井上荒野のレビュー一覧

  • つやのよる

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    オムニバス形式ものが好きなので、みんなが直接でなくとも艶につながっているのが面白かった。
    ラストだけ松尾(男)の話。もうただの執着というか…。こういう人っているな。映画も見てみたい。

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    2018年04月18日
  • 猫が見ていた

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    猫好きなだけで手に取った一冊。猫という共通項目で紡がれた一冊だが、それぞれの作者の読み味を楽しめた。

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    2018年03月25日
  • 猫が見ていた

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    現代を代表する作家さんたちの猫アンソロジー。

    湊さんのはご自身の事だろうし、有栖川さんのは偶然?って感じで面白かったし、柚月さんのは猫の名前にそうきたかだったし、加納さんのはハッチが生まれ変わったんだよって感じで、この4篇が気に入りました。

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    2018年03月23日
  • ベーコン

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    思っていたよりずっと官能的‥食べるも愛するも本能で、理屈はいらないのだと思う。
    あと、男と女はタイミングが全て。

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    2018年03月11日
  • 切羽へ

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    ネタバレ

    息苦しい話。町中(島中)知り合い、誰が誰の奥さんで、仕事は…住んでるところは…愛人は!…みんななんでも知っている。昔の自分の置かれた状況を思い出し、つらい気持ちになった。
    こんな暮らしが合う人もいると思うけど、私はしたくない。
    結局、何も変わらない。

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    2018年03月10日
  • 切羽へ

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    田舎の島の言葉と東京の言葉の使い分け、はしばしの風景の描写から読み取れる隠喩、場所や会話の設定など、男女の仲の暗示が文学的にうまいなぁと思いました。閉塞感というか、新しいものにドキリとしてしまう感じ。切羽へ、この題名が素敵で切ない。じっくり読まなかったからだと思いますが、時々出てくる十字架の話がよく分からなかった。

    道ならぬ恋、というか夫を(心理的にであっても)裏切る裏切られるタイプの話が好きではないから評価が低めだけど、小説としては良かったと思う。

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    2018年01月20日
  • ベッドの下のNADA

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    井上荒野さんの「ベッドの下のNADA」、2013.5(文庫)発行です。ビルの地下にあるNADA(ナーダ)という喫茶店の岩崎夫妻(夫39歳、妻・翠35歳)を中心に常連客とのやりとり、夫妻の子供の頃の思い出とそのつながりを辿りながら展開していくストーリーです。夫妻がそれぞれ不倫してる感がありますが、夫の方が悪質ですw。夫が「ちょっと本屋に行ってくる」は不倫スイッチ・オンです。バレバレですが。連作6話。この二人、結局は仲がいいのかもしれません。不思議な読後感でした。なおNADAに意味はないようです。夫の名は?!

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    2017年10月04日
  • 結婚

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    ディーンフジオカ主演で映画公開中。観るかどうか迷って先に原作を。

    目次に並ぶ10名の女性の名前と職業と地名に、すべて結婚詐欺に遭った女性視点で描かれているのかと思えば、視点はさまざま。詐欺師本人やその片棒を担ぐ女性、詐欺師の妻まで登場します。

    被害者は揃いも揃って騙されたことを認めたくない。逃げられたと思えずに執拗に探したり、そうでない人はなかったことにしようとしたり。

    「男と不動産は似ている」。直感で最善の物件を選んだつもりでも、失敗するときには失敗する。いや、これって男に限らないでしょう(笑)。悪いのは女か男か。

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    2017年07月08日
  • 結婚

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    結婚詐欺師とだまされた女たちの物語。
    結婚詐欺師はひとり、女はそれぞれ詐欺師に夢を与えられ、その夢を叶えるために男を援助する。
    そして、いつか、おとこはいなくなる。

    その繰り返しではあるが、騙した詐欺師にも、騙された女たちにも、その後の生活が続いている。
    そして物語も、そのまま続いている。
    女たちの共通点はひとつ、同じ男に騙されたということだけ。
    その一点をキーに物語は続いていくが、だれがどんな風に騙されて、いま彼女はどんな生活をしているのか?
    そして、騙された女の後にも、新しく騙される女の生活が続いていく。
    読み進めていくにしたがって、いま誰の話を読んでいるのか、よくわからなくなっていって

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    2017年07月06日
  • そこへ行くな

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    ネタバレ

    ありふれた日常から本の少し境界線をはみ出た人々を描いた7つの短編。
    行ってはならない、見てはならない「真実」に引き寄せられ、平穏さから足を踏み外す過程が、荒野さんらしい温度を感じない言葉で描かれ、ザラリとした皮膚感だけが残る。「団地」は鳥肌が立ちそうだったが、ラストの「病院」が少し明るさを帯びていて救われた。

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    2017年06月29日
  • あなたの獣

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    どうしようもなくだらしない男。男を惑わすダメな女。さ迷う日々。イライラを感じつつも、少なからず惹かれてしまう。井上荒野らしい作品。

