背筋のレビュー一覧

  • 文庫版 近畿地方のある場所について

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    ネタバレ

    ホラーというジャンルにはあまり馴染みがないので期待しない部類ではあるものの、結構良かった。
    ●●●●●という名前で地名を隠すことで興味をひきつつ、様々な連載やインタビューの引用という方式で細かいホラー話を入れることで飽きさせない工夫のちょっとした恐怖心を揺さぶってくる。

    個人的にはネット掲示板形式によるホラーとか初めてだったので新鮮だったのと、細かい寄り道を経て大きな本題に入るやり口とかは全てのジャンルに通ずる面白い物語の作り方だと思った。「幽霊って人の恐怖心が生み出す」とか本質的で面白い小話もあっていい。

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    2026年06月07日
  • 呪いの☒☒

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    作家陣が最高にいい。ホラーって新しいことが怖さの全てなんじゃないかって最近思うんですけど、令和ホラーを牽引する方ばかりのハズレなしアンソロジーだと思います。

    「呪いは明るく輝いて」「壱本樹様」はクラッシックだけど、文章力でぐいぐい読ませてくるし「呪いの交換日記」は平成女児に刺さったし「ほらあな」はシンプルに怖い。1番タイトル回収した感じ。
    「しばらくゆっくり休んでください」はラストがちょっと肩透かしだったけど、他者への無自覚な加害性が自身への呪いとなる感じは良かった。

    久々にホラーを読んだ!という満足感を得られました。オススメです。

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    2026年06月07日
  • 穢れた聖地巡礼について

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    オカルト系YouTuberチャンイケの廃墟探訪動画を元に、チャンイケファンブックを作ることになったフリーの編集小林、チャンイケこと池田、霊感があるという宝条。
    チャンイケが巡った廃墟の中で、特に人気の高かった動画を特集にピックアップした。
    それが変態小屋、天国病院、輪廻ラブホ…
    なかなかどんなやねんと気になってしまうラインナップだ。
    記事にするために、それぞれの廃墟の曰くを探ってゆく一行。怪談を探ってゆくなかで明らかになったのは、単に動画配信のために巡った廃墟に関してに止まらなかった。彼らの人生に、生活に影響していくものだった…

    怪談の一つ一つが面白かった。
    廃墟を話題にしていきながら、それ

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    2026年05月29日
  • 文庫版 近畿地方のある場所について

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    ネタバレ

    ホラー系が苦手なのになぜか読みはじめてしまい、こわいよーこわいよーと思いながら先が気になってどんどん読んだ。
    真相(?)はそれほど怖くはなかったけど、悲しいなぁというかんじ。ラストの書き込みの文章で救われた気がした。

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    2026年05月25日
  • 呪いの☒☒

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    呪いをテーマにしたホラー短編集。
    禁足地とそこから伝播する恐ろしい呪いを描いた「呪いは明るく輝いて」と無人の古本屋を舞台に、取り込まれていく友人の姿をえがいた「ほらあな」が特に気に入った。ホラー短編集として佳作が揃っていると感じます。そして表紙が怖い。

    0
    2026年05月24日
  • 文庫版 近畿地方のある場所について

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    ネタバレ

    ホラー映画、小説大好きな自分なのですがこの作品は小説の方から読ませていただきました。寄せられる心霊投稿は共通点などないように見えるのですが、読めば読むほどその点が不吉にも繋がっていき、、という物語なのですが、ラストには違う意味でそうくるかっ!と思わされるようなラストでした!心霊系の怖さだけでなく人間の信仰の怖さなどの要素も入っており緊迫したまま楽しめました。ちなみに映画は別作品として見ることをおすすめします。

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    2026年05月20日
  • 文庫版 近畿地方のある場所について

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    単行本版からいくつかのエピソードを取り除いたり順番が変わったりしていて、より小説として読みやすい構成・ストーリーとなっている。
    モキュメンタリーホラーを期待するなら単行本、ホラー小説を期待するなら文庫本という棲み分けになりそう。

    正直、一部の改稿くらいで大枠は変わらないだろうと思っていたので、そもそもの登場人物が異なっていることや、結末から得られる読後感の違いなど、どちらも読んでよかったなと思えた。

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    2026年05月17日
  • 文庫版 近畿地方のある場所について

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    ネタバレ

    単行本とは内容が違うと聞いて気になったので、こちらはAudibleで。

    集められた資料はそのままに、別の人が扱い考察する。すると、赤い女やあきら君への印象が変わっていく。なるほどね〜
    私としては、再読?なので恐さは薄らいだが、文庫版はちょっと切なくて、これはこれでよかった。

    モキュメンタリーもなかなか面白いなぁ。

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    2026年05月12日
  • 文庫版 近畿地方のある場所について

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    映画も見たけど
    映画はおばけ怖 こっちは人怖
    小説の方が好きだった。
    追っている心霊が怖かったはずなのに……

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    2026年05月07日
  • 穢れた聖地巡礼について

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    ネタバレ

    ・近畿地方よりも読みやすかった
    ・構造としては近畿地方と似ていて、本筋の話があって関連する短編の怖い話がいくつも出てくるという流れ
    ・背筋さんのホラーは怖すぎないちょうどいいホラーなのが嬉しい
    ・ホラー表現で1番好きだったのが6月6日に勝手に予定が入っていて、それが毎年の繰り返しの設定になってたところ
    ・繰り返し機能をホラー表現に応用できるんだっていう
    ・YouTubeの画像内の女性が徐々に近づいてくるシーンも怖い
    ・ただオチがいまいち微妙だった
    ・幽霊は確証バイアスとか磁場とか理屈で説明できるみたいなのも現実味なくて苦しい説明だなと思ってしまった

