角田光代のレビュー一覧
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ネタバレ星3.4
どこにでもありそうな、平坦な、大きな事件や事故があるわけでもない、ただ当人にとっては大きな問題がある。
そんな、どこかにありそうな「日常」を描いた物語は、その主人公の思考の動き、表現が面白ければ面白い。
序盤から主人公の思考の動き、言葉選びや表現は面白かった。
だから、面白かった。
大きな事件や事故があるわけではない、と書いたけれど、主人公はなかなかの変人である。
好きな男に片思い。病的な片思い。常軌を逸していると、冷静な立場からは思えるだろう。
冷静な立場からは変人、と捉えられる主人公の物語といえば「コンビニ人間」もそうだったが、彼女たちの思考の中には、多少なりとも納得さ -
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いろいろな事情があって神さまにお願いごとをかなえてもらいに行く話。
スリランカ、ミャンマー、香港、スペイン、インド、モンゴル、パリ、京都などを巡る八編からなる短編集。
日本以外はかなり行きにくい場所、遠い場所にあるので、登場人物たちの行動力がすごい。抱えている事情も重い。
主人公たちは自分も周りの状況もかなり客観的に見れているのに(いやだからこそ?)、外からは簡単にはわからない、神さまに救いを求めずにはいられない、厳しい現状を抱えていかなければいけないのが読んでいても苦しい。
さらっと書かれているのでサクサク読めるのだけど。
信仰心の強さは人によって違うけど、神に祈るって自分との対話という面も -
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神さまに願いたい思いがある。
誰にも言えない思いを…。
それは単に幸せになりたいという思いではなく、救われたいとか、縁切りであったり、悪しき願いであったりとさまざまである。
世界各国の神さまに会いに行く。8話の短編集。
「神さまに会いに行く」〜スリランカへ行き、父親を殺してくれと。
「落ちない岩」〜ミャンマーのいちばんの聖地で何を祈る?
「弾丸祈願旅行」〜香港で願うのは…
「にせ巡礼」〜サンティアゴのツアーで讃美歌。
「聖なる濁った川」〜インドのガンジス川に浸かる夫。
「モンゴルの蓋」〜20年前に離婚した元妻が亡くなり、思い出したこと。
「神さまショッピング」〜パリの教会で、吉乃はシンポジウ -
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若菜、ずっと催し物だったりみんなの着てる服とか調度品の話とかでめちゃくちゃ退屈だな…本当にドラマチックな章なのか…?と思ってたら柏木が暴走するあたりでめちゃくちゃ面白くなった
平安時代の読者も意趣返し好きだったりするのかな。光君、ざまあ。と思ったりしたのかな。私は思ったよ
自分がしたことが返ってきたのに、いやむしろ自分の方がやばいことしてるのに、柏木と三の宮にキレてるのなんなんだよ笑
光君、本当不遜で鼻につくわぁ〜いくら美しくたってもう40超えたおじのくせに……‼️
若菜(下)で、光君が過去の女の悪口を紫の上に話し出して嫌だな〜と思ってたら御息所でてきて「だよなあ!」となった。想定の上で書い -
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どこか苛立ちを感じながら読み始めました。それは私と重なるものがあるかもしれない。
私は外国までは行ったりはしてないけど神社仏閣は好きで巡ったりしました。手を合わせお願いするけれどする段階にやり、はて?私は何をお願いしたいのだろう。何を叶えたいのだろうとなること度々。
なのに雑誌やTVでここはすごいパワーを感じるとか願い事が叶うとか運気上昇などと聞くと行きたくなる。
行ってもそんな能力などない私はパワーなど感じた事ないのですけどね。
8篇の短編集。それぞれが抱える悩み、願い。自分で重なるものもあり、素直に楽しく読みましたとはいえない気分ですが読んでよかった。自分とまた少し向き合うキッカケになっ -