綿矢りさのレビュー一覧

  • パッキパキ北京

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    北京には、少しだけ縁もあり何度か仕事で行ったこともあり、中国の中でも他の街とは違ってどこか昔ながらの雰囲気(老北京)が残る空気感が好きな街だったので、北京を前面に押し出すタイトルであったことに惹かれて選んでみた。

    この本を読み進めると初めての街で、毎日果敢に色んなことをトライし、色々な場所に行って、日々の新たな発見を楽しんでいる主人公をみて、わたしも少し前に海外に住んでいた時のことを懐古しながら読めた。

    嫌なものは嫌、とはっきり決断を選択していく主人公は見ていて爽快さもあった。


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    2026年02月11日
  • 激しく煌めく短い命

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    1990年代を舞台に、中学生の久乃。その当時のトレンドや音楽。当時の恋愛事情(男女であっても)。それが倫(女性)であり、在日であるとより差別や迫害。久乃の家庭環境などの影響もあり、当時の中学生の多くは自分を偽り周りに合わせる久乃に共感してしまう。
    東京(護国寺からサンシャイン周辺を勝手にイメージ)へ居を構え、30を超えて再び倫に、でも気持ちは純粋のまま、もう二人ともと‥

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    2026年02月10日
  • 生のみ生のままで 下

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    ネタバレ

    7年も愛する人と会えない中で、想い続けられるだろうか
    上巻から続いていた危機的状況は、現実化し最悪な流れの展開で始まった下巻だったけど、ラストは胸熱でした。風の神様に愛を誓うって素敵。

    上手くいきすぎ、リアリティがない
    こんな声もあるとは思う作品だったけど、リアリティ云々より純愛を感じさせてくれた素敵な作品でした

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    2026年02月10日
  • しょうがの味は熱い

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    自分も長く付き合っている人がいるが、所々
    わかる自分もいた。

    二篇で構成される物語の書き方も違うので面白かった。
    綿谷りささんの他の作品も読みたい

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    2026年02月09日
  • 勝手にふるえてろ

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    ネタバレ

    勝手にふるえてろ
    私のお星さまは、イチ。最後まで食べずに残しておいたお皿のうえのイチゴ。でもいま手に入れてすらいないうちに彼を失いつつある。告白してふられたとか彼に彼女ができたとか彼に幻滅したわけでもない、ただ、恋が死んだ。ライフワーク化していた永遠に続きそうな片思いに賞味期限がきた。
    →良い…

    他人の悪意がこわかったのは、どうして彼らがそんなことをするのかまったく分からなかったからだ。でもいまは自分のなかにある感情と照らし合わせさえすれば他人の悪意は十分解釈できる。実行には移さなくても同じくらいの悪意を心のなかで相手に向けることもできる。
    →わかる…

    仲良くしようか
    つらいとき悲しいとき

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    2026年02月08日
  • パッキパキ北京

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    ネタバレ

    久しぶりに綿矢作品を読んだが、やっぱり好きだと思った。
    気持ちを言語化することに慣れた今、改めて感じるのは、彼女の文章のリズムの心地よさだ。

    本作では、楽天的で強気な主人公の女性の内心が中心に描かれている。そのせいか、普通なら悩んでぐるぐる行き詰まってしまいそうな出来事も、何でもかんでもピョーン、ピョーンと飛び越えていくような軽やかさがある。文章のまとまりの最後には、必ず一発、インパクトのあるオチが用意されていて、思わず笑いながら手を叩いて感心してしまう。
    ただ単に「コミカル」という一言では片づけられない、楽観的でありながら辛口なところがとても好きだ。

    特に印象に残ったのは、主人公がコロナ

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    2026年02月06日
  • しょうがの味は熱い

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    読み終わって、胸の奥がじんじんするような感覚が残った。
    とてもリアルで、ヒリヒリする物語だった。

    奈世の弦への愛は、「好き」というよりも依存に近くて、弦がすべてになってしまっている感じが少し怖かったところもあった。
    一方で弦は、関係を客観的に見ていて、考え方に共感できる部分もあった。

    印象に残った言葉
    「あともう少しがんばれば、幸せになれるかもしれない。でも、愛や結婚は、あともう少し、と努力するものなのでしょうか?」

    読みながらずっと頭から離れなかった。
    努力が必要な関係と、努力し続けないと保てない関係は、同じなのだろうか。

    「お互いがお互いを好きだという点が奇妙にも一致しているのだか

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    2026年02月06日
  • パッキパキ北京

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    爽やかに読み終わる。元気がないときに読みたい、まさに今!パッキパキ北京、って口に出すの楽しい

    コロナにかかった夫を看病する時の話がめちゃ面白かった。さくらももこの「メルヘン翁」を思い出した。

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    2026年02月05日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    どちらの話でも人間観察に優れた表現力で、各キャラや掛け合いの感じが小気味いい。

    そういえば著者の男性目線の話読むのはじめてだ。

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    2026年02月05日
  • パッキパキ北京

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    攻めまくる超ポジティブ主人公、見てて気持ちよかった。自分にはできない生き方すぎるけど、メモしておきたい心持ちがたくさんでてきた。
    そんな超ポジティブでも、妊娠出産育児という自分の体の事は真剣に考えて、譲らないところが本当に最高だった。
    気軽に読めて、北京という異国と日本文化、女性の生き方など、ちょっとずつ考えさせられたのがとても良かった。

