あらすじ
ある朝、伽耶は匡にこう告げる。
「あなた、恋人がいるでしょう」――。
結婚十五年、セックスレス。
妻と夫の思惑は
どうしようもなくすれ違って……。
愛しているなら、できるはず?
女がいて、男がいて、
心ならずも織りなしていく、
やるせない大人のコメディ。
感情タグBEST3
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ドキドキしながら、せつなくなりながら、読んだ。
あの人もこんな感じだったのかな。
「へらへらしていて、ぺらぺらしていて、でもまあ、どこか味があって、独特で。」
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行為は夫婦の第二の会話のようなもの
パートナーの恋人と仲良くなれるはずない!って思っていたけど、負けないための鎧を着て全員戦っている様が面白い。愛を誓った相手を信じたい、という思いは少なからずお互いにあるんだよね。ラストは男と女の違いがよくわかる。
解説の精神科の人のコメントが軽かったなー。実際にレスで悩む人を軽視しすぎ。
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「あなた、恋人がいるでしょう?」と言った妻にも恋人がいてびっくり!!そして、それをお互い隠すわけでもなく、
なんなら食事をしたりキャンプに誘い出したり…そんなことある?って思ったけど、キャンプの続きが気になって読み進めていく。でも結局あのキャンプが解決の糸口になって…だいぶ遠回りした二人がお互いが大切だと気付けてよかったなと。
それぞれの目線でかかれているけど、伽耶や朱音の思いにあーそれわかるなって共感できる部分もあり、楽しく読めた。
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登場人物4人の思いが交互に描かれ、こんなに色々勝ち負けや、他人がどう見るかを気にしてたら、疲れるだろうなと思った。とは言いながら、多かれ少なかれこんな風にに生きてるのかなあ、私も。
キャンプでは、計画段階から1人の思惑で突っ走った感があるけど、こういう場合、従属的に振る舞った方が、勝ちなんだろうか、思った通りに走り切った方が勝ちなんだろうか。まあ、負けはないんだけど、私なら従属しておいて、後から歯噛みしそうだな。
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普通にW不倫しながら夫婦であり続けるだけではなく、4人でキャンプに行っちゃうなんて意味不明。まるでSFかよ、とは思ったものの、でももしかしたら長い夫婦関係の中である程度刺激的なスパイスは必要だったりするんかな、とも思って納得してしまった。
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どわ〜難しい問題にぶち当たった。「愛と必要」のどちらを取るか?愛する人間と、必要な人間。愛してる人から愛されていればそれでよいわけではなく、かつ必要としてくれなければ(性行為の対象として)心は満たされないという問題かなあ。浮気とか不倫って結局そういうことなのかなと思った。
夫婦には互いに恋人がいて、その恋人と四人でキャンプにいき……と、ここからどう展開していくの?と不安になったけど、よい着地点だった。愛と必要、どちらも重なる相手と一緒にいることが人間の幸せなのかもしれないね。
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読み手によってコメディと取るかリアルと取るか別れるだろうなこれ、うーん、なかなかリアルなとこ描いてくるな、と思ったらどんどんコメディ仕立てになってって、また少しリアルに舵を切った感じがあるけど、夫婦主体過ぎて不倫相手達の後半雑に扱われぷりがむしろリアルじゃないと思ったかな。ラストに含ませてるけど、こんなファンタジーじゃすまないと思うんだよな。まあ面白かったよ女性が書いてるってのもなかなか。
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子どものいない中年夫婦のセックスレス。妻も夫も欲求不満。これが子どもがいる場合、妻がセックスを拒むようになると、夫のみが欲求不満。いずれにしても、そのはけ口を妻以外、夫以外の異性に求める気持ちは想像できる。しかし、異性の相手が明確に分かる場合、自分はとてもじゃないが我慢ならない。夫婦である伽耶と匡がそれぞれの恋人とキャンプに行くという暴挙が、夫婦和睦の切っ掛けになったようだが、それは倫理観の認識ではなかったように感じた。
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前から少しずつ読み進めていた作品。途中、時間が空いていても、設定のインパクトが強すぎて、すぐに話を思い出せます。
予想外な結末でした。そうか〜そうなるのね…と。
本人達は深刻だと思いますが、傍から見れば面白い、そんなお話しでした。
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結婚15年、冷え切った関係に悲しみを感じることすらなくなった夫婦と、それぞれの公認の恋人。妻の発案で四人はキャンプに行き、一夜を共に過ごす。異様な空間で否応なく見つめ直すことになった互いの進むべき道。一体なにがしたいのか・・・
不思議な雰囲気が漂う小説だった。誰一人、相手を直視していない関係。目を合わせようとすれば逸らされ、後ろめたさから手を伸ばせば払い除けられる。長い結婚生活を経てもう為す術のなくなった夫婦のどん詰まり感、突破口と呼ぶには弱すぎる不倫相手。みんながみんなふわふわ、ゆらゆらしていて、キャンプに行く前も後も、進む方角が一向に定まらない。こんな夫婦になりたい、こんな家庭を築きたい、そういう明確な夢の一つや二つ持っていたはずなのに、いつの間にか擦り切れて、ぼやけて、でも時間だけ経ってしまって、もう元には戻れなくて。そしてまたふわふわ、ゆらゆら、生きていく。
馴染みの喫茶店でこれを書いていたら、キッチンの中から強いニンニクの香りが漂ってきた。何を食べたい?と聞かれても特に何も思いつかないここ数日だったのに、いま猛烈にこの香りの源になっている何らかの料理が食べたいと思った。なんだろう。ペペロンチーノ?アサリのガーリック蒸し?ベーコンも入っているかも。もしかしたらブロッコリーも。食べたいなあ。隣にスーパーがある。ニンニクを買って帰ろう。鬼のようにオリーブオイルを敷いて鬼のようにニンニクを刻んで鬼のような何かを炒めるか蒸すかして、モリモリ食べよう。これで目的ができた。寝る前に、今日も少なくとも何かをしたぞと自分に言い聞かせるための目的。そうやって日々を重ねる。
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タイトルがもうずるい百点だって
タイトルが確信をついて。内容も確信をついて大変沁みました。
つらいきもちから逃れようと行動するんだけど
もっと意味わかんなくてドツボにはまるその痛さが大変沁みます。
ぶんこがでたらかってほしいな
Posted by ブクログ
主人公の夫婦それぞれに恋人がいて、妻の提案から、何故か4人でキャンプに行くことになる…っていう、ちょっと理解しがたい物語。
コメディといったらコメディなんだけど、やっぱりこの人の作品に出てくる女の人は切ない。
この人の作品に出てくる女性は、相手への愛情はあるのに、相手からの愛情を以前のように感じることができず、愛情を形で示してもらうこともできず、女としても自信を失いかけている。そんな女性が多い。
どれほど好き合っていた2人でもいつかこんな日が来るのかな。
切ないな。
Posted by ブクログ
喜劇ではあるが、匡に感情移入して伽耶の面倒臭さにうんざりしてしまい、最後まで読むのがしんどかった。
誠一郎の視点に立っても面倒臭いと思う。
伽耶の視点に立てば・・・立てない。
いつまで経っても女性の気持ちが理解出来ない訳で。
著者の作品を読んだのは初めてなので、別の作品も読んでみよう。