井上荒野のレビュー一覧

  • その話は今日はやめておきましょう【毎日文庫】

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    善人の老夫婦と、危険を孕んだ青年のやりとりにハラハラ。
    人生って、どんな人に出会うかで
    良くも悪くも変わってしまう。
    人の優しさに触れて、軌道修正してくれますように。

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    2022年05月30日
  • リストランテ アモーレ

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    登場する食べ物が全て美味しそうだった。
    シェフがチャラいのは、うーん。って感じ。

    各章が繋がっていて、この章はあの人か〜って考えるのは毎回面白かった。

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    2022年05月11日
  • 注文の多い料理小説集

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    いろいろな作家さんの、しかも私の大好きな料理をテーマにした作品が、一冊で読めるのが嬉しい。

    お話として好きだったのは、夏も近づく。ほんもののご飯、って感じ。
    あと、どっしりふわふわも良かった。ラストにはびっくり。

    エルゴと不倫鮨は、お料理がとにかく美味しそうだった。豪華すぎて想像できないのも多かったけど、雰囲気は堪能できた。ラストも好き。

    色にいでにけりは、分からない色名がたくさん出てきたりして若干読みづらかったけど、昔の人たちの強さとか粋とか感じられて、良かったです。

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    2022年05月01日
  • それを愛とまちがえるから

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    ★ 男性の方注目!: あなたは奥さんとの朝食の場で
    『あなた、恋人がいるでしょう』と突然言われたらどうしますか?

    ★ 女性の方注目!: あなたは旦那さんから『君もいるだろう、恋人』と言い返されたらどうしますか?

    夫婦の関係が上手くいっているのかどうか?外からは窺い知ることはなかなか難しいものです。当事者である夫婦それぞれであっても、それが長年連れ添った夫婦であってもお互いの心の内というものは見えているようで見えないものです。夫婦の起点はそれぞれです。『大学時代に同じキャンパスで知り合』って、『六年間の交際を経て結婚した』という順風満帆な中に結婚をし、『ずっと恋人同士だった二人が今日から夫婦

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    2022年04月20日
  • 夜を着る

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    『知らない町や、知らない景色を知る楽しさ ー 厳密に言えば、それは「楽しさ」とは少し違う気分ではあるけれど ー も、わかるようになった』と『旅』を語る井上荒野さん。
    
    私は『旅』が大好きです。父親が旅好きだったこともあって幼い頃から全国各地へと連れて行ってもらったことをよく覚えています。47都道府県の県庁所在地を全て制覇した!定年を過ぎても『旅』を続けた父親からそんな電話がかかってきたこともよく覚えています。父親の影響もあって一人旅もよくしてきた私。それは、家族を持った後も続き、そんな経験が今度は自分の子供に感覚として引き継がれていくのかな、とも思います。

    そんな『旅』に私たちは何を目

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    2022年04月18日
  • 切羽へ

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    何かを成す途中にはとても大切と思われていた場所が、終わってしまえば影も形も消えてしまう、そんな場所をあなたはご存知でしょうか?

    これはなかなか難しい質問です。簡単には思い浮かばないと思いますが、例えばビルや家の工事現場がそんな場所と言えなくもありません。もちろん白い幕に覆われていて容易には目にできないという突っ込みはあるかもしれませんが少なくともそんな場所をイメージすることはできると思います。私たちが当たり前に目にするビルや家が今の姿になるまでにはその途上の姿がある、それが工事現場です。しかし、最初の質問の解答としてはこの答えは少し不適切です。何故なら工事途中の形状こそなくなってしまうとは

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    2022年04月16日
  • ママがやった

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    このボリュームですし、「ママ」と呼ばれるにふさわしそうな若い母親が何かやらかす軽めのイヤミスかと思って読み始めました。予想は冒頭で裏切られます。

    傘寿を迎えようかという居酒屋の女将が、7歳下のモテモテ亭主を殺す。母親から電話を受けた娘や息子が大集合。各々の人生が語られる章仕立てで、池上冬樹の解説どおり、まさしく純文学の世界。

    もしも井上荒野をお読みになったことがなくても、角田光代がお好きならハマると思います。ここまで耐えてなぜ殺す。ここまで耐えたから殺したか。女にだらしない人は睡眠中も気をつけましょう(笑)。

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    2022年03月24日
  • ベーコン

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    井上荒野を初めて読んだ。
    ほかの作品も読みたい。
    食べ物にまつわる話で、どれも美味しそう。
    アイリッシュシチューを初めて知った。食べてみたい。
    恋愛がうまくいっていない話が多くて、辛かった。

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    2022年02月05日
  • 100万分の1回のねこ

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    その絵本の内容を忘れてしまったが、
    これだけの作家達に、これだけのお話を作らせるんだから、すごい絵本なんだな、と思う。

