井上荒野のレビュー一覧
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私は三浦しをん熱がまだ冷めないので、本屋に行くと、「三浦しをん」を探してしまう。
題名を見て「きみはポラリス」を思い出したこともあり、本書を購入。
でも、開けて読み始めると、JR九州のクルーズトレインを巡る7人の作家の短編集だった。北斗七星之ではない。表紙をよく見れば電車だったし、帯にもそう書かれている。すぐにカバー掛けてもらっなので気が付かなかった。
因みに、文春文庫では「甘い罠」「妖し」などをテーマに豪華な顔ぶれでアンソロジーを出している。(この本がそうであるように、初出はオール読物かもしれない)
私は、中でも川上弘美の「アクテビティは太極拳」が良かった。母親が子育て中の娘に手紙でななつ -
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篤郎の本妻である笙子と、浮気相手のみはるの、2人の女性の視点で描かれた作品。
前情報もなく読み始めたので、みはるが出家する、という所で瀬戸内寂聴さんみたいだなーと思ったら、彼女をモデルにしていたので、驚いた。
というのも本書は、井上光晴とその妻、そして瀬戸内寂聴をモデルにした作品で、書いたのが光晴の娘なのだそうな。しかも瀬戸内寂聴に取材をし、作品の参考にまでしているので、全部フィクションではないのではないかと邪推してしまう。
映画化されているが、笙子役を最近話題の広末涼子が演じているのも皮肉な話。(撮影当時から浮気していたのかは知らないけど)
笙子もみはるも落ち着いた女性のようで、その語 -
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ネタバレ老夫婦とその夫婦に関わることになった青年が交互に語り手となって進んでいく
ゆり子は周りにどう思われてるか気にするタイプ。
昌平は1番この中でなら好きだった
頑固そうに思いながらも妻のことをしっかり考え、こうしたら喜ぶだろうなということを常に思ってくれてる。
一樹は最初人を殴ることに快感を得るタイプのことが窺えるので、老夫婦どうなってしまうんだろうと思うが結局は根は悪くなりきれてない人で
最後もゆり子のしっかりした物言いに素直に応じる。
自分が歳をとったとき
助けてくれる若い人というのはすごく魅力的で心の支えになるんだろうなと。それが全く知らない他人だとしても。
そう思うと怖いなと思った -
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