井上荒野のレビュー一覧

  • 森のなかのママ

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    みんながママのことが好き。綺麗なお母さんを取り巻く全員が、素直にママを想う姿を見て、その中の伏見さんのことが好きないずみもなんとなく納得していく。突拍子もない行動を取るママに翻弄されながらも大学生のいずみは成長していく。

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    2009年10月04日
  • 森のなかのママ

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    少女のような軽やかさと無邪気さでもって男の人たちを虜にしてしまうママ。自由奔放に生きているような気がするけれど、実は自分の周りに起こることに、奮闘している。それに気づき始めた娘の話。

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    2009年10月04日
  • ナナイロノコイ

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    江國さんと唯川さんに惹かれて買ったら
    他の方の作品にもどっと引き込まれた。
    タイトル通り、七色の恋が感じられる。

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    2009年10月04日
  • ナナイロノコイ

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    これ、江国さんがいるから買ってみたんですけど他の作者さんも気になりました!えへへ、はずれじゃなくてよかったな!可愛らしいお話しでうっとり。

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    2009年10月04日
  • 山なら言いたいことがある

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    先ず私の様な素人はトレッキング≒ハイキングで実は全く別物と言う区別が付かない人が大半だ。現に妻の知人が職場同僚から「トレッキング」に誘われ「ハイキング」のつもりで参加したら「本格登山」で全く付いて行けなかったと言う逸話もある。
    本作の大半は登山素人の作者達の登山感と言った誰にもあるあるな内容だが専門家の服部、石川両氏作はやはり傾聴に値した。いくら経験者で過去に踏破出来たからと言って過信は禁物。昨今の高齢者の遭難のニュース続出の現実が如実に専門家の警鐘通りだからだ。

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    2026年10月03日
  • アクリル

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    よくこんな身勝手な妻に我慢できるなぁ。無理だ、全然理解できない。そんな人と一緒に暮らすなんて苦痛でしかないわ。でも別れないってどういう心境なんだろう。

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    2026年10月02日
  • 山なら言いたいことがある

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    石田夏穂さんの『いざゆけ、接待登山』のエッセイが好きだ。
    まさか登山にまで仕事の話を持ち出すとは思わなかったし、接待ゴルフは知っていたが登山!?と驚愕した。私は割と1日ずっと歩いても疲れない方だが、登山となると話は別。最後に山に登ったのはいつだったか記憶にない。
    自分との戦いである登山という行為をするのに、それに加え相手を思いやる(しかも取引先)なんて絶対無理だ。石田さん、期待を裏切らない書きっぷりだった。

    唯川恵さんの『標高4910メートルの餅バター』も良かった。『淳子のてっぺん』で泣いた記憶があるが、この小説を書くためにご自身も登山(しかも相当高い山)に挑まれていたとは。作家って過酷な職業なんだな(あくまで人によると思うが)。苦労を味わうことができて良かったと思えるなんて、一体どういうことだと思うけれどなんとなく分かる気がした。

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    2026年10月01日
  • キャベツ炒めに捧ぐ リターンズ

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    ネタバレ

    *60代後半の江子、麻津子、郁子は、都内のちいさな商店街で「ここ家」という、お惣菜屋を営んでいる。
    最愛の男性を亡くし悲しみを抱えつつもにぎやかな江子、結婚して5年目の麻津子は夫が最近よそよそしいと心配ばかり、息子も夫も早くに亡くした郁子はようやくひとり暮らしを楽しめるようになり――
    「ここ家」の立ち退き問題、江子の求婚――いろいろありながらも、前を向いて歩く彼女たちのたまらなく愛おしい物語*

    前作は読まなくても問題なし、の向きも多いのですが、やはり続けて読むと物語の豊かさが倍増します。
    前作は少し切ない大人の機微を味わえましたが、今作はそれを踏まえつつも未来ある明るい展開が印象的。
    60代でもまだまだ!と勇気をもらえる物語。

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    2026年09月28日
  • 最後の晩餐

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    金原さん、寺地さんの作品が好きだった。
    自分は最後の晩餐に何を食べようか絶対考えてしまう。いつも通りがいいのか、贅沢がいいのか、悩みどころ。

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    2026年09月27日
  • 山なら言いたいことがある

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    山と深くかかわる人の話は、山への愛が伝わってくる。とはいえ、熱く語るのではなくさりげないところがまたいい。

    そして、なんとなくの人も思い出語りが多くて、登山の大変さや清々しさがいつもでも残っているものなんだ。
    そこに山があるから(笑)

    私も極度の方向音痴でなかったら、ひとりで黙々と登山したいのだが・・・それは出来ないのだ。

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    2026年09月24日
  • アクリル

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    ある意味、今ここに在る日本版社会派ホラーだ。

    今流行りの推しやアクスタなど、若者文化についていけないと思いきや、これはあくまでも小道具、人間心理をこじらせて正当化する見事な返し、流石である。

    こんなこじれた人間模様も成立するのもまた不思議であり、新しい?発見でもあった。

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    2026年09月21日
  • 私たちが轢かなかった鹿