    大人になって楽しむ本があることに、幸せを感じる。

    挿絵を描いていたという方の話が、一番、絵本に近いんだろうな、という予感。

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    2021年12月26日
  • 悪い恋人

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    井上荒野期間継続。これはそこそこリアリティを感じたなあ。バレそうでバレないけど多分バレてるあたりもいい感じでヒリヒリした。読者がほぼ感情移入できない悪い男を描くのがうまい。

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    2021年12月13日
  • その話は今日はやめておきましょう【毎日文庫】

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    嫌な話だ。だから、タイトル「その話は今日はやめておきましょう」なのだろう。今日はではなく、多分、明日も話さないだろう。いい子だと思っていた。困っている者がいたらごく自然に助ける子だと思っていた。ぽんと1万円を渡してしまった。騙されているかもしれないと思ったが、疑うのがいやで、確信も持てなかったので、違うと自分に言い聞かせていた。疑わないですむ理由ばかり考えていた。わかる。自分をごまかす、自分の都合のいいように考えて、認めたくない。わかる。わかるから、今日はその話をしたくない、また今度。

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    2021年12月11日
  • 100万分の1回のねこ

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    絵本「100万回生きたねこ」のアンソロジー本。途中、あれ?猫出てきたっけ?っていう作品もあったけど、基本、要所要所に猫が登場。でも、猫飼い的に胸が痛くなるような描かれ方もあって、さすが100万回生きたねこだな。
    そういえば、100万回生きたねこは幸せなのかどうかって論争もありましたね。きっと、そんな流れから出てきた本なんだろうけど。これ。

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    2021年12月10日
  • 夢のなかの魚屋の地図

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    井上荒野がこれまでに書いたエッセイ全部まとめました的な一冊。ファンとしては「あ、このエピソード小説に使われてるな」って内容があったし、好きな作家の生の言葉を読めるのは面白かった。

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    2021年12月05日
  • だれかの木琴

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    井上荒野キャンペーン継続。うーん、なんというか言葉足らずっていうか描写不足っていうか、敢えてそうしてるのはわかるんだけど微妙に歯がゆくて物足りなかったな。日常からちょっとした狂気に至る上での少しずつの歯車のズレみたいなのを伝えたいんだろうけど、もっとわかりやすいほうが好き。子あり夫婦が主人公なの初めて読んだ。

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    2021年12月01日
  • リストランテ アモーレ

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    女性が描く女たらし像を読むよりも、女性が描く女たらしに惹かれる女の子達の姿を読むのが興味深かった。あいつの土地に草は生えない、は良かった。イタリア料理屋行きたい。なかなか面白かった。

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    2021年11月28日
  • それを愛とまちがえるから

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    読み手によってコメディと取るかリアルと取るか別れるだろうなこれ、うーん、なかなかリアルなとこ描いてくるな、と思ったらどんどんコメディ仕立てになってって、また少しリアルに舵を切った感じがあるけど、夫婦主体過ぎて不倫相手達の後半雑に扱われぷりがむしろリアルじゃないと思ったかな。ラストに含ませてるけど、こんなファンタジーじゃすまないと思うんだよな。まあ面白かったよ女性が書いてるってのもなかなか。

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    2021年11月26日
  • ママがやった

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    一見何も思ってないようにふつうに生活している人たちも、彼らなりの考えとか思いを持って生活してるんだよなあ

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    2021年11月03日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理をテーマにしたアンソロジー。
    女性作家ばっかりかなと思ったけど、中村航さんは男性かな?色んなテイストの作品が詰まっていて、美味しくて嬉しいアンソロジーでした。

    以下お気に入り作品。
    柚木麻子「エルゴと不倫鮨」
    不倫を嗜む男たちの隠れ家的鮨屋に、明らかに場違いなくたびれたおばさんが襲来する。そのおばさんはなぜかとても料理に詳しく、次々と美味しそうなオリジナル創作鮨をオーダーしはじめ…まさにタイトル通り注文の多い料理小説。ラストのオチも痛快でよい。

    伊吹有喜「夏も近づく」
    悠々自適な田舎暮らしをしている主人公が、兄から半ば押し付けられる形で甥っ子を預かることに。田舎の豊かな自然と触れ合うこ

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    2025年05月20日
  • 綴られる愛人

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    文通によってもたらされた嘘と事件。
    登場人物それぞれの人物像が、会話や文面により徐々に浮き上がってくる感じ。
    結末で、事件が解決したのかそれとも続くのかはわからないが、これはこの終わり方でいいように思う。

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    2021年06月19日
  • その話は今日はやめておきましょう

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    いつか自分にもこんなふうに若者に騙されたりする日が来るんじゃないかとはらはらした。すごく不快な気持ちで読んだ。
    一樹は根っからの悪人ではないけど、そこがまた腹立たしいというか、いらいらした。ゆり子は上品で思慮深く、時にしっかりと自分の意見を放つ。
    惚れなおした、という夫はどこか頼りないけど、老夫婦の姿としては理想的なのかも。

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    2021年05月27日