だめになった僕

だめになった僕

1,683円 (税込)

8pt

著者23年ぶりの書き下ろし長篇恋愛小説。

綾「私は初めて会った16年前から涼さんを愛し続けている」。涼「僕にかかわった者は、みんな死んでしまう。女も男も。僕が綾を愛しすぎているせいで」――
音村綾(旧姓・上里)は30代半ば。現在は信州でペンション経営兼漫画家として活躍。夫・子ども・母と4人で暮している。
祥川涼。画家。40代後半。妻を失い、その後同棲していた女性とも別れ、現在は酒浸りの日々を送っている。
冒頭の「現在」では、綾のコミック発売記念サイン会のシーンの衝撃的事件から始まり、「1年前」「4年前」「8年前」「10年前」「12年前」「14年前」、そして二人が出会った「16年前」へと時をさかのぼり「現在」に戻る。謎とサスペンス、そしてストーカー小説の雰囲気も交えた〈究極の恋愛小説〉である。
この作品は、2001年に刊行された『もう切るわ』以来、23年ぶりの「書き下ろし」長篇!

(底本 2024年10月発行作品)

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    224ページ
  • 電子版発売日
    2024年10月16日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
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だめになった僕 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大好きな作家の一人である井上荒野の23年ぶりの新作恋愛小説。
    もの哀しくて美しくて一気に読むことが出来た。
    物語は現在から少しずつ過去に戻っていく。
    主人公の音村綾が、14歳年上の祥川涼と、どのような出会い方をしたのかに、向かって。
    現在はサイン会を開くまでになった
    漫画家の綾とアルコール依存症にな

    0
    2024年12月11日

    Posted by ブクログ

    だめになった、じゃなく最初からダメなんじゃ…笑
    と思いながら一気読み。
    登場人物がみんなもっと掘り下げて欲しいくらい魅力的に見えました。
    恋愛小説はあまり読まないけれど、こういうのは歓迎。
    ここでは評価低めだけど、私は結構好きです。

    0
    2025年05月30日

    Posted by ブクログ

    あー評価に迷う作品だなぁ。
    でも嫌いではなかったな。これくらいの長さなら読めるくらいのダーク加減でした。

    病んだ人が病む人を生むループからの脱却と、愛と執着の境目はどこにあるのか、それは結局相手が向いてくれるかどうかの違いなだけなのか?
    なんて答えのないことを考えさせられる作品。

    一つ一つの事象

    0
    2025年02月18日

    Posted by ブクログ

    時を遡って行くパターン
    現在ペンション経営の傍らまんがを描く綾は学生時代に妻のある涼に恋をした
    優しい夫と子どもがいながらその恋を引きずっている綾が悪いのか、妻とうまくいかず綾に惹かれた涼が悪いのか、妻の気持ちより自分の気持ちで生きる夫が悪いのか

    不穏な空気感と始まりを知りたくて読み進めたけどラス

    0
    2025年02月15日

    Posted by ブクログ

    書き方によってはドロドロになってしまいそうな関係だけどさすが井上荒野氏。
    今から始まって過去へ戻っていく時系列で書くことでスレ違いばかりの今から二人の思いが重なり合った出会いへとストーリーが進んでいく。
    チーズの名前を覚えられず、お互いを好ましく思い笑っていただけの16年前からなぜこんなところにたど

    0
    2024年12月31日

    Posted by ブクログ

    ドラマになりそう…
    現在から過去にさかのぼって話は進んでゆき、人間模様もイメージも読めば読むほど変わっていく
    読みやすく面白かった
    藍子が一番かわいそうだったかな

    0
    2024年12月18日

    Posted by ブクログ

    タイトル、特に「僕」がしっくりくる。
    16年間の純愛物語なのだ。
    時間のプロットの組み立てによっては、ドロドロ感を醸し出すのに、この章立てで見事に2人の純粋ぶりが際立っている。

    著者の作品いろいろ読んできたけど、いちばん好きかも。

    0
    2024年11月19日

    Posted by ブクログ

    井上荒野さんが描く恋愛小説というだけで一筋縄ではいかない事は予想がつく。

    案の定、切なさとやるせなさで胸が痛んだ。

    音村綾と祥川涼。
    互いに想いを寄せながら別の道を歩んで来た二人のラブストーリー。

    物語は現在から始まり、一年前、四年前、八年前、十年前、十二年前、十四年前、そして二人が出会った十

    0
    2024年11月04日

    Posted by ブクログ

    誰ひとり共感できる人がいなくて、読み進めるほどに話が過去に遡っていっても綾と涼の純愛のズレについていけなかった。誰も幸せになっていないし、身勝手な思いにやるせなく。夫も最悪だったなぁ。ダメなのは誰なんだろう。
    文章がとても読みやすかっただけに、とても残念。

    0
    2025年04月08日

    Posted by ブクログ

    *綾「私は初めて会った16年前から涼さんを愛し続けている」。涼「僕にかかわった者は、みんな死んでしまう。女も男も。僕が綾を愛しすぎているせいで」――
    音村綾(旧姓・上里)は30代半ば。現在は信州でペンション経営兼漫画家として活躍。夫・子ども・母と四人で暮している。
    祥川涼。画家。40代後半。妻を失い

    0
    2025年01月23日

だめになった僕 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    224ページ
  • 電子版発売日
    2024年10月16日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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