井上荒野のレビュー一覧

  • ベーコン

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    タイトルが料理や食べ物の名前になっている短編集。
    クセがなく淡々とした文体で読みやすいです。
    どれも、話の結び方が好き。

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    2015年06月29日
  • 森のなかのママ

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    ぶっ飛んでるくらいのほうが、よっぽど人間らしい。
    だから好き!
    女神なママもいずみちゃんも伏見さんも。
    ピースフルです。

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    2010年08月04日
  • ひどい感じ──父・井上光晴

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    井上荒野さんの父である光晴氏が妻や子達に語って聞かせた生涯は、大抵嘘であるということが光晴氏が亡くなってからわかっても、おどけた風に一言いう家族がなんだかほほえましかった。荒野さんの小説は折に触れて読んでいるが、光晴氏の本は読んだことがないので、そこが感想を語るにあたって残念である。機会があったら詩集など読んでみたくなった。

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    2010年06月16日
  • ナナイロノコイ

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    やっぱり唯川さんの小説、好き…!!

    個人的には自分自身といいタイミングでマッチした作品が多い1冊で、思いが強く入ってしまったかもしれない。
    年月が経ったらいつかまた読みたい。

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    2010年03月03日
  • だりや荘

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    ふぅ。重たい(笑)
    すっきりしないし、気分が悪いし、
    雪の中に閉じ込められた気分になる。
    というのも、いちいちシンクロしてしまうからだ。
    椿も杏も迅人も翼もなんなら新渡戸さんの心情が、
    読んでいるうちにすっと浸透してくる。
    文章となって書かれていない、自分の想像の中だけの
    気持ちであるにも関わらず、確信を持って流れ込んでくる。
    人間の身勝手さ、そのことを十分理解できるほど
    無駄に神経が細やかで、無駄に頭がよくて。
    それゆえに、罪悪感は倍増する。
    しかしそれでも手放せない何かのために、
    知らないふりをし続ける奇妙な人間関係。

    すっかりじとっとした世界に引きずられた作品。
    いちばん好きな作品にな

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    2009年10月11日
  • しかたのない水

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    一気読みするほど、夢中で読んだ。
    フィットネスクラブに出入りするスタッフや会員がそれぞれ主人公となる、連作短編集。
    金原氏の解説の中で、“物騒”だとか“脂っこい”だとかのキーワードが並べられているが、
    ほんとにそう。
    どの話も、後味が悪くて、切ない。
    でも読みたくなるのは、そこに尽くされている言葉の力が次へ次へと引きずっていくからだ。

    「サモワールの薔薇とオニオングラタン」の1行目。
    “朝起きると体がみっしりと重かった。”の表現。
    「クラプトンと骨壺」の結末。

    何回か、焼き肉屋が出てくるけど、なんかほんとに焼き肉食べてるみたいな気分。
    でも最後のストーリーで、あら、さわやか

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    2009年10月04日
  • しかたのない水

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    郊外のフィットネスクラブに関わる人たちの人間模様を、
    生徒やスタッフが交代(?)で語り部となる連作短編集だ。
    生ぬるいドロドロ感が面白かった。
    最後まで読むと、
    タイトルの巧さがよくわかる。

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    2009年10月04日
  • ベーコン

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    ベーコン、ほうとう、煮こごり、水餃子などの食べ物をモチーフに、10歳の少女から60過ぎの老人までそれぞれの、多くは不倫関係にある男女の、人生の断片を描いた短編集。
    日曜にだけやってくる男を待つ女(ほうとう)、会社で倒れた後、体調は戻ったのに出社できなくなった男(クリスマスのミートパイ)、謎の老人の死を巡り右往左往する女たち(煮こごり)…。
    「煮こごり」の中に『針の先ほどの空白のようなもの。それが何なのかは謎だった。自分がこうまで焦がれるのはそのせいとも思えたし、あるいは焦がれるということは、相手の中にそのような空白を図らずも見つけてしまうということなのかもしれない』という件りがあるけれど、不倫

