綿矢りさのレビュー一覧

  • かわいそうだね?

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    【かわいそうだね?】
    「かわいそう」という感情はどこまで通用するのか。一般的に考えればおかしな状況でも、「かわいそう」という一言で押し通されてしまう。その言葉の使い方や受け取り方について考えさせられた。

    そしてメールを見た後のジュリエの怒涛の感情表現が圧巻。思いつきそうで絶対に思いつかない、絶妙な比喩を次々と繰り出す綿矢りさの表現力がやっぱり好き。

    最後はもう「しゃーない。それが正解や」
    さぁ叫ぼう。「どないせっちゅーねん!」

    【亜美ちゃんは美人】
    こちらは一転して文学的な読後感。
    亜美をずっとそばで見てきたさかきちゃんには、好意だけではなく嫌悪や嫉妬も透けて見える。むしろ亜美は、自分を

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    2026年07月17日
  • ひらいて

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    主人公・愛にはどうしても共感できなかった。好きな人に恋人がいると知りながら想いをぶつけ、その恋が実らないとわかると、今度は相手の恋人に近づいていく。「積極的」という言葉では片づけられない、正直「やばいやつ」だと思う。それなのに、そんな愛を受け入れてしまう美雪の存在もまた不思議で。人の気持ちなんて簡単にわかるはずがないし、愛自身もわかってもらおうとしていない。読み終えた後、うまく言葉にできない感情だけが残った。理解できないからこそ心に引っかかる、不思議な魅力を持った作品だった。

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    2026年07月16日
  • ひらいて

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    ネタバレ

    人気者だし周りから支持もされてるけど何処にも居場所がなくて何をしても満たされない、どこまでいっても孤独だし周りの人はとても小さく軽く見えるような愛に共感できるところもあって惹き込まれた。
    そんな中で目に入ったから余計にたとえはとても特別に思えたんじゃないかなと思った。
    ちゃんと好きだったけど同時に自分の満たされないものの穴を埋めたくてあんなに必死に手に入れようとしてたのかなって感じた。
    愛が本気で好きになってしまったのは美雪だったんじゃないかな。本当の愛を見ても受け止めて最後まで傍にいてくれたちゃんと見ようとしてくれたから憎しみから好意に変わったんじゃないかなと思う。
    最後のひらいては

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    2026年07月16日
  • 激しく煌めく短い命

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    ・星取表的には限りなく5個に近い、4個。ほんの少し足りなかった理由は最後、思いの外楽観的なハッピーエンドになった、と自分が感じてしまった事。いや、でもどうだろう。本当にそうかな?未だに迷っている。
    ・でも、結構分厚いこの本。グイグイ読み進めてしまったのは確か。面白かった。
    ・ラストについて否定的な事を書いてしまったけれど、反面ホッとしたのも事実。幸せになってほしい。それくらい登場人物を好きにはなっていた。
    ・この感覚、めちゃ好きな韓流ドラマに対しての物に近い。観る前は、長げ〜な〜ぜんぶ見切れないかも、とか考えていたのに、終盤になるにつれ、あれ?もうすぐ終わり?寂しい…みたいな。
    ・あと、アホみ

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    2026年07月09日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    綿矢さんの本は二冊目です。揺れ動く人の心をうまく捉えているなと感じました。いなかのすとーかーはなんで警察に届けないんだと、エスカレートしていくストーカー行為にハラハラしながら読み続け、自分で決着をつけて偉いと感心。蹴りたい背中も読んでみたくなりました。ウォーク・イン・クローゼットは洋服好きな主人公をちゃんと見てくれる男友達がいて良かった。次は蹴りたい背中読んでみようと思いました。

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    2026年07月03日
  • かわいそうだね?

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    前半なんならアキヨさん可哀想説信じそうだったから、メールの下りの盛り上がりが凄かった。わーけわかんねー男だわ
    主人公、頑張れ!幸せになれ!

    亜美ちゃんは美人は、なんとなくオチ読めた。本当にこういう人(美人すぎるあまり皆に好意的に接してもらえるので、逆に自分のことをちょっと嫌いな人を好きになってしまう)いるのかな…?

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    2026年07月02日
  • 勝手にふるえてろ

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    ネタバレ

    綿矢りささんの比喩表現がとても好きだ。視覚的で、記憶の隅にあるような映像を思い出させてくれる。

    主人公は自己中心的で、自分の気持ちを第一に優先させるタイプ。一言で言えば子供っぽい人だ。この性格のまま26歳にまでなっちゃったら大変だよなあ、と思う。子供っぽい人はふつう人から好かれないし、構ってくれる人もいない。そして孤独になって社交性を失って、より一層人が近寄らなくなる。

    終盤、ヨシカの両親が電話越しに「もう少し大人になりなさい」と言ったシーンを読んで、正直かなりスッキリした。よくぞ言ってくれた、と思った。

    最後のニとヨシカのシーンは、ニの態度に少し違和感を感じてしまった。

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    2026年06月30日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    連続してるのかな、と思ったら、短編×4でした。
    最初の2話はメンヘラ若者のお話かぁなんて思っていたら、3話目がびっくりびっくり浮気裁判が始まった!面白くなってきたぞ。そして4話目は綿谷りさ自身が登場して、溜まっていたマグマが爆発したような、打ち上げ花火のフィナーレのような終わり。書いた後すっきりしたんだろうなぁ。

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    2026年06月29日
  • かわいそうだね?

