綿矢りさのレビュー一覧

  • オーラの発表会

    Posted by ブクログ

    綿矢りささんの本は初めて読みましたが、ワードセンスが素晴らしいと思った。ギャグセンも高くクスッとなるシーンも多かった。変わった言い回しでも全部イメージが出来る素敵な表現が多い。他書籍も読んでみたい。

    主人公のミル子のキャラクターが面白い。
    親にも敬語だし、変なあだ名を悪気なく脳内で付けちゃうし。一見変わった人付き合いが苦手な子だけど、ピュアで可愛く、そしてちゃんも恋愛に悩みを抱え、ミル子なりに成長をしていく。
    恋愛を通して、「1人で足りている」から」他人と味わう喜びを知っていく」に変わっていくのもアンドロイドから人間になる変化を見た気がして感動した。

    周りのキャラも良い。
    ズバズバ、ミル子につっこんでいく友達の萌音との絡みが良かった。2人のように、ベタベタしない、さっぱりとした仲の良さに憧れます。

    主人公が風変わり、だけど魅力的に描かれる題材でいうと、成瀬シリーズと少し似てると感じましたが私はミル子のふいに発するワードセンスが好き。こちらの方が引き込まれました。



    0
    2024年12月30日
  • オーラの発表会

    Posted by ブクログ

    みるこ変わり者すぎるだろwwww
    お気に入りポイントは、イケメン社会人から好意を寄せられたときに欲に忠実すぎるあのシーン。笑ってしまった。

    0
    2024年12月28日
  • インストール

    匿名

    購入済み

    テンポが良くてどんどん読み進められました。それにしても女子高生時代にこういう世界を知っている綿矢さんの早熟ぶりに驚きです。僕なんてその頃は何考えてたか⋯。

    #エモい #ドキドキハラハラ #切ない

    0
    2024年12月25日
  • 生のみ生のままで 下

    Posted by ブクログ

    衝撃的な下巻の幕開けから、怒涛の。
    単なる百合に落とさず、かと言って最近ありがちな多様性を強く説くようなものではなく、だからこそかリアルな当事者の心境が感じられた。
    絡みのシーンでは、興奮してしまうほどの描写であったが、官能だけにとどまらない、心境の描写があった。

    0
    2024年12月21日
  • オーラの発表会

    Posted by ブクログ

    asd味が強い
    お父さんが旧友の如くもてなしていた人のことをそんなに親しくないと評価するところに対人関係の質の評価に独特さがあるんだと感じ、自分にも通じるように思った。だから不安になる

    0
    2024年12月21日
  • 二周目の恋

    Posted by ブクログ

    二周目の恋ということで、ほろ苦い大人の恋物語を想像したけど、全ての短編がそういうわけではなかった。「海鳴り遠くに」の描写が綺麗だった。

    0
    2024年12月15日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    松任谷由実デビュー50周年記念オリジナル小集。全作書き下ろし。ユーミンの名曲タイトルから6人の女性作家が新たに奏でる小説のハーモニー。令和4年7月1日発行。

    小池真理子 「あの日にかえりたい」(1975年)
    桐野夏生 「DESTINY」(1979年)
    江國香織 「夕涼み」(1982年)
    綿矢りさ 「青春のリグレット」(1985年)
    柚木麻子 「冬の終り」(1992年)
    川上弘美 「春よ、来い」(1994年)

    ユーミン世代ではないので、リアルに記憶にあるのは「春よ、来い」くらい。といっても、歌詞なんて気にしてなかった年頃だったので、いまいちよく分かっていない。本当は、曲を聞いて、歌詞を読んでからこの本を読もうと思っていたのだけど、まぁ、積読になってしまっていたので、ひとまず読んでみた。
    ユーミン世代のお姉さまたちに読んでもらって、感想と解説を求めようと思う。
    NHKのドラマでもやっていたのは知ってたけど、見逃したんよね。

    以下、各小説ごとの感想。
    「あの日にかえりたい」
    1970年代に東京の大学に出てきた女子学生。恋?と友情のあいだで迷い、友情のために嘘をついたのに、気付かれて疎遠になってしまう。でも、年賀状のやり取りは続く。あの日、嘘をつかなければ、ずーっと大人になった今の2人の友情の形は違ったのかな。