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    2026年02月03日
  • インストール

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    綿矢りささんの作品を初めて読んだ。
    まず、感情の比喩に当てはめる単語がとても独特だけどなぜかしっくりきました。これを17歳が書いたとは到底思えないほど。
    小学生のかずよしの感性がどこで少しづつ周りと距離をとっていったのか考えさせられます。
    朝子に関しても「何者かになりたい」というような誰もが1度は抱いたことがあるであろう感情をバネに寄り道をして、その世界でコツを掴んだり息苦しさを感じたり、はたまた現実に戻って自分の核心に触れた。
    良い作品でした。

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    2026年02月01日
  • しょうがの味は熱い

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    読後、くるしい。
    奈世の悪足掻きが痛々しいのだけど、痛いほど分かる気もする。
    綺麗すぎない恋愛ものが大好きだ。

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    2026年01月31日
  • 激しく煌めく短い命

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    壮大な百合だった、、、。中学時代のリアルさが、自分の中学時代まで懐古しながら読んでしまった。あの時感情むき出しな2人だったからこそ、大人になって、ふとした瞬間に湧き出る膨大な感情描写がより光ってた気がする。久乃が清盛と出会した時、自分が男だったら嫉妬されたのだろうかと考え、自分と付き合う事で結婚して家庭を作りたい綸の時間を奪っているのではないかって思い巡らすシーンがあまりにも切なすぎた。同性愛への偏見が少なくなったからこそ、自分の中で開放的になった欲望と、同性婚ができない社会へのギャップに新たに苦しむのかと思うと何故この世界は同性婚ができないのか、本当に意味が分からなくなってしまった。。。

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    2026年01月30日
  • パッキパキ北京

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    北京出張の時にこの本を読めたことはラッキーだ。
    試しに-3℃でアイスを食べてみた。
    ただただ寒かった…。

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    2026年01月29日
  • 勝手にふるえてろ

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    「ひらいて」が大好きで、綿矢りさ2冊目。めちゃくちゃ面白かった。読みやすさと面白さが両立していた。 最初の数ページの「私にとってのお星様はイチだった」の感情も共感。 「音姫」のところもすごく面白かった。水溶性のトイレットペーパーが頬に張り付く所も、すごくリアルで気持ちが悪くてよかった。日常に起きていて人に言うまでもないけど、悲しいという誰にも伝えられず飲み込む"感情"、それに付随して取ってしまう愚かな行動を言語化するのがお上手だし、これが綿矢りさなんだなあと思った。

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    2026年01月28日
  • ひらいて

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    綿矢りさという人は、恋愛小説を書かせると本当に天才的な手腕を発揮する人だと思う。
    この作品は、あまりにも突拍子もない展開を突き進む。
    私は最初、恐ろしく下種な主人公の心の声にツッコミを入れたり、声を立てて笑ったりしながら読んでいた。
    しかし、徐々に主人公の感情の起伏が私のそれと繋がり、共振していくのを止められない。
    決してハッピーエンドとは言えないこの本を読み終わったとき、私のメンタルは疲弊していた。
    それでも読み進むのを止められない。
    そんな魔力が綿矢りさの恋愛小説にはあると思う。

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    2026年01月27日
  • 勝手にふるえてろ

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    有名と知りつつ読んだことがなくやっと読めました。
    (実は蹴りたい背中も未読^^;)
    女性しかわからない感覚が多く詰め込まれてて、うわーわかるわと思いながら読み進めるのが楽しかった(笑)
    ただちょっと拗らせすぎというか主人公タイプの人間ではない為イライラしちゃった、、(これはくるみ側の人間だなと思った)

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    2026年01月27日
  • パッキパキ北京

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    「こういうとき、神経質でプライドの高い人って損する。失敗が怖いから何にも挑戦できない。その点私は面の皮厚蔵だから煙たがられたりもするけど、こういうときは全然へこたれない。」

    「良きにつけ悪しきにつけ、結論がもうほぼ出てるのに悩んだりする人って不思議。
    大きな仕事のオファーが来て、自分にできるかどうか分からないから一週間ぐらい悩んでたんです〜とかも意味分かんない。
    結局やるくせに、しらじらしい。
    まだ対外的に演技で悩んでる風に見せるなら分かるけど、今の夫みたいに心から悩むなんて、なんの意味ある?」

    いちいち人目を気にしてる自分がバカらしく、心に菖蒲を宿したいな〜と思える一冊でした。メンタル弱

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    2026年01月28日
  • 激しく煌めく短い命

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    長い!長い!95年くらい?の中学生がやたらリアル!と唸りながら読んでいたのに、気付けばラストの深さに涙を流していた。そこにたどり着くためのこの分厚さだったのか。

    まわりに「生まれの悪い」「あのこらレズやねんて」と陰湿に人格外を揶揄され、立ち向かえる綸とまわりを気にする久乃。正反対のふたりに、時を経ても「それでもこの人と一緒にいたい」と言わせるのかどうなるのかと、読み進めていくたしかな贅沢。

    もちろん数日に分けて読んだので、綸と久乃、どうなるんやろ〜とやきもきしながら過ごしたこの日々はひさびさに充実していた。

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    2026年01月25日
  • 二周目の恋

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    群を抜いて一番面白かったのは
    「深夜のスパチュラ」

    手先不器用&料理苦手族の方は大共感してくれると思う笑。

    双子の「兄弟以上恋人未満」の話だったり
    同性愛の話もあったりするので
    単調な「純粋な異性愛」の話だけじゃないのもおすすめポイント。

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    2026年01月18日