井上荒野のレビュー一覧

  • 最後の晩餐

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    ネタバレ

    3.6
    食がテーマのアンソロジー
    作家ごとに三者三様
    個人的には、最後のうなぎと小曽根幸子の送別会が好きだな
    特に、小曽根さんは、みんなに負け組と軽く見られてたのに、誰よりも人生充実してて読んでるこっちがスッキリした

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    2026年09月25日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    寝台列車のベッドメイクってそうやるんだ〜と思った。『オリエント急行の殺人』のドラマか映画で見たイメージだったのでソファとか無いと思ってた。
    「さよなら、波瑠」と「夢の旅路」が好きな話しだと思う

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    2026年09月21日
  • アクリル

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    夫婦の事はその夫婦がお互い納得していたらそれで良いのでは、とそう思ってしまいました。ここまで極端ではないにしろ、このような思考、価値観、感覚のご夫妻って実際に存在していそうなのでリアルさを感じました。

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    2026年09月20日
  • 最後の晩餐

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    江國さんの静謐な世界から、金原さんの「うるせw」ってなるギャルいパーティーの落差に風邪をひきそうになる。そこに角田さんの最後の晩餐がきて、くすり、ほろり。おかしな送別会に、故人の詮索、推し活仲間、嘘のような本当の話。粒揃いのおいしい読書体験。

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    2026年09月17日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    個人的には、団体行動のような旅は好きではない。バス旅行のような。ただこの本読んで、こんなラグジュアリーな団体旅行が実在することを知り、ちょっとは興味持った。ただ私は、友達やパートナーや実母とこの列車乗れないな、最初の『さよなら、波瑠』のような一人旅に乗りたい。

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    2026年09月15日
  • その話は今日はやめておきましょう

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    第35回織田作之助賞受賞作品。
    タイトルが気になって手に取った本。話に引き込まれて一気読みした。

    クロスバイクを楽しむ定年後の夫婦。夫の骨折をきっかけに知り合った一樹に家政夫を頼み、夫婦は和やかな日々が続くように感じたが······。という内容。

    高齢者が若者に引け目を感じる気持ちは、自分がその立場にたって初めてわかることだと思う。自分が若いときに感じた高齢者への思いを向けられたとき、引け目を感じてしまうものなのかもしれない。自分だけは高齢者とみられたくないと思う気持ちもあるのだという気づきを得た。

    そして信頼を感じ、これくらいならと思ってしまったことがズルズルと······。こういう小説を読むと、人を信じるのが怖くなる。でも生い立ちや環境でそうなってしまったのかもしれない。彼が失くしたものの大きさに気づいたときに、変わることを願った。

    それにしても定年後の夫婦って、難しそう。もう一度お互いを認め合えるようになれるかどうかでうまくいくのかが決まるのかもしれないと思った。

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    2026年09月16日
  • 最後の晩餐

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    ネタバレ

    最後の晩餐がテーマの7編からなるアンソロージ。
    好きな作家さんばかりが、異なる切り口で書いた物語、一つ一つがとても面白かった。

    人生の最後に何を食べるのか?なかなか悩ましい、重いような軽いような命題。
    最後の食事は、何を食べるか、どういうシチュエーションで食べるか、誰と食べるか、一人なのか、一人の人生が表されているようで、様々な想像が生まれる。
    意識をしていても本当に食べれるかどうかも分からないけれど、考えるだけで、酒盛りのネタに十分になりそうで、でも実は色々考えさせられる。

    個性あふれる作家さんの物語は、色々な観点で描かれていて、其々の文体があり、あっという間に読んでしまった。

    個人的には、角田光代さんの『最後の鰻』が笑えて、ほろっときて、沢山の家族に看取られて、あるあるって感じもして、大往生で好きだった。

    藤野千代さんの『もうひとりのねえちゃん』は、家族が身近にいなくても、誰かがいてくれるってのも幸せの一つだと思えた。TVで『団地のふたり」が放送されているので、ノエチとなっちゃんの関係が思い浮かんだ。

