井上荒野のレビュー一覧

  • キャベツ炒めに捧ぐ

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    惣菜屋 ここ家 を舞台に60代3人の女性の人性を振り返ったり、前に進んだりする物語

    仕事、職場だけの場所ではないここ家
    3人がいることで、独立してはいるけど、必要な時に支え合える

    素敵な3人です
    江子と白山の関係性を辛く思って読んでいたけど、江子が最後に精神的に離れる事ができて良かったと思いました

    料理ができるって、本当に素晴らしい事だと思うし、出てくる料理、特にアサリの串揚げ食べてみたと思いました。

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    2022年12月26日
  • 小説家の一日

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    ものすごく井上荒野的な感じがします。井上さんの作風を知っていてそれが好きな方には楽しめて、それ以外の方にはさほど刺さらないかもしれません。「書くこと」をテーマにした10短編集。お気に入りは『緑の象のような山々』→世紀のクソメールの応酬。『園田さんのメモ』→こんなメモは怖い。『窓』→いじめの描写が辛い。でも少し救われるようなラスト。総括:全体的にモヤ~っとした質感でオチも「え、それで...」となるものが多いがなぜか読ませます。1編が短いので隙間時間にサクッと不穏を楽しめました。

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    2022年12月15日
  • その話は今日はやめておきましょう【毎日文庫】

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    ネタバレ

     我々はいつから「老人」になるのだろう。定年後を妻と楽しくサイクリングなどして過ごすはずだった夫が足首を骨折し、手伝いの若い男を家に入れるようになった。

     若い一樹には老夫婦の姿はどう映ったのか。悪友が語る「あいつら何のために生きてるんだろうね」という言葉を否定できない。

     きっとこんな風に年寄りのことを憎んでいる若者は多いに違いない。だからオレオレ詐欺にも簡単に加担してしまうのだろうな。

     文庫だったので、解説も読んだ。村松友視(みが出ない)さん、男のあなたはもっと昌平について書くべきだね。荒野さんの書き方がうまいとか、音楽みたいだとか、そんなこと言ってる場合じゃないんだよ。これから、

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    2022年12月11日
  • 小説家の一日

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    「書くこと」をテーマとした10編の短編集。

    「園田さんのメモ」言葉よりも文字で伝える不気味さ、でも園田さんってどこかにいるかも。でも嫌いじゃないかも(笑)

    「好好軒の犬」は、あちらにいる鬼のスピンオフ版かなと思える意味深なお話。

    贅沢な全10編でした。

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    2022年12月06日
  • 小説家の一日

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    井上荒野さんの「書く」ことにまつわる短編集。
    とても良い。
    ブックカフェで手に取ってそのまま購入。

    文字を紡ぐってとても不思議な行為だなぁと改めて思う。

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    2022年11月18日
  • キャベツ炒めに捧ぐ

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    人生の先輩方のお話と家庭料理が合っている。旬の食材を丁寧に料理してみたいと思うと同時にずっと当たり前にいる家族を大切にしようと思えた作品だった。

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    2022年11月07日
  • 荒野の胃袋

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    お雑煮について語りたいわあ。筍、おいしいですよね。揚げ焼で青のり塩で味付けしたことあって、確かにおいしい。皮ごとオーブンでやいてオリーブオイルと塩、やってみよう。岩牡蠣もきになる、、、美味しいものが作りたくなる。

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    2022年10月29日
  • 小説家の一日

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    "書くこと"にまつわる短編集。予想通り爽やかな話は1つもないけど、余韻を残す感じが見事なんだよなぁ。短編が十作あるのですが、「凶暴な気分」がささったかな。自分がいかに恵まれているかに無自覚な人間にこれでもかってくらいお見舞いしたい気持ちわかるわぁ。

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    2022年10月24日
  • 小説家の一日

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    「書くこと」をテーマにした10篇を収録した短篇集。
    タイトルからして執筆を連想するけれど、対象はメールだったり、付箋紙に書かれた伝言だったり、はたまた壁に書かれた落書きだったりと様々だ。しかしどれも心の底がざわざわするような内容で、そのくせ結末に至らず終わってしまうからその先は想像するしかない。でも、そこがいいのだ。一見、救いのない話でも、読者の想像でハッピーエンドに変えられる……かもしれない。
    現実の、どうしようもない状況も、考え方次第でどうにかなるかもしれない。そう思える作品集だった。

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    2022年10月23日
  • その話は今日はやめておきましょう【毎日文庫】

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    一気に読んだ。定年後の日常とそのなかにある色々な出来事。
    登場人物それぞれがどう考えて何をしたのかが自然に読み取れて読みやすいし、面白い。
    帯にあった「一気読み必至!」に惹かれて買ってみたけど、本当にその通りだった。
    こういう文字運びがすきなんだよなぁ。

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    2022年10月22日
  • しかたのない水

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    フィットネスクラブに集まる人たちの、歪な恋愛の話。一編を2話ぐらいずつでドラマ化してほしいけど、Netflixじゃないと無理かな。
    恥ずかしながら井上荒野さんの作品を初めて読みましたが、すごく好きな文章でした。