    「DESTINY」
    30歳を過ぎた真面目だけど、マザコンなのでは?という男性の恋。きっとこういう誠実で真面目で、仕事も安定してるけど、恋愛下手な男性っていると思う。女性も然り。

    「夕涼み」
    結婚して子どももいる姉が、年の離れた妹の結婚をお祝いしつつ、結婚後に起こる、女性が抱える悩み、窮屈さ、夫婦関係の悩み・・・。そんな思いを妹がしなくてもよい結婚を姉は願う。敢えて海外で見た女性たちの様子を例えのように出しているのが、美しいというか、生々しくない。海外でも日本でも、女性が抱えるものは同じなのね。ちょっと切ない。切ないけど、この姉の願いが多くの人に広がって、何かが変わっていくといいな。

    「青春のリグレット」
    自分の方が相手を好きで好きでたまらなくて結婚した方が幸せなのか。それとも、相手の方が自分のことを好きで好きで大切にしてくれて結婚した方が幸せなのか。
    私も思い当たる恋愛があり、んー、と考えてしまった。

    「冬の終り」
    地方の寂れた?スーパーのフードコートで働く女性。時々シフトが一緒になる女性のことが気になる(恋愛ではない)。ある時ユーミンの曲が店内でかかったとき、その女性と心が通じ合ったような、近づいたような気がして、スーパーの他のおばちゃんたちと深入りしないでおこうと思いながらも、行動は深入りしていて、ちょっとクスッとしてしまった。いいね、女の友情。これは女の友情だと私は思う!柚木麻子さんはこういう話うまいな~。

    「春よ、来い」
    実は一番よく分からなかった話。でも、私なりに解釈した。
    知らない誰かのために、自分に与えられた特別な能力を使って、知らない誰かの幸せを願う。
    きっと私たちの世界って、どこのだれか知らないけど、心のなかで「頑張れ!」と応援したくなったり、「この子の優しさがこの子を幸せにしますように」とそっと願いたくなったり、そういう小さな小さな誰かに対する優しい気持ちが集まって、巡りめぐって、自分にも幸運がやってきているのかもしれないと思う。

    さて、近いうちに、ユーミンの曲を聞いてみよう。

    0
    2024年12月11日
  • 二周目の恋

    Posted by ブクログ

    小説のアンソロジーというものを初めて読んだけど、新鮮な感覚だった。当たり前だけど一作一作作者が違うから作風も文体も全然違っていて1冊のなかで色々なテイストを楽しめてよかった。
    特に一穂ミチさんと窪美澄さんの話が好き。

    0
    2024年12月08日
  • 生のみ生のままで 下

    Posted by ブクログ

    運命の赤い糸が離れてもつれ絡み合う__思わぬ試練が襲い、切ない決断をくだした2人の行く末は。
    綿矢さんに愛することの喜び辛さをこれでもか!というぐらい見せつけられた...(深い余韻)

    0
    2024年12月08日
  • 100万分の1回のねこ

    Posted by ブクログ

    どれも読み応えあり!
    特に気になった作品について
    少しだけメモ↓

    「ある古本屋の妻の話」
    曖昧なままグレーなまま
    それでも日々
    何とか誤魔化しつつ
    前に向かって進んでいく

    「博士とねこ」
    短いながらもぴりりとした作品
    佐野洋子さんのエッセンスが
    1番効いてる気がする

    「虎白カップル譚」
    谷川俊太郎さんの作品
    最後の一文がぐっとくる

    0
    2024年11月23日
  • 憤死

    Posted by ブクログ

    面白いけど、ちょいゾワっとする感じ
    来るか?怖いの来るか!
    …って思ってたらそこまで怖くなかった(笑)

    0
    2024年11月19日
  • 生のみ生のままで 上

    Posted by ブクログ

    あの日あの時あの場所で君に会えなかったら見知らぬ2人のままでいられたのに__。まさに恋に"落ちる"という言葉がぴったりな恋愛小説だと思った。溢れ出る感情が美しくも激しく表現されていて惹き込まれた。下巻も早く読みたい。