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    ネタバレ

    おもしろかった。
    「かわいそうだね?」最後、樹里絵が関西弁でキレるシーンが爽快感あって良かった。
    「亜美ちゃんは美人」新歓のシーンは生々しくて読んでて辛くなった…私だったら他人の痛みが分からない亜美ちゃんとは友達にはなれないけど、さかきちゃんと亜美ちゃんの関係性はかっこいいと思った。

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    2026年06月29日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ネタバレ

    豪華作家がユーミンの曲をイメージして描くショートストーリーです。
    自分はユーミン世代ではないので、知らない曲もありました。
    なんかストーリー的にしっくりこないなと思うのもあったのですが、読んだ後に曲を聴いてみると「メチャクチャ良いじゃん」でした。
    ユーミン世代や、ユーミンの曲をすでに知っている方はそのまま読んで楽しいと思いますし、自分と同じように曲を知らない方は、読んでから聴いた方がいいような気がします。
    聴いてから読む派の方の意見も聞きたいですね。

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    2026年06月25日
  • 激しく煌めく短い命

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    読み終えた。
    中高生の時に読んだ、蛇にピアスとかケータイ小説のような、軽薄で俗っぽく見える文章がオトナになった今ちょっと胃もたれするときがあり読む手が都度都度止まった。しかし、たまに出てくる核心をついたような感情表現に目が離せなくて、結局最後まで読んだ。

    舞台が東京と京都で、どちらも行き来する生き方を私自身もしていることもあり、親近感があった。だからこそ、結末が気になってしまった。

    吐き気のするような結末なのではと、びくびくしながら読んでた私こそ、偏見の塊で吐き気がした。

    最後はすっと心が晴れるような気持ちになれて、うれしくて涙が出た。

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    2026年06月15日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    全然明るくなくて、なんか暗いのだけど
    嫌な気持ちにそこまでならなかった。
    なんでそうなっちゃうんだろうね、人間というのは際限がないね。と思った。
    こうはありたくないけれど、こんな風に他人とすれ違っているよなって感じ。

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    2026年06月14日
  • かわいそうだね?

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    1話目は勢いがあって面白い、彼氏も元カノもむかつくけど主人公が良い。
    2話目は絶妙にリアルで複雑な気持ちになった。

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    2026年06月08日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    とりあえず、嫌いなら呼ぶなよだけ読んだ
    浮気する方の立場のお話
    あぁこうだよなぁ人間の心ってって感じがした。
    嘘偽りない本当の気持ちがリアリティをもって描かれていて、読んでて気持ちが良かった。誰かを傷つけないために自分に嘘をついて生きるってしんどいよなー…でもそうじゃないと自分以外が傷つくしなぁ…笑
    爽快感がある作品でした


    神田夕も読んだ アンチする側のお話
    これも面白かった
    途中から怒りのボルテージが上がってどーなってくのー!?ってなってどんどん先が気になった
    「呪いじゃ人は殺せない」って言葉が印象的だった
    どんなに人に否定されようが、気にせず楽しく日々を生きることがその人自身にとってい

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    2026年06月02日
  • 激しく煌めく短い命

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    一気に読み終えてしまいました。
    作中を時系列で追うことの醍醐味を初めて知りました。
    この作品は不思議と文字がスルスル と呼吸をするように入っていきました。
    友達との中学校の出会い、同性愛、差別、家族とのわだかまり、社会人になってから自身の価値観など…
    人生の中でなるようにしかならないと思えるようなその中で生きていくたくましい女性たち。
    世代がドンピシャで、知っている曲や流行っていたものなど、要所要所でつなぎとめられるキーワードを巧みに登場させる演出はさすがでした。
    あと、もんじゃ焼きの場面が美味しそうで、お腹がすきました。

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    2026年05月26日
  • 激しく煌めく短い命

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    学生から大人になっていく中で2人の関係性が変化していく所が切なくて良かった。ちょっと学生時代が長すぎて読み進めるのが大変だった。

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    2026年05月24日
  • オーラの発表会

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    ネタバレ

    惹かれる主人公で読み進める手が止まらなかったです。あだ名はなかなかのセンスでクスッときて、さすが綿矢さんだなっと。

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    2026年05月19日
  • 激しく煌めく短い命

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    綿矢りさの百合小説と聞いて手に取った。 前半の中学生時代は冗長な感じがしてなかなか進まなかったけれど、後半から物語が一気に加速してあっという間に読んだ。京都も東京も自分に馴染みのある場所で、親近感があった。主人公の気持ちの変化が具に描かれていて、本当に小説が上手いとしみじみしながら読んでいた。 『生のみ生のままで』との共通点として、綿矢りさは一度決定的に別れた二人が月日を経て再会するのが好みなのだと感じた。

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    2026年05月16日
  • ひらいて

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    ここまでの気持ちや行動は私には無い。
    相談されたことも、見たことも、聞いたことも無い。
    人に対して、完全にひらくことも、閉じることもない。過度に、信じることも、委ねることも、突っぱねることも、恨むことも無い。

    が、あると思った。

    様々な事象について、この物語の言葉に触れると、自我が肥大して飲み込むような狂気が、ある。

    行動力のある青春時代を描く、黒く鋭い作品だと思う。

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    2026年05月16日
  • 激しく煌めく短い命

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    ネタバレ

    しんどかった…ずしーんと

    あまりに途中経過が辛かったので、2人がとりあえずは結ばれる結末になってホッとした。

    全てを曝け出しぶつけ合う2人がなんとも切なく、しかしとても羨ましくなった。
    こんなに全力を注げる相手に出会えることってあるのだろうか?
    私も性別関係なく、誰かの唯一無二の相手になりたいな…
    そのためにはたぶん、全力で向き合わないといけないんだなと感じた。それが本当に苦手で下手…!!

    我々はみんな、激しく煌めく短い命なんだよなぁ。私もぐーたらしてばかりいられないとお尻を叩かれた気持ちだ。

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    2026年05月12日