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    2026年05月05日
  • 呪いの☒☒

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    夜寝る前に読んだらめっちゃビビってしまった。ホラー作家ってやっぱみんな文章うまいな。

    ①呪いは明るく輝いて 上條一輝
    これおもしろかった!! タイトルもあ~そういうことねって納得。じりじりと忍び寄る絶望と、怪奇の正体に気づいたときの手遅れ感。するする読まされました。

    ②呪いの交換日記 北沢陶
    これも不気味だった……。ホラーってこういうことだよね~って感じ。手に取ったらおしまいって理不尽すぎるよ。どうすりゃいいねん。

    ③ほらあな 澤村伊智
    知っている作家さんだ! と思いながら読み、一番びびった。こええよ!!!! 

    ④劣化コピー 背筋
    口に関するアンケートはぜんぜん怖くなかったんだけど、こ

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    2026年04月24日
  • 穢れた聖地巡礼について

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    このジャンルの作品にこの言葉が適切か分からないが、面白かった。
    近畿地方のある場所についてより、ずっと面白かった。
    時代に合ったホラー小説、という感じがした。
    三名の登場人物たちも、それぞれに魅力的なキャラだった。
    一見、軽薄そうに見える彼らには、人には言えないようなものを抱え込んでいて…というのが、読んでいてゾクゾクとした。

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    2026年04月22日
  • 呪いの☒☒

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    「呪い」の描写の味わいが各々違っていて楽しめました。
    「次はどんな呪いが?」と気になって、一日で読み切ってしまいました。
    短篇のため気軽に読み始めることもできて、おすすめです。

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    2026年04月19日
  • 呪いの☒☒

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    豪華作家陣による「呪い」をテーマにしたアンソロジー。
    一言に「呪い」と言っても、ゾッとする怖さから、ちょっとした驚きを楽しめるものまで、作家さんごとに全く違う読み味が楽しめる贅沢な一冊でした。

    次はどんな「呪い」が来るのかとページをめくる手が止まらず、全編を通して大満足です。物語の不穏さを象徴するような、おどろおどろしい表紙も世界観にぴったり。

    個人的には、「そういう伝播の仕方もあるのね...!」と新鮮な驚きもあった、上條一輝さんの『呪いは明るく輝いて』と、構成もあわせて楽しめた背筋さんの『劣化コピー』がお気に入りです。

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    2026年04月18日
  • 近畿地方のある場所について(3)

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    これまでよりもエピソードの単発感が強く、近畿地方のある場所を訪れたという共通点以外は怪異の内容も表出法も振り幅が大きい。最終的に全て繋がり、なるほどあれはそう言う関係性なのか!となるのだろうけどまだ着地点は見えてこない。怪異がインターネットを見事に使いこなしており、怪異もデジタル化が進んでいるなという印象。ツイッタラーの怪異……ねらー(VIPPERかな?)の怪異……()
    デジタルと言えば0と1……霊と位置(ある場所)か……

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    2026年04月16日
  • 呪いの☒☒

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    これだけ理不尽な呪われを見せつけられると、何もしてなくても交通事故みたいに呪いの方からぶつかってくる事もあるんだろな…という気持ちになる。

    以下感想です。
    全編面白くてまた無駄に長くなってしまった~

    上條一輝『呪いは明るく輝いて』
    市役所で働く主人公の目線で描かれる街ホラー。
    同じくらいの規模感の所に住んでいるので、街のディテール細さが恐ろしさを倍増させる。
    主人公が真面目で健気で応援したくなるんだけど、いかんせん呪いのスケールが……

    北沢陶『呪いの交換日記』
    交換日記のページと、仲良し3人グループのやり取りが交互に書かれる。
    呪いの始まりはほんとに微かなもので見逃してしまう程。女子の「

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    2026年04月17日
  • ●●にいたる病

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    思った以上にホラーだった、、、
    1作目の凄惨で残虐で陰惨で猟奇的で、いきなりくじけそうになった。
    執筆陣を見て、ミステリ多めと思っていたので、油断したというか。
    でも、イヤミスのイメージの強い真梨幸子さんの『コンコルド』はかなり好きだし、最終話の
    歌野晶午さん『いたらぬ』のタイトルからしてすごく好み。

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    2026年04月14日
  • ●●にいたる病

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    殺戮いたる病ほどはグロさも叙述トリックも刺激不足ではあったけれど面白かった。我孫子さんのあれはミステリーとしてはよいのか?と思ったけれど、さすが1番グロさがあってよかった。背筋は他の作品イマイチできたいしていなかったけど、オチの感じが好みで見直した笑

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    2026年04月13日
  • ●●にいたる病

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    うまいのはやはり背筋さんのですね。どれも面白かった!

    切断にいたる病/我孫子武丸
    欲動にいたる病/神永学
    怪談にいたる病/背筋
    コンコルドにいたる病/真梨幸子
    拡散にいたる病/矢樹純
    しあわせにいたらぬ病/歌野晶午

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    2026年03月23日
  • 穢れた聖地巡礼について

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    「近畿地方のある場所について」、「口に関するアンケート」に続いて背筋さんの作品を読むのは3回目になる。
    いつもミステリーばっかり読んでいる自分としては何らかの結論に帰着してくれる本作はこれまでの2冊よりも読みやすかった気がする。
    内容もそこまでハードなホラーではないが、読んだ後になんとも言えないモヤモヤが残る。
    怖面白い1冊だった。

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    2026年03月20日