井上荒野のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
(*01)
廃墟文学というジャンルはあるのだろうか。病院、映画館、廃坑などのモチーフがあって、離島というからそこでかろうじて生きている船や港や学校やマンションや、いくつかの棲みかまでが、いままさに廃れようとしているようにも感じられる。
主人公はこの廃墟であるが、プロンプターの様な女の視点や話題がこの廃墟に入ってくる。廃墟を体現した石和(イサワ)というのが廃墟からストレンジャー(*02)として出てくる。
それだけの物語であるが、絵の夫、性の老婆、痴話の同僚などのすったもんだが、この廃墟の場を回している。
(*02)
この道化は、幽霊の様に朧気で飄々でもある。この半存在がいくらかは物語をそれらし -
Posted by ブクログ
これの前に小学生が主人公の本を読んでいたらから、いきなりの大人な内容だな(笑)。
島の狭い人間関係と切なさがうまく混じりあっていてなんとも言えない雰囲気がある。
現在、田舎暮らし。
そういや、田舎暮らしも島ぐらしに近いものがあるように思う。昔から住んでる人とよそ者は区別しているし、周囲で起こったことはあっという間に広まるし。
近所は皆家族ってな感じ!?
隠し事なんてできそうもないもん。
そんな狭い世界で、島外から人がやってくるとか日常と違うことがあったら心がざわざわしそう。
石和の独特の雰囲気が余計にこちらの心も揺さぶってくるし……。
よくわからないって気になるものね〜。