ママがやった

ママがやった

小説・文芸
754円 (税込)

3pt

或る家族の半世紀を描いた、愛をめぐる8つの物語。

小料理屋の女主人・百々子(79歳)と、若いころから女が切れない奇妙な魅力をもった夫・拓人(72歳)。半世紀連れ添った男を、ある日水で濡らしたタオルを顔にかぶせ、その上に枕をおき全体重で押さえ、殺した。
急きょ集まった三人の子供たちに向かって「あんたたち、お昼食べていくんでしょう」と、百々子は米をとぎはじめる。
「ママはいいわよ。べつに、刑務所に入ったって」警察に連絡するしないでもめている三人に、のんびりした口調で話す。
死体処理の相談をする姉たちは弟・創太にブルーシートを買ってくるよう命じるが、創太の足は父親との思い出の店・小鳥屋へ向いていた――

表題作ほか、「五、六回」「ミック・ジャガーごっこ」「コネティカットの分譲霊園」「恥」「はやくうちに帰りたい」「自転車」「縦覧謝絶」の全八篇。

解説:池上冬樹

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    ママがやった
  • タイトルID
    :
    578616
  • ページ数
    :
    208ページ
  • 電子版発売日
    :
    2019年01月04日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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ママがやった のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ



    『ママがやった』



    とっても久しぶり(*´艸`)
    井上荒野さん♪



    最近、本の整理に夢中です( •ᴗ• )
    作者さんごと まとめたり しています♡
    井上荒野さんも 大好きな作家さんのひとりです。


    「まさか本当に死ぬとは思わなかったの。びっくりしたわ」 79歳の母が72歳の父を殺した、との連絡に姉弟3人が駆け付けた。母手製の "筍ご飯" を食べながら、身勝手で女性が絶えなかった父の、死体処理の相談を始める……。
    視点を替えて描く 愛を巡る8つの連作短篇。


    〇 ママがやった
    79歳の母が72歳の父を殺したと連絡を受けて姉弟が母のもとに集まる

    〇 五、六回
    妊娠中絶をめぐる男たちとの葛藤

    〇 ミック・ジャガーごっこ
    不埒な夫のだらしない彷徨

    〇 コネティカットの分譲霊園
    娘の結婚と失踪の顛末

    〇 恥
    不純異性交遊の教え子と女教師の対立と接点

    〇 はやくうちにかえりたい
    中学生同士のねじれた恋愛

    〇 自転車
    計算された隠し事の発覚

    〇 縦覧謝絶
    家族の絆と愛憎…緊迫感みなぎる最終章


    …と、いう内容


    久しぶりに読んだ 井上荒野さん♪
    『最後の晩餐』で短篇を読んでから 久しぶりに
    じっくり 読みたいと思っていたんです
    この作品も、以前 読んだ時よりもすんなりと読めました( ͡ ͜ ͡ )



    夫婦と娘二人に息子が一人…それぞれの視点の連作は それぞれの嫌なところが 隠さずに描かれていて そんな嫌な部分も 時には共感もしてしまうという…



    井上荒野いいなぁ♡♥♡


    小説を読んでいると……んっ?と思う語句がたまに現れたりするんです‪(  ・᷄ ᴗ・᷅ )ゝ
    今回も…

    「店主はまだコーヒーにかかずらわっている」

    という文( ಠдಠ)


    「かかずらわってる」 って何?
    調べたら 「関係する」ことのネガティブな側面を表す言葉なんだそうです
    知らんかったとです


    以前 読んだ時は気にもならなかったのに…
    読書しながらお勉強できるなんて (▭-▭)✨




    まぁ ラッキー★⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾ ですね!



    0
    2026年08月02日

    Posted by ブクログ

    肝心の結末が書かれていない危うさやバカバカしいやり取りがフィクション味を感じさせるのに、コメディととるには生々しくてドロドロしすぎている面もあるところが気に入った

    0
    2021年01月20日

    Posted by ブクログ

    物語はつまりは、人間を描くことで、そのためには、その人間を理解してそして、描写することが必要で、それらをあまりにも見事に、しかもさりげなく、迷いなく、バッサリと、その潔さにドキドキしながら読みました。この作者の著者は、好き嫌いが分かれるかも。私はもう、ものすごく好き。

    0
    2020年11月25日

    Posted by ブクログ

    父親が母親に殺される。

    そこからスタートする家族の話。
    なんだかな、ブラックジョークのやりとりのような家族たちの生活がとっても魅了されます。笑

    え?そっち?

