井上荒野のレビュー一覧

  • それを愛とまちがえるから

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    ネタバレ

    「あなた、恋人がいるでしょう?」と言った妻にも恋人がいてびっくり!!そして、それをお互い隠すわけでもなく、
    なんなら食事をしたりキャンプに誘い出したり…そんなことある?って思ったけど、キャンプの続きが気になって読み進めていく。でも結局あのキャンプが解決の糸口になって…だいぶ遠回りした二人がお互いが大切だと気付けてよかったなと。
    それぞれの目線でかかれているけど、伽耶や朱音の思いにあーそれわかるなって共感できる部分もあり、楽しく読めた。

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    2023年09月21日
  • それを愛とまちがえるから

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    登場人物4人の思いが交互に描かれ、こんなに色々勝ち負けや、他人がどう見るかを気にしてたら、疲れるだろうなと思った。とは言いながら、多かれ少なかれこんな風にに生きてるのかなあ、私も。

    キャンプでは、計画段階から1人の思惑で突っ走った感があるけど、こういう場合、従属的に振る舞った方が、勝ちなんだろうか、思った通りに走り切った方が勝ちなんだろうか。まあ、負けはないんだけど、私なら従属しておいて、後から歯噛みしそうだな。

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    2023年09月15日
  • あたしたち、海へ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ああはなりたくないと言う不安からしている。
    波多野さんかっこいいと思った。
    子供への関わり方は同じではなくてそれぞれ違うのだと感じた。

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    2023年09月12日
  • キャベツ炒めに捧ぐ

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    何事も起こらないお話ではないのに、読んでる側の気持ちとしては終始穏やかだった。

    自分がこの年代になったら何してるんだろうと物語の中で何か起こるたびに嫌でもいちいち引き込まれて考えさせられる。

    食べ物で幸せになるお話は大好きで、現実に自分もそうなることが多い。この作品は特に文章自体が好きなのもあってより幸せな気持ちになった。

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    2023年08月28日
  • そこへ行くな

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    タイトルの意味がわかるまで数話かかった。

    どの話も、読みながらこの結末を知りたくないなって思わせるのは筆者の力なんだろうか。モヤモヤするけど、そういうことなんだろうと。

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    2023年08月28日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    帯は、
    -------------------------
    あなたなら、
    この旅に誰と出かけますかーー?
    豪華寝台列車「ななつ星」をテーマに
    7人の人気作家が紡ぐ「旅と人生」
    -------------------------
    小説5編と随想2編が収められています。

    表紙の暗闇のなかの流れ星と、
    車窓から漏れる灯りが素敵で。

    以前、文学YouTuberの寝台列車のなかでひたすら読書する動画を見たことがありますが、列車とか旅は非日常感があってドキドキワクワクしますね。

    列車をテーマにしても、オーソドックス(私の中では熟年夫婦やカップル)な物語だけでなく、友情や幽霊が出たり、感染症の流行で乗

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    2023年08月20日
  • ベーコン

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    どれも不穏な味わいの短編。
    食べ物がおいしそうだったり苦そうだったり。
    カツサンドとか煮こごりとか、食べるときに思い出しそう。

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    2023年08月20日
  • 100万分の1回のねこ

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    100万回生きたねこから、こんなふうにインスピレーションを受けるんだなぁと、どのお話も面白かった。一番面白かったのはゲームの中のネコの話。

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    2023年08月18日
  • キャベツ炒めに捧ぐ

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    荒野さんの筆力のせいだと思うけど、とても疲れた。
    いちいちため息が出そうになる
    3人が恐ろしく近い存在に感じて1行読むごとに共感しようとしてしまう。
    人生っていろいろあるなあと思うし、一方で私にはなにもないなあと思う。

    読む前後でタイトルの意味合いが全然違ってくるのも面白い。

    元気なかった時に赤坂のタコス屋さんでお腹いっぱいタコスを食べて元気でたのを思い出した。
    食べるって素敵。

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    2023年08月16日
  • その話は今日はやめておきましょう

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    定年後の夫婦の趣味としてクロスバイクを楽しんでいた昌平とゆり子。

    昌平が交通事故で骨折してしまい、通院やリハビリ、これからの生活のことで不安に駆られるなか
    夫婦が出会ったのはかつてサイクルショップで見た一樹という青年だった。

    一樹に通院や家の手伝いのアルバイトを頼むことになり、彼の素性や知らないままだったが、関わっていく中で彼に対する信頼はゆるぎないものだった。

    大楠夫婦はいい人たちで、たとえ衝動的に破滅的な思いに駆られたとしても、決して彼らを裏切れないと思っていた一樹だったが、
    出来心からゆり子のジュエリーを盗んでしまい、悪い友達にそそのかされ金銭の要求にまで及んでしまった。

