あらすじ
仕事にも、妻の妊娠にも、どこか他人事のようにしかかかわれない僕。僕はどんな子供時代を過ごし、どんな女たちとかかわってきたのか。小学生の僕を怯えさせた音楽の清家先生、ストーカーまがいに追い求めた璃子、一度捨てたのに再び関係することになった昌、行きずりに知り合ったもうひとりの璃子、そして僕の骨を保管する女……。女を苛立たせながら女が途切れることのない櫻田哲生の不穏にして幸福な生涯。
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Posted by ブクログ
だらだらとした男の人生の場面が、いろいろ羅列される。こういう男のどこがいいかわからなかった。とにかく女性を幸せにしようという気持ちのかけらもない。「運命の人」を思い出した。
Posted by ブクログ
本屋で読んだことのない作家さんの作品を読みたいなーと思って、買ってみて読んだ本。
初めは、主人公の人柄や考えに共感したりできなくて、少し読みづらさを感じたが、流れに乗れるとあっという間でした。
この春休み、久しぶりに読書なるものにはまっているのですが、つまらない、読むに足らない本なんかないんじゃないか、とそう思ってきました。