井上荒野のレビュー一覧

  • 不恰好な朝の馬

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    井上荒野さんの本、初めて読みました。
    ずっと気になってたけど、なかなか手にとっていませんでした。
    しかも、ずっと名前読み間違えてました…!
    本当にすいません。。

    内容は、すごく読みやすくて1日で読み終えてしまいました。
    短編なんですが、読んでいくうちに、短編のそれぞれの主人公が何らかの関係性を持っているということは判明していく構成になっていました。
    それに単純に感動したのと、読みやすくて面白かったです。
    こういう雰囲気のお話は個人的に好きです!

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    2011年07月30日
  • 森のなかのママ

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    生活感のしない母親と、その三人の男友達。
    ふわふわしているけど、しっかりした物語?丁寧な印象。

    結構、この雰囲気は好き。
    「タタド」を思い出す。

    こういう物語にちゃんと感想を書けたらいいなって思うのに。

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    2011年07月08日
  • 夜を着る

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    短編小説。久しぶりに誰も死なない本を読みましたけど、おもしろかった。いい話ばかりです。いいっていうのはアレですけど。「深いイイ!」的なアレじゃなくて、なんか、くる。
    別にポエティックでも格段おセンチなわけでもないのだけど、血が通ってくる感じがする。
    とりあえず最近本読んでないしなんか読みたいってヒトはまずはコレをおすすめします。僕の好きな文体。読みやすい。

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    2011年06月23日
  • ベーコン

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    食べ物とそれにまつわる人たちの短編集。
    読み進めていくとだんだんとお腹いっぱいになる。一話読み終える頃には胸もいっぱい。
    でも満たされた気はしない。むしろ胸にぽっかりと穴が空いてしまったような空虚感すら抱く。
    これ以上はもう要らない、そう思うのに何故か読んでしまう。そんな矛盾を孕んだ何とも言えない気分になるお話たちの詰め合わせ。
    個人的には「煮こごり」と「父の水餃子」が好き。

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    2011年06月09日
  • ひどい感じ──父・井上光晴

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    作家の父を持つというのはどういうことかがよくわかる本だった。
    荒野さんの小説はだいたい読んだことがあるが、光晴さんの本は
    読んだことがなかった。今度読んでみようと思った。

    娘の目から父がどのような人物であったか、娘に対してどのように
    接していたのか、接し方に戸惑っていたのか、そういうものが
    暖かな目線で書かれていて非常に面白かった。
    父のいんちきな話を家族全員疑いもしない家風とか、そういう
    家族という普通のようでいてどの家庭も普通でない感じが
    とても上手に説明されていた。父であるけれど、時たま
    父ではなく一個人の男という気配を無防備にさらけ出して
    しまう父に対しての娘の戸

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    2011年05月27日
  • 不恰好な朝の馬

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    井上荒野さん「らしい」お話。けど、読みやすい方かな。案外、みんなが思っているよりこういうことは普通にあるよ、と私は思う。だから、手にとってしまうのかも。

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    2011年05月02日
  • 不恰好な朝の馬

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    帯に惹かれて購入。短編集でそれぞれの登場人物が少しずつ繋がっているのだが、どれもその主人公が自分の満足していない状況から、立ち上がっていくストーリー。ほんわかとして、面白かった

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    2011年04月12日
  • 夜を着る

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    とても短い、旅にまつわる話がたくさん。
    すべての話、旅が、何かからの逃走となっている。旅の意味とはなんだろう。と、考えるけど別に意味なんかない。ちょっと別のものを見たいから電車や飛行機に乗るのだろう。手軽に文庫本を買うように。

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    2011年04月01日
  • ズームーデイズ(小学館文庫)

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    引き込まれてどんどん読んだ。
    面白かったけれど、それは作者の自伝的なものだと読む前から知っていたからかもしれない。
    小説というよりは、面白い人の恋愛遍歴と人生経験を面白く聞いたという感じ。

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    2011年02月09日
  • ベーコン

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    ネタバレ

    初めての作家さんです。
    特にひっかかりもなく、するする心に入ってきて
    またするすると出ていく。
    そんな軽めの文章を書く方だなと最初は思ったけれど、
    後からじわじわくる。
    なかなか味のある短編集でした。
    それぞれの話に登場する料理が印象的。

    「クリスマスのミートパイ」
    男の人ってこんな生き物だろうな。
    女のほうがいつだって現実的だ。
    奥さんっていうのは夫の恋人になってみたり
    お母さんになってみたり、忙しい。

    「アイリッシュ・シチュー」
    何かふとしたことをきっかけに、
    喩えようのない不安に襲われる。
    いつもと変わらないはずの日常に感じる違和感。
    そんな経験一度はあると思う。
    仕事中の夫に電話を

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    2011年01月04日
  • 切羽へ

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    文章がきれいだなと読み始めてすぐ感じました。
    これでもか!と書き込まれた文章ではないからか
    素直に心に響く。

