井上荒野のレビュー一覧
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ネタバレ我々はいつから「老人」になるのだろう。定年後を妻と楽しくサイクリングなどして過ごすはずだった夫が足首を骨折し、手伝いの若い男を家に入れるようになった。
若い一樹には老夫婦の姿はどう映ったのか。悪友が語る「あいつら何のために生きてるんだろうね」という言葉を否定できない。
きっとこんな風に年寄りのことを憎んでいる若者は多いに違いない。だからオレオレ詐欺にも簡単に加担してしまうのだろうな。
文庫だったので、解説も読んだ。村松友視(みが出ない)さん、男のあなたはもっと昌平について書くべきだね。荒野さんの書き方がうまいとか、音楽みたいだとか、そんなこと言ってる場合じゃないんだよ。これから、 -
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商店街の一角にある、ここ家で働く3人の中年女性のお話し。
若い主人公にはなかなかない、事情や過去を抱えながらも、干渉しすぎず、時には励ます、3人の関係性が読んでて心地いい。
誰しも、料理に、一つや二つ、決して語られるほどのものではないけど、物語がある。そんな人間味溢れる、物語を美味しそうな旬の料理とともに楽しめる小説。
苦い思い出も、季節が何周か巡り、ふとしたきっかけで愛おしい思い出に変化していく。どんなことも、自分の人生だって認められた人間の心には、人知れず、心地いい風が吹く。
人それぞれ、これまでの生き様や背景って必ずあるよなって再認識させられるお話。
なんかわからんけど、また、春 -
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中学からの仲良し三人組が私立女子高でいじめに巻き込まれた。発端は三人のうちのひとりが、正義感から女王様気取りのクラスメイトに反発反抗した。女王様は仲間を募って巧みにいじめてきて、その生徒は転校を余儀なくされる。残った二人はかばいきれず、忸怩たる思い、おまけに身代わりのようにしていじめられるのだった。そして…。
井上荒野さん筆の精緻を究めたいじめの描写は読むのがつらいくらい。しかし、構成が三人の高校生、有夢(ゆむ)瑤子(ようこ)海(うみ)の視点や、いじめる張本人(ルエカ)の言い分、母親、父親、担任立場からもみていて、冷静な目で巧みに描かれ「うまいなあ」と小説そのものに好感を持った。読後、「そう -
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ネタバレ夫のことが嫌いなまり
最初はまりのことを傲慢でプライド高い嫌な女の人だと思って全然好きになれなかった。
突然最愛の夫を亡くす実日子
中々前に進めずにいるが、亡くなって一年、元々やっていた料理教室を再会させる。そこで元々通っていた友人の紹介でまりも入ってくる。
もっと2人は親密になるかと思ったらそんなことはなく2人の心情がメイン。
その中でも2人が2人きりで初めて話すシーン
まりは実日子にどっちのほうが不幸かしらねと問う。その答えは最後分かるのだけど。
まりはこのとき余裕もあった、実日子はまだ立ち直れずにいるので、絶対に私の方が不幸だと思っている。
その後、まりは夫のほうから離婚を言われ