背筋のレビュー一覧
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人気のホラー作家さんの短編
私の好きな作家さんばかりだったので読みました
全編しっかり怖いです
上條一輝「呪いは明るく輝いて」
気づいた時にはもう遅い、絶望
1番呪いというテーマに沿ってると思いました
北沢陶「呪いの交換日記」
こういう都市伝説ありそう
澤村伊智「ほらあな」
呪いは別として、こんな形式の書店?が近くにあったら私も通っちゃいそうです
背筋「劣化コピー」
くるくると視点が入れ替わってとても面白かったです
2回目読んで、たくさんの伏線が隠れていたり、
気付かされることがあったりと、1番面白かったです
気軽に2回読み返せるのが短編のいいところですね
三津田信三「壱本樹様」
期待通りの三津田信三の世界観がギュッと詰め込まれています
芦花公園「しばらくゆっくり休んでください」
このお話だけよくわからなかったです
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Posted by ブクログ
「肝試しになんて行かなければ、杏は死ななかったと思いますから」
心霊スポットとして知られる墓地に、肝試しに行った大学生たち。
しかしその1ヶ月後、参加者の1人である杏が自殺してしまう。
肝試しの夜にあったことをそれぞれが語っていくうちに、彼らが隠しているものが明らかになっていき…。
背筋が執筆したホラー小説を、鬼才押見修造がコミカライズ。
「呪いの木」のオカルトホラーというよりは、大学サークル内での友人達のドロドロな友情や嫉妬や愛情の愛憎劇のドス黒いヒトコワという感じ。
彼らが、どのように謎のアンケートに答えているのか明らかになるクライマックスは、押見修造ならではの絵柄もあってめちゃくちゃ怖かった。 -
Posted by ブクログ
本作はホラー短編のアンソロジーです。
決まったテーマは特になさそうでした。
『小説新潮』に掲載された短編が収録されているようです。
普段はあまり短編を読まないのですが、作家陣が豪華なので読んでみました。
アンソロジーなので、どの話が好きだったかを書きたいと思います。
一番好きだった作品は、…うーん、決められない!二つあります。
斜線堂有紀『涸渇』
上條一輝『枯れた街の上でも』
です!
『涸渇』は、主人公に襲いかかる怪奇現象というか体調不良というか、それの描写が秀逸すぎました。
いろんなホラー作品を見てきていますので、呪いによる色々な症状も見てきているのですが、この作品のやつは新しい!こんな霊障見たことないです。
上述していますが、その描写が素晴らしいです。
短編なので、細かい話は端折ってあるのですが、その辺の詳細が知りたいから長編化してほしいぐらいでした。
『枯れた街の上でも』は、話のまとまり方が短編とは思えないクオリティでした。しかも短編なのに時系列が2つ同時進行するという凝った仕掛け。
しかも、短編ホラーでは端折られがちな怪異の原因、元凶についても描写されています。
短編でここまでやれるの?!という、概念を覆される読書体験でした。
その上、ちゃんと怖いっていうね、文句ないです。惜しみない賞賛です。
特別枠として軽く言及させて頂きたいのが、梨『プルーライト』です。
ネタバレしたくないので詳しくは書きませんが、梨さんってこういうのも書くのかーとびっくりしました。
梨さんの作品は『かわいそ笑』しか読んだことなかったので意外でした。
この話が、このアンソロジーの最後に収録されているのもなんかいいなと思いました。
満足度の高い作品ばかりで、大満足でした。
斜線堂有紀さんの作品は読んだことなかったので、手を出してみたいなぁと思いました。良い出会いになりそうです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ同著者の近畿地方のある場所についてが面白かったためこちらも手に取り読んだ。
YouTube配信で見た「猫はまだ逃げますか?」というゲームが面白かったのだがシナリオ担当が本書の著者であったので期待値高めで読み進める。
全てに通底するテーマは「六部殺し」
池田が訪れた心霊スポットにまつわる話はいずれも六部殺しを連想させ、それらの土地はかつて六分の巡礼地(聖地)だったのが穢れた場所だったと考察。
主役の3人はそれぞれのテーマ(章)から
・池田=旅の巡礼者=六部
・小林=簒奪者=六部を殺した男
・宝条=共犯者=六部を殺した妻
だと暗示され池田にかかってきた電話が「あなたの番」と告げていることから池田も六部殺しの会談のひとつになるのだろう、というオチ -
Posted by ブクログ
ネタバレ我孫子武丸『切断』
もはや十八番。犯人の男が渦中の女の子自身(もう一つの人格)。ちゃんとどんでん返しとして成立しているし、トップバッターとして良かった。
神永学『欲動』
タナトスに魅入られる人、というのはよくあるテーマ。挿入部分が玲子ってことには気づいたけど、担任教師か…ありがちな罠に何度もしてやられる…よくできた話!
背筋『怪談』
最後の台詞にゾクッ…!怪談すぎる!
途中であ〜そんなもんか〜と思わせときつつ、ちゃんとオチてオモロくて狡い!一番◎
真梨幸子『コンコルド』
う、うーん暫定最下位かも
矢樹純『拡散』
叙述トリックではない…だと…。まあ全部そうでもね、うん、おもんないからさ。
歌野晶午『しあわせにいたらぬ』
最後はいたらなくなってもた…旦那じゃなく息子という落としもありつつ、事件そのものもちゃんと一捻りあり。メッセージ性もあり。 -
匿名
ネタバレ 購入済みすごく面白かったです
どの作品も面白く、「この話はどう着地するのだろう」とワクワクしながら一気に読みました。ホラー初心者でしたが、怖すぎて読めないことはなく、最後まで楽しめました。
「劣化コピー」
語り手が順番に変わり、最後に最初へ戻ってくる構成が気持ちよかったです。あと呪いはどこまで広がるのか気になります、編集者と作家だけ?編集者の奥さんは無事だった??その後のことも考えるとさらに怖いです。
「しばらくゆっくり休んでください」
あの女性は、そこまでされるほど酷いことしたかなと思ってしまいました。我の強いめんどくさい人そうではあるけど、普通にいそうな人なので。
あの程度でもすぐに「研修」の対象になってしまうことが怖く、呪いの実行方法もとても印象に残りました。