    0
    2024年11月18日
  • 手のひらの京(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    爽やかな読後感。
    お父さんの体調がちょっと心配だけど、きっとこの家族なら大丈夫。と思える。
    生活者としての視点で京都の街や観光地が描かれているところが好き。

    0
    2024年11月17日
  • 生のみ生のままで 上

    Posted by ブクログ

    女性同士の恋愛を描いた作品の中で、退廃的にならず人生と未来をまっすぐ見つめるような小説は滅多にない気がする。

    涙なしには読めないくらい、自分にとって大きな意味をもつ作品。

    彩夏が芸能人という設定のため、ちょっと非日常的な内容にはなっているけど、同性愛者だからという理由に芸能人の恋人だからという理由が重なり、ロミオとジュリエットのような世界観のラブストーリーになっている。お話としてとても素敵だと思ったし、後半のふたりの関係性の描き方がまた素晴らしい。こんなにも描きにくいシチュエーションを、愛をもって、現実を見つめて、丁寧に誠実に書いてくれた人がいるという事実にそれだけで救われる。

    0
    2024年11月06日
  • オーラの発表会

    Posted by ブクログ

    全然違うんだけど、コンビニ人間を思い出した。癖のある登場人物たちを、嫌いにならず好きになる。大多数と少し違う個性たちを、あの人変だと思うのではなく、おもしろいと思える人でありたい。だってみるこも萌音もとっても素敵だ。

    綿矢りささんの作品にはまるきっかけとなった『嫌いなら呼ぶなよ』の一作目『眼帯のミニーマウス』がスピンオフらしいので読み返そう。みるこのその後がチラッと出てくるらしい。→読み返したが、本当にチラッでした。

    0
    2024年10月27日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    6曲のうち頭の中でメロディを再生できるのは1,2曲だけだけど、そこを抜きにしても楽しめた。初読みの作家さんの作品を読めたのもよかったな。第一篇が昭和の時代を回想するストーリーだから、それ以降も脳内で時代設定に混乱してしまった。最後の「春よ、来い」がよかった。これのおかげで読後感は暖かいものになりました。

    0
    2024年10月20日
  • 手のひらの京(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    愛着のもてるチャーミングな三姉妹。綿矢りさから見る京都の風景やあるあるがとても良かった。
    ラストの寂寥感あるけど、どこか前向きな感じも良い。

    0
    2024年10月15日
  • あのころなにしてた?(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    綿矢りささんの初のエッセイ。

    読み終えて感じたことは宮部みゆきさんの杉村シリーズの読み心地と似ているということ。コロナという事件があって、家族というフェーズもあり、交互に繰り返しながら物語が進む。
    作家の生活全部を見せる必要はない。リアルさをそこに求めていないがコロナという不穏さが家庭に及ぼす影響を、作中の記載以上のことを無駄に考えてしまう。
    インターネットのおかげでコロナ禍で起きた日常について普通の人々の生活も詳細に残されることになった。
    驚いたのが、もうコロナ禍の時期を物語のように読んでいる自分だった。
    喉元過ぎれば熱さを忘れるとはよく言ったものだ。怖い。

    0
    2024年10月09日
  • 100万分の1回のねこ

    Posted by ブクログ

    唯野未歩子さんのあにいもうと
    なんかすごく不気味で怖くて不思議な話。
    全部の話にそれぞれの作家さん感がでてて
    すごく楽しめた一冊
    読めば読むほど、絵本をもう一回読みたくなる。
    大人になって読む絵本ってまた違う意味を持つよね。

    0
    2024年10月03日
  • 手のひらの京(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    綿矢りささんといえば毒っ気の強い本を書かれる印象だったので、穏やかな日常を切り取った内容に驚いたが読み進めやすい一冊だった。京都で暮らすようになって時間も経ったので情景も思い浮かびやすく、こんな風に作家さんなら目を止めて表現できるんやなというのも感嘆した。自分が凛と同じような生き方をしてるので、彼女が恋愛する訳でもなく、京都に結局残る訳でもなく、信じる道を行く終わり方なのも個人的には嬉しかった。

    0
    2024年09月15日