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    2011年07月18日
  • だりや荘

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    この小説を好きか嫌いかの二者選択を迫られたら、
    好きと答える。
    姉妹で一人の男を共有しているわけで、
    公然の秘密とはいえ、
    本来なら倫理に反する物語。
    妹が知っているかもしれないと思いつつ、
    妹の夫と逢瀬を続ける姉。
    知ってしまっているのに、
    知らないふりをしている妹。
    どちらも痛々しい。
    修羅場の起きない三角関係(大きく言えば五角)が、
    ただ淡々と静かに綴られている。
    終わり方は曖昧で、
    その後の展開を想像するしかない。

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    2009年10月04日
  • しかたのない水

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    スポーツクラブに通う人々の連作短編集。
    次々と女を変える男、受付の女、古本屋の男、足の悪い母と娘、インストラクターとその妻。
    井上荒野さんならではの切り取り方が素晴らしい。

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    2009年10月07日
  • だりや荘

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    とても器用に生きる事ができる人達の話。
    恋愛がないと生きていけない人、こういう人達周りにいるよね〜っていう。


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    2009年10月04日
  • ナナイロノコイ

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    まさに濃厚な贅沢な小説。
    さっとすばやく読まずに一話ずつかみ締めながら秋の夜長に読むのに限る、そんな一冊。
    本当は★を5つにしたいところだけど、作家『ミーヨン』氏の小説の内容がさっぱり分からなかった。
    そこで、★を-1とした。
    しかしながら、角田光代氏と唯川恵氏の作品だけは読む価値が高い。

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    2009年10月04日
  • 森のなかのママ

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    今の私は照次郎みたいな人がタイプだけれど、
    二十歳くらいの頃は伏見さんみたいな人が好きだったような。

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    2009年10月04日
  • だりや荘

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    やっと文庫化されたので、読んでみました。杏と姉の椿、夫の迅人、バイトの翼君が集まって、山深いところにあるペンション「だりや荘」を営んでいる。それぞれ、皆んな秘密を持っていくことになって、町の噂になりつつあっても、嘘をつくことをやめられない。噂をけすように町には雪が降り積もっても、不適切といわれる関係をやめられない。雪が全てを隠してくれればいいのに。全てを終わりにしてくれたらいいのに。たぶん、杏と椿の関係は一生変わらなく仲がいいのだろう、例え、静かな嘘がそこにはあっても。

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    2010年04月28日
  • 森のなかのママ

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    みんながママのことが好き。綺麗なお母さんを取り巻く全員が、素直にママを想う姿を見て、その中の伏見さんのことが好きないずみもなんとなく納得していく。突拍子もない行動を取るママに翻弄されながらも大学生のいずみは成長していく。

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    2009年10月04日
  • 森のなかのママ

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    少女のような軽やかさと無邪気さでもって男の人たちを虜にしてしまうママ。自由奔放に生きているような気がするけれど、実は自分の周りに起こることに、奮闘している。それに気づき始めた娘の話。

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    2009年10月04日
  • ナナイロノコイ

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    江國さんと唯川さんに惹かれて買ったら
    他の方の作品にもどっと引き込まれた。
    タイトル通り、七色の恋が感じられる。

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    2009年10月04日
  • ナナイロノコイ

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    これ、江国さんがいるから買ってみたんですけど他の作者さんも気になりました!えへへ、はずれじゃなくてよかったな!可愛らしいお話しでうっとり。

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    2009年10月04日
  • だれかの木琴

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    どこまでエスカレートしていくのかという恐ろしさは面白かったが、そこにいたる心情がいまいちわからず。もう少し丁寧に、変化していく内面を書いてほしかったなと思う。夫の行動などが暗にそれを示唆しているのかな。だとすれば、誰もが主人公のようになり得そう。接客業は愛想よくしなくてはいけないし、気に入られすぎてもいけないし難しいなと感じた。

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    2026年05月09日
  • 100万分の1回のねこ

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    『100万回生きたねこ』にちなんで13人の作家が綴った短篇集。角田光代と綿矢りさの作品が光って見えた。もちろん佐野洋子の絵本も読んだ。

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    2026年05月07日