    老いて

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    2023年08月11日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    アンソロジー。
    どの作品も いいな、と思えた。ほのぼのだったりしみじみだったり。

    中でも特にいいなと思えたのは、恩田陸の作品だった。とても、素敵だと思う。

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    2023年08月07日
  • その話は今日はやめておきましょう【毎日文庫】

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    老いていくこと、老いていると思われること。
    配偶者が先に逝ってしまうこともあると気づく恐怖
    自分の身にいつでも訪れる死や孤独に対する恐怖

    言葉を知らず、己の感情すら説明できず、思っていることと違うことを吐き、関係性が築けない若者

    それらが混じり合うとどうなるのか。

    決して、理解しあって、励ましあうなんて、夢物語にはならない。

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    2023年08月05日
  • 注文の多い料理小説集

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    2023/7/21

    食事を摂る人々の短編集。

    不倫やワンナイトを狙う男たちが若い女を連れてやってくるワインと寿司の店。
    そこへ赤子を抱いた女が「卒乳祝い」にひとりやってくる。
    柚木麻子「エルゴと不倫寿司」がインパクト強かった。

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    2023年07月22日
  • 小説家の一日

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    ネタバレ

    10作全てがハッピーエンドという訳ではなく、だからと言ってバッドエンドという訳でもなく。

    ただ、何となく感じられる不気味さや不快感。

    人間の醜い部分を匂わせるような作品だった。

    個人的には
    「窓」が一番好き。

    最後の女子生徒2人が見つめ合う描写。

    本来「同士」を見つけ、希望を感じさせる終わり方になるはずが、何故か、もっと悲しく悲壮感漂う終わり方だった。

    そこになんとも言えない怖さを感じた。

    ただ、表現方法が単調であって読みやすくはあったが星3である。

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    2023年07月09日
  • 小説家の一日

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    ネタバレ

    久しぶりの荒野さん
    やっぱりうまいなぁと思う
    無駄がないし、不穏な感じもどこか上品な感じも手厳しい感じも健在、という感じ。

    好好軒の犬、と小説家の一日はつながっていたのね、そしてそれは荒野さんの子供の頃と現在に極々近いということが、あちらにいる鬼を読んだ人ならすぐにわかることだし、実際その二つが面白かった

    小説なのだからフィクションなはずだけど、あーそんなふうに荒野さんは暮らしてるんだな、と思ってしまった。

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    2023年07月02日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    電車のお話は馴染みが深くて
    卒論で観光列車について書いた私には
    まず題材がたまらなく感じた

    本のデザインも素敵だなぁと思ったら
    吉田篤弘さんが関わっていて
    あったかい気持ちになった

    特に好きだったのは
    小山薫堂さんの旅する日本語
    とても綺麗だった

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    2023年06月30日
  • あちらにいる鬼

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    不倫の話であることは、映画化で話題になったことから知っていた。
    「みはる」視点から始まる文章を恐る恐る読み進めていけば、恋愛小説である。
    一章に必ず、篤郎の愛人である「みはる」視点と、妻である「笙子(しょうこ)」視点が描かれる。
    篤郎を真ん中にはさんで向かい合う、二人の女。
    視点が変わるごとに「あちら」は入れ替わる。
    篤郎視点は無く、二人の女性によって描かれるのみである。

    その篤郎は、どうしようもない下半身を持つ。
    ピンときた女は全力で口説く。
    その結果、ヤツの子供を二度堕ろして手首を切った女に会う勇気がなく、妻に命じて金を渡しに行かせたりする。
    どこに行っても、息をするように女をモノにする

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    2023年06月29日
  • それを愛とまちがえるから

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    ネタバレ

    普通にW不倫しながら夫婦であり続けるだけではなく、4人でキャンプに行っちゃうなんて意味不明。まるでSFかよ、とは思ったものの、でももしかしたら長い夫婦関係の中である程度刺激的なスパイスは必要だったりするんかな、とも思って納得してしまった。

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    2023年06月07日
  • 100万分の1回のねこ

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    著名な作家によるトリビュート。やはり一流、表現の仕方や情景描写が素晴らしい。

    個人的には角田光代が1番好きでした。

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    2023年06月03日
  • 結婚

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    結婚詐欺と、結婚詐欺に引っかかった人、結婚詐欺にひっかかった人とちょっと関わった人、が出てくる。なんでそんな簡単に騙されちゃうかなと思いつつ、心に隙間があると「運命」に夢を見ちゃう気持ちも理解できる。

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    2023年06月02日