井上荒野のレビュー一覧

  • 学園のパーシモン

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    中学、高校の時に現実の赤に触れて挫折し、自分の人格を捻じ曲げられた認識がある。その奪われたものは大切で良いものであったはずなのに、生きづらさのあまりに捨ててしまった。それを抱えて生きる強さが無かったとも言える。そんな僕は現実の赤の上では映えないパーシモンなのだろうなと思いました。
    きっと殆どの人がパーシモン、或いは赤に染まり切ってしまっていて、悲しいことですが、赤の補色である緑として映えることの出来る人は極僅かなのでしょう。
    そんなことを考えました。
    表現がとても素敵で、綿密に設計された話の構成になっていると感じました

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    2013年06月06日
  • 切羽へ

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    どうかな。
    読み終わってじーんと何か残る作品では、
    あるような気がするけれど、もう少し何かほしい、
    何かが何かはわからないけれどそんな気がした。
    題名とプロットとの綾の厚みでしょうか?
    ちょっとさらりとしています。
    そのあたりは、好みもあるでしょうが。

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    2013年06月02日
  • つやのよる

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    容姿が美しく、男性を異常なほど求める艶という名の女。艶の現在の夫である松生は、艶と関係してきた男たちに、艶が死の間際にいることを伝え、それを知った彼らの妻であったり愛人や恋人の心情の動き等を書いた物語。他の人物が回想することで艶という女性の個性を表現しているため艶がどのような女性なのかいろいろ思考させられてしまう。自分の読解力がないからか、経験不足だからなのかしりませんが、一つひとつの話がこれで終わり?というように感じてしまった。しかし話自体はおもしろく、読み進めていくうちにどんどん引きこまれていった。

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    2013年04月30日
  • ナナイロノコイ

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    恋愛小説は苦手な私なので、長編は無理だと思い
    短編ばかり集まったものならどうだろうと思い購入。
    好きな作家さんのお話が収録されているからというのも
    ありました。
    読みながら、やはり私は恋愛小説は無理だと再認識しつつ、
    それでも印象深いお話や気に入ったお話に出会えました。
    それだけでも大収穫かもしれません。
    情景が思い浮かべにくい作品から、
    読んでいて自分の目の前にスクリーンがあって
    そこで話の映像がしっかり流れているくらい
    鮮明に思い浮かべるものもあり
    さまざまでした。
    恋愛小説が苦手な人にも、このくらいの量ならば、
    よみやすくていいと思います。

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    2013年04月24日
  • つやのよる

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    初の井上荒野。

    すらすら読めたが、何とも不完全燃焼気分。

    男性陣、全員魅力なし。

    別な作品に期待!

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    2013年04月08日
  • つやのよる

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    死にゆく艶と関わった人達の話。

    暗い。
    いろいろあった女とはいえ晩年が辛いな。
    自業自得と言ってしまえばそれまでだけど。

    井上さんの小説に嘘はないとは思うけど
    共感できるかは別だ。

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    2013年03月24日
  • あなたの獣

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    ある男性の話。

    これといった特徴もない男の人だけど
    かかわりたくない人だ。
    結局この人は楽しく生きたのか疑問だ。

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    2013年03月24日
  • だりや荘

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    愛してるからって許せるとは思えない。
    むしろ夫も姉も愛してるからこそ許せない。

    きれいな風景なはずなのに。

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    2013年03月12日
  • ズームーデイズ(小学館文庫)

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    厄介で愚かではあったが危険なことは何もなく。

    しかしズームーっていう呼び名になる名前ってなんだ?

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    2013年03月12日
  • しかたのない水

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    最近は連作短編集によく当たる。
    選んでるわけじゃないんだけども。。

    直木賞受賞作家さんなので
    手をだしてみました。

    人が集まるとこにはいろいろあるだね。

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    2013年03月12日
  • 切羽へ

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    よくわからなかった。本が良くないのか、自分が読み落としているのかわからず、2回読んだ。それでもよくわからない。文章が良いので途中でやめることは無いけど、書かれている心情が複雑すぎてよくわからん。

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    2013年02月15日
  • つやのよる

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    死の床についている男ぐるいの女性、艶とそれに関わる女性たちのお話
    艶と直に関わるのはもちろん男性ですが、それぞれの男性というフィルターを通して見える艶は女性なら気にしたくないの気にせずにはいられない存在だと思います