    寺地はるなさんの『小曽根幸子の送別会』は、小曽根さんがかっこいい。主役がいない送別会のシーンはスカッとするものがあった。

    江國香織さんの「コインランドリーの夜」は、コインランドリーという場が秀逸。機械が回る音、無機質な感じが上手く描写されていて、流石って感じだった。

    原田ひ香さんの『最後に何を食べたの?』は、ちょとミステリーがあって、最後にあーちゃんが恭一によって、救われるのがホッとさせられた。

    しかし、このメンバーの食べ物の描写は流石上手いなぁと改めて思った。

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    2026年09月11日
  • 静子の日常

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    静子さん、最高!!
    井上荒野さんの照子と瑠衣が本当に好きな私にとってこの本も最高!!
    こういうおばあちゃんになりたい。お節介にならずにこっそりファインプレーをする感じが最高!
    出会い系にハマる息子のメールをチェックして、そのお店で食べたり、嫁を待ち合わせ場所に行かせたり…もう笑える。
    素敵な方だなぁ。老後のロールモデルのような方だ!

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    2026年09月07日
  • アクリル

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    様々な変化とともに変容していく愛や正しさ。人生という物語を生きていく中でいかに寛容や受容するかということ。
    固定観念や価値観の変化とは何となく少し違う。
    「推し」と「アクスタ」と「推しのアクスタ」は似て非なるものなのかもしれないというハナシ。
    不穏であり面白くもありました。

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    2026年09月06日
  • 最後の晩餐

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    「最後の晩餐」と言えばダ・ヴィンチの有名な絵を思い出します。7人の女性作家による短編集は、どれも読みやすく楽しめました。

    江國香織【コインランドリーの夜】
    自分を取り戻した主人公に共感。自分らしい最後の晩餐に気づけたことに爽快感を味わえました。

    金原ひとみ【ラストサパーフォーエバー】
    初読みの金原さん。勢いのある文章。この最後の晩餐は、最後にクスッと笑えました。

    角田光代【最後の鰻】
    この作品は個人的な思い出と重なって、すごくよかったです。いつまでも忘れることはない時間の物語。読者の私にとっても。

    寺地はるな【小曾根幸子の送別会】
    この作品も、色々な気持ちが詰め込まれた物語。読者の私のお気に入り。

    原田ひ香【最後に、何を食べたの?】
    もやもやした気持ちが、最後には前向きになれた感じがしました。その人らしい最後の晩餐を、どのように表現していくのか気になりました。

    藤野千夜【もうひとりのねえちゃん】
    こんなもうひとりのねえちゃんがいたらと思える作品。最後の晩餐はシンプルでいいのかもしれないです。

    井上荒野【本当の話】
    娘っていいなあ。嘘から出たまことみたいなことがあると嬉しくなりますね。






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    2026年09月04日
  • 私たちが轢かなかった鹿

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    同じ出来事でも視点が変わることで印象が変わった。大幅に年上の女性と若い男性の恋愛の話が多かったように思われる。読みやすくて1時間程度でよめた。

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    2026年09月03日
  • アクリル

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    タイトルのアクリルから想像もしてなかった、思いっきりド直球なアクリル具合にびっくりしながら、ギリギリの不快感不安定さで物語が進む最高な一冊。一歩やりすぎると嫌悪でいっぱいになるところをギリギリで進めていくからさすが荒野さんだなと。すごく面白かったし、最後までゾワゾワした。

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    2026年08月31日
  • 最後の晩餐

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    同じテーマで7人の作家が競演した短編集。自分に馴染みのある作家や初めましての作家まで、自分の好みを確認しつつ味わう感じもまた楽しい。江國香織、角田光代はやっぱり安心出来るうまさ。井上荒野も面白い。寺地はるなは初めてだったが、魅力的なキャラを作るなぁと。飛行機などで読むのにちょうどいい一冊

