だちにぶちまけるわけではないけれど、いざって時には受け止めてあげる懐の深さもあって、やっぱり楽しくて素敵な三人だったなぁ。
    ラストも良かった!こんな友だちに巡り会えた江子、麻津子、郁子の三人。とっても羨ま

    0
    2026年05月01日
  • キャベツ炒めに捧ぐ リターンズ

    Posted by ブクログ

    シニア世代の訳あり人生の諸々な出来事の中から、それでも"進化"して生活していこうという気になれた一冊でした。

    0
    2026年04月20日
  • 注文の多い料理小説集

    Posted by ブクログ

    それぞれ全く違う味わいの作品ですがそれそれ大変、力作ぞろいで私はかなり好きですね

    概要

    「料理」をめぐる極上の7つの物語

    うまいものは、本気で作ってあるものだよ――
    最高級の鮨&ワイン、鮪の山かけと蕗の薹の味噌汁、カリッカリに焼いたベーコンにロシア風ピクルス……
    おやつに金平糖はいかがですか?
    物語の扉をそっと開ければ、今まで味わった事のない世界が広がります。

    小説の名手たちが「料理」をテーマに紡いだ
    とびきり美味しいアンソロジー。

    【本書登場の逸品たち】

    塩むすびと冷たい緑茶
    ハルピンのイチゴ水
    全粒粉のカンパーニュに具を挟んだ
    サンドイッチ
    きときとの富山の海の幸・ゲン

    0
    2026年04月17日
  • 照子と瑠衣

    Posted by ブクログ

    照子も瑠衣も素敵で、二人の暮らしぶりも楽しく、あっという間に読み終わった。気楽に読める分、ツッコミどころも多いけど、二人の間にある信頼や友愛が爽やかで憧れる。
    照子のつくる料理が美味しそうなのもよかった。
    瑠衣って70代にしては今どきの名前だなと思ったけど、テルマ&ルイーズからきていたのだとここで知りました。

    0
    2026年04月14日
  • つやのよる

    Posted by ブクログ

    男狂いの魔性の女、艶が危篤となった。夫の松生は艶が過去に関係を持った男たちに危篤を知らせる。
    艶と関係した男たち、の、周囲の女性視点で物語が展開。
    最後まで艶がどんな人間なのか鮮明には見えてこない、だからこそ想像が掻き立てられる。

    0
    2026年04月12日
  • ママナラナイ

    Posted by ブクログ

    からだの変化と、人間ドラマ。
    思春期や更年期といった生理的変化から、認知機能の低下やCOPDなどの疾患まで、変化をめぐる戸惑いと適応が丁寧に描かれていました。

    0
    2026年04月04日
  • あちらにいる鬼

    Posted by ブクログ

    一人の男とその愛人とその妻の話。
    モデルは自明で瀬戸内寂聴。ただしどこまで事実なのかは不明。
    これを書いたのが当の男の娘というのも衝撃。
    妻と愛人という、普通であれば憎み合ったり争ったりになる関係であるが、ひとりの男への愛情という点である種戦友のようになっているのが興味深かった。
    男に振り回される人生は決して平安ではないだろうが、それだけ好きになれる人に出会えることを羨ましくも感じた。

    また、著者の文章が非常に上手く、淡々としながらも女たちの心の動きがリアルに感じられた。

    0
    2026年04月04日
  • キャベツ炒めに捧ぐ リターンズ

    Posted by ブクログ

    60代後半になった3人の事情も少しずつ変化していく。
    江子の元夫は亡くなり、麻津子は旬と結婚して5年目になり、愛犬(モハメド)も飼っている。
    郁子は、亡き夫や早くに亡くした息子(当時2歳)のことも忘れることはなくても、ひとりでの暮らしを楽しめるようになってきた。