    艶と関わるどの女性も現実と向き合うことを避けているところがあり、
    本能に従って現実を生きている艶に心を揺さぶられるのかな?と思ったり

    “他人を傷つけるとかこの世から消し去ってしまうとか、そんなひどいことをするにはそれに見合う分量の思いや感情が必要なはずだ”
    誰かを傷つける自分では、自分を愛せなくなるから嫌だという自己愛もあるかもしれない

    映画化されますが大竹しのぶさんの役、本

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    2013年02月12日
  • ベーコン

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    食事と他人との関わり特に愛や性愛に関する関係を書き綴った短編集。
    井上荒野にはいつもやられる。この間読んだ映画化される「つやのよる」もそうだったが、ああこういうことあるよなとか人にいえないけどこういった経験あるよなといった何気ない表現なんだけどぐっとくる文章を井上荒野さんは書くので、ついつい買ってしまいます。すごく酔いやすいんだけど、読後感は軽くはない。お上手です。

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    2013年02月05日
  • つやのよる

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    つやに関わった人のいくつかのお話。
    映画化ということで読んでみました。
    艶が全然出てこないので、どういう形で繋がっていくのかなぁと思いながら読みましたが、艶目線でのお話は、いつくるのか・・・と思っているうちに終わってしまった。
    この不思議な感じが、この本の魅力なんでしょーかね。

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    2013年01月27日
  • しかたのない水

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    タイトルに惹かれて手にとった本。しかたのない水という名の表題作があるのかなと思ったけどなかった。でも「しかたのない」という言葉のもつ雰囲気がどの短編にも通奏低音のように流れている。連作短編は人物をその主人公としてだけでなく、違う人物の人生に深くあるいはたまたま現れた誰かとして捉えることができるので、世界が広がるようで好きなジャンル。今回の中で一番好きなのはクラプトンと骨壷。身を切るような切なさが悲しい。

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    2013年01月21日
  • ナナイロノコイ

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    女性作家と男性作家の差というものが、決定的にあるのだけれど、それは文章のやわらかさというか、どうしても説明的になる男性作家と、感性を柔らかく言葉で紡いでいく女性作家との、そういう類の差で、そういう差を強く学びたくて読んだのだけれど、読んで決定的に思ったのは、主役となる女性はどこか、世の中の役割というものから乖離しているというか、名前の向こうの「わたし」が重要で、それは説明すればするほど遠ざかっていく類のものなんだということでした。

    という訳で勉強になったはなったのだけれど、うーん、人にはあまり勧めない短編集だ。

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    2012年12月13日
  • つやのよる

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    星三つ半くらオ製にいな感じで、いいんだけどすごくはないかも。艶という女性にかかわりのある人たちにおとずれる日常を描くことで、おとことオンナのあいだにある不可解なできごとを浮き彫りにしている。他人にはわからない人への思い、わからない
    んだろうな誰にもとやはり思わせるお話です。

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    2012年12月10日
  • ズームーデイズ(小学館文庫)

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    ダメダメな独身女が、
    2人の男の狭間でもがく様子が淡々と描かれているだけなんだけど、
    この作者の言い回しが好きで、読み進めることに苦労はない。
    主人公に感情移入はできないし、
    ドカーンて感じの大きな出来事もないんだけど、
    ズーンとしたヌルイ感情は理解できなくもない。

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    2012年09月26日
  • しかたのない水

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    東京のとあるスポーツジムを舞台にした人間悲喜劇。

    『手紙とカルピス』
    女をとっかえひっかえするナル男の話。

    『オリビアと赤い花』
    3歳の子供がいる37歳の主婦。
    ジムのエアロビに通い、実年齢より若く見えることにプライドを持っている。
    出会い系サイトで釣った男と待ち合わせをして、他人のふりをしながら相手を観察することが趣味。
    キャラクタは一番とがっていて、物語として起伏はないけど情緒のある話だった。

    『運動靴と処女小説』
    脱サラして古本屋を始めた中年男がジムの受付と不倫する話。

    『サモワールの薔薇とオニオングラタン』
    家の外に出ると体が不自由になる母親を”介護”する女の話。
    共依存的な母

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    2012年09月19日
  • 森のなかのママ

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    齢60にして男たちを魅了してやまない「ママ」。
    すごいです。こうありたいもんです。
    読んでいると次第に主人公のいずみちゃんの目線になって、「ママ」
    が心配になってくるから不思議。

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    2012年08月10日