井上荒野のレビュー一覧

  • ベーコン

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    厚切りの、肉汁のしたたる、端の焦げてちりちりしたベーコンが食べたい。
    これは別に食べ物の話ではないけど。

    嘘と、秘密と、ふりをして生きている人たち(主に男女)の、食事と官能の短編集。

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    2012年03月02日
  • あなたの獣

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    全くどうしようもない男なのに、不思議と惹かれてしまうものである。
    私には、櫻田さんよりも、彼にひきつけられ去っていく女性たちの方が随分とエキセントリックな存在のように思えた。

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    2012年02月24日
  • ベーコン

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    若かった私なら読みきれなかったし、たぶんちっとも面白くなかったと思う。食べることが大好きな私は、貪欲なんだと自覚させられた一冊。

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    2012年02月09日
  • 夜を着る

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    全体的に刹那というか、でも生々しさもあり。最後におちないのは嫌いじゃない。
    はじめての作家さんだけど、とても女性的な印象。

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    2012年01月23日
  • ナナイロノコイ

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    七人の作家による短編集。

    江國女史「ドラジェ」、
    角田女史「そしてふたたび、私たちのこと」
    短編集の常連とも言えそうなお二人は安定して面白い。

    あとは
    唯川女史「手のひらの雪のように」
    短いながら気持ちの動きがわかるようで良かった。

    大半は読みやすいと思うのですが、私には
    ミーヨン女史「くらげ」
    だけは意味がわかりませんでした。

    三日前に読んだのだけれど、いざレビューを書こうとしたら結構内容を憶えてない。

    短編とテーマのせいか、
    良く言えばほんわか、
    悪く言えばぼんやり。
    そんな印象を受けた。

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    2012年01月11日
  • 夜を着る

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    屈託にまみれた8つの小旅行を描く短編集。
    通り過ぎた後には違和感と不快だけが残るけど、これが井上荒野の持ち味なんだと思えばそれをそれとして味わえる。

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    2011年12月18日
  • ナナイロノコイ

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    誰の話だったか。

    オトコは本能で浮気して、オンナは寂しくて浮気するって話があった。



    その通りだと思って、少し笑った。






    個人的に初めて読むミーヨンの話に期待してたけど、空振り。

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    2011年11月07日
  • ナナイロノコイ

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    江國香織さんが好きでこの本を手に取ったのですがなんかいまいちだったな
    江國さんの描いたドラジェ
    アーモンド入りの砂糖菓子――タイトルセンスは江國さんらしく美しいけれどもなにか物足りない。
    角田光代さんと唯川恵さんの作品がこのなかでは面白がったです

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    2011年11月03日
  • 不恰好な朝の馬

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    奇妙な状況に置かれた男女いっぱいを描く連作短篇。連作短篇だというだけで☆が0.5個増しになってしまう。面白かったです。

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    2011年05月12日
  • ベーコン

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    冷静に考えるとどのお話も普通じゃない状況なのだけど.でも,いやに淡々と流れていく感じが不思議.食べ物が各ストーリーのタイトルになってるし,それらを食べたり作ったりする場面も出てくるのだけど,なぜかあまりおいしそうに感じられませんでした.

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    2011年03月24日
  • 不恰好な朝の馬

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    実家に帰るとなって、節電に心がけねば、というわけで、本を買った。
    作者と、帯で。
    『恋愛なんて結婚なんて家族なんて馬鹿みたい。と思うとき、この小説を読んでみてほしい』
    と帯に書いてあったから。

    しかし、恋愛したいー結婚したいーというような内容ではなかった。

    残念。。。

    だけど、寂しくて強いお話群は割と好ましいものでした。

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    2011年03月20日
  • 不恰好な朝の馬

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    それぞれの短編集に出てくる人が少しずつ繋がっているお話。
    私は、ちささんが好きだなと思った。
    最後の選択がどういう心情で選ばれたのかは、
    ちょっとよくわからないけど。

