井上荒野のレビュー一覧

  • ベーコン

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    12月に読んだせいか、クリスマスのミートパイは
    食べたい!って思った一品。
    ほうとうもお話の中では冬ではなかったけど、
    この時期食べたら温まるんだろうなぁと。
    どれもちょっと問題のある家庭?のお話。

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    2014年12月08日
  • 夜を着る

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    不倫くくりの短編集かと思ったら、旅くくりの短編集だった。不倫すなわち旅である?ちがうか。でも楽しくない日の方が多いよな、はっきりしていない日の方が多いよな、そうだなって思った。

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    2014年09月24日
  • だれかの木琴

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    最初は、あまり面白くないな・・・と思っていたのですが。
    212ページ目からラストまでが、一気に面白くなります。

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    2014年08月12日
  • ベーコン

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    食べものにまつわる短篇集。
    どのおはなしもけっこうあっといわせる展開だったり、「え!?」という読後感だったり、ここで終わるのか・・!と頭を抱えたり、井上荒野さんの短編は本当飽きない。「アイリッシュ・シチュー」とかけっこう衝撃的。面白かったです。

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    2014年05月22日
  • つやのよる

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    死の床についている女「艶」
    男に奔放な人生を送った彼女と
    過去に関わりがあった男たち。
    そのまわりの女たち

    淡々とした文章とセピア色の光景が
    かえって人間らしさを醸し出す作品

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    2014年05月08日
  • 森のなかのママ

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    画家の父親が死にしかも愛人の元。でもママは元気でのほほんとしている。そんなママの人柄と容姿を愛し集まる沢山のおじさん達。
    いつも朗らかなママも実は裏で色々と考え喜怒哀楽があるということに気付く主人公。
    大学生の主人公が人間関係を知り、少しずつ大人に成長してゆく。

    本来であれば暗くなるようなシチュエーションなのだがママの明るさ、まわりのおじさん達の面白さによって最後まで明るく読むことができる。

    実の親であっても「親」の前に人間だし、「女」なのだ。

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    2014年04月24日
  • ベーコン

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    ネタバレ

    短編集です。
    どのお話も、結末が納得できないというか、理解できないまま終わっていくような印象でしたが、
    解説を読むことでそれがなんでなんかがわかりました!

    主人公がみんな嘘をついてるというか、「ふりをしている」ってことがわかったおかげで、結構納得できた。
    こうゆう風に書いとるけど、本音はこうやったんや!みたいな、読み終わってからの発見!みたいな。
    とにかくこの小説に出てくる子供がほんとに大人だなあと思った
    。子供らしさを携えつつ、考えてることはいっちょまえな感じ!子供ってすごいね

    そんで最終的になにが言いたいかっていうと、

    ベーコン食いたい

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    2014年04月19日
  • しかたのない水

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    なんて言うんだ? どの登場人物も嫌いで始終イライラさせられたけど、一気に読んでしまった。不快なのに面白い、という読書経験が稀にある。

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    2014年04月17日
  • だれかの木琴

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    要約すると、平凡な専業主婦が美容院の若い男のストーカーになっちゃう、という話。
    でも、読んでいくうちに、相手の男を好きだからという理由ではないことがわかる。
    人間が壊れてゆく過程は文章の流れで感じ取れるものの、
    そのきっかけが何であったのかはよくわからない。
    だからこそ、怖い。

    タイトルの付け方も独特で興味深い。
    作者曰く「自分 の意志じゃないところで、何かがどんどん動いている感じ」、
    というのを「だれかの木琴」に例えたらしい。
    感性が複雑だなー。

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    2014年04月09日
  • 切羽へ

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    切羽、「きりは」と読みます。
    聞きなれない単語ですが、物語を進める内にキーワードとして登場。
    都会と田舎、本土と島。母と娘。対比しながら人間模様を描いています。じっくりと軽く読むことができる大人の恋愛小説。

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    2014年04月04日
  • だれかの木琴

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    20140326 どうも嫌な気分になる本。登場人物が皆普通では考えない事をするからかもしれない。何故なのかについては説明は無い。怖いもの見たさで読んでしまった。

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    2014年03月26日
  • 切羽へ

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    恋愛、不倫、そして生と死。普遍的なテーマを淡々としたリズムで描く。抑揚なし、メッセージも伝わらない。が一気読み。終わり方もなるほどね~。直木賞作品だが純文学な感じかなぁ

