背筋のレビュー一覧

  • ●●にいたる病

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    豪華メンバーによる我孫子武丸氏デビュー35周年記念企画

    「●●にいたる病」というテーマで書かれた作品はどれもおもしろかったです
    先生方それぞれの色が出ていてさすがの一言
    めちゃくちゃ気持ち悪くて最高
    不快なのにまた読み返したくなる、そんな魅力溢れるアンソロジーでした

    #我孫子武丸

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    2025年09月24日
  • 穢れた聖地巡礼について

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    ネタバレ

    近畿地方のある場所についてよりこっちの方が断然好みだった。
    なんだかんだ最近ヒトコワとかモキュメンタリーみたいなホラーが持て囃されてるけど自分は単純に小説の方が好きなんだと思う。

    あと後半から流石に少し無理がすぎて着地点が不明瞭になってる気がした。
    ホラーだからオチとしてハッピーエンドじゃないのはいいけど「実は全部間違っていた」「実はまだ終わっていなかった」「実はこういう解釈もあった」「実は助かったと思っていたけど助かっていなかった」全部を詰め込めようとして中途半端なイメージ。
    ホラーだからミステリみたいにすべてまるっとスッキリお見通しにはならなくていいんだけどなんかこう語彙力ないから形容で

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    2025年09月23日
  • 穢れた聖地巡礼について

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    ネタバレ

    読みやすくサクっと読めて、ホラー好きの箸休めに丁度良い作品。
    読み切っても疑問は多々残るんだけど、いかんせん読みやすかったから読書体験としては良。
    登場人物の3人がそれぞれ違う女性を見ていたってのは面白かったな。
    風船男も想像すると不気味でそれが良い。

    池田が最後にコロッと人が変わったようになるまでの過程とか、出版がどうなったのかとか、かかってきた「あなたの番です」って電話の真相とか、色々気になって消化不良な部分はありつつも、楽しかったからOK。別の作品も読んでみよーっと。

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    2025年09月22日
  • 穢れた聖地巡礼について

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    ネタバレ

    読んでいくうちに主要登場人物3人の話が重なっていくのが読後スッキリしてよかった。
    私の理解力が乏しく、読み終えた直後とかはつまりどういうこと…?って感じで、最後の池田の「あなたの番」の意味についてなど理解ができなかったのですが、いろんな方の考察読んでるうちになるほどとなりました。
    カクヨムにある小話?的なもの(私の夢、のようなタイトルのお話)も合わせて読むとよかったです。

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    2025年09月21日
  • 令和最恐ホラーセレクション クラガリ

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    そこまで怖くはないので最恐というタイトルについては誇大広告だなあと思うものの、各短編の面白さはたしかなものだったので満足。

    オシャレ大好き/背筋
    希死念慮に反応して、特定のブランド物を購入・着用することで発動する呪いか〜。羊の話とそこまでリンクしてるかな?という疑問はあるけどこれはどちらかというと着飾る者としての暗喩なのかな。
    店員同士の値踏みトークがいちばん怖い。

    鶏/澤村伊智
    カニバじゃないですかこれ。そうだったら嬉しい。
    Q氏は姿こそまだ成ってないかもしれないけれど、死に引寄せられている、もしくは死を引き寄せているっぽいからもう手遅れなのかもしれない。自我の外側にいるよね、鶏が。

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    2025年09月17日
  • 穢れた聖地巡礼について

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    関係の無い怪談話が収束していき、ラストで綺麗にまとまる。自分的にはとても読みやすく、程よい怖さで満足。
    ネーミングが良いと思う。「変態小屋」とか「天国病院」とか。簡単だけど気味が悪くて分かりやすい。

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    2025年09月15日
  • 穢れた聖地巡礼について

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    近畿地方の映画が面白かったので類似品のこちらに興味を持ち読んでみた。期待通り、近畿地方と同じような面白さがあった。

    最初の数ページでオカルト雑誌のようなまとめからこの作品に引き込まれた。その後の展開も近畿地方と似てはいるが、各登場人物も個性的でそれぞれの背景と目的が徐々にわかってきてよかった。

    ただ、これも近畿地方と同じなのだろうが、小説ということで叙述トリック風にするために主語のない過去エピソードが幾つか含まれており、今誰が何について喋っているのか理解するのが難しかった。たぶん完全に理解できておらず、あのシーンは何だったのだろうと思うところはいくつかある。そういう意味ではこの作品も映像映

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    2025年09月14日
  • 穢れた聖地巡礼について

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    夏も終わる前にホラーということで読んだ。
    個人的に、変態小屋が一番ぞっとした。
    少しずつ侵食してくる不安と恐怖が、文章で表現されている。
    ラストは割ときれいに収まる。
    オススメしやすいホラー小説。

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    2025年09月14日
  • 令和最恐ホラーセレクション クラガリ

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    好きな作家さんがいたので読みました。
    個人的には梨さんの恐怖症店が好みでした。どことなく恒川光太郎さんの『風の古道』のような雰囲気を感じ、郷愁に駆られました。最後の別れのシーンも決してハッピーエンドではないものの、読後感が良かったです。

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    2025年09月11日
  • 令和最恐ホラーセレクション クラガリ

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    ホラー作家さん6名による短編集。どれも湿度のあるホラーで不気味で気持ち悪さが残るのがとてもよかった

