綿矢りさのレビュー一覧

  • あのころなにしてた?(新潮文庫)

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    ネタバレ

    綿矢りささんのエッセイ。
    エッセイというか2020年(コロナ禍)に書かれた日記です。

    液体石鹸から固形石鹸に変えたり、安売りされてるオリンピックグッズを見て切なくなったりは共感。
    あと遅まきながら五木寛之さんの大河の一滴は読もうと思いました。

    あとがきが凄く良かったです。特に最後のところ。
    引用。
    とりあえず、くつろぐ。難しいけれど、今必要とされるスキルかもしれない。暴風で前髪がぼさぼさになりほとんど前が見えなくても、飲んだ紅茶に風で飛んできた砂ぼこりがいっぱい入ってても、のどかに飲んでいる体を失わずにリラックスする。やせ我慢と紙一重の、のんびりしたひとときだ。一度泣いたらもう立てないと直感で分かる時がある。そんなとき頼れるのはもう矜持しかない。ものすごい強風が吹いている中、優雅に午後のお茶を意地でも楽しもう。
    緊急でない事態の、日常の大切さ、得難さを知っているからこそ、世の流れに従いつつ、自分の周りの生活のテンポを見失わずにいたい。
    つくろわないで、くつろいで。
    忙しすぎると気づかないけれど、無風と思われるときも清々しい風はわずかに吹いている。微かなそよぎを頬に感じながら日々を過ごしたい。

    引用したところが特に刺さったので星4。
    最後の加藤千恵さんの解説で、タイトルにころな入っているのに気付きましたw

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    2025年07月31日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミンデビュー50年を記念して、6人の作家による短編書き下ろし。ユーミンの曲名と歌詞からイメージした短編はそれぞれ作者の個性が出てます

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    2025年07月21日
  • オーラの発表会

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    ネタバレ

    綿矢りささんの主人公の頭の中全部見せてくれるところが大好き 

    最後のシーン
    冬の朝の寒いけど空は晴れていて、冷たくて澄んだ風が当たるのが感じられて気持ちよかったです

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    2025年07月20日
  • オーラの発表会

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    たまに欲しくなる成分、綿矢さんでしか得られないであろうそんなものが詰まってました。
    みるこはとても魅力的でした。少し離れているからかもしれません。まね師の「努力する養殖と努力しない天然」という言葉がツボでした。

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    2025年06月22日
  • 夢を与える

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    綿谷りさ作品はとにかく読みやすいのと、人の描き方がすごく好き
    この作品もとても面白かった、、ただ、ちょっと他の作品よりは私には刺さらなかったけども
    今だと、ちょうどめいちゃんと重なってしまう部分があって勝手に心境を想像してしまった、、なかなか苦しいね

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    2025年06月07日
  • 生のみ生のままで 下

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    お互いの恋愛がすんなり受け入れてもらえない社会(人間関係)で在り続ける方法を模索し、全員に受け入れて貰えなくてもそのままで居ようと決意。

    タイトル通りの恋愛を紆余曲折ありながら体現した。

    世間にはありのままで居られなくても、自分自身はありのままでいる選択をし続けていて、真っ直ぐで気持ちいい。

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    2025年06月06日
  • ひらいて

    匿名

    購入済み

    好きな相手に見向きもされないどころか嫌われる。そんな相手をどうにかしたいともがき、どんどん泥沼にハマり、自分も周りも苦しめてしまう。とても怖い恋愛だった。

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    2025年05月15日
  • 手のひらの京(新潮文庫)

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    京都で暮らす三姉妹の物語。それぞれに問題や悩みを抱えていて、どう展開していくのか気になりつつ、京都の美しさが際立ってすごく良かった。『細雪』が読みたくなりました。

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    2025年05月10日
  • 意識のリボン

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    「自己」とか「意識」といったものの曖昧さ、多面性をいろんな角度から切り出した短編小説集、という雰囲気。
    それぞれの作品の主人公の世界の捉え方、感じ方はまったく共感や理解のできるものではないけど、自分にはない見え方を垣間見させてくれるから綿谷りさ作品は面白い。

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    2025年05月04日
  • 憤死

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    【トイレの懺悔室】
    結局どういうこと?親父はお風呂場で生きてるの?

    【憤死】
    普通なら距離を置きたくなる子を客観視して純粋に「興味深い」と思って観察している感じが面白かった。

    【人生ゲーム】
    良い話だった。ちょっとSF?
    最初は小学生時代の話で、平仮名や簡単な言葉で書かれており、大人時代は普通の小説としてしっかり書かれているところも良かった。

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    2025年04月24日
  • 生のみ生のままで 下

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    最後まで一気に読み切り、解説を読んで、同じことを考えてくれていた人がいて安心した。

    これは同性愛の物語ではない、という書評が多かったのは自分も認識している。でも、実際物語の登場人物たちが窮する立場に置かれているのは当人同士が同性同士だからに他ならない。ふたりが同性愛者かどうかと、社会の中で同性同士のカップルであることは、全く別の次元の話ということに気づいている人はまだ少ないのだと感じた。

