夢のなかの魚屋の地図

夢のなかの魚屋の地図

572円 (税込)

2pt

4.2

書けないときに思い出す、小説家だった父の「とにかく二時間、机の前に座ってみろ」という言葉。「誰よりも美しい妻」だった母。古本屋である夫との、驚きと嘆息に満ちた結婚生活。友人たち、食べることへの情熱、家事をしながら聞く音楽、ストーリーを考えながらする家事、仕事部屋に忍び込んでくる愛する猫。そして、書きつづけることへの決意……。直木賞作家・井上荒野の軌跡を知る、初のエッセイ集。

...続きを読む

夢のなかの魚屋の地図 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年10月27日

    著者初のエッセイ集。
    最初の荒野さんのご家庭は一家に小説家が二人いるご家族ですが、お父様の決まり文句は「うちでは文学の話なんか一切しませんよ」だったそうですが、それでも、そういうご家庭ならではのお話もあり大変面白かったです。
    荒野さんが書けなかったときに、お父様に薦められた小説だというトルーマン・カ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月12日

    小説家である父親を中心とした家族エッセイ。『あちらにいる鬼』は読んでいないが、本作からは父への恨みつらみは感じ取れず、少し歪かもしれないが、温かい昭和の家庭の雰囲気が感じられた。
    「かぼちゃ」の話が印象的。

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月05日

    井上荒野がこれまでに書いたエッセイ全部まとめました的な一冊。ファンとしては「あ、このエピソード小説に使われてるな」って内容があったし、好きな作家の生の言葉を読めるのは面白かった。

    0

    Posted by ブクログ 2017年10月09日

    井上荒野さん「夢のなかの魚屋の地図」、2014.1刊行、2017.3文庫化です。エッセイ集、28歳から24年間の荒野さん個人の歴史と家族(父、母、妹、夫)への思いが綴られています。読後、爽やかな風が吹き抜けていきました(^-^) ご両親は昼間からお茶を飲むかの如くウィスキーを嗜んでいらっしゃったんで...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年06月08日

    作家、井上荒野さんのエッセイ集。
    作家としてのこれまで、父の影響、本のこと、恋愛観、母のこと、妹の名前は「切羽」、夫のこと、生と死、音楽、妹の赤ちゃん、猫…そんな感じ。

    文学賞受賞のことなどを除けば、日常雑記だが、作家の文章にかかると、何か特別な日常に感じられてまぶしい。
    私たちと同じ日常を過ごし...続きを読む

    0

夢のなかの魚屋の地図 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社文庫 の最新刊

無料で読める エッセイ・紀行

エッセイ・紀行 ランキング

井上荒野 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す