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    2022年10月15日
  • キャベツ炒めに捧ぐ

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    はじめましての作家さん!
    惣菜屋さんを営む3人の女性の短編集。
    料理と人生と恋の話で読んでてホッコリした。
    結婚とか恋愛とか人生とか、最近30代後半女性の話が好きです。
    他の作品も読んでみたいなぁ。

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    2022年10月15日
  • キャベツ炒めに捧ぐ

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    商店街の一角にある、ここ家で働く3人の中年女性のお話し。

    若い主人公にはなかなかない、事情や過去を抱えながらも、干渉しすぎず、時には励ます、3人の関係性が読んでて心地いい。

    誰しも、料理に、一つや二つ、決して語られるほどのものではないけど、物語がある。そんな人間味溢れる、物語を美味しそうな旬の料理とともに楽しめる小説。

    苦い思い出も、季節が何周か巡り、ふとしたきっかけで愛おしい思い出に変化していく。どんなことも、自分の人生だって認められた人間の心には、人知れず、心地いい風が吹く。
    人それぞれ、これまでの生き様や背景って必ずあるよなって再認識させられるお話。

    なんかわからんけど、また、春

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    2022年10月13日
  • キャベツ炒めに捧ぐ

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    来る、待つ、行くの3人の女性の物語。60を過ぎた彼女らの、三者三様の悩みや想い、抱える過去をつい食べたくなるような季節のお惣菜と一緒に。ついファストフードや、簡単なご飯に走りがちな忙しい毎日を少し反省しました。たまには旬の食材を、何のメニューにしよう、何と合わせようか、誰と食べようか、じっくり考えながら作る時間も作りたくなる本です。

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    2022年10月10日
  • あたしたち、海へ(新潮文庫)

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    女子中学生のいじめについて、当事者だけではなく、関係者の目線でも描かれている。
    じわじわ追い詰めるところ、追い詰められるとこは読んでいて苦しくなる。
    いじめられている側の娘たちが、希望を持ち始めたところで終わったのは良かった。何とかしようと、一緒に戦ってくれる大人がいるのといないのでは、全然違うだろうと思った。

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    2022年09月25日
  • その話は今日はやめておきましょう【毎日文庫】

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    これ読んだのに積読になっててビックリ。感想を書いてなかったのか…
    面白かったからよくおぼえている。荒野さんの得意な感じの設定(ちょっと裕福な老夫婦、子供達もおりこうな大人)の世界でするする読めた。
    若い青年は本当にいい意味でも悪い今でもスパイスになっていて(荒野さんが描く若い男の子はいつもなんか魅力的)よかった。
    それにしてもタイトル、すごいよな。

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    2022年09月19日
  • あたしたち、海へ(新潮文庫)

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    中学からの仲良し三人組が私立女子高でいじめに巻き込まれた。発端は三人のうちのひとりが、正義感から女王様気取りのクラスメイトに反発反抗した。女王様は仲間を募って巧みにいじめてきて、その生徒は転校を余儀なくされる。残った二人はかばいきれず、忸怩たる思い、おまけに身代わりのようにしていじめられるのだった。そして…。

    井上荒野さん筆の精緻を究めたいじめの描写は読むのがつらいくらい。しかし、構成が三人の高校生、有夢(ゆむ)瑤子(ようこ)海(うみ)の視点や、いじめる張本人(ルエカ)の言い分、母親、父親、担任立場からもみていて、冷静な目で巧みに描かれ「うまいなあ」と小説そのものに好感を持った。読後、「そう

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    2022年09月08日
  • ほろびぬ姫

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    あなたがいっぱい。死生観、恋愛、夫婦、親子、兄弟、食事、…盛り込み要素もいっぱい。わたしには少し重い読後感。

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    2022年08月26日
  • あたしたち、海へ(新潮文庫)

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    いじめっていつの時代も存在する厄介なもの。
    ましてや今はスマホがそれを助長する。
    しかし、使い方によっては救いにもなる。

    クラスの中では弱いのに、有夢と瑤子と海の関係がこんなにもしっかりとしてて良かった。

    波多野さんの考え方が素敵!

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    2022年08月15日
  • そこにはいない男たちについて

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    ネタバレ

    夫のことが嫌いなまり
    最初はまりのことを傲慢でプライド高い嫌な女の人だと思って全然好きになれなかった。

    突然最愛の夫を亡くす実日子
    中々前に進めずにいるが、亡くなって一年、元々やっていた料理教室を再会させる。そこで元々通っていた友人の紹介でまりも入ってくる。

    もっと2人は親密になるかと思ったらそんなことはなく2人の心情がメイン。

    その中でも2人が2人きりで初めて話すシーン
    まりは実日子にどっちのほうが不幸かしらねと問う。その答えは最後分かるのだけど。
    まりはこのとき余裕もあった、実日子はまだ立ち直れずにいるので、絶対に私の方が不幸だと思っている。

    その後、まりは夫のほうから離婚を言われ

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    2022年07月20日