    同性愛の物語ではない、愛の物語なのだと語ってしまうことが、むしろ問題を矮小化してしまう。漂白されてしまう。愛の物語であることは否定しないし、ふたりにとってただ世の中で唯一の関係性なのはその通りだと思う。でも、第三者が困りごとを矮小化することは、その関係性を差別していることに他ならないと思う。

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    2025年04月13日
  • 生のみ生のままで 上

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    今までこういう本を読んだことがなかったから、面白かった。女性ならではの、わかるっと共感出来る女性の神秘的感覚があったり。メイクやファッション、香水の事など細かく描かれて、きっと女の子を好きになったら、男性と恋愛するときとは違う目線になるんだろうなと思った。堕ちるべくして堕ちていく、ただの好意からその人の全てを見落とさず意識するようになる瞬間は、きっと一番人が興奮して高ぶっている瞬間。表現の仕方や細やかな描写がさすがだなっといったところ。とても面白く下巻も忘れる前に読みたい。

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    2025年04月07日
  • オーラの発表会

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    明日からまた出勤ねと
    エプロンの緒を締めた
    日曜の夕方。

    夕飯の支度をしなきゃ
    と思いつつ、

    途中で止められず最後
    まで読み切ってしまい
    ました。

    主人公のミルコに触発
    されて、

    いま私はまわりの人に
    あだ名を付けたい欲に
    駆られています。

    ピュアで浮世離れして
    いるミルコ。

    こんな子現実にいない
    よね。

    いてくれたらいいのに
    ・・・

    だんだんまぶたが重く
    なってきました。

    うん、あだ名を考える
    のはまた明日。

    皆さまおやすみなさい
    zzz

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    2025年03月30日
  • 憤死

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    読みやすく、面白かった。
    あまり本のあらすじを見ずに読んだので、こういうタイプの本か〜!!がすごかった…

    どの短編も面白かったけど、トイレの懺悔室の破壊力が凄かった。
    順に読んでいったので、その次の憤死もびくびくしながら読んでしまった…
    綿矢さんの所々にある、彼女の目線のセンスや毒、文章の上手さを感じました。

    また時間が経ってから読みたいし、人に勧めたい。

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    2025年03月21日
  • オーラの発表会

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    ちょっとおかしいなって思って目瞑りたくなっちゃう主人公だけど、一方でこういう人かっこいいな、と思うキャラクターでもあって。なれないからこそ憧れちゃう感じ。いいね

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    2025年03月17日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    松任谷由美デビュー50周年を記念して、6人の女性作家さんたちが書き下ろしたユーミン曲がテーマのオリジナル小説集。題名見るだけで惹かれるものがあり、即購入。

    収録されている話は以下、
    ・あの日にかえりたい(小池真理子)
    ・DESTINY(桐野夏生)
    ・夕涼み(江國香織)
    ・青春のリグレット(綿矢りさ)
    ・冬の終り(柚木麻子)
    ・春よこい(川上弘美)

    いずれの曲も知っていたが、あらためて思ったのは、その曲に対する偶像イメージは『人それぞれ』ということ。特にユーミンなどは僕らの年代は誰もが知っていて、その曲に対する絵が脳裏に自然と浮かぶ。
    ただ、それをいざ物語化してみたら、作家が描くストーリーが自分とは少し違うのだ。

    例えば『あの日にかえりたい』のストーリーは学生運動の渦中であり全くオシャレ感は無く、『冬の終り』は歌詞には一切関係なく女性のパート職場の人間関係の話だった。

    まあ当時の僕らがカーステレオで流す音楽の何割かがユーミンやサザンであったように、青春の傍らには必ずユーミン曲が流れていたという象徴のような小説なんだということかな。

    『私を許さないで 憎んでも覚えてて』というキラーフレーズが印象に残る『青春のリグレット』は、自由奔放に恋愛をしていた女性が回顧しながら交差点で物思いする話は、僕のイメージに近かったかなあ。『綿矢りさ』だから、女性のしたたかさ?が描かれていてちょっと怖かったな。

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    2025年03月07日
  • 憤死

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    綿矢さんが書くまっすぐな女の人が好き。噴死の友達とは仲良くはなれないけどどこかで「あーいうふうに人の目より自分を大切にできたら」と憧れるんだろうな

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    2025年03月04日
  • オーラの発表会

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    綿矢りさ先生の作品を読むのは3作目かな?前回読んだ作品にも驚かされましたが、今回も圧倒されました。
    独特な世界観にあるユーモアと言葉選びがとても好きです。読み進めるにつれて、海松子含め、登場人物全員のことが好きになるような作品でした。

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    2025年02月09日
  • 憤死

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     読みやすかった。
     貧乏性だから命を無駄に消費できないのなら、生きることにあまり執着できずにただ時を過ごしている私は「豊か」なのだろうか。

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    2025年01月27日
  • オーラの発表会

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    村田沙耶香さんが書きそうな世界観。
    自分の中でしか通じないあだ名をつけるのはちょっと面白そうと思った。
    わたしも結局恋って何?ってなってしまうから、海松子が恋が何なのかわからなくても人を大切にしたい感情に気づけてよかったと思う。
    結局オーラが何なのかはよくわからなかった))

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    2025年01月11日