井上荒野のレビュー一覧
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音無照子(おとなし てるこ)と森田瑠衣(もりた るい)、二人とも70歳。
どちらも住んでいたところを捨ててきた。いや、こちらから捨ててやった。不安もいっぱいだが、わーいわーい!である。
コミックスみたいな表紙。ぶっ飛ばしてる感がカッコイイ!
長野の別荘地を訪れ、持ち主が留守にしている別荘に勝手に住み着く。
(元)夫の口座から退職金を分けてもらう。無断で。
大したクライム・ババアたち(笑)
瑠衣の方が勝手に生きてきた感じだが、今まで抑圧されてきた照子の「勝手」パワーが大胆に爆発したというところか。
さすがにテレビドラマでは少々設定の変更があった。
照子はリサーチ能力に長けていて、長野に来たの -
Posted by ブクログ
何でパワフルなおばあちゃんズ
これ読んだら、いつからでも再スタートできるんだ!ってすごく人生が明るく朗らかでかつ爽やかに感じられる!
照子の一世一代の計画は大胆で、ハラハラさせられるし、けれども、ちょっとずる賢い瑠衣のおかげと、やっぱり長年の知恵や、周りの方との信頼関係だったりが、積み重なって、成功していくのにすごくホッとした。ダメだけど。
照子の考えた計画めっちゃいいーー!!
最初、ただ旦那が嫌で家を飛び出したのかと思ってたら、なんと三年越しの計画だったとは。
瑠衣に代わって涙。
最後のは、その場の未来っていうより、いまだに旅を続けてる照子と瑠衣ってことだよね(?)
いいなぁ。こう -
Posted by ブクログ
昔、後妻に入るなら、「死別」より「離別」の方がいいという一説があった。
「離別」は、お互いに納得してあるいは愛想を尽かして縁を切ったのだけれど、「死別」は想いを残しての別れであり、思い出はどんどん美化されていくから生身の後妻は比べられては不利だということだ。
では、「失踪」された場合は?
失踪から七年経てば「失踪宣告」し、法律上は死亡と見做されるから、再婚は可能になる。
しかし、はっきり別れたわけでも、亡くなったわけでもない。どこかで生ている可能性だってあるし、どこかに埋まっている可能性もある。
残された人たちや、その人と関わる人たちは、それを考え続ける事になる。
「いなくなった人」の「存在