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    2017年05月21日
  • ほろびぬ姫

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    「あなたはあなたが連れてきた。嵐の日だった」。そんな一文ではじまります。この文中の「あなた」は「あなた」と思いきや、「あなた」と「あなた」は別のひと。主な登場人物は「あなた」と「あなた」と「私」の3人で、最初から最後まで「私」の一人称で語られるという、この発想の面白さ。

    「私」は高校生のときに事故で両親を亡くし、その葬儀の日に「あなた」と出会う。「あなた」は、途方に暮れる通りすがりの「私」を放っておけなかったのか、それとも恋に落ちたのか。高校を卒業後すぐに「私」は「あなた」と結婚。それから数年が経ち、「あなた」は突然自分の双子の弟を連れてくる。それが冒頭のもうひとりの「あなた」。夫である「あ

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    2017年05月15日
  • それを愛とまちがえるから

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    ネタバレ

    主人公の夫婦それぞれに恋人がいて、妻の提案から、何故か4人でキャンプに行くことになる…っていう、ちょっと理解しがたい物語。
    コメディといったらコメディなんだけど、やっぱりこの人の作品に出てくる女の人は切ない。
    この人の作品に出てくる女性は、相手への愛情はあるのに、相手からの愛情を以前のように感じることができず、愛情を形で示してもらうこともできず、女としても自信を失いかけている。そんな女性が多い。
    どれほど好き合っていた2人でもいつかこんな日が来るのかな。
    切ないな。

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    2017年03月06日
  • ズームーデイズ(小学館文庫)

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    アームーが年下の恋人ズームーと過ごした7年間のはなし。愚かで怠惰なアームーにイライラしながらも少なからず共感してしまう。何ひとつうまくいかないような、何をやっても間違えてしまうような、ほどほどにダメなところをグルグル回っているだけの時期、きっと誰しも感じるそんな時期が異常に長かっただけなのかも。

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    2016年12月26日
  • しかたのない水

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    スポーツクラブを舞台に、どこか心に孤独を抱えながら生きる人々を描いた連作短編集。
    共感できたり、できなかったり…

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    2016年11月07日
  • だれかの木琴

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    主婦が美容師の青年にストーカーする話なのだが、突き進んでしまう自分を客観的にみている姿に、決して特殊なことではなく、日常の延長として書かれている。自分もあり得るかもと怖くなったり、痛いと思ったり。

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    2016年10月06日
  • リストランテ アモーレ

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    読んでいるとおいしいイタリアンが食べたくなる本。
    なかなかこういうお店、ないんですよね、気軽に入れるけど本格的な料理を出してくれるようなところ。
    イタリア旅行で食べた料理がチラホラでてきて、あぁ、食べたい…と思いました。
    料理の話題と同時に描かれているのが、このレストランのイケメンシェフの私生活。
    もちろん、私もイケメンは好きだし、興味はあるけれども、この一冊の中では、それほど魅力的に感じなかった。
    この男との関係を拒む女性客は来ないのか??と思ってしまった。
    まぁ、私もイケメンは好きなので、気持ちはわからなくもないけれど…

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    2016年10月05日
  • 切羽へ

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    (*01)
    廃墟文学というジャンルはあるのだろうか。病院、映画館、廃坑などのモチーフがあって、離島というからそこでかろうじて生きている船や港や学校やマンションや、いくつかの棲みかまでが、いままさに廃れようとしているようにも感じられる。
    主人公はこの廃墟であるが、プロンプターの様な女の視点や話題がこの廃墟に入ってくる。廃墟を体現した石和(イサワ)というのが廃墟からストレンジャー(*02)として出てくる。
    それだけの物語であるが、絵の夫、性の老婆、痴話の同僚などのすったもんだが、この廃墟の場を回している。

    (*02)
    この道化は、幽霊の様に朧気で飄々でもある。この半存在がいくらかは物語をそれらし

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    2016年10月04日
  • しかたのない水

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    東京のフィットネスクラブにやってくる人々を主人公にした6つの連作短編。ある短編の主人公が次の短編では相手役になったり、背景になったり、緩やかにつながっていく。
    どの短編の登場人物にもやるせないような、虚無感とでもいうものがまとわりついている。
    やっぱり、荒野さんなのだ。この不穏さ、湿度、倦怠感、そしてゾッとする感じはくせになる。

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    2016年09月28日
  • あなたにだけわかること

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    ネタバレ

    *密会を重ねる父母の情事のあいだ、それと知らず共に過ごした幼い駿と夏。以来、思い出したくない記憶を封印するも、なぜか人生の曲がり角ごとに出会ってしまう。まるで、互いのおろかな恋愛の証言者のように…。男と女の“恋愛よりも深い縁”を描く長篇小説*
    駿と夏、それぞれの数年ごとの人生が交互に書かれているので、飛ばされた数年の経緯を想像する楽しみがあった。”恋愛より深い縁”はあまり感じられなかったけど。薄幸感漂う、つらつらと不思議な作品。

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    2016年09月27日