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    2026年08月31日
  • 最後の晩餐

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    どれも特別面白い、という訳ではなかったが、味のある話だった。
    個人的には「最後の鰻」と「本当の話」、「最後に、何食べたの?」が好き。
    あと、「本当の話」をラストに持ってきたのがいい。情緒がある。

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    2026年08月29日
  • 最後の晩餐

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    まず装丁がとても素敵。
    最後の晩餐、という少し重くなりがちなテーマだけれど、きっとそれぞれの作者が色とりどりに描いているんだろうなあと想像できる。

    まず、大好きな江國さんの作品は、まさに江國ワールドのそれで、読んでいてとても世界に浸ることができた。
    どうしてこんなにもささやかなことを美しく描けるのだろう。

    他の作者さんで好きだったのは、鰻の話。
    この作品が一番テーマに近い話かと思った。
    読み終わって、自分だったら最後の晩餐には何を選ぶのだろうと思いを馳せてみた。

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    2026年08月29日
  • そこへ行くな

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    ベルモンドハイツ401
    成人してからの男女グループなんでこんなもんだよね。小さな歪みで壊れてく様子がリアルで良い。
    35歳なのに5P、元気すぎる、いいな。

    野球場
    謎の積極的ヤリマン地味子。ペーパーマウンテン幸せを恵む、謎が多く残る暑い夏の話。

    病院
    最後の短編、なんかすごく好きな話。スクールカーストの高い男の子が余命わずかの母親の元へ通うため、虐められて骨折して入院しているクラスメイトの女の子と仲良くなっていく話。
    虐められていて心を閉ざしている女の子と打ち解けていく様子が暖かい感じ、母の死というイレギュラーを同じく虐められているというイレギュラーな子にだけ打ち明けられる、そういう関係。
    こう書くとすごくハートフルだけど、そうでもない。と思って読んでたらめちゃくちゃ暖かいエンディングだった。

    この短編集は暗くてジメジメして陰気な話が多かったから、最後にすごく綺麗な青春があって寒暖差にやられた。

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    2026年08月27日
  • 1+1

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    美味しそうな料理とそれに合う飲み物(主にお酒)にちなんだ連作短編集。イラスト作品集を見て読みすすめると、きっと食べたくなるものがあると思います。

    短編集は俳句結社「水軍」に集う人たちを中心に、悲喜こもごもが綴られていました。人の繋がりかたに心地よさを感じました。前向きな気持ちになれる作品でした。

    この作品も私の大好きの仲間入りです。

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    2026年08月27日
  • 注文の多い料理小説集

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    最高。どれも美味しく面白かった!気取ったお鮨屋さんと女性たちの話は爽快。夏を迎える前の叔父と甥の田舎暮らしはその風景にウットリ。色への感覚が鋭い町娘のアイデアに拍手。貧困生活の中での不思議な体験には生きていく為の活力を感じた。著書を読んでみたい作家さんが増えたなぁ。

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    2026年08月26日
  • 最後の晩餐

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    金原ひとみさんは、さすがという感じの文章で面白かった。
    寺地はるなさんの話が個人的には一番好きだった。
    これをきっかけに今まで読んだことない作家の本をさらに読む楽しみができた。

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    2026年08月23日
  • 生皮 あるセクシャルハラスメントの光景

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    有名な小説講座の人気講師が、教え子への性加害を告発された。
    「よい小説のために必要なこと」と正当化する講師と、「あれはレイプなんかじゃない」と思い込もうとする被害者。そして被害者と加害者それぞれに加担し非難する第三者たち。
    「ホテルについて行った女も悪い」と簡単には言えない事情もあるのかもしれない。性加害事件が頻繁する現代、1度読むか読まないかで事件の見方が少し変わるかもしれない、と思った。

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    2026年08月23日