    え?なにそれ。

    え?そんなんあり?

    みたいなやりとりを、案外みんな淡々と受け入れて過ごしていく。
    特に、謎にモテるお父さんの浮気。笑

    すっごい憎くて殺されたわけでもない。
    そんなお父さん、案外幸せだったのかもしれないし、それはそれでお父さん恨まない気もするな。

    なんか書いてること以外の本の裏側の背景がしっとりと読者を包み込んでいって、なんとも言えない気持ちにされる一冊。

    すっごい心を動かされるわけでもないのに、ついつい止まらなくなるし、この家族のやりとりから目が離せない。

    #ママがやった
    #井上荒野
    #面白かった
    #飛行機で読みきった
    #夢中
    #不思議な魅力の家族
    #止まらない
    #他も読みたくなった
    #★★★★
    #気になる作家

     

    0
    2024年01月30日

    Posted by ブクログ

    このボリュームですし、「ママ」と呼ばれるにふさわしそうな若い母親が何かやらかす軽めのイヤミスかと思って読み始めました。予想は冒頭で裏切られます。

    傘寿を迎えようかという居酒屋の女将が、7歳下のモテモテ亭主を殺す。母親から電話を受けた娘や息子が大集合。各々の人生が語られる章仕立てで、池上冬樹の解説どおり、まさしく純文学の世界。

    もしも井上荒野をお読みになったことがなくても、角田光代がお好きならハマると思います。ここまで耐えてなぜ殺す。ここまで耐えたから殺したか。女にだらしない人は睡眠中も気をつけましょう(笑)。

    0
    2022年03月24日

    Posted by ブクログ

    一見何も思ってないようにふつうに生活している人たちも、彼らなりの考えとか思いを持って生活してるんだよなあ

    0
    2021年11月03日

    Posted by ブクログ

    ママがやった…なにを?
    誰のママ?
    あらすじも知らずに読み出した。
    小さな初老の女が営む居酒屋。
    女癖の悪い7才年下の夫を、殺ってしまったママの息子の目から、ママから、殺された夫から、過去の出来事が短編風に書かれていく。
    夫の女癖など、もう見限っていたママは、どこで切れてしまったのか?
    女心って、こんなものなのかな〜

    0
    2021年05月19日

    Posted by ブクログ

    79歳の母親が、浮気が絶えない72歳の父親を殺した。母親と3人の子供たちは、さてどうしようと家族会議。

    70過ぎても愛人がいる父親がすげえと思ってしまう。
    その時父親は「推理小説家ごっこ」をしていたのではないか。

    0
    2021年04月18日

    Posted by ブクログ

    まず最初に謝らなくてはいけない。実は全然期待してなかったのです、ごめんなさい。これは傑作です。ほんの200ページ弱の中に描かれている全てに唖然とした。サブタイトル「MAMA KILLED HIM」がなぜ「PAPA」でないのか。読むにあたってこれ、重要だと思う。
    結婚・家族・友達・恋人など、全てにおいてこの本に出てくる事象を孕んでいて、多分それは、誰しもが抱えているものだと。「結婚は相手を許すもの」という言葉があるが、これに拓人は溺れていたのだろう。しかしながら“父親の言葉にはある種の作用がある”これも事実。だから読み切った時に何も言えなかった。擁護も否定もできないし、誰一人として救われない。ただこれは「家族」を描いた本だったということだけ残って、なんだか虚しかった。

    0
    2019年02月13日

    Posted by ブクログ

    さらっと読めてしまうのだけど、予想以上におもしろかった。動機って、その人だけのものだよなあ。ママにとっての引き金はそれか…! と唸らされた。

    0
    2019年02月04日

ママがやった の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    ママがやった
  • タイトルID
    :
    578616
  • ページ数
    :
    208ページ
  • 電子版発売日
    :
    2019年01月04日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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