【感想・ネタバレ】もう二度と食べたくないあまいもののレビュー

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Posted by ブクログ

*自宅で料理教室を開いている亜希子のもとに、ある日、不動産屋が訪ねてきた。近所の家にまつわる悪い噂について知りたいという。亜希子は結婚していた頃、かつてそこに建っていた古い家の男と、いちどだけ関係を持ったことを思い出していた(「幽霊」より)。男と女の関係は静かにかたちを変えていく。人を愛することの切なさとその愛情の儚さを描いた傑作小説集*

何年かぶりの再読。
ああ、やっとこの世界観がわかる歳になったなあ・・・としみじみ。

恋の終焉、もしくは恋とも呼べない何かの終わり。
捉えどころのない、諦めと安堵を織り交ぜた名のない感情。
ひと歳重ねた大人にこそ響く物語なのかもしれません。
とにかく、まとめて読むともったいない。一つ一つ丁寧に、大人の情緒を味わいながらゆっくり読むのがお勧め。

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2021年02月04日

Posted by ブクログ

本の雑誌のランキングから、かな。10短編集なんだけど、正直なところ、一つも印象に残っておりません。やっぱり短編集は苦手、ってことかな。

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2020年02月10日

Posted by ブクログ

恋愛感情の終焉をテーマにした短編集。
どの話も何てことのない終わりかたで、それで?って感想を抱く人も少なくないはず。それでも、個人的には、この話のあの人の描写に共感したり、ドキッとしてしまった。
特に裸婦って話のラストと、奥さんに登場するカレー屋さんの表現は印象に残った。こんなのがうまい作家さんなんだよね。

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2018年12月20日

Posted by ブクログ

微妙、いや絶妙なんだ。
一見なんでもないようでいて心が動いている、自身も気がつかない程の、わずかな心の動き。感じているようだけど無かった事にしちゃってる、あの感情をなんとなしに思い出した。
繊細でもドライ、そんな不思議な雰囲気の物語達に案外スルスルと吸い込まれてしまった。

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2018年10月20日

Posted by ブクログ

日常の延長にある恋愛をテーマにした掌編小説集。日本語が明瞭で、ちょっと硬い印象だが読みやすかった。

幽霊
手紙
奥さん
自伝


朗読会
オークション
裸婦
古本
収録

解説/吉田伸子
カバーデザイン/坂川事務所、カバーイラスト/宮原葉月

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2016年03月10日

Posted by ブクログ

以前にも同じようなこと書いたような気がするけど、
この作者の書くものは、「だから、何?」的な終わりが多い。
大きな事件があるわけでもないし、日常的な感じ。
でも、そんなシレ~っとした文章が割と好き。
タイトルに遣われている表題作はないが、
短編集を読み終わると納得できる。
恋愛を”あまいもの”と表現するところが女っぽい。

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2014年03月03日

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