    今回は、古くなったお店の立ち退き話があったり、勅使河原というジェントルマン風が、ほんとうに怪しく謎だったり…で。

    年齢もあるが、第◯の人生というか、新たな始まりを決断した3人を応援したいと感じた。

    いろいろありながらも前を向いていく姿を見て、自分もそうありたいと思った。



    0
    2026年03月15日
  • 不恰好な朝の馬

    Posted by ブクログ

    色んな人の日常を追う短編集。ひとつの編に出てきた登場人物が次の主役。
    あまりパッとしない人が多くて好み。

    若さゆえの衝動。誰にも迷惑かけてないなら奇抜なことをしてもいい気がする。バンクシーもやってるし。悪いことをしたい時あるよね。

    傍から見たら汚い恋愛も、内側にいると綺麗に見えるもんなんだなあ。

    出会い系で会った巨デブに対して新聞の報道で死んだと誤解して追い求める話が面白い。

    どんな人も視点を変えたらいい人に見える。

    0
    2026年03月14日
  • 注文の多い料理小説集

    Posted by ブクログ

    よいーーーーー暖かな気持ち
    苦かったり甘かったりピリ辛だったりほんのり優しかったりして奥深い味わいでした

    0
    2026年02月26日
  • あちらにいる鬼

    Posted by ブクログ

    読み始めて(あれ?寂聴さんの本だったか)と思った。(解説で川上弘美さんも仰っている)
    出家前の寂聴と井上光晴、その妻の関係を娘の井上荒野が書いたというこの本のことは昔から評判だったが、こんなにも深く切なく愛憎を描けるものか
    出家直後の寂聴が白木に「だめだよ、来たら。何のために出家したんだ」と諌められ部屋を出る場面や、
    笙子の「篤郎にはそれほどに私のことが必要なのだ。私が秦さんと寝なければならないほど、篤郎のことが必要であるように」という科白、
    くも膜下出血の発作のあとで寂聴に白木が
    (治らなかったら)「俺がなんとかしてやるよ。
    俺があんたを殺してやる」と言うそれを「性愛に近い記憶」とよぶところ

    0
    2026年02月26日
  • キャベツ炒めに捧ぐ リターンズ

    Posted by ブクログ

    ここ家の3人かしまし娘の元気の良さが健在でした。

    3人が抱えることに加え、ここ家の立ち退き問題が起こる。いつも仲のよい3人に少し壁ができてしまったり、進も何だか侵される生活をしていたり…

    勅使河原さんは一体なんだったのだろう

    いくつになっても元気でいたい。
    気の合う人と気兼ねなくすごしたい。
    元気が欲しくてにぎやかな本を求める時に読みたくなる本でした。
    出てくるごはんがとても美味しそう

    0
    2026年02月18日
  • 注文の多い料理小説集

    Posted by ブクログ

    フォロワーさんの本棚から美味しそうな匂いにつられ手に取った作品。
    タイトルからガッツリした料理と美味しいご飯のグルメ小説かと思いきや人間の毒や業のスパイスがピリッと効いた人間味溢れる話だった。

    特に面白かったのは柚木麻子の『エルゴと不倫鮨』、高級料理で女性をつまみ食いしようとした男達が、ある女性の注文によって食いっぱぐれてしまうのがなんとも滑稽でスッキリした後味が爽快!

    伊吹有喜の『夏も近づく』も良かった。
    拓実の優しさと美味しいご飯のセットが、葉月の心に刺さった棘の傷を癒してくれる。
    まさに「心の栄養」を与えてくれる一編。

    『味の分からない男』が不穏な話で後味が悪かったぶん、『どっしり

    0
    2026年02月13日
  • キャベツ炒めに捧ぐ

    Posted by ブクログ

    あさりの串カツとか、キャベツ炒めとか、鰻巻きとか、美味しそうなお料理がたくさん出てきて、お料理が上手な女性って本当にいいなぁと思いました。そろそろ春キャベツの時期だから、ニンニクとバターとお塩でキャベツ炒め作ろうと思います。3人がずっと元気でいますように。続編を読むのが楽しみです。それにしても江子さんはすごいなぁー。わたしだったら白さんのこと絶対許さないけどな。

    0
    2026年02月10日
  • だめになった僕

    Posted by ブクログ

    いっきに読みました。
    現在からどんどん過去に遡っていく。

    惹かれ合うなにか、人との出会い、理性、理屈だけでは動けない人間の気持ち。
    噛み締めました。

    0
    2026年01月31日
  • 注文の多い料理小説集

    Posted by ブクログ

    料理が出てくる本が読みたくて借りた1冊。伊吹有喜さんの『夏も近づく』で泣いてしまった。拓実も葉月も穏やかに幸せであれ。最後の柴田よしきさんの『どっしりふわふわ』はすごーく色んなパンが食べたくなった。

    0
    2026年01月28日
  • あちらにいる鬼

    Posted by ブクログ

    不倫するのも見て見ぬふりするのも、自分からしたら信じられない。もちろんこれは小説なんだけど、でもやっぱり理解に苦しむなあ。

    0
    2026年01月26日