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    2014年03月19日
  • もう二度と食べたくないあまいもの

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    以前にも同じようなこと書いたような気がするけど、
    この作者の書くものは、「だから、何?」的な終わりが多い。
    大きな事件があるわけでもないし、日常的な感じ。
    でも、そんなシレ~っとした文章が割と好き。
    タイトルに遣われている表題作はないが、
    短編集を読み終わると納得できる。
    恋愛を”あまいもの”と表現するところが女っぽい。

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    2014年03月03日
  • 切羽へ

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    初井上荒野さん。二人の男女の間に愛の言葉など、何もない。関係を変えてしまうような事件も、これといって何もない。ただ淡々と物語は進み、ひょっとしたらこの作品を「退屈」と呼ぶ人もいるかもしれない。しかし、豊穣な情愛の芳香が作品の隅々に残る。その香りにつられてページをめくる手が止まらなかった、かつてない作品。
    切羽(きりは)という単語も初めて知りました。「トンネルを掘って行く一番先」のこととか。「つながればなくなる」という意味において切羽は二人の切なく儚い関係性を暗じているようにも思えましたし、生きる、とか、死ぬ、ということにも通ずるように思いました。
    人がただ繰り返してきた、生と死。

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    2014年03月03日
  • あなたにだけわかること

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    小さい頃から大人になる過程を書いてました。
    鬱々としていて、両親と子供の複雑な関係の話です。

    斜め読みでしたが、途中で不倫や浮気で面白くなったので、また読み返したいです。

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    2014年01月30日
  • 切羽へ

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    ネタバレ

    喪失することが人生。

    北の島。
    養護教諭のセイは画家の夫をもつ。
    新任教諭の石和にお互いに魅かれていく。
    その先が切羽。トンネルを掘っていく一番先。
    切羽へ。切羽へ。
    そして、その切羽で石和は去る。
    セイは夫の子を身ごもっていた。

    欲しくて欲しくてたまらないけれど。
    手には入らない。手には入れない。
    そして喪っていく。
    喪失こそが人生。
    島という舞台が
    その喪失感を象徴する。

    この一節が印象的だ。

    「彼らはすでに、石和を忘れる準備をはじめているようだった。
     それは島の子供たち、あるいは島の人間が、
     身のうちにこっそりと培っている方法なのかもしれない」

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    2014年05月19日
  • あなたにだけわかること

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    鬱々としたものを抱えて屈折しながら成長してゆく過程が生々しい。
    過去のトラウマが、長い年月をかけていつしか身体の一部のような暗い穴になっている。
    ふたりの間に好意はなかっただろうけど、そこに空虚なものを感じている者同士、愛情に似た親近感があったのかなと思う。
    むしろそこが似ていたからこそ、恋にはならないのか。求めるものを、自分と同じように相手は絶対に持っていないと確信してるから。

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    2014年01月22日
  • ナナイロノコイ

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    江國香織、角田光代、唯川恵の三人が好きです。
    この三人については、それぞれの個性が30ページ前後の短編でも色濃く出てるなぁと思った。

    新たに気になったのは井上荒野。
    「帰れない猫」は一番好きな作品だったかもしれない。
    井上さんの作品を読んでみたいと思いました。
    こういう出会いがあるから、たまにアンソロジーを読みたくなります。

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    2013年11月26日
  • あなたにだけわかること

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    表紙にひかれて手に取ってみたけれど、登場人物にいまいち感情移入できなかったのが残念。ラストも余韻が残ると言えばそうなんだけど、投げっぱなしって言った方が正しいように思う。
    最初から最後まで、すっきりしないまま終わってしまった。

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    2013年11月16日
  • 夜を着る

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    「静子の日常」が自分の生き方を少し変えてくれる本だったので、
    井上荒野という人に興味が出て色々調べてみたときに出会った本。
    8篇の旅にまつわる短編集というところが気になった。

    紹介の通り、日常からふっと離れる瞬間が8篇おさめられている。

    人物の気持ちや、感じたことをいちいち細かく説明してくれる本ではないので、
    はっきりすっきりと分かる気持ちの良い本ではない。
    悪く言えば、なんだかごまかされている感じ。
    「感じなさい」と強制されている感じがする。
    私はうまく感じることができなくて、いつまでも釈然としない感じだった。

    でもたぶん、あそこに書いてあったことが全てなんだ。
    すっきりとしない、釈然

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    2013年11月12日