    背筋さん『オシャレ大好き』がいちばん好き。女子の「真似したい」が伝染していく先にあるものは狂気だと改めて思った。共感できた自分もヤバいかも

    澤村一穂さん『鶏』怖いというより気持ち悪かった。小説なんだけどまるでモキュメンタリーを読んでいるかのような気持ち悪さ

    コウイチさん『金曜日のミッドナイト』街全体がどこか奇妙。でも外から見た「奇妙」は中にいると分からない。こういうこと、ありそうだなと思えてしまった

    はやせXクダマツ『警察が認めた最恐心霊物件』これは怖かった。YouTubeで聞いたことが

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    2025年09月08日
  • 令和最恐ホラーセレクション クラガリ

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    梨さんとクダマツさん&はやせさんはやっぱり怖かった。
    金曜日のミッドナイトの村田さんが本家と同じに可哀想な扱いになってたのにほっこり。

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    2025年08月28日
  • 令和最恐ホラーセレクション クラガリ

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    澤村伊智さん、背筋さんの作品が読みたくて購入。
    最恐というよりは、世にも奇妙な物語のような世界観の話も多く純粋なホラーものを期待していると肩透かしかもしれません。
    個人的にはこういう温度感の作品は大好物なので読んでて楽しめました。
    「警察が認めた〈最恐心霊物件〉」「オシャレ大好き」の2作品が特に面白かったです。

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    2025年08月24日
  • 令和最恐ホラーセレクション クラガリ

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    『令和最恐ホラーセレクション クラガリ』収録の澤村伊智作品は、日常の隙間にじわりと滲み出す異変を描き、静かな場面のはずなのに背筋が冷える。大仰な怪異ではなく、ほんの少しの違和感が積み重なって「もう戻れない場所」に連れていかれる感覚。余計な残酷さに頼らず恐怖を成立させる筆致に、やはりこの作家の確かさを思い知った

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    2025年08月21日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    角川ホラー文庫30周年記念アンソロジー第3弾『慄く』。有栖川有栖、恩田陸、貴志祐介ら豪華作家陣が集結し、異なる切り口で「最恐」を描き出す一冊。
    北沢陶さんはしっとりとした時代物の趣がありながら、確実に恐怖を刻み込み、恩田陸さんは怪異も人外も出ないのに、言葉の積み重ねだけで背筋を冷やす。
    櫛木理宇さんの一篇は真っ向から怖く、しかも霊的ではなく“フィジカルに強すぎる存在”で迫るのが鮮烈。物理的強さがここまで効果的に恐怖になるとは…。
    多彩な恐怖の形を堪能できる、満足度の高いアンソロジーでした。

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    2025年08月21日
  • 令和最恐ホラーセレクション クラガリ

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    購入本。澤村伊智先生の作品が好きすぎて。
    「鶏」やっぱり良かった。私自身鶏肉が嫌いなので、ゾクゾクしながら読んじゃった。他の方の作品もそれぞれに、没入できた。

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    2025年08月11日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    背筋さん以外は面白かった。
    なんかもわーっとする怖さ。
    1番好きなのが決めきれない。
    背筋さんは前から色々読んでるけど、もやもやしていつも終わる。ホラーってそんなもんかなぁとも思うけど、すっきりはしない

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    2025年08月10日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    トータル3.5くらい。
    書き下ろしなので全部新作だったのが良かった。

    この中で好きなのは貴志祐介の『猫のいる風景』かな。曖昧オチではなく、きっちりミステリーもしてホラーもやってる。お化け無しで楽しませてくれた。


    有栖川有栖『アイソレーテッド・サークル』
    クローズドサークルの定義について話をしていて、どこかミステリーな雰囲気はあるものの、結局何かは不明で、結局どこかの異界らしいということで終わる。でも面白かった。
    ミステリー小説だったら犯人がいるのに、この話では何かを見つけてはいけない、見てはいけない。犯人を見つけることが禁じられる恐怖。


    北沢陶『お家さん』
    丁稚奉公目線なので時代がわ

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    2025年07月30日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    豪華作家陣による多様なホラー短編集で、「最大級の恐怖」というテーマをミステリや心理、怪談、幻想など多彩なアプローチで表現している。
    日常に潜む不気味さや人間の闇を掘り下げられていた。
    特にミステリ好きに響く作品が多いような気がして、ホラーもミステリも好きな自分のような読者には、どんぴしゃで刺さる作品だった。
    全体的に新鮮で読み応えのある一冊。

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    2025年06月29日
  • 口に関するアンケート

    購入済み

    凄く良かった

    最後のアンケートで一気に解決した感じがよかった
    時系列はバラバラで分かりにくいため、細部まで細かく知りたいという人はメモしながら読むといいかもしれない。

    #ダーク

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    2025年06月17日
  • だから捨ててと言ったのに

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    短編なのでサクサク読めた。
    今回の書き出しテーマは『だから捨ててと言ったのに』…だいたい恋愛絡みか、夫婦関係こじらせ系が多かったように思う。
    誰に対して言っているかで、作者ごとに思い付く話が違い、個性があって面白い。
    アンソロジーは、知らない作家さんを知って、見つける機会にもなる。
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    ↓読んだ中で印象に残ったもの。

    ●良い話
    砥上裕將『母の箪笥』
    金子玲介『恋文』

    ●じわじわ来る系
    潮谷験『無理解』
    五十嵐律人『累犯家族』
    背筋『こわくてキモくてかわいい、それ』

    ●設定の世界観が独特
    黒澤いずみ『捨てる神と拾う神』
    舞城王太郎『食パンと右肘』
    多崎礼『海に還

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    2025年05月31日