    恋愛の始まりって、「あ、素敵」じゃなくて、
    「何この人?」という反感に近いものだったりすること、
    お互いが惹かれあったときは、言葉は要らないこと・・・

    こういう話を自分も書きたかったのかも
    しれないなぁ。

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    2019年01月16日
  • ベーコン

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    タイトルが料理や食べ物の名前になっている短編集。
    クセがなく淡々とした文体で読みやすいです。
    どれも、話の結び方が好き。

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    2015年06月29日
  • 森のなかのママ

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    ぶっ飛んでるくらいのほうが、よっぽど人間らしい。
    だから好き!
    女神なママもいずみちゃんも伏見さんも。
    ピースフルです。

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    2010年08月04日
  • ひどい感じ──父・井上光晴

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    井上荒野さんの父である光晴氏が妻や子達に語って聞かせた生涯は、大抵嘘であるということが光晴氏が亡くなってからわかっても、おどけた風に一言いう家族がなんだかほほえましかった。荒野さんの小説は折に触れて読んでいるが、光晴氏の本は読んだことがないので、そこが感想を語るにあたって残念である。機会があったら詩集など読んでみたくなった。

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    2010年06月16日
  • ナナイロノコイ

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    やっぱり唯川さんの小説、好き…!!

    個人的には自分自身といいタイミングでマッチした作品が多い1冊で、思いが強く入ってしまったかもしれない。
    年月が経ったらいつかまた読みたい。

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    2010年03月03日
  • だりや荘

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    ふぅ。重たい(笑)
    すっきりしないし、気分が悪いし、
    雪の中に閉じ込められた気分になる。
    というのも、いちいちシンクロしてしまうからだ。
    椿も杏も迅人も翼もなんなら新渡戸さんの心情が、
    読んでいるうちにすっと浸透してくる。
    文章となって書かれていない、自分の想像の中だけの
    気持ちであるにも関わらず、確信を持って流れ込んでくる。
    人間の身勝手さ、そのことを十分理解できるほど
    無駄に神経が細やかで、無駄に頭がよくて。
    それゆえに、罪悪感は倍増する。
    しかしそれでも手放せない何かのために、
    知らないふりをし続ける奇妙な人間関係。

    すっかりじとっとした世界に引きずられた作品。
    いちばん好きな作品にな

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    2009年10月11日
  • しかたのない水

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    一気読みするほど、夢中で読んだ。
    フィットネスクラブに出入りするスタッフや会員がそれぞれ主人公となる、連作短編集。
    金原氏の解説の中で、“物騒”だとか“脂っこい”だとかのキーワードが並べられているが、
    ほんとにそう。
    どの話も、後味が悪くて、切ない。
    でも読みたくなるのは、そこに尽くされている言葉の力が次へ次へと引きずっていくからだ。

    「サモワールの薔薇とオニオングラタン」の1行目。
    “朝起きると体がみっしりと重かった。”の表現。
    「クラプトンと骨壺」の結末。

    何回か、焼き肉屋が出てくるけど、なんかほんとに焼き肉食べてるみたいな気分。
    でも最後のストーリーで、あら、さわやか

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    2009年10月04日
  • しかたのない水

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    郊外のフィットネスクラブに関わる人たちの人間模様を、
    生徒やスタッフが交代(?)で語り部となる連作短編集だ。
    生ぬるいドロドロ感が面白かった。
    最後まで読むと、
    タイトルの巧さがよくわかる。

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    2009年10月04日
  • ベーコン

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    ベーコン、ほうとう、煮こごり、水餃子などの食べ物をモチーフに、10歳の少女から60過ぎの老人までそれぞれの、多くは不倫関係にある男女の、人生の断片を描いた短編集。
    日曜にだけやってくる男を待つ女(ほうとう)、会社で倒れた後、体調は戻ったのに出社できなくなった男(クリスマスのミートパイ)、謎の老人の死を巡り右往左往する女たち(煮こごり)…。
    「煮こごり」の中に『針の先ほどの空白のようなもの。それが何なのかは謎だった。自分がこうまで焦がれるのはそのせいとも思えたし、あるいは焦がれるということは、相手の中にそのような空白を図らずも見つけてしまうということなのかもしれない』という件りがあるけれど、不倫

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    2011年07月18日
  • だりや荘

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    この小説を好きか嫌いかの二者選択を迫られたら、
    好きと答える。
    姉妹で一人の男を共有しているわけで、
    公然の秘密とはいえ、
    本来なら倫理に反する物語。
    妹が知っているかもしれないと思いつつ、
    妹の夫と逢瀬を続ける姉。
    知ってしまっているのに、
    知らないふりをしている妹。
    どちらも痛々しい。
    修羅場の起きない三角関係(大きく言えば五角)が、
    ただ淡々と静かに綴られている。
    終わり方は曖昧で、
    その後の展開を想像するしかない。

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    2009年10月04日