井上荒野のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
死の床についている男ぐるいの女性、艶とそれに関わる女性たちのお話
艶と直に関わるのはもちろん男性ですが、それぞれの男性というフィルターを通して見える艶は女性なら気にしたくないの気にせずにはいられない存在だと思います
艶と関わるどの女性も現実と向き合うことを避けているところがあり、
本能に従って現実を生きている艶に心を揺さぶられるのかな?と思ったり
“他人を傷つけるとかこの世から消し去ってしまうとか、そんなひどいことをするにはそれに見合う分量の思いや感情が必要なはずだ”
誰かを傷つける自分では、自分を愛せなくなるから嫌だという自己愛もあるかもしれない
映画化されますが大竹しのぶさんの役、本 -
Posted by ブクログ
東京のとあるスポーツジムを舞台にした人間悲喜劇。
『手紙とカルピス』
女をとっかえひっかえするナル男の話。
『オリビアと赤い花』
3歳の子供がいる37歳の主婦。
ジムのエアロビに通い、実年齢より若く見えることにプライドを持っている。
出会い系サイトで釣った男と待ち合わせをして、他人のふりをしながら相手を観察することが趣味。
キャラクタは一番とがっていて、物語として起伏はないけど情緒のある話だった。
『運動靴と処女小説』
脱サラして古本屋を始めた中年男がジムの受付と不倫する話。
『サモワールの薔薇とオニオングラタン』
家の外に出ると体が不自由になる母親を”介護”する女の話。
共依存的な母