ズームーデイズ(小学館文庫)

ズームーデイズ(小学館文庫)

495円 (税込)

2pt

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妻ある「恋人」カシキとつきあっていた小説家の私は、恋も仕事もうまくいかない日々から抜け出すため、テレビ局で知り合った8歳年下の学生アルバイト、ズームーと暮らし始める。服装やヘアスタイルに細やかに気を配る繊細な心の持ち主であるズームーは、カシキでは得られない大きな安らぎと平穏を私にもたらす。しかしひとたびカシキから電話で呼び出されると、真夜中でもタクシーを飛ばしてすぐに会いに行ってしまう私。新直木賞作家が、辛い恋と安らかな恋の間で、激しく揺れ動く「厄介な私」を描いた甘美で愚かで危険な恋愛小説。

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ズームーデイズ(小学館文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年11月09日

    この本を読んでいたとき、私も同じような状況に置かれていたから胸が痛い程気持ちが解ってしまって切なかった。まるで私の事を書いているのではと思った。ダメダメなのは解ってる。でも気持ちがどうにも止められなくなって結局駆け出してしまう。このどうしようもない人間臭さを否定も肯定もしない淡々とした文章で表現して...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年10月16日

    再読
    妻子あるカシキとつきあっていた小説家の私はテレビ局で知り合った八歳下の学生アルバイト、ズームーと暮らし始める…
    著者の自伝的小説ともとれる

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    Posted by ブクログ 2016年11月20日

    自分の中で評価が分かれすぎるので読まなくなっていた荒野さんですが、積読山にあるのを見て久々に読んでみましたw

    結果・・・これは、なかなかよい。
    そうそう、なんで積読山にあったのかというと角田さんが解説を書いてるからなのだったわww

    不倫相手のカシキと同棲中の年下のズーム―との間でふらふらと生温い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年03月17日

    何年か前に読んだきりですが、「がんばって読み終えた」という印象です。
    だらだらぐだぐだ…な雰囲気で続いて行くズームーと主人公。
    化粧品のくだり、ちょっぴり依存症?チックな主人公のイメージが強いです。

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    Posted by ブクログ 2011年02月09日

    引き込まれてどんどん読んだ。
    面白かったけれど、それは作者の自伝的なものだと読む前から知っていたからかもしれない。
    小説というよりは、面白い人の恋愛遍歴と人生経験を面白く聞いたという感じ。

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    Posted by ブクログ 2016年12月26日

    アームーが年下の恋人ズームーと過ごした7年間のはなし。愚かで怠惰なアームーにイライラしながらも少なからず共感してしまう。何ひとつうまくいかないような、何をやっても間違えてしまうような、ほどほどにダメなところをグルグル回っているだけの時期、きっと誰しも感じるそんな時期が異常に長かっただけなのかも。

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    Posted by ブクログ 2013年03月12日

    厄介で愚かではあったが危険なことは何もなく。

    しかしズームーっていう呼び名になる名前ってなんだ?

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    Posted by ブクログ 2012年09月26日

    ダメダメな独身女が、
    2人の男の狭間でもがく様子が淡々と描かれているだけなんだけど、
    この作者の言い回しが好きで、読み進めることに苦労はない。
    主人公に感情移入はできないし、
    ドカーンて感じの大きな出来事もないんだけど、
    ズーンとしたヌルイ感情は理解できなくもない。

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    Posted by ブクログ 2012年05月14日

    女性にありがちなトラップにはまり続けるお話。自暴自棄、不倫、無気力、と言った感じ。求めるものは愛や尊敬を得る事なのだろうが、一つの失敗があり、その後の選択を誤り、を、繰り返してマイナスのスパイラルにはまる。
    読み手の年齢により感想が変わるだろうけど30台半ばのもう戻れない人たちには重すぎるかなぁ。小...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    「ズームーデイズ」は主人公が8歳年下のテレビマン、ズームーと同棲していた30歳からの7年間の様子を振り返る形で描いたものである。
    恋愛渦中にいる間もどことなく冷めているのだが、さらに冷めた視線で当時の出来事を描いている。
    過去に新人賞受賞しデビューしたものの、最近では小説を書けないでいる女性作家が主...続きを読む

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