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    恋愛小説ではきっとない。
    恋や愛が関係性の中にはあるもののそれだけじゃないもっと人のドロドロとした感情がそっくりそのまま描かれる。「愛されたい」と願っているはずなのに、どうしてこうも思いどおりに行かなくて分かってるのに止まれないし引き返せないしやめることもできない。

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    2026年09月19日
  • 山なら言いたいことがある

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    山好きな著名人が山について書く、というのではなく、山にゆかりのあった著名人という感じだろうか。山に対して良いイメージが持てない人も、山と言っても狩猟をしている人だったり、思い思いの山での暮らしを感じられて良かった。

    特にスズキナオさんの高取山の話が良かった。舞台となる山の近くに住んでいながら、恥ずかしながら茶屋文化は知らなかった。
    山に登る人たちと、それを受け入れる人たちの出会いがとても良くて、温かい気持ちになれた。
    アルプスの山小屋なんかもそうだと思うけど、この話ではさらにお互いの距離が近くて、ちょっと出会ってみたいなぁと思った。

    山に魅入られる。
    その人の意思でというより、まるで山がその人をコントロールして沼らせているような、受動的でどこか他責的な響き。
    でもその感覚はすごく良くわかる。
    人を惹きつける(もはや、引きつける?)エネルギーがすごい。
    そしてそのエネルギーに取り込まれてしまったら、最後なのだ。

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    2026年09月17日
  • 最後の晩餐

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    短編集は初めて読む作家さんだったり、得した気分
    最後の晩餐かぁ鰻もいいなぁ
    まだ、先も長いのでゆっくり考えよう

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    2026年09月17日
  • そこへ行くな

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    ガチむずかった。解説をもとに読み解くと、まずテーマは「平穏に見える日常のすぐ裏側にある底知れぬ深淵」との事。つまり、登場人物たちはみな普通の生活を送る中で些細な「違和感」「出来事」を機に見てはならない真実へと引き寄せられていくことになるのです。タイトルのそこへ行くなというのは、読者の心内の作中の人物への警告であり、それ以上踏み込めば、後戻りできないぞという訴えだと思います。
     特に血塗れサスペンス展開になるわけではなく、淡々と居心地の悪くなるような展開が広げられます。そこがまた日常の中に潜む、後戻りできない危険をリアルに表現させています。

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    2026年09月14日
  • アクリル

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    幸せとは、純粋とは、色々と考えされた。
    装丁からはこんなに何段階も嫌な気持ちにさせられるとは思わなんだ。
    行き過ぎた推し活嫁と理解のある彼くんって感じ。

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    2026年09月13日
  • その話は今日はやめておきましょう【毎日文庫】

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    老夫婦と些細なきっかけから家事手伝いをすることになった青年の話。
    どちら側もぼんやりとした悩みを抱えていたけど、トラブルからどちらもその壁を乗り越えられた。
    変わるきっかけは年齢とか関係なく、何か問題に対峙して、それを乗り越えた時なのかも。

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    2026年09月13日
  • 山なら言いたいことがある

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    登山はしない(できない)が、山の本は大好物である。
    が、山ヤや冒険家で文章を書ける人は稀。というわけでこの本は楽しみにしていた。

    が、読み始めて「登山の話ちゃうやんけ」
    角幡唯介さん石川直樹さん以外は単なる文筆家や著名人なので、十中八九“高尾山しか登ったことないけど、それすらしんどくて嫌になった”というエピソードが出てくる始末。

    考えてみると「山にまつわるエッセイ」なので、過酷な登山の話が出てくるとは限らず(どころかその可能性は極めて低く)、何ならテーマが山というだけなので登る必要すらないのである。

    というわけで早とちりもありつつも、エッセイとしては面白かったです。最近読んだ松永K三蔵さん、『我が友スミス』が面白かった石田夏穂さんの文章が読めてよかった。

    一方、穂村さん、角幡さん、唯川さんはその話聞いたことあるわ…てなった。
    ただ唯川さんは前に読んだ時に私でもエベレストが見えるところまで行ける可能性がある!?と思ったことを思い出して、でも素人がこんな接待登山の環境を用意するのはムリといよいよ諦めました。

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    2026年09月06日
  • 最後の晩餐

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    『もうひとりのねえちゃん』が一番好きでした。血縁だから、実の姉だからって味方とは限らないし、他人だから味方じゃない、ってわけじゃない。
    『コインランドリーの夜』はお洒落なかんじで、好きでした。

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    2026年09月05日
  • 結婚

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    結婚詐欺を扱っているが、犯罪小説というよりも、詐欺師の魅力とそこに惹きつけられていく必然性を描く恋愛小説として読んだ。この種の犯罪の常として悪魔的な人心操作術が駆使されるのだが、その核心にある性的魅力に詐欺師自身もまた抗うことができないのかもしれない‥
    井上光晴の同名小説へのオマージュということらしいので、そちらも読んでみる。

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    2026年08月30日