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    2011年03月19日
  • ナナイロノコイ

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    数々の賞を獲っている人気女流作家たちのライト感覚の恋のお話7編。
    いくつかの短編に共通しているのが、いとも簡単に不倫に走ること。
    女流作家にとって不倫はもうこの時代テーマではなく
    単なるディティールの一つなのでしょうね、良い悪いは別にして。
    そんな中で印象に残ったのが、唯川恵さんの「手のひらの雪のように」と藤野千夜さんの「ビルの中」
    この2編は不倫ではなく“まっすぐな想い”が気持ちいい。

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    2011年02月18日
  • 切羽へ

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    この前、夫の不倫を描いた本(夜明けの街で)を読んで、本をシェアしている嫁さんの前で何となく居心地悪かったのだけど、こちらは本の紹介によると「静かな島で、夫と穏やかで幸福な日々を送るセイの前に、ある日、一人の男が現れる。夫を深く愛していながら、どうしようもなく惹かれてゆくセイ」って妻の不倫を描いた本のようで、今度居心地の悪い思いをするのは君のほうだという感じで、手にする。
    ところが、そういう邪な考えや或いは艶かしい描写への期待からすると全く肩透かしの、これは何とまあプラトニックな人への思いを描いた物語なことか。
    私には懐かしい言葉で綴られる長崎県の島と思しき田舎の生活と人々。
    狂おしいほどの激情

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    2024年02月14日
  • 夜を着る

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    作者・井上荒野(あれの、と読むらしい)の本は初めてです。
    2008年に直木賞を受賞していることも知らずに買いました。

    短編集。200ページにも満たない薄い文庫本。

    女性が書いたハードボイルド、とでも言うのかなあ。
    かなり「がんばっている」というか、「かっこつけてる」というか。
    いや、「強がっている」という方が当たってるかな。

    そんな都会的な女性の強さと寂しさを表現しながら、
    背景であったはずの「旅」に主題が移ることで、
    (作者にとってはもともとの主題が「旅」なのだろうが
    読んでる方としては一旦主人公に心を奪われるので)
    その「旅」の終わりとともにストン、と唐突にピリオ

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    2010年10月17日
  • だりや荘

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    どろっどろである。
    七角形ぐらいになってて、しかも親子二世代にわたっててもうぐちゃぐちゃ。
    どちらかというと静謐とした文章の中にそういったどろどろが描かれており、そのギャップがなんだかはらはらする。大変なことが起こりそうで。

    まぁでも、リスクとか背徳感に裏打ちされた恋愛って魅力的なのかもなぁ。
    人間は禁忌を破りたい生き物なんだろうな。

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    2010年08月27日
  • ナナイロノコイ

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    江國香織と角田光代作品が目的で購入、実際読んで好きだなと思ったのは「帰れない猫」と「ビルの中」。女の人の"ほんのちょっとの意地"がかわいい。

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    2010年07月07日
  • 森のなかのママ

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    いくつになってもまるで少女のように振舞う自由なママ。
    そんなママを見る娘の視点で書いてある、ほんわかとした作品。
    実は結構内容はシビアなところがちょっと怖かったり・・・・・;;

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    2010年04月01日
  • 森のなかのママ

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     開いた時、大きめの活字と上下の空白に面食らう。絵本みたい。絵はないけど。
     内容も、ヒロインは20歳だけど、もし中高校生なら少女小説でも通りそう。
     高名な画家のパパは5年前に亡くなり、パパの絵を展示した美術館の番をしながら、
     美しいママ(60)と、下宿人のおじさん(68)と暮らす女子大生のオハナシ。
     下宿人のおじさんへの片思いとか、幼馴染のBFとか、ママの取り巻き連中とか。
     パパの愛人だった人との絡みとか。ユーモアをまぶして、少しだけ切なく。
     ドロドロではない、さらりと軽い、キレイな物語。

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    2010年03月31日
  • 学園のパーシモン

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    9/12 私、井上荒野はまだまだスキなものとそうでないものがあるなあ、と思った作品。作品のテーマやキャラは嫌いじゃないんだけどうねうねしていてもぞがゆく感じる。わりとシャキッとした感じのものの方がこの人の姿勢を気持ちよく読めるのかも。

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    2009年10月04日